かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

飛行機の不具合も信号機の不具合もPCの不具合も、根は同じような気がいたします。

2007-08-31 23:48:12 | Weblog
 右手人差し指のさかむけ状態は相変わらずですが、一日二日で治るものでもなし、ここは残る指たちを動員して人差し指一本分の仕事をカバーすることにしました。とは言え、やっぱりミスタイプが増えますし、スピードもがた落ち。ほんと一刻も早く治ってもらいたいものです。

 さて、那覇空港で炎上したジェット旅客機、その後の緊急検査で、今度は当該部品を付け忘れたと思われる不具合が発見され、更に、アメリカでも幾つか問題が出てきて、今の時点で合計6機になったそうです。しかも、まだ緊急点検は始めたばかりで、今後同種の部品脱落が生じている機体が増える可能性もあるのだとか。こういう飛行機の部品点数は数百万点に及び、すべて全くミスなく仕上げるのは至難の業だそうですが、大勢の命を預かる機械なのですから、そのあたりはしっかりやっていただきたいと切に願います。一方で、そのような部品が仮に外れたり、あるいは付け忘れていたりしても、通常の飛行には影響ないように設計段階から作りこんでおくのが安全な乗り物の作り方、というものではないかと思います。高々ボルト一本で数百人の命が左右されるような事態を防げなかった設計というのは、やっぱりどこか安全確保に抜け落ちがあったとしか思えません。この際不具合のあった部品だけじゃなくて、他にも可能性のある危険箇所を洗い出しして、製造メーカーに改善要望を出すくらいはしても良いのではないか、と思うのですが、そこまで日本の事故調に期待するのは無理があるのでしょうか。

 一方JR福知山線はまるで呪われているみたいに不具合が続出しているようです。一昨日から信号機が故障して運転再開に18時間かかる事故が生じたと思ったら、今朝は車掌がおなかをこわして車内で粗相してしまい、その掃除で当該電車を含めて4本が運休する羽目になってしまいました。電車に乗っているうちにおなかの具合が悪くなるのは割りと経験することで、目的地まで我慢できずに途中下車して駅のトイレに飛び込む、なんていうこともあったりするのですが、それすら間に合わなかったということですから、その車掌さんはよほど切迫した状態に陥っていたのでしょう。乗員の健康管理に問題があった、ということなのかもしれませんが、兎に角JR西日本にとってはツキがない、という感じではあります。
 きくところによるとメンテナンスは外注しているそうですが、先日の信号機故障にしても、原因解明がなかなかできずにいたところからしても、メンテナンスを請け負う会社も、想定マニュアルどおりのことは無難にこなせても、想定外のトラブルには対処できないレベルのスキルしかなかったということなのでしょう。国鉄時代には、信号機なら隅々まで知り尽くして、トラブルの原因を洗い出したり、それを修理したりできるベテランの熟練工を、国鉄として多数抱えていらっしゃったんでしょうが、そういう経験が物を言う仕事をする人が、JRに限らず、どんどん減っているような気がいたします。うちの職場でも、パソコンのトラブル一つとってもまともに対処できる人はほとんどおりません。大抵はコンセントが抜けていました、レベルのたわいないトラブルが多いのですが、たとえばコンセントはちゃんと入っている、としたときに、ケーブルが断線しているのか、スイッチ周りなどPCそのものに不具合があるのか、判断して対処することができる人間がほとんどいないのです。こんなことは、形を変えて社会のあらゆる現場で起こっていることなんじゃないかと思います。本当に、一体いつどこで我々は、そんなスキルを磨くことをやめてしまったんでしょう?

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わずかな障害でもできなくなることって結構ありますね。

2007-08-30 22:42:13 | Weblog
 右手人差し指の右側面爪との境界でなぜかさかむけができ、軽く炎症を起こしているらしく、キーボードを叩くのがほぼ不可能なくらいちょっとした震動で痛みが走ります。一応ブラインドタッチができるので身体は右手人差し指を無意識に使おうとするのですが、この指は結構叩くキーが多いので、ふとした弾みに激痛が走ってしまい、とても打っていられない状態です。といって右手人差し指抜きでキーボードを打つのは、例ええ見ながらでも難しいもので、高々この数行を打つだけでも普段の倍以上の時間とミスを積み重ね、サーカスの猛獣ではないですが、調教されるがごとく時折思い出したように痛みを覚えさせられております。見た目、ほんの3ミリばかりな傷なのですが、そんなわずかな支障でこれほどの悪戦苦闘を強いられるとはなかなか驚きですらあります。というわけで、今日は危うく大雨を避けられたこととか、またもや発生した妊婦さんの事故とかJR西日本福知山線の故障とか、日記に記録しておきたいことがあるのですが、とてもそんな内容を打ち上げられそうにありませんので、残念ながらそれは明日以降にしたいと思います。

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ネットカフェ難民5千人、果たしてこれは多いのでしょうか、あるいは取るに足らない数字なのでしょうか。

