どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年@国立新美術館』なのだ

2022年03月12日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

<聖林館>でランチをしたぼくらわ 国立新美術館に移動して 5月30日まで開催している<メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年>を観たのだ



ぼくが気になった作品なのだ

ジョルジュ・ド・ラ・トゥール<女占い師>なのだ


解説の一部にわ こう書かれているのだ
『ラ・トゥールには、明るい光に照らされた「昼の絵」と、蝋燭の灯が人物を照らす「夜の絵」の二つに大別され、これは昼の絵。老婆に占ってもらっているすきに、周りの女性たちが、彼のものを盗んでいる。』

占ってもらっている男性わ 猜疑心のある目をしている感じで あと 載せた画像が悪いから ちょっと わかりづらいかもしれないけど 女性たちの服わ キレイなんだけど 手が汚いのだ


カラヴァッジョ(本名 ミケランジェロ・メリージ)<音楽家たち>なのだ


26歳のカラヴァッジョが 最初のパトロンとなったデルモンテ枢機卿のために描いたもので 左端のキューピッドが描かれて入りためか 合奏の情景の単なる再現ではなく 「音楽」と「愛」の寓意が主題ではないかと推測されてきたそうなのだ 

右から2番目の角笛を手にした若者がカラヴァッジョの自画像だといわれるのだ

あと 左の天使わ 美しいけど 正面の向く2人わ ちょっとオネエ(中性的?)っぽく見えるのだ・・・


ヨハネス・フェルメール<信仰の寓意>なのだ


解説にわ こう書かれているのだ
『17世紀オランダの画家フェルメールは、オランダ市民の日常を描いた静謐な風俗画で有名ですが、晩年のこの作品は、彼の全作品のなかでも異例の寓意画です。キリストの磔刑の絵画を背にしている女性は、「信仰」の擬人像です。胸に手を当てる仕草は心のなかの信仰を示し、地球儀を踏む動作はカトリック教会による世界の支配を示唆するものと解釈されています。十字架、杯、ミサ典書が載ったテーブルは聖餐式(せいさんしき)を暗示します。床には原罪を表すリンゴと、キリストの隠喩である教会の「隅の親石」に押しつぶされた蛇が描かれています。プロテスタントを公認宗教としたオランダ共和国では、カトリック教徒は公の場での礼拝は禁じられていましたが、「隠れ教会」と呼ばれる家の中の教会でミサや集会を行うことは容認されていました。ここに描かれた部屋は、こうした教会なのかもしれません。フェルメールはおそらく1653年の結婚を機にカトリックに改宗しています。』

今回観れたフェルメールの作品で ぼくわ 19点 えこうわ これで23点になったのだ


今回の<メトロポリタン美術館展>わ 目玉級の作品が数点あるし その作品わ たぶん二度と観れないと思うので ちょっとでも気になっている人わ 絶対に観に行った方いいと思うのだ

年間ベスト10に絶対入る展覧会だし オススメなのだ

あと 前売りの時間指定のチケットだけど 空きがあれば 当日 会場でもチケットが買えるのだ



ここから先わ えこうの感想なのだ

国立新美術館 <メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年> 5月30日(月)まで

https://www.nact.jp/exhibition_special/2021/met/

公式サイト
https://met.exhn.jp/

作品リスト
https://met.exhn.jp/list_tokyo.pdf

作品解説(※作品パネルと同じ文章)
https://nact-data.kokosil.net/qrguide/#/events/met/contents




展示構成

Ⅰ.信仰とルネサンス

Ⅱ.絶対主義と啓蒙主義の時代

Ⅲ.革命と人々のための芸術

メトロポリタン美術館のヨーロッパ絵画部門に属する2500点の中から、ルネサンスからポスト印象派までの選りすぐられた65点を展示しており、日本初公開の作品は46点だそうです。


