かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ほぼ輸入に頼っていた重水素を安価に国産化できるかもしれないという研究成果が発表されました。

2019-09-30 19:35:14 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は22.9℃、最高気温は31.7℃、五條市の今朝の最低気温は20.9℃、最高気温は30.9℃でした。今日も朝はそこそこの上天気で、いつ雨が降るのかと思っていたら、帰宅時、奈良から橿原市に帰る電車に乗っているときに、バラバラと大粒の雨が降り出しました。これは駅から家に帰る時は傘を差していても大分濡れそうだと覚悟しつつ橿原神宮前駅を下車したのですが、若干地面が濡れているように見える他は雨の様子はなく、空も雲は多いものの降ってくるような様子もありませんでした。どうもかなり局地的な雨だったようです。ただ、この雨をもたらした天気のせいか、昨日よりも一段と蒸し暑く、帰宅時はムワッと季節が1ヶ月位戻ったかのような空気に驚かされました。明日からはもう10月なのですが、一体いつまで30℃台の最高気温が記録されるのでしょうね?

 さて、大阪大学、京都大学、京都工芸繊維大学からなる研究チームが、安価な原材料から重水素を効率よく製造する方法の開発に成功した、とのニュースを読みました。これまで重水素は、重水素水を電気分解して得るなどの方法で製造されており、高価で我が国ではほぼ輸入に頼っていました。研究チームの方法は、重水素水にギ酸を混ぜ、パラジウムと銀の合金を、合成されたシリカの一種でできた内径9ナノメートルほどの六角形の構造体の中に配置して触媒として活用したものです。パラジウムは高価で希少な貴金属ですが、触媒として用いるので繰り返し使用することができます。また、ギ酸は酢酸の製造工程でできるので、安価に入手可能とのこと。パラジウムとの合金は、パラジウム単体の他、コバルト、金、クロム、ニッケル、亜鉛、銅なども試されていますが、結局銀がもっとも高効率に重水素を生み出すことがわかりました。
 論文(https://www.nature.com/articles/s41467-019-12018-7)は、素人でも比較的判りやすく読みやすい内容なので、ニュース記事ももう少し突っ込んで書いても良かったのではないかと思いましたが、いずれにせよほぼ輸入されていた高級素材を安価に国産化できる可能性のある研究ということで、大変面白いものだと思います。
 それにしても、ニュース記事では重水素の用途は半導体や光ファイバー製造、化学や生物学の実験研究用試薬と書いてありましたが、個人的には核融合炉の燃料というイメージが強いです。重水素だけでは反応が難しいらしく、重水素と三重水素を用いた核融合反応炉の研究が日欧で進められていますが、そのうちの片方だけでも安く国産化できるのなら、将来の核融合炉商業運転に大きく貢献することでしょう。核融合発電の実現まで生きていられるかどうかが、月基地の完成やサイボーク化技術、ガンとアレルギーの完全克服などと並んで私にとってはなるべく長生きしたいと願う技術開発なのですが、こういった技術もまた夢ある未来へ一歩近づくための重要な要素となることでしょう。


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抗がん剤が夢の有機半導体となる性質を示したのだそうな。何故夢なのか、それがどんなにすごいことなのかがいまいちよくわからない報道ですが。

2019-09-29 19:53:00 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は22.3℃、最高気温は31.5℃、五條市の今朝の最低気温は19.1℃、最高気温は30.8℃でした。今日こそ雨が降るだろうと思っておりましたら、雲は多いものの一日よく晴れた良い天気でした。天気予報では明日も同じように晴れ模様の天気で、明後日から木曜日まで雨、週末は晴れてくれるようです。予測よりも雨の領域が狭くなったのかもしれませんが、休日に晴れるのはありがたいことです。
 
