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飴山實を読む(173)

■旧暦3月13日、月曜日、

(写真)午後の陽

家人が、ベランダの植物を増やしはじめたので、ぼくの仕事部屋にも、一鉢、回って来ることになった。本や資料に埋もれるようにして暮らしている身としては、緑は貴重である。介護や仕事や雑用で一日終わり。俳句を何句か作る。夕方、ウォーキングへ出かける。風がじゃっかん冷たかったが、気分良かった。ウォーキングをやると言うと、その間何を考えているか、という質問が多い。言いかえれば、退屈じゃないの? ということだが、いっこうに退屈しない。一つには、歩く喜びというものが確かにあるからである。この喜びは、実は、靴に左右されている。普段穿くスニーカーでも、天気の良い日に見晴らしのいい場所を歩けば、気分はいいだろうが、歩く喜びまではいかない。専門のランニングシューズでないと駄目である。喜びもテクノロジーに規定される。



陶枕の呉須の長江下りかな   「俳句研究」平成九年九月

■涼しげな風情に惹かれた。この枕なら、気分良く昼寝ができそうだ。枕のデザインが長江(長い流れの川)とも取れるが、昼寝の夢が長江と想像しても楽しい。



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