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今年度初の落成車両です。
GMキットからオハネフ12(タイプ)を製作しました。
「タイプ」と銘打ったのには訳がありまして、純粋なオハネフ12のキットが手に入らなかったため、止む無くオハネ12のキットを改造したことに因るものです。故に細かな窓割りや屋上機器が一部異なっていますが、なにぶん実車を知らないのでそこは妥協ということで……。(笑)
単色の車体なので、うちでは珍しく各種表記類をきちんと打ちました。サボは「急行」で代用、車番は2022番を選定。
画像では鮮やかですが、つや消しクリアーで保護塗装したので実際は色褪せたような風合いになっています。
GMキットはよく腰高と言われますが、試しにKATOの12系と連結してみると丁度良い高さだったので、今回はそのままに。
しかしGMキットの10系客車は窓やサボ位置が全体的に低いですね。言ってしまえばGMらしさ、古いキットらしさではありますが、どうもトイっぽく見えてしまいます。
懸念していた屋根塗装は、グレーを吹いた後に黒をまぶすような感じに(遠くから)薄吹きすることで汚れを表現。
スプレーなので運に左右されるところが大きいのですが、何とかそこそこの汚れ具合になってくれました。
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以下、製作中の画像を何点か。
改造点は妻板に集中します。
なかでもテールライトの設置が目玉ですが、干渉する銘板やリブを削って穴を開け、先端を丸く削ったプラ棒を差し込むことで再現しています。点灯化も考えたのですが、出来るだけ素組みしたかったので今回は非点灯ということで。
その分、端に立つので連結器周りは細密化。
KATOカプラーに真鍮線を通して床板に結わえて(ボディマウント化)、他キットから流用した胴受けを配置し、ケント紙で端梁も再現しました。
室内はキット付属のオモリ隠しを兼ねてプラ板でそれらしく簡単に作っておきました。細かく作りこむとなると完成品から流用した方が早いのかもしれませんが、寝台が仕切られ、通路が片側に寄せられている雰囲気は出せたかと思います。
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そして仕上げ。
寝台側の一部客窓にはグレーの紙を貼り付けてカーテンを再現しました。
真鍮線でホース類や転落防止の鎖を、貫通路にはベージュの紙を貼って化粧板を再現。
少しの工夫で編成が引き締まって見えます。昔の客車列車はこうしたスタイルが当たり前だったのですね……。
かくして落成したオハネフ12「タイプ」、当方ではこれから12系を連結して「山陰」最末期の様子を楽しもうと思いますが、長距離鈍行や夜行列車自体が衰退しつつある現在、18きっぷを友として旅を繰り返す身としては、両者を併せ持った「夜行普通列車」というジャンルに強い憧憬の念を覚えずには居られません。
今年度初の落成車両です。
GMキットからオハネフ12(タイプ)を製作しました。
「タイプ」と銘打ったのには訳がありまして、純粋なオハネフ12のキットが手に入らなかったため、止む無くオハネ12のキットを改造したことに因るものです。故に細かな窓割りや屋上機器が一部異なっていますが、なにぶん実車を知らないのでそこは妥協ということで……。(笑)
単色の車体なので、うちでは珍しく各種表記類をきちんと打ちました。サボは「急行」で代用、車番は2022番を選定。
画像では鮮やかですが、つや消しクリアーで保護塗装したので実際は色褪せたような風合いになっています。
GMキットはよく腰高と言われますが、試しにKATOの12系と連結してみると丁度良い高さだったので、今回はそのままに。
しかしGMキットの10系客車は窓やサボ位置が全体的に低いですね。言ってしまえばGMらしさ、古いキットらしさではありますが、どうもトイっぽく見えてしまいます。
懸念していた屋根塗装は、グレーを吹いた後に黒をまぶすような感じに(遠くから)薄吹きすることで汚れを表現。
スプレーなので運に左右されるところが大きいのですが、何とかそこそこの汚れ具合になってくれました。
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以下、製作中の画像を何点か。
改造点は妻板に集中します。
なかでもテールライトの設置が目玉ですが、干渉する銘板やリブを削って穴を開け、先端を丸く削ったプラ棒を差し込むことで再現しています。点灯化も考えたのですが、出来るだけ素組みしたかったので今回は非点灯ということで。
その分、端に立つので連結器周りは細密化。
KATOカプラーに真鍮線を通して床板に結わえて(ボディマウント化)、他キットから流用した胴受けを配置し、ケント紙で端梁も再現しました。
室内はキット付属のオモリ隠しを兼ねてプラ板でそれらしく簡単に作っておきました。細かく作りこむとなると完成品から流用した方が早いのかもしれませんが、寝台が仕切られ、通路が片側に寄せられている雰囲気は出せたかと思います。
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そして仕上げ。
寝台側の一部客窓にはグレーの紙を貼り付けてカーテンを再現しました。
真鍮線でホース類や転落防止の鎖を、貫通路にはベージュの紙を貼って化粧板を再現。
少しの工夫で編成が引き締まって見えます。昔の客車列車はこうしたスタイルが当たり前だったのですね……。
かくして落成したオハネフ12「タイプ」、当方ではこれから12系を連結して「山陰」最末期の様子を楽しもうと思いますが、長距離鈍行や夜行列車自体が衰退しつつある現在、18きっぷを友として旅を繰り返す身としては、両者を併せ持った「夜行普通列車」というジャンルに強い憧憬の念を覚えずには居られません。