気になった作品

3.カルロ・・クリヴェッリ 聖母子


荘厳な聖母子。キリストは受難の象徴のゴシキヒワを抱き、原罪の象徴のリンゴなども描かれていた。他にも意味があって描かれているものがあるのでしょうけど、私には分からず・・・。


14.ルカス・クラーナハ(父) パリスの審判


ユノ、ヴィーナス、ミネルヴァの3人の女神のうち、だれが「最も美しい者に」と記された黄金のリンゴを手にすべきか一任されたトロイヤの王子、パリスは世界一の美女を与えると約束してくれたヴィーナスを選んだそうです。

三美神が官能的だった。


17.ティツィアーノ・ヴェチェッリオ ヴィーナスとアドニス

狩りに向かうアドニスを止めようとするヴィーナスが描かれおり、その後ヴィーナスの制止をきかずに行ってしまったアドニスはイノシシに殺されてしまう。


19.グイド・カニャッチ クレオパトラの死


天を仰ぎ、毒蛇に胸に噛ませようとする美しいクレオパトラ。初見、グイド・レーニが描いたかと思った。


24.バルトロメ・エステバン・ムリーリョ 聖母子


慈愛に満ちたマリアの表情が美しいし、色彩がふわっとしている。


28.シモン・ヴーエ ギターを弾く女性

光の明暗がはっきりしていてドラマティック。


40.ジャン=バティスト・グルーズ 割れた卵


卵が割れたハプニングに一場面だが、彼女の純潔が失われたことを意味しているのだそうです。


42.フランソワ・ブーシェ ヴィーナスの化粧


ロココの華やかな感じがいい。


44.エリザベート・ルイーズ・ヴィジェ・ル・ブラン ラ・シャトル伯爵夫人


女性が描く美しさ。


46.ジョシュア・レノルズ レディ・スミスと子どもたち


正面を向く、黒髪のおしゃまな笑顔の子が可愛い。あと、筆致が荒かった(早い)。


48.ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー ヴェネツィア、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂の前廊から望む


ヴェネツィアのカナル・グランデを描いた作品で、空気感がいい。載せた画像より、もっと色が澄んでる。


51.ジャン=レオン・ジェローム ピュグマリオンとガラテア


ピグマリオンが彫刻のガラテアに恋をし、祈り続けていたら、ヴィーナスが願いを叶え、ガラテアが人間へと変わる場面を描いていて、キューピッドが恋の矢を射ろうとしている。

ガラテアの裸体は理想的な肉体をしていて美しい。


57.オーギュスト・ルノワール ヒナギクを持つ少女


この作品は、1880年初期から古典的な描き方をしていたルノワールが再び印象派風の描き方に戻ることを決意した時期の代表作だそうです。

色がほわっとしていて好き。


59.エドガー・ドガ 踊り子たち、ピンクと緑



65.クロード・モネ 睡蓮


モネが白内障に侵された後に描かれたもので抽象的。


あと、逆光の女性が美しい、マリー・ドニーズ・ヴィレールが描いた<マリー・ジョゼフィーヌ・シャルロット・デュ・ヴァル・ドーニュ>も良かった。



散らしの画像も載せます。(クリックすると大きな画像で見れます。)
   


展示数は65点と少なめですが、メトロポリタン美術館の素晴らしい作品たちが展示していて、どるちの方でも書いていますが、目玉の作品が数点もあるので、ものすごくオススメの展覧会だと思いますし、年間ベスト10入り決定です!!

あと、上の展覧会サイトなどの方にも載せたのですが、会場が混雑しちゃうと作品パネルの解説文が読みづらくなると思うので、これから観に行く方は、下記のURLをスマホに読み込ませておくことをお勧めします。

作品解説(作品パネルと同じ解説文)
https://nact-data.kokosil.net/qrguide/#/events/met/contents


この後わ 国立新美術館からすぐ近くにある<PST 六本木>でディナーを食べたんだけど そのことわ 今度書くのだ