崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

平和には不和

2018年05月15日 05時34分20秒 | エッセイ

 私もいつか聖地巡礼をしようと思っているエルサレム、アメリカがイスラエルの首都とする大使館移転宣言式が行われ、祝賀と暴動が起きた。以前からキリスト教、ユダヤ教、イスラム教の聖地、三つの宗教の聖地とされている。それぞれこの聖地を独占しようとする。ユダヤ教の「嘆きの壁」、キリスト教の「聖墓教会」、イスラム教ではムハンマドの昇天「モスク」が聖地の焦点のである。
 エルサレムは不和と危険な聖地である。宗教的に平和と救いの3宗教の聖地での暴動で犠牲者が多く出た。不和と葛藤のエルサレム、皮肉な感がする。平和を愛する宗教が紛争、自爆テロなどを犯している。平和と愛を利用して敵対心を強化するののだろうか、平和には不和が表裏となっているからであろう。聖書を読みたくなった。