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芥川龍之介の俳句(10)


■旧暦11月16日、火曜日、

(写真)Augusta Raurica

介護は、時間と労力を取られる。しかも、体調の変化は、予想がつかない。関係者との連絡だけで、午前中、振りまわされていては、仕事にならないので、連絡を取る時間帯を決めることにした。メールがあれば、一番いいのだが、介護事業所には、パソコンが入っていないという。驚いてしまった。個人情報の管理などが、介護の現場では難しいのだろうが、情報通信機器を使わずに介護活動をすることは、今後は不可能になるのではないか。連絡に必要なだけでなく、パソコンに親しんだ世代が高齢化すれば、多様な使い方が現れるに違いない。体制を整えてほしいものである。

第一詩集の日本語訳をワンラウンド終了させた。あとがきと略歴も簡単に書いてみた。これで、年内に初校が出るので、正月は校正に専念できる。年末は、いったん、詩集から手を離して、翻訳と資料読解に専念する。明日からは、兼業の冬期講習が始まるので、夕方から夜の時間が使えなくなる。準備も入れれば、午後の時間もある程度、取られてしまうので、時間のやりくりが勝負どころである。



飯食ひにござれ田端は梅の花   大正7年

■こういう俳句は大好きで、一人にだけ向けて書く、個人的な俳句は、なかなか趣深い。こんな俳句をもらうと嬉しいだろうなと思う。この俳句、友人との関係の親しさが、「飯食ひに」に現れていて、惹かれた。飯を喰うのは、コミュニケーションの原点である。「梅の花」が効果的に斡旋されている。花見と食事。最高の挨拶ではないだろうか。もう一つ、この俳句を読んで思うのは、男同士の友情ということで、こういう言い回しや俳句は、女性同士では、なかなか、成り立たないのではないだろうか。女性の場合、どういう俳句になるか、もうちょっと、虚栄が入るような気がするのだが…。調べていないが、もし女性に向けて書いたとしたら、実に暖かい感じになると思う。






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12月20日(月)のつぶやき

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