崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「善なる牧会者」の涙

2018年05月29日 05時50分56秒 | 日記

 広島で信仰生活を共にした女性が下関に引っ越してきた。十数年ぶりに礼拝を共にした。当時、アメリカから宣教のために日本に来られた牧師の思い出話をした。牧師は資金と宣教活動に力を尽くし、4階建てのビルを買い、信者も増えて安定するようになった。定年のために彼は新任の牧師を連れてきた。彼は後任者によって涙を流しながらアメリカへ戻らなければならなかった。私が親しく付き合った「善なる牧会者」の涙であった。都市の一角の知られざる逸話、聖書に出てくる裏切り話のようなストーリーであった。