2007-08-29 23:05:55 | Weblog
 さあ雨が降る、雨が降る、と期待していたのに、雲ばかり空を流れていって、結局降ったのは1日合計してほんの30分ばかり。しかもその後にかあっと日が照ってきたりして、かえって蒸し暑さが増すばかりな一日でした。とはいえ、50キロほど離れた町では時間雨量54ミリなんていう集中豪雨に見舞われて、私鉄の線路がすっかり水に隠れ、ホームが島のようになっているようなところもありました。今のところ、雨が降るかどうかは運次第というか、本当に局地的に当たりはずれが激しい降り方をしているようです。前線は真上やや北よりにかかっているみたいなのでいずれしっかり降るはずだ、とは思うのですが、どうも期待ほどには降りそうに感じられないようです。

 さて、インターネット喫茶の業界団体が、昨今取りざたされている「ネットカフェ難民」という言葉を使わないでほしい、という提言をしたそうです。お客様は「難民」ではない、と言う主旨なのだそうですが、「難民」という言葉の定義を云々するのはまあおいておくとしても、確かに最近の報道振りは例によって実態を誇張したように思われる内容に感じられますし、業界が言うのも無理からぬと思わないでもありません。一方厚生労働省が調査した事例によると、「ネットカフェ難民」と目される人々は全国で5400人あまりだそうで、ホームレス人口が18000人ほどですから、それから見れば結構な数字だと言えそうです。もっとも、この数字にどれだけ信憑性があるのか、昨今の厚労省がらみの不祥事を見ていると、鵜呑みにはできないような薄い不信感が漂っていたりもするのですが。大体において官僚の出す数字は、よきにつけ悪しきにつけ必ず何らかのバイアスがかかっているもので、瀬戸大橋などの交通量予測とかに代表されるように、それは自分たちに都合の良い政策を実現するためのバックデータとしての意味である場合が多いように感じられます。今回の調査報告も、多分予算を引き出すための何らかの政策を講じる資料に使いたいのでしょう。それが、本当に国民のためになる話ならよいのですが、自分たちの縄張りを確保するための材料にされるのだとしたら馬鹿馬鹿しい限りです。
 そもそもネットカフェ難民だけを仰々しく取り上げるのは、その数倍の規模があるホームレスの問題を印象薄くしかねませんし、実際にいまやほとんどホームレス関連のニュースなどトンと聞きません。ごくたまに、トチ狂った餓鬼共に慰み者にされた例が報道されるばかりで、その正確な実態は、大都市圏のごく一部の人にしか見えてないのではないのでしょうか。もし本当にネットカフェ難民なる人種が発生しているとして、なんとなくその根はホームレスと似てるんじゃないか、とも思えますし、お上もいい加減新しげな横文字で予算獲得を狙うのはやめて、地道に国民のためになる施策を講じるように考え方を改めてもらいたいものです。その上で、ホームレスやネットカフェ難民だけではない、さまざまな社会最底辺の方々の生存権をいかに補償するのか、考えてもらいたいと思います。

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日本製もいまや絶対安心とはいえないのは、消費者として大いに困るのです。

2007-08-28 23:04:01 | Weblog
 今日は皆既月食という総滅多に見られない一大イベントが東の空に展開されていたはずなのですが、折から南下してきた前線の影響で空の大半が厚い雲に覆われ、ほとんど観ることが出来ませんでした。ただ、不幸中の幸いというか、皆既月食時の暗赤色に染まる月の姿は、雲の切れ間にしっかりと目にすることができました。ううむ、我々は既にあの姿は月と太陽の間に地球が入り込んでしまったから生じたもので、波長の長い赤い光だけがほんの少しだけ月に届いているために見えるのだ、と一応の理屈を語ることができるわけですが、そうと知ってなおなんとも不気味に見えるのですから、はるか昔の理屈も何もあったものではなかった頃の人々には、さぞや大変な事態に思えたんではないでしょうか。

 さて、携帯電話、最近電波状態が悪いのか、はたまたツーカーホン関西が事業仕舞いをつけ始めてあちこちアンテナを取っ払いだしたのか、原因は定かではありませんが、つながりにくくなっているような気がいたします。充電池がかなりへたっていて、待ち受けだと2,3日、一度電話したりしたらたちまち消耗してしまうような状態なので、ひょっとして電池容量の問題なのかも? と思ったりもしていますが、普段からほとんど携帯電話は使用しない私としては、実のところそれほど大きな問題でもなかったりいたします。こうして別のキャリアに移動するのを一日延ばしにしているうちに、新しい割引料金プランが出たりして、改めて検討事項が増えてしまいました。まあ来年3月までは事業を継続するはずですし、早くても年内いっぱいくらいはこのまま検討を続けて様子見する予定にしています。
 それはそうと、この間中国で携帯電話が爆発して人が死んだ、というニュースを見ましたけど、日本でも充電池の不良が原因で火事が起こったりしていたんですね。中国製バッタモン電池と違って電池のつくりからして日本製のものは出来が良くて、機械的にも過充電防止機構などの安全装置が装備されて堅牢安全、と信仰していただけに、具体的に事故が生じているという話にはそれなりに衝撃を受けました。
 携帯電話の電池であるリチウムイオンバッテリーはそれ自体が結構危ない代物で、ちょっとしたことで過熱したりすることは知っていましたけど、最近のは小型化と高容量化の相反する2つの命題を実現するため、相当無理して詰め込んでいるのだそうです。一方で液晶画面が大きくなったりテレビが見られたり通信速度が速くなったり、と電気喰らいなサービスが次々現れて、ますます電池に過酷な試練を化す様になってきており、結局、無理が通らなくなって破綻してしまった、ということなのでしょう。何故に小型化をここまで追求しなければならないのか、あるいは高機能化を求めねばならなかったのか、それも安全を犠牲にして、と私にはいまいち理解できなかったりするのですが、次に携帯を新調するときには、何をおいてもまずできる限り安全安定な商品を選ぶようにしたいと思う次第です。おそらく、そこそこの性能で使わないサービス機能をなるだけそぎ落としてあるようなやつを選ぶようにすれば、とりあえずは満足できる品物をピックアップできるんじゃないか、と漠然と考えています。

