崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

少子化対策

2006年07月08日 05時46分05秒 | エッセイ
 少子化対策が議論されているところに移民を受け入れる話は出ない。なぜであろうか。テレビなどでも口を揃えて出産に絞られている。外国から養子や移民を受け入れても良いであろう。それを考えていないということではないだろうが、日本はまだ純血主義、あるいは単一民族意識が強いからであろう。それでは国際化が根本から出来にくいことは言うまでもない。外国人は「犯罪者」「放浪者」「寄留者」「異邦人」などのイメージを増幅していく。そこには狭い縄を張る「縄張り」意識の排他主義が横たわっているはずである。国際化を根本的に見直すべきである。