 さて、京都大学大学院工学研究科と米イリノイ大学、ベルギーのモンス大学との共同研究で、「エリプチシン」という名前の抗がん剤が、有機半導体として優れた材料であることがわかりました。エリプチシンは水素結合という生体分子に多い分子構造を持っており、通常は水素結合を作る部分で電荷を捕まえてしまうため、電気の伝導性が低いと見られていました。しかし、平面性が高く規則正しく分子が並んだ薄膜を生産しやすいという特徴をもつとのことで分子の配列方向を揃えた薄膜を作ったところ、エリプチシンの水素結合は、分子間の距離を近づけて構造を安定化させ、電気伝導の経路構築に貢献していることがわかったのだそうです。
 今後は、トランジスタや化学センサーなどの開発に取り組むとのことですが、さて、この「発見」がどれほどすごくて素晴らしいものなのかは、素人にはちょっとわかりにくいです。まあ薄膜が生産しやすいというのは半導体製造で大きな利点になるような気がしますが、他のものでもありそうな気がしますし、できれば有機半導体の何がそんなに優れていて研究開発が活発に進められているのかという点にも少しは触れて欲しい報道記事です。
 仕方がないので少しググってみますと、有機半導体は、デバイス特性についてはシリコンなどの無機に比べて劣るそうで、残念ながら夢の超高速生体コンピューターみたいなものはできなさそうです。ただ、インクジェットプリンタで描く事ができるなど、非常に簡単な方法と条件でトランジスタなどを作ることができるのが最大の特徴とのことでした。性能よりも経済性とか利便性の方で評価されているようです。
 ただ、この研究では、これまで無数に研究開発されたものの日の目を見ずに捨てられていった抗がん剤等の医薬品候補に、ひょっとしたら優れた有機半導体になりうるものがあるかもしれない、また、有機半導体を作る条件とか性能アップとかに貢献するかもしれない、というようなところで、画期的な成果と見られているらしいです。本来の目的としては失敗でも、新たな用途が見つかって大逆転となるなんてことが起これば実に面白い話ですから、今後も研究がより進化して行って欲しいものです。

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130億光年先に、最遠の原始銀河団が発見されたそうな。もう単位がインフレしすぎて凄さがいまいち理解できませんが。

2019-09-28 21:08:54 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は22.9℃、最高気温は28.9℃、五條市の今朝の最低気温は19.3℃、最高気温は27.4℃でした。今日はどうせ雨が降ると思っていたのですが、朝はしっかりした日差しがあり、10時ころまでは晴れていました。そのために初動が遅れましたが、なんとか朝から洗濯をして、今日中に大半の洗濯物を乾燥させることができました。朝ぼうっとせずにとっとと洗濯機を稼働していれば全ての洗濯物が乾いたに違いないのですが、少しばかり残念なことをしました。その、降るに違いないと思っていた雨は、今夜半頃から明日朝にかけて降って、明日の午前中には一旦上がるようです。日差しが回復するようならありがたいのですが、どうなりますことか。

 さて、国立天文台と東京大学などの国際共同研究チームが、ハワイ島に設置されたすばる望遠鏡を用いた観測で、これまでの記録より1億光年遠い、130億光年先の原始銀河団を発見したと発表、アメリカの天文学の学会誌に論文が掲載されるとのことです。銀河団は、銀河系が数百〜数千個集まってできている星の集団の一種ですが、138億年前に始まったとされる宇宙が、始まってすぐ、少なくとも8億年前には銀河団と言えるだけの集団構造を生み出していたことが、この発見で明らかになります。研究チームは、「宇宙の構造がいつ、どのようにできたかを知る重要な発見だ」としていますが、宇宙誕生の謎に迫る発見になるのでしょう。
 それにしても、130億光年という距離を測定する技術も大したものだと思いますが、おそらくは相当微弱な光であろう最遠の星々の輝きを捉えることができるすばる望遠鏡の能力も素晴らしいものがあると思います。未だ人類は1光年すら踏破できない貧弱な能力しか持ちえませんが、あと100年か200年かのうちには、何らかのブレイクスルーが起きて光速を突破し、はるか宇宙の彼方まで進出しうる力を獲得してくれるのではなかろうか、と期待しています。とりあえずは観測能力を向上させるために、大気の影響を受けない月にでも新たなすばる望遠鏡を建設して、更なる深淵へ人類の目を誘って欲しいと思います。とりあえず、現在観測できる最遠の物質は460億光年彼方のものらしいですが、未来には更にその先の状況を観測し、いずれ宇宙の「端」を知ることができるような時も来るのかもしれないと期待しています。宇宙空間そのものが光速よりも早く膨張しているそうなので、それすら超える新しい観測手段が必要になるのでしょうが、人類のことですからいずれそれも成し遂げられることでしょう。

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睡眠導入剤が効き過ぎて、少しばかり怖くなりました。

2019-09-27 21:14:01 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は23.9℃、最高気温は28.2℃、五條市の今朝の最低気温は19.5℃、最高気温は28.3℃でした。今日は朝はわずかに日差しがありましたが、午前早くには雲が広がりました。昨日の天気予報では午後には雨が降り出し、帰りは傘なしでは歩けないだろう、と思っていたのですが、案外長持ちして午後9時を過ぎた今もまだ雨が降り出す気配はありません。改めて天気予報を見ましたが、雨は明日午後遅くまで延期のようで、その後はしばらく雨模様の天気が続くようです。もっとも、今日の天気のようにどうなるかはその時になってみないと判らないのではないかと思われます。

