崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「広島朝鮮史セミナー」

2018年11月25日 06時42分25秒 | 講義

 昨日日韓歴史共同研究の日本側の代表者であって、現県立広島大学の名誉教授の原田環氏が中心に、1976年発足した「広島朝鮮史セミナー」(26期)で市民向けに「慰安婦の真実」について広島県民センターで講演をした。固定研究メンバー6人、参加者は40名強であった。まず私は日記を読むにあたり、死者と子孫への配慮、日記の内容検証などをしっかりすべく、現地調査も行ったこと、この日記が慰安所に関する「一等の一次資料」であることを強調して分析した話をした。この日記の当本人の帳場人朴氏は当時の「天皇崇拝者」であったこと、それは現在の時点で言うと最高の親日主義者、今それを以て韓国側から反日資料として利用することは矛盾していると指摘した。学問が客観的でなければ研究は始まっていないと語った。質疑は懇親会まで続き、議論して、タクシーで駅に向かった。青年運転手広山氏は私のネットの友になりたいとのこと。うれしい。新幹線で、夜遅く帰宅した。これから同様の題で講演が続くが、聞く人が分かるようにしなければならないと思っている。


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