今朝の奈良市の最低気温は6.4℃、最高気温は10.6℃、五條市の最低気温は4.7℃、最高気温は10.1℃でした。今日は未明から本降りの雨が振り続け、夕方になってようやく上がりました。気温も上がらず、少し肌寒い一日になったと思います。明日は雨の後の晴れで花粉が大飛散しそうな気色です。頼みの綱は抗花粉症薬ですが、果たしてどこまで効くものか、少しばかり不安はあります。
さて、吉村昭彦・慶応大教授(免疫学)ら日米共同の研究チームが、がん細胞を攻撃する免疫細胞「キラーT細胞」の活性が衰える仕組みを解明したとのことで、28日付けのネイチャー電子版に発表するそうです。キラーT細胞は、がん細胞を攻撃するうちに活力を失い、その攻撃力が落ちていくことが知られています。研究チームは、その原因として活性が低下したキラーT細胞の核内に生成されるタンパク質「Nr4a」に注目、それを作る遺伝子があると、キラーT細胞の攻撃力を低下させる分子が細胞表面に作られていき、更に、がんを攻撃するために放出するタンパク質も、その放出量が少なくなる、という結果をマウスの実験で明らかにしました。がんにかかったマウスに通常のキラーT細胞を投与すると、90日後には細胞は死滅するのに対し、Nr4a遺伝子を持たないT細胞だと90日後でも7割が生き残るとのことでした。これらはまだ実験動物での結果ですが、今後研究チームは、ヒトのキラーT細胞でも同じ仕組みが存在するか調べていくとのことです。がんの治療方法として免疫療法が注目されてきていますが、この研究により、免疫の主役の一つ、キラーT細胞の戦闘力がいつまでも維持し続けられたなら、がん征圧に向けた新たな一歩となりうるでしょう。同じ遺伝子とは限らないかもしれませんが、恐らくヒトのキラーT細胞にも同じ様な機構は存在することでしょう。研究の進展を期待し、1日も早いがん征圧の日が訪れるよう、祈りたいです。
さて、吉村昭彦・慶応大教授(免疫学)ら日米共同の研究チームが、がん細胞を攻撃する免疫細胞「キラーT細胞」の活性が衰える仕組みを解明したとのことで、28日付けのネイチャー電子版に発表するそうです。キラーT細胞は、がん細胞を攻撃するうちに活力を失い、その攻撃力が落ちていくことが知られています。研究チームは、その原因として活性が低下したキラーT細胞の核内に生成されるタンパク質「Nr4a」に注目、それを作る遺伝子があると、キラーT細胞の攻撃力を低下させる分子が細胞表面に作られていき、更に、がんを攻撃するために放出するタンパク質も、その放出量が少なくなる、という結果をマウスの実験で明らかにしました。がんにかかったマウスに通常のキラーT細胞を投与すると、90日後には細胞は死滅するのに対し、Nr4a遺伝子を持たないT細胞だと90日後でも7割が生き残るとのことでした。これらはまだ実験動物での結果ですが、今後研究チームは、ヒトのキラーT細胞でも同じ仕組みが存在するか調べていくとのことです。がんの治療方法として免疫療法が注目されてきていますが、この研究により、免疫の主役の一つ、キラーT細胞の戦闘力がいつまでも維持し続けられたなら、がん征圧に向けた新たな一歩となりうるでしょう。同じ遺伝子とは限らないかもしれませんが、恐らくヒトのキラーT細胞にも同じ様な機構は存在することでしょう。研究の進展を期待し、1日も早いがん征圧の日が訪れるよう、祈りたいです。