 さて、このところあまりにもしっかり眠ることができてない様子があったので、昨夜は寝る前に久しぶりに睡眠導入剤を飲んでから寝ましたら、気がついたら朝になっていました。規定量の半量にしていたのですが、午前中はまだ少し薬の影響が残っていたのか眠気が残り、午後になってようやく頭が働いてきました。久しぶりとは言えちょっと効き過ぎな感じがします。多分半量ではなく1/4で十分効果がありそうです。しかしこんなに効くと病みつきになりそうで怖いですね。なるべく自制して使わずに済むようにしませんと。とりあえず明日は休みなのでできれば睡眠負債を完済するような一日にしたいところです。





 
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大仏殿だけ見て帰るヒトは来なくていい、という知事の発言は、奈良の悩みを如実に表しているようです。

2019-09-26 20:45:43 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は17.1℃、最高気温は30.2℃、五條市の今朝の最低気温は14℃、最高気温は30℃でした。今日は昼間かなり蒸し暑く感じました。雨が近いのかと思いましたが、今度の雨は明日の午後からになりそうで、今日の段階ではまだ穏やかな晴れが続いています。気温が久しぶりに30℃を超えたから蒸したように感じたのかもしれません。今度の雨が過ぎたら一気に秋めいてくるのかも、と思って週間天気予報を見たら、来週水曜日まで雨のマークが入っていました。そんな馬鹿な、と思いましたが、また台風でも北上してくるのでしょうか? あまり雨が続くと傘を乾かすのも大変ですし洗濯物が溜まってしょうがないのですが。

 さて、我らが奈良県の荒井知事が、「大仏殿だけ見て帰る人たち、来なくていい」と記者会見で発言し、「修正し、取り消します」と釈明に追われたのだそうな。もともと東大寺や春日大社、興福寺のある奈良公園周辺は、道が細い割に大型の観光バスが並び来るという常に渋滞するのが当たり前の状況が昔から続いていますが、この程県庁の横に新しくバスターミナルを設け、そこにバスを誘導して渋滞解消を狙っていました。ところがこのバスターミナルには駐車スペースがなく、乗降専用のため、客を降ろした観光バスはそこを出て奈良公園から離れた駐車場に誘導されることになっています。そのために観光バス側から敬遠され、バスは付近の寺社にある駐車場へと殺到、今まで以上に渋滞が激化するという困った事態になっているようです。そのために春日大社は秋のシーズンの土日祝日の駐車場への観光バスの乗り入れを禁止、興福寺も一部制限をすると決めるなど、波紋が広がっています。そんな中のことですので、知事の発言はそれなりに理解できるところはあると思います。しかし、観光地である以上この問題はなかなか難しいものがあります。
 そこで思い出すのが、平城遷都1300年祭をやったときに、やはり道が狭く渋滞必至の平城京跡への観光で来る自動車の進入を抑制するために実施したパークアンドライドです。奈良公園周辺へバスを始めとする自動車の進入を制限し、少し離れたところに駐車場を設けて観光バスなどを収容、奈良公園には移動用のバスをピストン運行して見てはどうかと思います。一度やってできたのですからできないことはないと思いますが、期間限定だった1300年祭と違ってこちらは毎年のこととなりますから、そこまで思いきれるかどうか、ですね。

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埼玉県で野生イノシシから豚コレラウイルスが検出、いよいよ非常事態です。

2019-09-25 20:00:12 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は17.1℃、最高気温は28.2℃、五條市の今朝の最低気温は15.8℃、最高気温は27.4℃でした。今日は朝から快晴の一日でかなり気温が上がりましたが、30℃を超える事はありませんでした。一昨日は台風の通過に伴い南から暖風が吹き込んだことで30℃超えがありましたが、それを除けば、ちょうど1週間前までは30℃超えが当たり前でした。しかも朝から遮る雲ひとつ無い頭上一面真っ青な青空でしたから、1週間前なら確実に30℃を超え、夏が帰ってきた、と思わせるような暑さになったことでしょう。たった1週間、されど1週間、という感じですね。

