どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『雪村 奇想の誕生 <後期展示>@東京藝術大学大学美術館』なのだ

2017年05月11日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

<シャー・トムヤムクン・ポーチャナー>でランチをしたぼくらわ 東京藝術大学大学美術館に移動して 5月21日まで開催している<雪村 奇想の誕生>『後期展示』を見たのだ



ぼくらわ 『前期展示』も見に行っているので 2回目で 今回の感想わ えこうに任せるのだ

↓前期展示の感想なのだ
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/74b43daba13b1c9b3348745b9eaa3904


東京藝術大学大学美術館 <雪村 奇想の誕生> 5月21日(日)まで

http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2016/sesson/sesson_ja.htm

公式サイト
http://sesson2017.jp/

作品リスト
http://sesson2017.jp/image/sesson_web.pdf




展示構成

第1章 常陸時代 画僧として生きる

第2章 小田原・鎌倉滞在ー独創的表現の確立

第3章 奥州滞在ー雪村芸術の絶頂期

第4章 身近なものへの眼差し

第5章 三春時代 筆力衰えぬ晩年

テーマ展示 光琳が愛した雪村

第6章 雪村を継ぐ者たち

後期展示は、約70点を展示しており、雪村の作品は、約50点。


気になった作品

3.尾形光琳 馬上布袋図


服と袋を捨てて、満面の笑みで馬に乗る布袋様。光琳にしては、ユルイ感じ。


6.尾形光琳 琴高仙人図


雪村のと違い、鯉を言い聞かせて乗りこなしている感じ?馬じゃないけど、人馬一体のよう。


38.雪村周継 琴高仙人・群仙図 重要文化財 ※載せた画像は、三幅対の中央のみ


解説には、こう書かれています。
『琴高は龍の子を取ってくると言って水の中に入り、鯉に乗って現れたという仙人です。大きな波しぶきをあげて颯爽たる登場ですが、弟子たちの表情が千差万別。テーマ、表現、ユーモア、何から何まで雪村の個性溢れる作品。』

三幅対の中央、琴高仙人が強引に捕まえ乗っているように見え、ロデオのようで、水しぶきが鯉の目のところにかかっていて、鯉が涙目のように見えてくる?


51.雪村周継 呂洞賓図


後期展示の作品、今回展示していた呂洞賓図の3点をすべて見れた。

この呂洞賓図は、天空の龍を追いかけているらしいです。


55.雪村周継 鍾馗図


これは、鍾馗様がトラを退治しているのではなく、トラと遊んでいるのだそうです。


65.雪村周継 龍虎図屏風 ※展示終了 ※載せた画像は、右隻



*追記:部分画像。




左隻には、竹林にいる愛嬌のあるようなトラが、右隻には、水から出て月に向かって行く龍を描く六曲一双の屏風。

波先の表現が、人の手(指)のようで、面白い。解説には、『面妖なる魔の手のような波』と書いてありました。


77.雪村周継 菊竹蟷螂図

菊や竹へと向いて飛んでいるカマキリ。このカマキリが、鑑賞者の方を向いて、挨拶しているみたいで面白いし、飛んでいるカマキリの絵ってあんまり見たことがないかも?


93.雪村周継 布袋図



あと、雪村周継が描いた双福の<猿猴図>も良かった。


展示が終了した<龍虎図屏風>と、ロデオのような、雪村の<琴高仙人・群仙図>を目当てで行きましたが、他にも、素晴らしい作品が展示していましたし、発想が面白いものなどがあって、見ごたえアリの展覧会だったと思います。

あと、10日くらいで終わってしまいますが、オススメですよ。


巡回情報

MIHO MUSEUM 8月1日(火)~9月3日(日)


この後わ 上野公園を縦断して <みはし 上野本店>に行ったんだけど そのことわ また 今度書くのだ



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