崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

賭博

2010年06月24日 05時14分44秒 | エッセイ
相撲界の「野球賭博」が大きく社会問題になっている。賭博、ギャンブル、博打、賭け事は偶然性の勝負に金銭や品物などを賭けることである。スポーツは一人でもできるが、相手と戦うことで勝負するゲームになって面白さが増す。ゲームは実力だけではなく偶然性と思われる要素があり、面白いのである。偶然とは実は必然である。ただ常識的に気が付き難いだけである。
 野球賭博に数億に上る掛け金が問題になっている。多額のでなければ「国民娯楽」のようなパチンコ産業のように問題になることはなかったのかもしれない。パチンコは賭博ではなく、遊び、「遊戯産業」であると言われている。遊びと賭博の区分は難しい。ただどちらがその要素が強いかが判断基準になるのであろう。「偶然性の勝負に金銭や品物などを賭ける」という定義に従うと競馬やパチンコも賭博である。遊び、賭博、ゲームの偶然性を考えるべきであろう。私の人生から考えると留学、転職などの時「人生の賭博」であったように思う。