 さて、政府・農水省が方針転換してワクチン接種を決断した豚コレラ禍ですが、ワクチンの備蓄数などの制限もあって、とりあえず接種するのは発生した県に限定されるようです。メーカーには至急の増産を要請しているとのことですが、数が揃うのはまだ随分先の話になるようです。隣で発病があった自治体の養豚農家の方々は戦々恐々といったところでしょうが、こればかりはいかんともしがたいとしか言いようがないかもしれません。岐阜県で発生したときにワクチン増産に踏み切っていればひょっとしたら大分備蓄も増えたのかもしれませんが、それこそ後悔先に立たずです。
 それにしても、今度は埼玉県秩父市で野生のイノシシからウイルスが検出されたそうです。一体関東圏でどれだけウイルスに感染したイノシシが居るのか、想像するだに恐ろしいものがあります。群馬、千葉、茨城と埼玉の近所にはそれぞれ数十万頭の豚が飼われている養豚の盛んな地域がありますが、これらに侵入されていたとしたらもう本当に止めようがなくなる恐れもあります。埼玉県での発生を見て農水省が急に方針転換したのも、多分これら養豚県への感染に恐怖したからなのでしょうね。
 とりあえず今はこれ以上の感染拡大を抑制するのが最も肝要な話ではありますが、ことが落ち着いた時には、是非何故蔓延を防ぐことが出来なかったのか、政府でもマスコミでも研究者でも良いので、しっかり検証して後世に残して欲しいものです。


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本当かな? クローン軍用犬で銃乱射事件に対抗しようという試みが始まっているのだそうな。

2019-09-24 20:36:34 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は19.5℃、最高気温は25.1℃、五條市の今朝の最低気温は18℃、最高気温は23.2℃でした。今日は北の方は午前中日差しがありましたが、南は一日雲に覆われ、北も午後はすっかり分厚い雲が空を覆い、寒々しい景色になりました。こちらでは午後7時頃に細い雨がシビシビと降って来ましたが、この鬱陶しい天気もそう長く続かず、明日は移動性高気圧に覆われて久々の快晴の青空が頭上に広がる模様です。週末はやっぱり雨になるらしいのが残念ですが、西から次々と高気圧と低気圧が入れ替わり立ち替わり流れてきて晴れたり降ったりするのは実に秋らしい天気とも言えます。願わくばこの穏やかな空模様がしばらく続いてくれますように。いきなり真冬並みの寒さになったり、季節が逆転したかのような灼熱の日差しが帰ってきたりなんてことのないように願うばかりです。

 さて、アメリカでクローン技術で生まれた犬を使い、時折起きて深刻な問題となっている銃乱射事件へ対応しようという動きがあるのだそうです。正直本当か? と疑いたくなるような話ですが、ヒトと違い、犬は銃を恐れないらしく、訓練によって銃を持つ危険人物に果敢に襲いかかり制圧することができるのだそうです。犬は警察犬や軍用犬に使われる強靭な体を持つ種類で、体重は35キロほどとかなりの大型です。多分犬には銃の怖さは判らないでしょうし、銃声を聞いても、種子島ほどの轟音でもなければそうそう身が縮むということもないのでしょう。足も速いですし、全身は強靭な筋肉で鎧われ、少し位弾がかすめても怯みはしないでしょう。それに大型犬とは言え人間よりは的が小さいでしょうから、そんなのが身を低くして疾走してきたら、いくら銃を乱射してもそう簡単には当てて仕留めることもできないでしょう。危ない奴の制圧任務にはもってこいだろうと思いますが、何故にクローン技術で作った犬なのかが疑問と言えば疑問です。犬のクローンというと、少し前に亡くなったペットをクローンで蘇らせるというビジネスが始まった、というようなニュースを読みましたから、クローン技術自体は思っていたよりも随分と進んでいたりするのでしょう。重乱射犯制圧用の犬を改良し、増やしていくのに、クローン技術を使って優秀で均一な遺伝子を持つ個体を作っていくというのは、訓練一つとってもやりやすかったりするのかもしれません。なんとまあ、とんでもない時代になってきたものです。
 この犬の費用は、学校に用意した場合1匹+調教師で年間1300万円かかるのだそうです。まあ警備員を2、3人雇うことを思ったら、それほど高いとも言えない金額になるのでしょうか。これで本当に暴発する銃から人々を守ることができるのか、いずれ機会があればその結果を知りたいものです。

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遺伝子組換えの雄を放って地域の蚊を撲滅しようとしたら全く効果が無くかえって厄介なやつが生まれたかもしれないそうです。

