どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『2回目の<皇室の名宝-日本美の華 第1期:永徳、若冲から大観、松園まで>』なのだ

2009年10月21日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 2009年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

表慶館で<アジアギャラリー>を見たぼくらわ 2回目の<皇室の名宝-日本美の華 第1期:永徳、若冲から大観、松園まで>を見たのだ


前に見に行ったときわ <第1章 近世絵画の名品>だけで3時間かかって <第2章 近代宮殿装飾と帝室技芸員>を サッと見た程度だったので 再度見に行ったのだ

↓1回目に見た<第1章 近世絵画の名品>の感想なのだ
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/06a104729f97d113a8068903f5e98429



第2章も いっぱい良い作品があったので ここで書くと 大変なことになりそうだから 多くわ書かないけど こっちも凄かったのだ(詳しいことわ えこうが後で書くと思うのだ)

ぼくが 1番凄いと思ったのわ 並河靖之が作った<七宝四季花鳥図花瓶>なのだ

これわ 漆黒の素地に 四季の花や鳥がいて もの凄くキレイだったのだ


他にも 横山大観<朝陽霊峰>や 涛川惣助<七宝月夜深林図額>や 海野勝<蘭陵王置物>など良かったのだ


<蘭陵王置物>絡みで言うと 平成館の1階の受付に この<皇室の名宝>のジュニアガイドが貰えるので 是非もらってほしいのだ

そのジュニアガイドに 載っていたのだけれど 海野勝の<蘭陵王置物>わ 付けているお面が 取れるらしく そのお面を取ったものが 載っていたのだ


この<皇室の名宝>わ やっぱり凄いのだ 出来ることなら 三の丸尚蔵館を会場を大きくして 常時 いろんな作品を展示すればいいと 思ったのだ

2期の展示も面白そうなので 絶対行くのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


東京国立博物館 <皇室の名宝-日本美の華 第1期:永徳、若冲から大観、松園まで> 第1期は、11月3日(火・祝)まで

東博のページ
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=645

宮内庁のページ
http://www.kunaicho.go.jp/20years/touhaku/touhaku.html

作品リスト
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=77




展示構成

第1章 近世絵画の名品

第2章 近代の宮殿装飾と帝室技芸員

第1章が18点展示(※動植採絵や、花鳥十二ヶ月図の数を1としています。)、第2章が約60点展示。


<第2章 近代の宮殿装飾と帝室技芸員>の帝室技芸員とは?
『明治23年10月、美術の保護奨励を目的として設置された制度です。日本の美術を奨励し、工芸技術を錬磨し、後進を指導することを目的としました。明治維新によって幕府や大名の庇護を失った画工や工芸作家たちの保護優遇からはじまり、西欧王室のように独自の文化的伝統をもつことが一等国になるために必要であるとの認識もありました。昭和19年まで続き、日本画、洋画、工芸、建築、写真まで幅広いジャンルから79名が任命されました。(東博HPから転載)


気になった作品

24.横山大観 朝陽霊峰

朝陽、雲海、空をすべて異なる金泥で描いている煌びやかな屏風。

解説には、『当時の批評によると、朝陽は天皇、富士山は日本国土、そして松林は日本国民の象徴であるという。』と書かれていました。

その解説をふまえて見ると、右隻の朝陽(天皇)が松林(国民)を照らし、左隻の富士山(日本国土)は、雄大さを表している。


28.菊桐鳳凰文ガラス花瓶


29.森寛斎 古柏猴鹿之図

鹿の背に乗っている猿が愛らしい図。鹿、猿ともにモコモコをした毛の質感がいい。

解説には、『柏(中国でいう柏とは、柏槇のこと)と、鹿、猿を取り合わせた「百禄封猴」の図様は、立身出世を意味する。』と書かれていました。


32.川端玉章 群猿之図

16頭?もの猿が楽しそうに遊んでいる図。岩と藤の花の対角線を意識した構図になっている。


36.荒木寛畝 孔雀之図

中央にいる孔雀の上に同じような孔雀のシルエットがあったが、これは意図的なものなのか?


43.高村光雲 矮鶏置物

つがいの矮鶏(チャボ)の置物。左側にいたオスの片足を上げていたポーズが面白い。


46.清風與平 旭彩山桜図花瓶

素地がほんのりとしたピンクになっていて、柄の山桜が立体的に表している。


48.橋本雅邦 龍虎図


49.並河靖之 七宝四季花鳥図花瓶

素晴らしいの一言!!素地の黒が美しく、花鳥の細かい柄の凄い。


61.涛川惣助 七宝唐花文花盛器

涛川惣助の珍しい有線七宝の作品(涛川惣助は、無線七宝のイメージがあるので・・・。)


65.加納夏雄 百鶴図花瓶


66.海野勝 蘭陵王置物

解説には、『毛彫、高肉象嵌など様々な技法が駆使され調金技術の結晶を評す作品。』と書かれていました。


67.涛川惣助 七宝月夜深林図額

無線七宝で制作された作品。制作途中で釉薬が混じらないように仕切っていた線を外すして焼き上げるので、釉薬が混ざり、にじみや、ぼかしができ、七宝だが絵画のよう。


72.川合玉堂 雨後

雨上がりで虹が掛かっている絵。虹が描かれている日本画って、初めて見たかもしれません?


76.上村松園 雪月花

雪は「枕草子」、月は「源氏物語」、花は「伊勢物語」に基づいて描かれている。(解説から)


この2章見るだけでも、2時間近くかかりました。素晴らしい工芸品の数々を拝見することが出来て良かったです。


11月12日(木)~11月29日(日)までの期間<2期:正倉院宝物と書・絵巻の名品>は休館日なしだそうです。

しかも、初日の11月12日(木)は天皇陛下御即位20年を記念して入館無料です。(※来場者多数の場合はご入館いただけないことがあります。)

教科書にも載っているような作品も展示するみたいですね。全部展示替えなので楽しみです。

↓後日、見に行った<2期:正倉院宝物と書・絵巻の名品>の感想です。
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/466177aa12f9c3c0a60b51eca4c7f088


今回も素晴らしい作品を見ることが出来ました。

ありがとうございます。



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