どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『Kawaii 日本美術 -若冲・栖鳳・松園から熊谷守一まで-@山種美術館』なのだ

2014年02月13日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

<ビストロシロ>で美味しいランチを食べたぼくらわ 5分くらい歩いて 山種美術館に移動して 3月2日まで開催している<Kawaii 日本美術 -若冲・栖鳳・松園から熊谷守一まで->を見たのだ


過去のブログをみてみると ぼくらが 山種美術館に行くのわ 3年振りみたいで 久々だったみたいなのだ 行ってない理由わ えこうわ 千鳥ヶ淵(半蔵門・九段下)にあった時にわ 年に数回くらい かなりの頻度で行っていて いろんな作品を見ているから ちょっと疎遠になっちゃたみたいなのだ  


ぼくが気になった作品を ご紹介するのだ

伊藤若冲が描いた<樹花鳥獣図屏風>なのだ


ぼくらわ 2010年に見ている作品で 何度見ても 素晴らしいのだ

描かれた動物たちわ デフォルメされていたり 丸っぽい体で描かれている野が多くて 見ていて楽しいのだ プライスコレクションの<鳥獣花木図屏風>と この作品わ どっちが先に出来たのか疑問に思ったのだ

※この作品わ 展示してないけど 参考としてプライスコレクションの<鳥獣花木図屏風>の画像を載せるのだ



山口華楊が描いた<木精>なのだ

たくさんの根をはった 大樹の根元に フクロウ(みみずく?)がいて こちらを振り向いているのだ このフクロウわ 淡い緑の光に包まれているから きっと大樹か森の精霊だと思うのだ


森祖仙が描いた<猿図>なのだ

ぼくらの中で 森祖仙わ サルの絵師で この作品のお猿さんを描いているのだ この作品わ サルの群れが描かれていて ぶら下がっていたり エサを食べていたり 丸まって寝ていたりと いろんなサルが描かれいて楽しそうなのだ

あと 猿図でわ あんまり雌を描いていない印象があるけど この作品にわ 何匹か 描かれているので 注目なのだ


Kawaii作品の数々が展示していて 見ているだけで 楽しいし 癒されると思う展覧会だったと思うのだ

今回の目玉の作品 若冲が描いた<樹花鳥獣図屏風>わ 静岡県立美術館所蔵なので 東京にいると あんまり見る機会がないと思うので ぜひ ご覧になってほしいのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


山種美術館 <Kawaii 日本美術 -若冲・栖鳳・松園から熊谷守一まで-> 3月2日(日)まで

http://www.yamatane-museum.jp/exh/current.html

作品リスト
http://www.yamatane-museum.jp/exh/image/list140103.pdf




展示構成

第1章 描かれた子ども -人物の中のKawaii

第2章 生きもの大集合 -動物の中のKawaii

第3章 小さい・ほのぼの・ユーモラス -Kawaiiってなに?

私が見に行ったのは、後期展示で約80点(絵画約60点、紅板約20点)を展示しています。


気になった作品

1.狩野常信 七福神図

後期展示では、船の上で恵比寿様がタイを釣っている。しかも大漁。もう一方の船では、中国の服を着た子供たちが舟遊びをしている場面を展示。山種美術館が恵比寿にあるから、恵比寿さまの場面を持ってきたのかと思いました(笑)


6.上村松園 折鶴


松園さんの描く女性は、着物、女性の仕草ともに美しい。


18.伊藤若冲 樹花鳥獣図屏風


左隻の画像


右隻の画像


解説には、こう書かれています。
『右隻は白象を中心とした動物尽くし、左隻は鳳凰を中心とした鳥尽くしの屏風、普賢菩薩の乗り物とされる白象と、聖徳太子の兆しとされる鳳凰との組み合わせ、色鮮やかな楽園的世界を作り出している。「升目描き」と呼ばれる、升目の一つ一つに色を塗って仕上げる手法にも注目される。真正面から捉えたコミカルな顔の表情、丸みを帯びた姿、愛嬌ある仕草など、可愛らしさいっぱいの作品。』

この作品は、静岡県立美術館で、7月29日~9月7日に開催する<アニマル・ワールド展>でも、展示されるそうですよ。


31.奥村土牛 兎

耳の長いウサギ、身体の輪郭線をなくし、よりモコモコした毛の質感を表している。当時珍しかったアンゴラウサギを飼っていると聞いて、写生に出かけて制作したそうです。

隣にも同じ奥村土牛が描いた<兎>が展示していて、見比べが出来ます。


35.奥村土牛 寅

扇子の原画として描かれたものだそうで、宴席とかで即興で描かれたかのような、ゆる~い感じのトラで、言葉が悪いが子供が描いた絵みたいでした。


40.山口華楊 生

小屋の中にいる生まれたての子牛が描かれていて、ふわっとした優しい色合いをしている。照明の加減かもしれないが、子牛の頭から背中にかけて、キラキラしている印象を受けた。

解説には、『華楊は生まれたばかりの仔牛に出会い、「生まれ出るものの美しさと、生命のふしぎさ」に心打たれ、それから20年以上経て描かれた作品。』と載っていました。


43.長沢芦雪 百鶴図

池で休む鶴と、飛来する鶴をひとつの掛け軸の中に描いている。飛来する鶴は、見ているとコマ送りのようにも見えている。

あと、なんとなくだが、絹目がキレイな気がしました。


49.福田平八郎 桐双雀

色数も少なく、木版画で作ったかのような平面的な作品。


53.柴田是真 墨林筆哥


漆絵の作品で、載せた画像は、擬人化したカエルが琵琶を弾いて歌っている姿がユーモラス。


54.竹内栖鳳 緑池



85.伊藤若冲 伏見人形図

1番最初に展示していた作品で、若冲にしては、かなりゆるい感じの作品だから、リラックスして見れる。この展覧会の企画者から、『肩肘張らずに見て下さい。』と言っている感じがしました。

なんとなくですが、伏見人形の配置が北斗七星のように思えました。


あと、最後に展示していた熊谷守一も、ユーモラスで面白かった。


この展覧会は、カワイイ作品が多くて、見ていて楽しいですし、普段美術館に行かない人でも、充分に楽しめる展覧会だと思うので、ご覧になってみてはいかがでしょうか?

きっと楽しめると思いますよ。


作品を見たぼくらわ 美術館の入り口にある 加山又造さんの陶板壁画<千羽鶴>のお写真を撮ったのだ


ぼくを入れると 両方撮れなかったから 片方だけを撮ったのだ

本当わ こんな風になっているのだ


山種美術館に行ったら 入口すぐの陶板の作品にも注目してほしいのだ


この後わ 三菱一号館美術館に移動して<ザ・ビューティフル 英国の唯美主義 1860-1900>を見たのだけれど そのことわ また 今度書くのだ