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ぼちぼち自賠責の更新を検討しなければならないのですが・・・。

2007-08-27 22:49:55 | Weblog
 つい昨日まで、雨は週末、という予報だったと思うのですが、今日の天気予報ではいつの間にか明日から天気が崩れる、という話になっておりました。どうやら今東北にかかっている前線が、予想よりも早く南下してくるということなのでしょう。ということは、猛威を振るった太平洋高気圧もようやく退場の準備に取り掛かってきた、ということなのでしょうか。今日はまだミンミンゼミが鳴いていましたけど、季節の交代は、思ったよりもあっさりとなりそうな気配です。

 さて、実はバイクの自賠責が満期を迎えつつあって、この10月末日までに更新しないといけないのですが、それでは更新を一体何ヶ月にするか、というのが悩みどころなのです。今乗っているのは随分年寄りで、半ば本気に、いつ動かなくなっても不思議ではないと思っています。125CCで地球を2周もすればもう十分だと思うのですが、今すぐに乗り換えられるほど資金繰りも付かないので、老体に鞭打って乗っているわけです。燃費はリッター約32,3キロ、と一頃に比べれば2割がた落ちましたが、まだ十分良い部類に入るんじゃないかと思いますし、のぼりがかなり苦しくなってきたものの、平地では周りの車とそう遜色なく走るので、一応走るのにそんなに苦労することもありません。ただ、この冬を無事越せるかどうか、がかなり怪しい感じがして、今自賠責をかけるにしても、あまり長期のにしても無駄になるばかり、とも思います。とは言え、以前もそんなことを考えて、今よりずっと元気だったのに自賠責を1年だけ掛ける愚行をやってしまって、手間とお金を随分無駄にしてしまいましたし、それを思えば、今回も意外にまだもう少し寿命が尽きるのが先立ったりするかもしれないわけで、となると1年というのはやっぱりもったいない気がします。まあ一応途中解約もできて、その際は日割り計算でお金が返ってくるらしいですし、あるいは新車にしたらそちらに付け替えることもできるとのことですから、いくら寿命が近いからといってもそれなりの年数掛けておけば無難には違いないのですが、といって4年も5年も掛けるのはやっぱり無駄っぽいですし、後は財布の中身との相談、ということに結局はなってくるのですが、そこで少し無理をして余裕を買うか、あるいは今はほどほどで妥協して未来の収入に期待するかで、いつも悩みは尽きないのです。さて、今回はどうしたものでしょう。先々いつまでバイクに乗るか、ということも含めて考えないといけないので、いつもよりは少々真剣に悩んでおります。

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整備ミスは直接原因。では、何故ミスしたのか、そして、そのミスが事故に直結したのは何故なのでしょう?

2007-08-26 23:08:38 | ドリームハンター麗夢
 今日も昨日に続き、ひたすらこもりきりでお絵かきに専念、といいつつ電王みたりグレンラガンみたり息抜きも多々やりながら進めました。行程は順調、今週末には、大台の200枚に達するかもしれません。早く並べて動かしてみたいものですが、ここは焦らず残り枚数を着実に消化することに専念し、むやみと欲をかかないのが吉と思われます。
 それにしても、電王もグレンラガンもなかなか楽しいですね。特にグレンラガンはまさに燃える展開で、最近は録ったのを2回は続けて見直したりしています。あと意外にプリキュア5も捨てがたい。戦いの場面よりも、その前後のドラマ展開が趣向に富んでいて面白いのです。グレンラガンは2クールと聞きましたからあと少しで終わるのでしょうが、終わったら全部一度通しで観なおしてみたい、という気にさせられるアニメなのではないでしょうか。