2019-09-23 19:11:34 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は24.2℃、最高気温は32.3℃、五條市の今朝の最低気温は22.7℃、最高気温は30℃でした。今日は朝のうち雨が残っておりましたが、それも程なく止んで晴れ間も見えていました。ただ昼前後は強い風が吹き、近くを台風が通過しているのだな、と思わせるものがありました。実際には遠く日本海を渡っていっただけなのですが、干していた洗濯物が風に持っていかれやしないかと、少しばかり危惧しておりました。明日からは台風も過ぎて天気が回復するようですが、週間天気予報によると週末はまた雨になる恐れがあるのだとか。休みごとに雨になるようなめぐり合わせになるのは色々と厄介ですから、少しはずれてくれるとありがたいと思います。

 さて、イギリスのバイテク企業が遺伝子組換で開発した早期致死性の蚊(雄)を自然界に大量に放して厄介な病原菌をばら撒く蚊を退治しようとしたところ、全く効果がないばかりか、下手をするとより強力な個体を生む結果になってしまったかも、というニュースを読みました。対象の蚊はネッタイシマカで、優性致死遺伝子を組み込んだOX513Aという雄の蚊を、2013年6月から2015年9月まで、ブラジルのとある地域で毎週45万匹放しました。この蚊と交尾して生まれた子は、その大半が、生殖機能が成長する前に寿命になってしまうというもので、実験室では3〜4%が成虫まで育ったそうです。これによって伝染病の媒介者である地域の蚊を減らそうという試みでしたが、蚊は一時的に減少したものの程なく回復し、後代からは致死遺伝子を持つ個体も発見されているのだそうです。
 死んでしまうはずなのに長く生きて後代も生んでしまうという当初の予定とは明らかに異なる結果には驚くばかりですが、自然界で実験を行うのであればもう少し慎重に行うべきであったのではなかろうか、という気もしないでもありません。離島では放射線を用いて不妊化した虫を大量に放ち害虫を撲滅するような方法が取られることもありますが、なかなか自然界はヒトの思うようには簡単にいかないということなのでしょう。面白い試みだとは思いますが、まださらなる研究が必要ということですね。

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長崎県のスーパーの鮮魚コーナーで、天然記念物のカブトガニがパックされてショーケースに並べられていたのだそうな。

2019-09-22 20:12:03 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は21.9℃、最高気温は27.6℃、五條市の今朝の最低気温は18.6℃、最高気温は29.8℃でした。今日は一日雨可と思っていましたが、昼過ぎまでは時折日差しもある明るい曇り空で、雨など降らないのではないか、と思えるような空模様でした。結局雨が降り出したのは午後遅くになってから。大粒の水滴がボタッ、ボタッ、とカーポートの屋根に当たる音が聞こえたと思った途端、ざあっと強めの雨がごく短時間落ちてきました。その後は小雨が降ったり止んだりしましたが、今は小康状態で雨は止んでいます。ただこれから台風17号が日本海を進んでいきますので、それに向かって南から流れ込む湿気がそれなりに降る雨をもたらすも模様です。今夜は少し荒れた蒸し暑い夜になるかもしれません。

 さて、長崎市内のスーパーの鮮魚売り場の魚のパックから、小さなカブトガニが生きたまま出てきて、水族館に保護されたそうです。カブトガニの大きさは縦5センチ、幅3センチ位。何故パックの中に入っていたのか、経緯は不明ですが、さすが生息地の一つ長崎県のことだけはありますね。しかし、できればもう少し詳しい情報がほしいところ。どんなパックの状態だったのか、何の魚、もしくはカニや貝のパックに紛れ込んでいたのか、どうして誰も気づかなかったのかなどなど、不明なことばかりでちょっと残念です。一応店員が気づいたそうですが、よく希少な天然記念物と気づいて水族館に連絡できたものだと少しばかり感心しました。それでももし買って帰ってから気がついたとしたらそれなりの騒ぎになっていたか、はたまた闇から闇へ葬り去られていたか。
 海無し県ではちょっと考えられない珍事に、もっと情報が欲しいと真摯に思えました。



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これまで未発掘だった東海地方最大級の前方後円墳に詳しい調査の手が入るとは、何かと期待高まる話です。

2019-09-21 22:26:12 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は17.4℃、最高気温は26.4℃、五條市の今朝の最低気温は17.2℃、最高気温は26.4℃でした。今日は午後から入院している父を見舞いに実家に出かけてきましたが、雨が降って寒くなるかも、と薄手のセーターを一枚持って出かけました。結局雨は降らず、気温もそれなりに推移したのでセーターの出番はありませんでしたが、なんとも服装の選択が難しい季節になっているようです。

