どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『皇室の名宝-日本美の華 第2期:正倉院の宝物と書・絵巻の名品@東京国立博物館』なのだ

2009年11月24日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※ブログわ 2009年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

<黒船亭>でランチをしたぼくらわ 上野公園を10~15分くらい歩いて 東京国立博物館に移動して 11月29日まで開催中<皇室の名宝-日本美の華 第2期:正倉院の宝物と書・絵巻の名品>を見たのだ



1期も凄かったけど この2期も良かったのだ

前に見に行った<第1期:永徳、若冲から大観、松園までの感想なのだ

1回目の感想なのだ
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/06a104729f97d113a8068903f5e98429

2回目の感想なのだ
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/30898bd34ca14d78423636f77e5b47c0


特に 正倉院の宝物が良いのだ

ぼくが印象に残っているのわ <螺鈿紫檀阮咸><黄金瑠璃鈿背十二稜鏡><平螺鈿背円鏡>の3つなのだ

<螺鈿紫檀阮咸>と <平螺鈿背円鏡>わ 螺鈿で飾られていて キレイだったし <黄金瑠璃鈿背十二稜鏡>も七宝の緑がキレイだったのだ

他にも <聖徳太子像>や 教科書に載っていた<蒙古襲来絵詞>もあったのだ


いっぱい良い作品が展示してあったけど 正倉院の宝物がいいなぁ~ って思ったので いつか 奈良国立博物館で 毎年開催する<正倉院展>に行ってみたいと思ったのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


東京国立博物館 <皇室の名宝-日本美の華 第2期:正倉院の宝物と書・絵巻の名品> 11月29日(日)まで

東博のページ
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=645

宮内庁のページ
http://www.kunaicho.go.jp/20years/touhaku/touhaku.html

作品リスト
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=77




展示構成

第1章 古の美 考古遺物・法隆寺献納宝物・正倉院宝物

第2章 古筆と絵巻の競演

第3章 中世から近世の宮廷美 宸翰と京都御所のしつらえ

第4章 皇室に伝わる名刀

会場内の都合なんでしょうけど、3章の展示の中に4章の展示物が入っている会場構成でした。1期の時も素晴らしい作品を展示していましたが、2期の展示も同じくらい素晴らしい作品を展示していました。


気になった作品

11.木画箱

木画とは、木地に様々な木材や、色染した鹿角、象牙や金属などの細片を象嵌、あるいは寄木して文様を表す技法。躍動感のある童子や獅子の姿、連珠文など西洋的な要素が色濃い作品。(解説から)

7~8世紀の唐の時代に出来たであろう作品が今日まで残っているのがすごいし、美しい。


14.聖徳太子像

現存最古の聖徳太子像で、当初部分の残存は多くないそうです。


21.螺鈿紫檀阮咸

聖武天皇の遺愛品。背面に螺鈿で飾られているオウムは、ヤコウガイ、琥珀、玳瑁(タイマイ)を使用。よーく見ると羽に文様も細かく施している。


22.漆胡瓶

ペルシャ風の水瓶、テープ状にした木の薄板を巻き上げる巻胎技法によって形成し。金面を黒漆を塗ったうえで、銀板の裁文を貼る銀平脱の技法で加飾する。(解説から)


25.銀薫炉

銀製の香炉。頂上には宝相華風花文、四方に鳳凰と獅子を毛彫で表している。内部には、3枚の銀製の遊環によって、常に水平に保たれる。(解説から)


26.人勝残欠雑帳

この作品は、2つの残欠を1つに貼り合わせたもの。人勝とは、人などを象った飾りのもののこと。

四方をかためる金の細工が美しい。


33.平螺鈿背円鏡

青銅製鏡体の背面を螺鈿や玳瑁(タイマイ)、トルコ石などで飾った宝飾鏡。複合花文を表した紐を中心に、飛鳥や獅子、犀(サイ)などが左右対称に描かれ、その周囲は唐花や雲文で埋めている。(解説から)

左右に配している獅子やサイが、かなり可愛い。


35.黄金瑠璃螺鈿背十二稜鏡

正倉院に伝わる56個の鏡体が銀製、鏡背を七宝や金版で飾る唯一のもの。鈕(ちゅう)を花芯に見立て大小18枚の花弁を組み合せた宝相華文を黄、緑、濃緑色の釉薬を焼き付けて表している。(解説から)

色の配置を絶妙で、より緑色の七宝を映えるようにしていると思う。


38.紺夾纈絁几褥

机の上に敷いて献物品を載せた敷物。デザインは鳥の楽園のようで左右対称。


56.春日権現験記絵 <3巻(20巻のうち)が展示、巻1・5・19>

藤原氏一門繁栄を願い、春日社の霊験とあざやかに描かれた西園寺公衡発掘の絵巻、詞書は、前関白鷹司基忠とその弟子3人の寄り合い書きである。長く春日社から門外不出であったが、江戸時代後期に流出。鷹司家を経て、皇室に献上された。(解説から)


58.蒙古襲来絵詞

教科書にも載っていた作品で、初めて見ることが出来ました。


86.狩野探幽筆 唐子遊図屏風

左隻の唐獅子の面がやけに迫力がある。


88.狩野常信筆 糸桜図屏風

屏風の中央に簾を嵌め込んだ屏風。御簾屏風(みすびょうぶ)というそうです。こんな屏風初めて見た。


90.狩野永岳筆 散手・貴徳衝立


98.短刀 銘 行光

刀身に龍が彫られている。その龍は、倶利伽羅龍(くりからりゅう)だそうです。


今回は天皇の即位20周年を記念して開催されたで、皇室が所蔵している様々な作品を見るとこが出来て良かったですし、普段は、見ることが難しい正倉院の宝物を見ることが出来たのも、嬉しかったです。

どるちと一緒ですが、いつか奈良の<正倉院展>に行ってみたいと思いました。


今回も素晴らしい作品を見ることが出来ましたし、美味しいものを食べることが出来て良かったです。

ありがとうございます。



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