崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「あなたは安全か」

2011年03月13日 06時38分32秒 | エッセイ
海外から「あなたは安全か」「日本は安全か」という電話に「ここは安全だ」と応えいくい。被災地に親族、知人も多い。まだ連絡がとれていない人もおり、被災者と痛みを共に分け持つ気持ちがあるからである。いま安全とはいえない。かなり心を痛めており「ここは安心だ」とはいえない。いつも食事のとき、これが最後の晩餐になるかもしれないという気持ちがより強く感じる。
 全マスコミは被害と救済に関して集中している。画像や記事によって心がかなり痛い。また家内とミミの体調もよくない。大きい被災時に「自分」しか知らないかと思われるかもしれないが、命と健康を意識することによっをて生きていることに感謝している。世界から心身ともに支援の手が、心が届いている。被災者たちも希望をもって再起して欲しい、多くの行方不明の方々がひとりでも多く無事であることが早く確認されるように、今以上の災害が起こらないように祈りを捧げる。