崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

野外のブーゲンビリア

2011年03月26日 05時44分08秒 | エッセイ

 昨年6月12日のブログにある家の壁のほぼ半分に赤と紫のブーゲンビリアの花がみごとであると書いたことがる。しかしその花が枯れたようだと家内から言われ、自分の目で確認した。他のブーゲンビリアも枯れていることは下関でも寒さが長く続いた気候の所為であろう。南米熱帯雨林が原産地であり、インドネシアなど熱帯地域の花として珍しく下関でも外で寒さに耐えられる花だと思ったのに悲惨な状況になった。その葉っぱは落葉でなく、そのまま黄色っぽく枯れている。寒さを凌ぐためには落ち葉になる過程を知らずそのまま枯れてしまったようである。寒さに慣れていないことを表しているようである。鉢物でなく、「避難」することはできなかったのであろう。その寒さは今3月下旬なのにまだ和らいでいない。
 我が家の窓際に桜(写真)、シクラメン、ブーゲンビリア、サンパチェンス、シンビジューム、名前はわらないが白い花と小さい赤い花が咲いている。桜の開花宣言も遅れている。しかしつぼみが数日間の15度以上の日を待っている。いま全国的に暗い気持ちにおおわれているが、一日でも早く暖かくなり、仮設住宅でも日常生活ができるようになって欲しい。桜の満開も待ちどうしい。そして枯れたブーゲンビリアが蘇ってまた壁に沿って満開の花を見せてくれるように祈る。悲しみや心配の多い時から少しでも嬉しい心を取り戻せる日が一日でも一分でも早く来ることを願い、祈る。