 さて、個人的にはそんな苦労とお楽しみとを味わいながらの週末でしたが、20日に発生した沖縄での旅客機機炎上事故は、機体の検証がほぼ終わったんだそうです。そして、直接の原因として、右主翼スラットのアーム先端部のボルトが脱落し、燃料タンクを突き破って燃料が漏れ、エンジンの熱で引火したためと断定されたとのことです。この飛行機は翼に燃料タンクがあって、離着陸時に揚力を大きくするための補助翼を出し入れする機構が、燃料タンクのすぐそばで作動する形になっています。ちょうど燃料タンクがコの字型にへこんでいて、そのへこみに機械のアームが出入りするようになっているのです。今回はそのアーム先端のボルトが抜け落ちて、最悪の形でタンクとアームに挟み込まれ、アームが動くときに厚さ数ミリのタンク壁をボルトが突き破ってしまった、ということになるようです。その問題のボルトは過去にも抜け落ちる事故があったそうで、抜けにくい新型のナットに取り替えるよう製造会社から通知があり、そのナットを取り付けたとのことですが、その際、緩みを防止するためのワッシャを入れ忘れていた可能性が指摘されており、その点から、整備ミスの可能性大、という話になっており、沖縄県警も、航空危険行為処罰法違反の疑いで捜査しているんだそうです。
 そもそも航空機事故に専門家でもない警察がしゃしゃり出ること自体がおかしいと私は思うのですが、それはとりあえずおいておいて、この整備ミスという話、確かに重要な問題点だとは思うのですが、それだけに囚われて、だから航空会社が悪い、という単純な責任追及に終わったりしないよう祈っています。整備ミスは悪いに決まっていますが、整備ミスを生じやすくした原因、たとえば最初の設計で抜けやすいナットを採用していた問題とか、あるいは燃料タンク付近で稼動する装置が存在すること自体、重大とはいえなくてもかなり問題のある設計だったんではないか、と素人考えながら思ったりいたします。現に、たった一本のボルトが抜け落ちただけで、飛行機が全焼してしまうほど燃料が漏れ出る穴がタンクにあくなんて、安全性という観点からすればあまりに脆弱すぎるのではないでしょうか。
 そういう点について何故マスコミは指摘しないんでしょうか? 整備ミス説はそれはそれで結構なのですが、そういう事故の裏側の諸事情まで突っ込んで報道してくれないと、あまり意味があるとは思えません。第一、事故直後の燃料配管説をさももっともらしげに披露した話について、お詫びをしろとまでは言いませんが、あれは勇み足だったと少しくらい反省の弁を並べても良いのではないか、と私は思います。

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いよいよプロとしての活動を開始されました。

2007-08-25 23:51:28 | ドリームハンター麗夢
 今日は一日こもりきりでひたすらお絵かきを続行。進捗状況70%に達しました。やはり残り100枚を切ってからは、先が見えてくる感じが意欲を持続させ、集中を切らさない良い刺激になっているようで、この分だと予想よりもう少し早めに予定枚数を描きあげられそうです。まあ9月初頭には泊りがけの出張があったりしますからその分の工期延長を加味して、予定通り行けば十分、というところでしょうか。なんにせよ、とっとと片付けて次のことを考えたいものです。
 
 さて、今年3月8日付の日記に記しましたとおり、我々麗夢ファンの仲間ですばらしい漫画を作られる麻砂貴さまがプロデビューされました。その後次作構想を練り続けておられたようで、このたび、新たに雑誌連載が決定したとの連絡がありました。雑誌は、デビューされたのと同じ出版社である竹書房の、『ナマイキッ!』という名の青年誌です。月刊誌で今のところ不定期連載なのだそうですが、これから地道に実績を積み上げて、いずれは定期連載、そして単行本出版、更に将来は大手メジャーへの進出など、大きな夢に向かっての第一歩を確実に歩みだされたことになります。当分は慣れないプロ作家生活で同人活動の方にはなかなか手を出されにくい状況になるだろうと思われますが、そのうち軌道に乗れば、また麗夢の漫画なども描いていただける機会もあることでしょう。それが同人ではなくてオフィシャルなものなら言うことないわけで、そういう未来が到来してくれますように、と、私としても大いに応援して、麻砂貴さまの成功を祈りたいと思います。
 ちなみに『ナマイキッ!』は毎月26日発売、今月は明日日曜日の予定になっています。コンビ二等で並んでいるはずですので、これをお読みの方、是非雑誌購入して、麻砂貴さまの応援をお願いいたします。

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一年で一番良い季節を目前に控え、仕事も趣味も上向いてきた感じがします。

2007-08-24 23:29:51 | Weblog
 ずっと聞いていたはずなのに今日まで気づかなかったのですが、この夏初めてまともに鳴くツクツクホウシの声を聞きました。大分前に、あの突き抜けるような甲高い声とはまるで異なる、練習不足なくぐもった声を聞いた覚えがあったのですが、以来あんまり気にも留めないでおりました。でも、ツクツクホウシは夏の終わりを告げる晩夏の蝉、というイメージが私にはありまして、この声を聞くと、ああそろそろ秋も近いな、と毎年心待ちにしているようなところがあります。今年は例年に比べて気づくのが大分遅れましたが、遅くきた夏の盛りのせいばかりではなく、あまりの日差しに、休日でも昼間はなるべく外に出ないようにしていたせいもあるんじゃないかと思います。まあともかく、一年でもっとも好ましい季節がもうすぐそこまで来ています。