 さて、名古屋市にある東海地方最大規模の前方後円墳「断夫山(だんぷさん)古墳」を名古屋市教育委員会と愛知県教育委員会が今年度中に初発掘することになったのだそうな。古墳は5世紀末から6世紀初めの造営と見られ、全長150mの堂々とした一大古墳です。伝承では日本武尊命(ヤマトタケルノミコト)の妻の宮簀媛(ミヤズヒメ)の墓と言われ、また当地の有力豪族尾張連(オワリノムラジ)の墓という説もあるのだとか。この古墳、戦前は三種の神器の一つ、草薙の剣が祀られていることで知られる熱田神宮が管理しており、発掘するのがはばかられていましたが、戦後県営熱田神宮公園ができて県の管理に移ってからも特に詳しい調査はされないまま今に至っていました。もっとも、古墳表面の調査はなされており、埴輪や須恵器がこれまでにも見つかっています。既に盗掘されているのかどうか判りませんが、ひょっとしたら記録がなくて謎ばかりの4世紀から5世紀の我が国の一端が現れてくるかもしれません。また、宮簀媛なら日本武尊命関連のなにか、尾張連なら、後に大海人皇子を天武天皇に押し上げた有力豪族の姿が浮かび上がってくることでしょう。
 県教委と市教委で今後発掘調査の進め方や学術研究、観光振興などについて協議を進めるとのことなので、本格調査の進展に期待して吉報を待つと致しましょう。

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フランスの自動運転の地下鉄で駅をすっ飛ばす問題走行発生。これが大事故の予兆でなければよいのですが。

2019-09-20 21:42:47 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は14℃、最高気温は27.5℃、五條市の今朝の最低気温は12.3℃、最高気温は25.3℃でした。昨日はいきなり最低気温20℃を割り込んだと思ったら、今日は15℃も割り込み、冷え冷えとした朝を迎えました。思わず冬用の上着とズボンを用意しようかと思ったくらい寒い朝でしたが、驚いたことにまだ半袖のシャツで通勤している人がいます。よほど寒さに強いのか、単に私が寒さに弱すぎるからなのか。謎は多いですが、とにかく自分には寒すぎるのでしっかり着込んで出かけました。夕方には雨が降ってきて一段と寒々しくなってきましたが、明日は更に気温が下がってくるそうです。少々早い気もしますが、セーターの一枚も出して暖かくして過ごすことにしようと考えているところです。

 さて、フランスの首都パリを走る地下鉄、今は2路線が無人運転を実現し、先週の地下鉄公団の職員のストライキでもこの2路線だけは止まらずに動いていたそうですが、この程、各駅に停まるはずの列車が3駅をすっ飛ばして走ってしまうという「事故」を起こしました。幸い乗客には怪我などは無かったらしいですが、SNSで「人生で一番怖かった」、「前の電車にぶつかるところだった」などと危機的な状況を伝える投稿もあり、結構危ない状況だったのやもしれない、と思われました。
 自動運転は正常に動いている限り、心身に変調を来す可能性のある人間が操作するよりも、常に確実で安全な運行が期待できますが、一度狂い出すと簡単には回復できない怖さがあります。そんな怖さや危険を少しでもなくそうと、冗長性を保たせた設計や安全点検などが行われるわけですが、それでも完全を期すのは難しく、思わぬ穴があって想定外の事故を起こしてしまうことも珍しいことではありません。自動運転で言えばかつて大阪のニュートラムがやらかし、先日は横浜で逆走事故が起こったり、時折思い出したように事故が起こります。それでも十分事故の発生確率は低いのでしょうけれど、たまたまその事故車に居合わせたりすると、「運が悪かった」では済まない恐怖に苛まれることになりかねません。フランスの地下鉄はおそらくは最近無人化したのでしょうが、電車側の機械的な問題なのか、ソフトウェアの問題なのか、それとももっとシステム全体に関わるような問題なのか、これからの洗い出しが大変だろうと思います。
 それにしても、地下鉄が3駅もすっ飛ばして走りに走って、結局「ぶつかるところだった」かもしれませんがぶつからずに済むとは、フランスの地下鉄はそれほど密に走っていないんでしょうか? 大阪の御堂筋線とか、香港の地下鉄とかだったら確実に前走車に突っ込んで洒落にならない事故になっていたでしょうに、時間帯が良かったのか、まだ郊外の路線だったのか、ちょっと気になる事故の様子でした。

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ついに我が国でも豚コレラワクチン接種が実現しそうです。

2019-09-19 20:40:00 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は17.6℃、最高気温は26.7℃、五條市の今朝の最低気温は14.4℃、最高気温は26.7℃でした。いきなり最低気温20℃を割り込んできました。自宅でも今朝はかなり寒く感じましたが、五條市では15℃を割り込むのですから驚きです。天気予報では、明日は同じくらいかやや低め、明後日は雨も降り、更に気温が下がってかなり寒々しい一日になるようです。週間予報では、9月後半の3連休はずっと雨模様に終始するようで、ちょっと残念ですね。週末にかけて北上してくる台風17号の影響もあるのでしょうか?

