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Cioranを読む(53)
■5月7日、水曜日、
(写真)無題
疲れていたわけではないのだが、起きたら、12時だった。即、仕事に入る。夏の楽しみの一つは、冷奴である。これで冷酒をやるのが楽しみな季節になってきた。
☆
En dehors de la musique, tout est mensonge, même la solitude, même l'extase. Elle est justement l'une et l'autre en mieux. Cioran Aveux et Anathèmes p. 37
音楽を別にすれば、すべては偽りである。孤独でさえ、恍惚でさえ。音楽こそ、まさに孤独であり恍惚である。ただ、その深さと高さがまるで違う。
■シオランの音楽観が出ていて興味深い。音楽を聴いていると、そんな気になるときもあるが、シオランが念頭に置いているのは、バッハやブラームスなどのクラシックで、ロックやジャズ、民族音楽などは入っていないように思う。しかし、たとえば、このマイルスのジャズを聴くと、軽みと孤独が一体になった、深さと高さを感じるのは、ぼくだけではないだろう。音楽の偉大さは、言葉を軽く超えている。
☆
Sound and Vision
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