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芭蕉の俳句(205)

■旧暦、10月16日、木曜日、

(写真)八ヶ岳山麓の高原野菜の畑

昨日は、はじめてコートを着て仕事に行く。今朝も寒い。この頃のパターン。午前中、俳句を書いて、詩のスケッチをして、アファナシエフの翻訳をおこない、午後は、サイバーの翻訳と、できれば、筋トレ。夜は兼業。充実しているが、金が入ってこないのが悩みの種。



尼寿貞が身まかりけると聞きて
数ならぬ身とな思ひそ魂祭
  (有磯海)

■元禄7年作。この句を読むと、薄倖な寿貞という女性の姿に心打たれる。そうした女性とその子どもを引き受けていた芭蕉。芭蕉の家族と会話はどんなものだったのだろうか。旅と歌仙という表舞台だけが残されている芭蕉だが、庶民生活に帰り、軽みに至って、寿貞との生活の襞があれこれと思い出されてきたのではないだろうか。

Sound and Vision

The jam_ In the city



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