崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

下関の活性化のために

2006年07月23日 10時38分37秒 | エッセイ
 下関出身で下関を愛する、ある知識人に下関の活性化のために小さいグループを作りましょうといって賛成を得た。彼は今福岡に居住している。彼はいう。福岡を下関と比較して感じるのは、福岡の人々の「こだわり」のなさであるという。外から入って来た人をスーッと受け入れ、分け隔てを感じさせない。だから、「住み良い」。人=知性が集まってくる。権力におもねず、知性と感性ある人々の自由な表現ができるから、さらに美しく合理的な街づくりが進む。「良い循環」になっている。
 下関は、その逆で「悪い循環」。権力におもねり、人を分け隔て、行政が知性を遠ざけ、自由な表現の機会が奪われ、悪い状況になっている。下関の「知識人」の役割が問われている。また、地域のジャーナリストもしっかりしなければならないという。
 また萩に行ってきた人もいう。下関では自ら首を絞めながら助けてと言っているようだという。真剣に考えるべきことであろう