新年の始まりは読書会からであった。『日本軍慰安所』(安秉直編)と「ビルマとシンガポールの慰安所日記」(木村訳)と倉光誠氏の訳の3本を比較しながら状況を客観的に把握してみた。文体は読者のために分かりやすくするのはよいが中身は正確に把握する必要がある。例えば「朝起きて倶楽部で朝食をした」という原文を前二者は「朝、倶楽部で起きて朝食をした」ということは語順は変えてもよいが宿泊したところと食事をしたところが必ずしも同じではないこともありえるので倉光氏は原文の通りにした。そして宿泊したところを探してみた。また「衛生サック」のサックという袋を意味する外来語はもう死語になっているからコンドームという言葉に対置する方がよいかもしれないと考えた。倉光氏によると昔はサックという言葉が使われたが現在はサックというリュックサックのサック、指サックしか使われずコンドームを意味するサックは死語となっているという。しかし彼は若い女性が指サックを使うのを見るとサックを思い出すという。それは私が輪ゴムをみて朝鮮戦争の時米軍キャンプを思い出すのと似ている。
新年最初の「日本文化論」の教材と授業計画に書いた通りその中から<日本人の真面目さ>をテーマにし、コメントを言わせて議論した。韓国と中国からの留学生、日本人の学生と楽しく話し合った。中国のコウケイゼン君はアルバイトを通して日本人の真面目さとは仕事の正確さ、融通性が利かない日本人といった。彼は講義が終わって拙著の購入を求めた。私は嬉しかった。他に知り合いの人の二人の方が5冊づつ、一人から10冊の注文も受けており、また多くの方から感想をいただいて感謝している。講義が終わってから地理学者の川村博忠先生が来られた。彼が研究書の大著を出したのは先日触れたが、その続編のように朝鮮古地図についても書こうとしていると聞いた。私も何冊かの準備中のものを出版に向けて力を注ぐように励みになった。
新年最初の「日本文化論」の教材と授業計画に書いた通りその中から<日本人の真面目さ>をテーマにし、コメントを言わせて議論した。韓国と中国からの留学生、日本人の学生と楽しく話し合った。中国のコウケイゼン君はアルバイトを通して日本人の真面目さとは仕事の正確さ、融通性が利かない日本人といった。彼は講義が終わって拙著の購入を求めた。私は嬉しかった。他に知り合いの人の二人の方が5冊づつ、一人から10冊の注文も受けており、また多くの方から感想をいただいて感謝している。講義が終わってから地理学者の川村博忠先生が来られた。彼が研究書の大著を出したのは先日触れたが、その続編のように朝鮮古地図についても書こうとしていると聞いた。私も何冊かの準備中のものを出版に向けて力を注ぐように励みになった。