 さて、農水省が重い腰をようやく上げ、養豚場の豚に対する豚コレラワクチン接種を決断した模様です。遅きに失した感も無きにしもあらずですが、お膝元の関東に飛び火したのがよほど衝撃的だったのでしょうか。ただ、2日前に隣の韓国でもっと恐ろしいアフリカ豚コレラが発生するというとんでもないニュースがありました。不幸中の幸いというか、日韓間は観光客など人の足も激減して交流が少なくなっており、そうそうすぐに我が国へ伝染することは無いかと思いますが、注意するに越したことはありません。それを考えると今回の決断はちょうどよい機会となったように感じられます。
 もっとも、まだ現状は、江藤新農相が明日にも予防的なワクチン接種を可能にするよう、防疫指針の改定作業に着手すると表明するという段階で、明日にでもすぐにワクチンが接種できるわけではありません。農水省の官僚の方々は大変でしょうが、一刻も早く改定作業を終え、国内の養豚農家さんの不安を払拭して欲しいと思います。
 ただ、聞くところによるとワクチン接種も完全な安全を保証するものではないそうですし、今後も引き続き厳重な監視とウイルスの封じ込めに努力を傾ける必要はあるでしょう。特にすぐ近くまでアフリカ豚コレラがやってきているのですから、防疫体制の更なる強化が望まれるところです。

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飲んでいるときは気持ち良く気分も晴れ晴れするのに、翌日体調が悪化するのはなんとも理不尽です。

2019-09-18 19:36:28 | Weblog
 昨日の朝の奈良市の最低気温は21.1℃、最高気温は31℃、今朝の最低気温は22.8℃、最高気温は28℃、五條市の昨日朝の最低気温は18.9℃、最高気温は29.6℃、今朝の最低気温は20.7℃、最高気温は26.2℃でした。夜明け頃は今日のほうが寒かった気がするのですが、案外そうでもなく、数字の上では昨日のほうが確実に冷えていました。ただ、昼間は日差しのなかった今日のほうが明らかに低く、過ごしやすい一日になりました。沖縄の南には新たな台風の卵が生まれ、徐々に北上しつつ近い内に台風に育つ模様ですが、これが東に進路を変えて来るかどうかは今のところまだ判りません。どんどん台風が来る時期ではあるので動き出せばこっちに向かってきそうですが、来週にならないと詳しくは判らなそうです。

 さて、昨夜は職場に来られたお客さんと急に夜会食をする事になり、話がはずんでアルコールをパカパカ飲んでいるうちにブログを書く気力も時間も失われていました。自宅近くならともかく、奈良で飲んで1時間以上かけて家まで帰ってこなくてはならないのですから面倒なことです。乗り換えに迷うこと無く無事最寄り駅までたどり着いたのは僥倖でしたが、ちょうどバスが行ったばかりで30分ばかり待たねばならず、普段なら20分弱かけて家まで歩くところですが、まだ酔いが強くてとてもそんな危ないことは出来ず、結局家人に連絡して車で迎えに来てもらいました。帰り着いて間もなく、なんとか風呂に入り葉を磨いて、そのまま布団に直行して瞬く間に意識が落ちてしまいましたが、朝3時に酔いが切れたのか目が覚めたのには閉口しました。結局すぐには2度寝に入れず、1時間ぐらいグタグタ布団の上で右左と転がってようやく4時過ぎに寝入ったと思ったら5時に目が覚め、5時半まで3度寝できないか無駄な努力を重ねた挙げ句、諦めて起きました。それで昼間また眠気が強くなるのですから理不尽な話です。そんなに睡眠が足りてないならどうして3時の2度寝、5時の3度寝で速やかに意識を飛ばすことが出来ないのか、夜の睡眠不足で昼に眠くなる時はいつも不思議でなりません。まあそれが結局不眠などと言われる病的状態なのでしょうけれど、睡眠が足りないならちゃんと夜の間にきっちり不足を補って欲しいものです。
 その上今日は目覚めたときは問題なかったのに、いざ出かけようという段になって急速に体調が悪化、電車の中で脂汗を流すは、駅でトイレに駆け込むは、朝から散々な状況でした。酒を飲んだ翌日はあまり調子が良くないことが多いですが、ここまでひどくなることは今までそうありませんでした。これも年をとって体質が変化してきているということでしょうか。全く困ったものです。
 そんなわけで今日は早めに寝て体調を整えにかかるとします。寝付きが悪いなら睡眠導入剤を飲んででもとにかくとっとと寝て、今日のようなしんどい一日にならないよう、明日を迎えたいものです。