 さて、このところずっととある仕事(正味のお給料をいただくための仕事です)にかかりきりになっていたのですが、何とかそれも今日で一段落つき、精神的にはぐっと開放感あふれるようになりました。このところの睡眠不足も、大部分は暑さのためだと思っているのですが、多少はこの仕事によるストレスもあったかもしれません。最近は夜涼しさをましてきましたし、懸念もこうして取り除かれたからには、少しは熟睡できる状況になるのではなかろうか、と期待しています。とはいえ、実のところ仕事といっても、それはこれから仕事をするための資金繰りのため、とある競争型研究資金獲得を目指した書類作りが主な内容だったので、そうやって得たお金を元に、今後本格的な研究のお仕事を始めなくてはなりません。とりあえずしばらくは準備もしなくてはならないですし、パートナーとの打ち合わせも必要ですので余裕がありますが、本格的な秋を覚える頃には月月火水木金金な日々が始まることでしょう。まあ私は暇にしていると脳も身体もすぐにさび付いて仕事も趣味もいい加減になってしまうので、こうして多忙になるというのは精神の活力を保つ上でも好適な環境を得る事になります。兎に角身体だけ気をつけて、秋に備えて今は短期間ながら充電に勤しむ時節だと認識しております。今作っているアニメの方も、ぼちぼち第4コーナーが見えてきましたので、ラストスパートの鞭入れのタイミングを計り始めております。色々活動が盛んになるというのはいいものです。

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「ドリームバスター」もいつの間にか4冊目が出ていたんですね。

2007-08-23 22:57:59 | Weblog
 昨夜の雷雨は一晩中続いていたのでしょうか? ただでさえ寝不足気味なのに雷がうるさくてなかなか寝付けず、ようやく寝たところへ、明け方未明にひときわ大きな落雷があってたたき起こされてしまい、その後はもう土砂降りの雨とひっきりなしに鳴る雷で到底寝ていられませんでした。おかげで今日は一日ふらふらです。昼間は何とかがんばりましたが、この時間になるともうキーボードを叩く手指の感覚がおかしくなっている感じがします。ひょっとしてこれ、日記書いている夢を見ているんじゃないでしょうね? そんな現実感に乏しいふわふわな頭で書く日記にろくな文章もないとは思いますが、たまにはそういう支離滅裂なものを記録しておくのも一興でしょう。

 さて、「ドリームバスター4」(宮部みゆき著 徳間書店)を読了いたしました。いつの間にかこの本、4冊目になっていたんですね。始まったときはこんな内容で本当に大丈夫か? と先行き危ぶんだものですが、意外に健闘しているんじゃないでしょうか。
 この物語、テーラという名の、地球とは少し位相の異なる星のお話です。その昔、とある実験で政府を一つ瓦解させるほどの事故を起こした際に、実験材料として利用された重犯罪者たちがなぜか地球の人間の意識の中に逃げ出し、人々に文字通りの悪夢を見せる厄介者となってしまいます。それを刈り出すのがドリームバスターという賞金稼ぎたち。主人公はそんなドリームバスターの一人で、15歳の少年。母親が逃げ出した重犯罪者のなかでも極め付きの悪党という設定になっています。
 どうも世界観が安直で薄っぺらい感じがして、一冊目はどうにもなじめなかったのを覚えていますが、4冊目にもなるとそのあたりはあんまり気にならなくなるようです。多分1冊目は新しい物語を披露する上で色々説明が仕込まれていたために、余計その弱さが目立ったのでしょう。今はそんな世界観は背景に後退し、ひたすら主人公の動きを追う展開になっているため、純粋に少年の活躍や苦悩を味わえば良いようにできています。おかげさまで、結構素直に楽しんで読むことができました。それでも、設定の浅さというか意味不明さというか、ご都合主義的な部分が時折目に付いて鼻白んでしまうところもなきにしもあらずでしたが。
 私は宮部みゆきという作家は嫌いではありません。文章が上手ですし、話の展開もテンポが良くてついつい次のページを繰りたくなる魅力を持っていると思います。それでも、はっきり好きな作家だ、と言うことができないのは、多分この辺の物語としての詰めの甘さが引っかかっているせいじゃなかろうか、と思います。嫌いな作家ではないだけに、引っかかっている何か、がもどかしく、もったいなく感じます。

 ちなみに、悪夢をもたらす夢魔のような存在を追って人の夢に入るお話ですけど、ドリームハンター麗夢とは全く異なる世界観ですので、そういうお話を期待される人は読まない方がいいかもしれません。面白いのは面白いんですけどね。

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『整備ミス強まる』との見出しは、原因確定してからはっきり書いた方が良かったんじゃないでしょうか?

2007-08-22 22:58:40 | ドリームハンター麗夢
 昼間の相変わらずな暑さに『一雨着てくれないかな?』と頭上のそこここに浮く白い雲をぼんやりと見上げておりましたが、結局一日雨はなく、夕刻、帰り道で遠いかなたでピカピカと雷の瞬きを拝むのが精一杯でした。この分では当分雨は望めそうにもないな、とおもっておりましたら、今日もそろそろ終わろうという今頃になって、急に雷がごろごろと蠢きだしたかと思うと、ざあぁっ! とアスファルトを打ち付ける雨音が鳴り響き、でもそれも10秒ほどでたちまち静かになって、今はおどろおどろしい地鳴りのような雷が頭上でうなるばかりです。降るなら思い切ってしっかり降ればいいのに、と今書いている尻から、また雨がさんざめき始め、窓から、アスファルトが濡れたときの涼しげな匂いが流れ込んできました。まるで私の書く日記の内容を見て意地悪しているかのようなお天気です。でもとりあえずこれで今夜は随分しのぎやすくなることでしょう。雨も雷も、バイクで走っているときに遭わなければ結構うれしいものです。

