崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

貴重な因縁

2011年03月08日 04時41分46秒 | エッセイ
 最近Facebookによって貴重な因縁を思い起こすことができる。ブログと電子メールの中間的なものとしてネット上情報交換ができる。十数年前に私の日本語の本『韓国民俗への招待』を韓国語に完訳して連絡してくれた金学道牧師からメッセージが来た。その後数回広島とソウルで出版に向けて話し合ったが未だに完成されていない。彼は高齢にもかかわらずブルガリアなどで宣教活動をしていた。その後の消息が切れたのに先日Facebookに写真と共にメッセージがきた。嬉しい。出版も完成させたいと…。また3年前に南アフリカで難民村で宣教活動をしている宣教師の韓氏からのメッセージも嬉しい。イギリス植民地支配者のローズ(Cecil Rhodes)氏に関する論文を書きたい。もう一度調査に出かけたい。しかし帰路の飛行機で体調不良で辛かったことが重く感じている。
 情報は広く、早くよい時代ではあるが多くの人は無縁のこと、また悪用することさえある。しかし地球上に因縁を広げるよい道具にもなりうる。私は古くよい因縁をこのネットによって広げていこうとしている。しかし地球の果てまで広げようとしながら自分の足元が緩んでいるのでは。昨日は会議の時間を錯覚し、1時間遅れて途中で出席し、失礼してしまった。遠くへ関心、近くへ無関心、また人に厳しく、自分に甘くなったようで反省している。