崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

日韓関係が悪化している今こそ

2014年01月08日 05時15分05秒 | エッセイ
一昨日は「長周新聞」に「私の日本語」が出て、昨日毎日新聞の西嶋正法氏のインタビューを受けたものが今日の朝刊(2014.1.8)に早くも出てびっくり。インタビューでは本の題がなぜ「雀」なのかという話がでた。今朝の記事の一部を引用して紹介する。

 書名は「崔」という名字がしばしば「雀」に間違われることにちなんだ。「真面目な日本人」「日本人の礼儀」「年中行事」「植民地」など22のテーマに分け、幅広い視点から「日本」について考察した。「日本はもう先進国ではない」「日本はまだ先進国である」といった二つの見方を紹介した項目もある。
 日韓関係をテーマにした項目では「韓国を肯定的に書くと日本人からクレームが来る。日本を肯定的に書くと韓国人から親日的と批判される」と異文化間に生きる難しさに触れつつも、自身については「日韓両国を愛し、基本的に両国を肯定的に見ている。日韓への深い理解の一助になれば」と記している。
 崔教授は「鳥の目と虫の目の両眼で客観的に日本を見て感じたことを書いた。日韓関係が悪化している今こそ多くの人に読んでもらいたい」と話している。