かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

西日本一のんびりした線路? 三江線の歴史もついに幕切れを迎えるそうです。

2016-09-01 20:42:07 | Weblog
 今日の最高気温は32.2℃。でも最低気温が18.9℃と冷え込んだせいか、あんまり昼間も暑いとは感じませんでした。どうもやっぱりこの夏が暑すぎてすっかり身体の熱センサーが上方修正されているようで、32℃位だと比較的過ごしやすいと感じてしまうようになっているようです。
 次の台風12号が数日のうちに西日本に襲来する予定だそうですが、それがすぎれば、また一段と空気も秋めいてくるんじゃないか、と思います。

 さて、JR西日本は、広島県三次市と島根県江津市を結ぶ三江線の全線廃止を決定、9月末までに国土交通省に届け出ることにしたそうです。全長108.1キロに及ぶ線路が一気に廃止されるのは、本州では初めての事になります。
 もともと西日本一の閑散路線で、敢えて運行本数を増やして乗客の増加を目論んだ社会実験でも増収は無く、沿線の自治体でも、もはや廃止して沿線のバスを整備した方が合理的、との判断が受け入れられた模様です。
 この路線、島根県側で随分昔に一度だけ乗ったことがあり、列車ものんびりならすぐ脇を流れる江の川の流れも実にゆっくりのんびりしたもので、まさに、ザ・ローカルと名付けたくなるような時間の流れが支配していたのを思い出します。数年前にもう一度近隣に行った折は、川を挟んで平行して走る国道261号線をレンタカーで走りましたが、のんびりした様子は相変わらずで、文字通り時間が止まっているんじゃないか、と錯覚させるものがありました。旅行者としてその時間感覚を楽しむためならともかく、ここで生活する人々の脚としては、さすがに無理があったのでしょう。これも世の流れの必然と言わざるをえないのが残念な話ですが、もしコンパクトシティ化が進められるような政策でも取られたら、幹線以外の他の路線も次々終焉を迎えていくことになるのでしょうね。

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