 さて、夕刊を見ておりましたら、先日の沖縄の空港であった旅客機炎上事故、どうやら整備ミスらしい、という話が載っておりました。エンジンと燃料タンクをつなぐ金属管の接合部で、パッキンやら締め付けボルトやら幾つか候補があるみたいですが、不具合が生じて燃料が漏れ出し、まだ冷えていないエンジンで引火した、という筋書きのようです。この飛行機は7月に年一回の定期点検、8月には飛行500時間ごとの点検が行なわれており、そのときには不具合が発見できなかったとのことですが、もし新聞に書いてある通りの事情だったとしたなら、結構前から微妙な不具合があって、それが蓄積してついに破綻した、と考えられるわけで、定期点検等で見つけられなかったというのは問題があるんじゃないか、とも思いました。とは言え、まだ事故から時間が経っておらず、整備ミス説も今のところそういう可能性がある、というレベルの仮説の域を出ていないんじゃないのでしょうか。まあ今回の場合、地上で燃えたために事故機の部品等は皆そこに揃っているため、調査そのものもスムーズにいっているのかもしれませんが、マスコミと同じくして即断するのは気が早いんじゃないかと思います。それに、本当の問題は仮に整備ミスだったとしても、どうしてそういう整備ミスが生じたのか、そして、どうしてそのミスの発生をチェックできなかったのか、という問題にメスが入れられない限り、真の安心安全には到達できないでしょう。台湾の航空会社に対して日本の事故調査委員会がどこまで突っ込んだ話をできるのか、注目したいと思うのですが、いつまでこの事故についてマスコミが報道を続けてくれるのかはなはだ疑問なので、結局どのような結果になったのか、私には知る由もないかもしれないですね。

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いよいよ男が要らない世界が実現するそうです。

2007-08-21 23:02:08 | Weblog
 昼間は相変わらず苛烈なお日様が元気ですが、最近は夜ともなるとなんとなく涼しく感じられるようになってきましたのは、やはり田舎のよさというものでしょうか。山一つ越えた向こうにある大阪では20日連続の熱帯夜が続いているそうですし、盆地の気候で本来自然に暑いはずの我が県よりも、都会の生み出す人工的な熱量の方が圧倒的に影響力があるのかもしれません。

 さて、昨日は飛行機の事故があって、個人的にも興味だけは非常にあるお話だったのでそれ一辺倒になってしまいましたが、昨日はもう一つ、重要なニュースがありました。東京農大で卵子だけからマウスの子供を誕生させることに成功したのが今から3年前のこと。その当時は何とかできた、というレベルで、成長するのは生まれた子供のわずか0.5%に過ぎないものでした。それが、遺伝子操作技術の改良により、卵子のみで受精を経ずに生まれたマウスの赤ちゃんのうち、30%が成体に成長させることに成功したのだそうです。3割というと野球の打率ならともかくそれほど大きな数字には見えなくもないですが、体外受精の成功率に近い値だそうで、実用的な水準(何の『実用』なんでしょう?)と見られるということです。ううむ、ついに処女懐胎が神話の世界から現実の世界になって来ましたか。この技術の先には、もう男の存在などなくても女性が自由に子供を作ることができる世界が現れてくるかもしれません。ギリシャ神話に出てくる伝説の女性戦闘集団も、そんな技術があればわざわざ男をさらってきて後嗣を作らなくてもまさに自給自足でやっていけるようになるわけです。
 現実に、この技術の可能性として、いわゆる同性愛の女性カップルが自らの子供を生み出すことができるとか言う話があるそうで、それはそれでまあ意味のある技術開発ということもできるでしょう。もっとも、この種の話にはいつも生命倫理の問題が、という一言が決まり文句になっていて、私などは、そんな大層な問題なのだろうか? といつも疑問に思うのですが、クローンにせよ、この技術にせよ(というか、これもクローンの一種になるのでしょうか?)、倫理問題の壁が立ちはだかってきます。ううむ、遺伝子操作にしてもそうですが、どうして生命そのものを対象にした研究という物に対して、マスコミを窓口にしたいわゆる世間一般の方々はブレーキをかけたがるのでしょうね。私などは、たとえば「生命」とは結局なんなのか、非常に興味があって、こういったさまざまな研究の先にその一端が垣間見えるのではないか、といつもわくわくして見ていますし、実用的には、たとえば遺伝子をコーディネートできるようにならないか、半ば本気でそんな未来の到来を待ち望んでいるのですが、なかなかそんな未来はやってきてくれそうにはないようです。

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全金属製の飛行機がああももろく焼け崩れるというのは、結構ショックです。

2007-08-20 22:53:16 | Weblog
 暗くなるのがいよいよ早く感じられるようになりましたが、薄暮の中、雲が空を覆っていると、別に大したことはない高層の雲でも、なんとなく嫌な感じに見えてしまいます。ひょっとして雨が降るんじゃなかろうか、とか、雷が鳴ったりしないだろうか、とか、暗くなった空では、発達した積乱雲なのかそうじゃない雲なのかが見分けるのが難しいのです。天気予報で、「寒気が入って大気が不安定になり、午後ところにより雷を伴って雨」なんていうのを見たりきいたりしていますから、余計なんでもない空模様が怪しげに見えてきます。幸い帰り着くまで一滴の雨も一瞬の稲光も見ずにすみましたが、あちこちで相当しっかりした雨が降っていたようですし、我が頭上がおどろおどろしい雲に襲われなかったのは全くの偶然、ともいえます。当分の間、一日一日祈りながら通勤することになりそうですね。

