どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『ザ・ビューティフル 英国の唯美主義 1860-1900@三菱一号館美術館』なのだ

2014年02月15日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

<kawaii 日本美術>を見たぼくらわ 三菱一号館美術館に移動して 5月6日まで開催している<ザ・ビューティフル 英国の唯美主義 1860-1900>を見たのだ



ぼくが気になった作品をご紹介するのだ

フレデリック・レイトンが描いた<母と子(さくらんぼ)>なのだ


ぼくが 今回の展覧会で最も見たかった作品なのだ 女の子が母親にさくらんぼを食べさせようとしている場面が描かれているんだけど 2人のやり取りが 見ていて和むし 母 女の子ともに 可愛らしくて すごく好きになった作品なのだ 


同じく フレデリック・レイトンが描いた<パヴォニア>なのだ


大きくて妖しい瞳と ブルネットの美しい髪に 魅了されちゃうし 彼女の後ろにあるのわ 孔雀の扇子だと思うけど 振り返ってこちらを見る姿が 美しくいて ウットリしちゃうのだ


アルバート・ムーアが描いた<真夏>なのだ(※部分画像なのだ)


最後の部屋に展示していた作品で インドの民族衣装のサリーのような? 色鮮やかなオレンジの衣が 目を引くし 眠っている女性が美しいのだ


ぼくらわ 全く知らなかった フレデリック・レイトンや アルバート・ムーアを知った展覧会だったし 彼らの作品わ ぼくらの好みの感じで すごく好きになって 見終わってから もう1度見に行ったくらいで もっと 彼らの作品を見てみたいと思ったのだ

だた1つ残念だったのわ 作品の状態に問題があって アルバート・ムーアの<夢見る人々>が見れなかったことなのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


三菱一号館美術館 <ザ・ビューティフル 英国の唯美主義 1860-1900> 5月6日(火・祝)まで

http://mimt.jp/beautiful/




展示構成



「美術職人集団」

新たな美の探求

攻撃-「詩の肉体派」論争

遠い過去、遥かなる場所Ⅰ ジャポニスム

遠い過去 遥かなる場所Ⅱ 古代文化という理想

ホイッスラーとゴドウィン

ホイッスラーのエッチング

唯美主義運動とグローヴナー・ギャラリー

「美しい人々(上流人士)」と唯美主義の肖像画

「ハウス・ビューティフル」

「美術産業製品」-唯美主義のデザイナーと営利企業

オスカー・ワイルド、唯美主義運動と諷刺

「美しい書物(ブック・ビューティフル)」

唯美主義におけるデカダンス

輝かしい落日-唯美主義後期の絵画と「ニュー・スカルプチャー」

絵画、素描、家具、工芸、写真、書籍、宝飾品など約140点を展示していました。


気になった作品

7.ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ 愛の杯


西洋美術館所蔵の作品で、今回はケースに入れて展示。杯や蓋には、たくさんのハートマークが付いており、愛の杯を持つ女性は、無表情なので、逆に神秘的に見え、女神のように思えてくる。


8.フレデリック・レイトン パヴォニア


解説には、こう書かれています。
『ラテン語の「パヴォニア」は、古くから美のシンボルとされてきた「孔雀」を意味する。本作品は、レイトンがローマで着手した作品群の中でも、ひときわ人を惹きつける魅力がある。しばしばモデルと深い仲となったロセッティとは対照的に、レイトンは、ローマ出身の官能的なモデル「ラ・ナンナ(ナンナ・リジ)」を、画家特有の冷めた目で見つめる、当時の人々は、ここに描かれた女性の迫力に圧倒されてルクレツィア・ボルジアを思わせるファム・ファタールの登場に動揺した。』


35.ローレンス・アルマ=タデマ 肘掛け椅子


背もたれなどの裏にある、アールヌーヴォーのような植物の象嵌が素晴らしい。出来れば、ぐるっと一周見れるように展示して欲しかった。


69.アルバート・ムーア 花


この作品を見て、なんとなくミュシャを連想した。上目づかいで、体はS字のラインを作り、より美しく見せているようで、女性の背景は、日本的な印象を受けました。


75.エドワード・バーン=ジョーンズ ブローチ


青い鳥のブローチ、羽はトルコ石、瞳はルビーの象嵌で出来ており、宝飾品なのに、けばけばしくなく、調和された美しさ。


72.フレデリック・レイトン 母と子(さくらんぼ)


この作品は、主題を持たない絵画の典型だそうで、美しいの一言のみです。全体的にしっかり描かれているが、母と子の顔は、ぼかした感じで描かれています。


90.ジョージ・C.ヘイテ 布地「コウモリ」

夜のコウモリ、昼の鳥、ひまわり、もう1つの花(名前がわからず)が交互に続くデザインで、サテンだからか、見る位置によって色が違って見えるので、面白い。


140.ジョージ・フレデリック・ワッツ 内奥の世界の住人

モローが描いたと思えるような象徴主義の作品。翼があり、ラッパを持ち、頭(額)から光を放っていて、一見、天使のように思えるが、色合いが暗い緑色などで、ちょっと怖い感じもする?


141.アルバート・ムーア 真夏


解説に一部には、こう書かれています。
『鮮烈なオレンジ色の衣とマリーゴールドの花環は、真夏の灼熱を示唆する。情景は穏やかに静まりかえり、中央の女性はうだるような暑さのなかで眠り込んでいる。マリーゴールドは「悲嘆」の含意をもつため、その陰にはさらに深い意味が潜んでいるかもしれない。』


美しいものがたくさん展示していた展覧会だったと思います。

私はそんなに惹かれませんでしたが、家具や工芸品、宝飾品なども良いものが展示していましたし、数は少なかったですが、油彩の作品は、好みと合ったのもあるのでしょうけど、特に素晴らしいと思いましたし、オススメだと思います。

三菱一号館美術館は、小さめな展示室が多いので、混雑すると見づらくなると思いますし、気になっている方は、お早めにご覧になった方がいいと思いますよ。


↓2回目に見た感想なのだ(※ブロガー内覧会に行ったので 会場の写真も載せているのだ)
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/5a9dd10e2f3a2c2504017593f7d3b2d5



あと、<東京駅周辺美術館共通券>が発売になったそうで、このチケットを使えば、他の4つの美術館も1回ずつ見れるので、オトクだと思いますよ。

↓東京駅周辺美術館共通券の詳しいことが載っています。
http://mimt.jp/common_pass/


この後わ 新小岩に移動して 1年くらい行ってなかった<ラーメン燈郎>で夕食を食べたんだけど そのことわ また 今度書くのだ