 さて、沖縄で空港に到着したジェット旅客機が突然炎上した事件にはなかなかドキモを抜かれましたが、乗員乗客が全員無事という幸運に恵まれたのは何よりでした。原因はまだ不明ですが、ひょっとしたら空中で同じ事態に見舞われていたやも知れず、そうなっていたら200人近い乗客乗員の生命はほとんど絶望的だったことでしょう。更にそれがはるか洋上だったりしたら、原因究明もままならなかったに違いありません。それを思えば、飛行機こそ無残にも焼けただれてしまいましたが、おそらくすべての部品が空港に残っていると考えられますし、乗員も全員無事なのですから、原因究明のための手がかりは、見た目の悲惨さからは想像できないほど豊富なものがあると期待されます。それにしてもB737型とは随分古い飛行機だな、と思っておりましたが、映像で見た機体は、主翼の形などやたらと新しげに見えます。調べてみましたら、名前こそ同じですが、その中身は最新機種の技術成果をふんだんに盛り込んだ全くの別物、と言っても良い機体なのだそうです。それなら新しい名前をつけてやればよいのに、と私などは思うのですが、沈められた艦の名前を新造艦につけ直したりする向こうの感覚では、名前の古臭さなどどうでも良いのかもしれませんが、それはともかく、事故原因は、古い機体の経年劣化ではない、ということだけは間違いないことになるわけで、新しい機体ならなおさらしっかりと事故原因を調べ上げていただかねば安心できません。もっとも、私は滅多に飛行機には乗りませんから、安心も何もないのではありますが。

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今年は参加見送りましたが、やっぱりコミケが終わると、夏も終わり、という感じがいたします。

2007-08-19 23:06:28 | Weblog
 夏のコミックマーケット、どうやらつつがなく終了したみたいですね。今年はほぼ完全に蚊帳の外でしたが、まあ無事に終わってなによりです。来年以降出るかどうかは微妙ではありますが、それを決断する以前に、不祥事や事故でイベントそのものが幕を閉じる、というような事態にでもなったらつまらないですからね。でも、そんな重いとは別に、コミックマーケット、というイベント自体が、そろそろ自ら出処進退を決めるべきときを迎えつつあるのではないか、という気が私にはしております。少なくとも、前代表の死に前後して、かつての和気藹々とした同人イベントから何か異なるものに脱皮しつつあったように思います。その変化する先がどのようなもので、これからどうなっていくのか、にわかには予測しがたいわけですが、少なくとも、かつての恐竜達のごとく、大きくなりすぎてコントロールがきかなくなって自壊する、というようなことだけは見たくない、と、それなりに昔からコミケを見ている私としては願って止みません。

 来年のことはまた来年考えるとして、今年に関しては、冬はこれまでも出たことはほとんどありませんし、今年もまた年末12月31日開催とあれば、到底出られるイベントとはいえませんから、ほぼ確実にスルーすることになるでしょう。ただ、来年早々多分また大阪でイベントがあるはずですから、これに照準を合わせた活動がこの秋の主要課題になるかもしれません。少なくとも、この夏出すつもりだったお話を形にしておきたいと思いますし、そのための準備も大体してあったわけですから、今取り組んでいる手遊びを片付け次第、本来のテキスト作成に戻りたいと思っています。やっぱり、年に1本は麗夢の小説を書いておかないと落ち着きませんしね。秋から冬は何かと仕事も忙しくなる季節なのではありますが、ある程度忙しいほうが創作意欲も増す貧乏性な私としては、いい環境が整うということになるかもしれません。
 
 
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温故知新は大好きな言葉なのですが、無から有を生むのも、進化のための重要な素因だと思います。

2007-08-18 23:27:07 | ドリームハンター麗夢
 東京のお天気、どうやら1日雨がずれたみたいですね。明日は何とか1日もって、天気が崩れるのは明後日からのようです。さすがにコミケと申しましょうか、雨が降らないというのは結構なことだと思いますが、その分暑さは増すわけですから、参加される皆さんはゆめゆめ暑気対策を怠りなく、無事最後まで乗り切っていただきたいものです。もし仮に、会場で一人でも熱中症で亡くなったりしたら、今後の夏コミの存亡に関わる一大事になりかねないのではないかと思います。成人向け作品の取り扱いとか、色々なけしてありがたくない動きが蠢いている中で、そんな動きを加速するような事態を招かないように祈っております。
 一方、西は相変わらず暑い一日ですが、昨日あたりから夜の雰囲気が少し変った気がいたします。本当にわずかなのですが、確かに涼しさを覚えるようになったのです。以前は扇風機のタイマーが切れると目が覚める、という繰り返しでしたが、それが昨晩はありませんでした。今日も、昼間の暑さは変りませんでしたが、夜になってからは網戸越しに流れ込む風が意外なほどひんやりと感じられます。まだまだ残暑厳しい夏の気配濃厚な様子ではありますが、季節は確実に移り変わりつつあるようです。
 
 さて、今日も暑さにうだりながら、動画用のCGを描いていたわけですが、さすがにうだってきましたので、この間借りた「スペクトルマン」の続きなどを鑑賞しつつ、ナガラでゆるゆる作業しておりました。
 もう30年も昔の特撮物、それも円谷プロと違って低予算な作品ですから、その映像の貧弱さはどうにも否めません。また、お話自体も、破天荒というかちゃんと脚本練ったんだろうか? と首を傾げざるを得ない展開がままあったりして、それがまた安物っぽい雰囲気をいやおうなくかもし出しているのですが、悪役のゴリの魅力は前にも書いたとおりで、意外にも手下と思っていたラーがゴリに食って掛かる場面があったりして、なかなか楽しませてくれました。そもそもこの作品、始まった当初のタイトルは「宇宙猿人ゴリ」で、しばらくして「宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン」、ついで「スペクトルマン」へとタイトルが変遷した歴史を持っています。何でも視聴者から主人公が敵役なのはおかしいとクレームが付いたのがタイトル変更の理由らしいですが、最終的には変ってしまったものの、ヒーローがそのままタイトルになった他作品とは異なる視点で物語を編もうとした製作陣の心意気は、この悪役コンビの魅力にしっかり体現されているように思われます。一方ヒーロー側はその割を食ったみたいに、見事なまでにはちゃめちゃです。無理難題を押し付けてくるスペクトルマンの上司である宇宙人、まるで存在感がなく、ご都合主義で適当に行動している人間側組織。それらに振り回され、あるいは振り回して狂言役に徹するヒーロー。もし、最近のリメイクブームに乗ってこの作品が取り上げられるのなら、是非このヒーローサイドの設定は、じっくり練り直してもらいたいと思いますが、そんな破天荒な内容もまた、この作品の魅力の一端なのかも知れません。
 それにしても、こういった古い作品を観て思うのは、60年代から70年代にかけて、巨大ヒーロー、変身ヒーローという全くこれまで存在しなかったジャンルが生まれ、70年代から80年代にかけてはそれがヒロインにも波及して闘う美少女という今に通じる一路線が編み出され、というように、革新的なキャラクターの発明がこの4半世紀になされていますが、その後は果たしてどうだったか、という問題です。何十年も後に影響を及ぼし得るような新しいヒーロー、ヒロイン像の発明がそろそろあってもいいような気がするのですが、それは同時代にいてはなかなか見えないかもしれませんね。

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あと100枚!

2007-08-17 23:36:21 | ドリームハンター麗夢
 昨日に続いて猛暑の一日、熱中症で亡くなる方が全国で相次いでいるそうです。なかでも、これまでどちらかというとお年寄りの女性が多かったように見受けられましたが、今日は40台の男性が2人、逝ってしまいました。ひょっとして、これもメタボリックシンドロームの一形態なのでしょうか? 脂肪は熱を保ちやすいですし、心臓などに普段から負担がかかっていると、ちょっとした体調不良や寝不足が引き金になったりしやすくなるのかもしれません。私も改めて気をつけねば、と思い直した次第です。どうやら関東以北では、今日を境に猛暑は一段落つくそうですが、ここ関西はもうしばらく暑い秋が続くのだそうです。それまではなるべく日陰や空調の効いた施設内などに足をとどめ、十分な水分摂取と塩分補給に気を配り続ける必要がありそうです。

 さて、今日、というかついさっき、現在こつこつ作り続けて早1ヶ月半という息の長いコンテンツ作り、アニメーションのための絵が、予定残り枚数100枚までこぎつけました。これでおよそ6割達成という状況です。ほとんど毎日、ただひたすら自由時間をこれにつぎ込んでいるのですが、どうやらそれも、後一月もすれば終わることができそうなところまで来ました。まあよくもあきもせずに続けていられるものよ、と自分で自分に少々あきれているのですが、一応の山を越えたとは言えまだまだ先は長いともいえるので、ここは気を引き締めて、残りを着実に片付けていきたいものです。これで描くスピードも上がってくれれば言うことないのですが、小説のようには行かないのが残念であります。もっとも、一番最初にアニメに手を出したときに比べれば数倍のスピードで絵が描けるようにはなっています。クオリティは描画速度ほど上がってはいませんが、それでも少しはマシになっているのではないか、と根拠なく期待していたりもします。
 ただここへ来て不安は、果たしてちゃんと動いてくれるのかどうか、というもの。描くだけ描いてなんかちぐはぐしてぱらぱら漫画よりひどい出来だったりしたらさすがにショックも大きいことでしょう。兎に角一日も早く絵を描きあげて、動画ソフトに移す次の段階に入りたいと思います。お絵かき完了が9月半ば、アニメ製作ソフト用にすべての絵を調整するのに10日ばかり、それをアニメーション化するのにさらに10日ばかり、で、9月末から10月初頭が完成の目安になるでしょう。もう少ししたら涼しくなってきますし、それで多少はペースアップも期待できるかもしれません。いずれにしても、一日も早く片付けて、次のことを考えたいです。

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