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宇宙エレベーター技術の公開実験、と報道されましたが、色々なイベントの一環として開催された協議会だったようで。

2019-09-16 19:20:37 | Weblog
 奈良市の今朝の最低気温は23.3℃、最高気温は30.4℃。五條市の今朝の最低気温は21.1℃、最高気温は27.9℃でした。今日も晴れるかと思いましたが、ほぼ一日曇り空で日差しはほとんどありませんでした。北上する台風の卵や東に向かう低気圧の影響でしょうか。若干蒸し暑さも覚える日中でしたが、夜は涼しい空気が窓の網戸越しに部屋へと流れ込んできています。明日から少しずつ気温が下がってきて、来週の3連休は今の所雨模様の予報が出ています。この分ですと、その後本格的な秋を迎えるという感じでしょうか。うだる暑さがついに消えたのは何よりありがたい話ですが、季節の変化は心身にも色々影響しますし、しばらくは注意が必要でしょう。

 さて、福島県南相馬市で、宇宙エレベーター実現に向けた公開実験が、12の大学や企業が参加して実施された、という報道を見ました。気球から垂らされたケーブルを伝って装置を上昇させ、火星への軟着陸を想定して地上100mで着陸装置を分離するという試みだったそうで、見に行けるところなら一度見学してみたいと思わせる内容でした。ただ、ネット上で確認できる報道ではほとんどふれられていませんでしたが、少し詳しいことが知りたくて調べてみますと、この実験は南相馬市の福島ロボットテストフィールドで開催された、TEPIA(一般財団法人高度技術社会推進協会)主催の様々なイベントの一環として宇宙エレベーター協会が実施したものらしく、実験というよりは「ロボコン」のような協議会だったようです。また、宇宙エレベーター以外にも、「プログラミング体験広場」やドローンを使ったUFOキャッチャーもどき「ドローンキャッチャー体験」、福島高専による「高専ロボコン・知能ロボコンの実演デモ」など、様々な魅力ある催しがたくさん開催されていた模様です。せっかく面白そうなイベントが目白押しだったのですから、これらも合わせて報道すればよいのに、どうして宇宙エレベーターだけ報道するのか、不思議でなりません。
 また、南相馬市といえば東日本大震災に伴う津波で海岸線付近は壊滅的打撃を受けたところと記憶していますが、福島ロボットテストフィールドはその被害地区の復興事業の一環として整備された施設のようです。どうせならそういうことも一緒に報道してくれたら良いのにと思ったのですが、なかなか難しいものなのでしょうかね。

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無人機がサウジアラビアの石油施設を攻撃するなんて、とんだ近未来に自分は生きているんだと実感しました。

2019-09-15 21:11:06 | Weblog
 奈良市の今朝の最低気温は21.4℃、最高気温は32.7℃。五條市の今朝の最低気温は18.1℃、最高気温は32℃でした。今日も朝からよく晴れました。気温も昨日より上がって結構暑かったですが、先日の体温気温ほどのこともなく、空気も爽やかなので案外過ごしやすい暑さだったように感じます。明日も京都ほぼ同じような天気になる模様ですが、台風になりそこねた熱帯低気圧が相次いで北上してくる模様で、それが空模様に影響しないのか、少々疑問もあります。まあ降らないに越したことはありませんが。

 さて、14日午前、サウジアラビアの東部州にある国営石油会社サウジ・アラムコの施設2か所に、ドローンを使った攻撃が仕掛けられ、火災が発生、施設は石油生産を一部停止し、サウジアラビアの石油生産の約半分が停止した、との報道がありました。これに対し、サウジアラビアが支援するイエメン暫定政権に対して抵抗を続けている、イスラム教シーア派系反政府武装組織フーシ派が、犯行声明を出しました。既に火災は鎮火し、死人は出なかったとのことですが、世界的にも重要な産業施設がこうして襲われたという事実は衝撃的で、サウジアラビアに多くの石油を頼っている我が国にとっては死命を制しかねない一大事でもあります。ドローンの軍事利用というのは随分取りざたもされてきたと思いますが、こうして現実になるとその防ぎ方も難しい分本当に厄介な話になると思わざるを得ません。有人に比べれば遥かに小さな図体で長距離を低空飛行して侵入してくるドローンは、通常の対空火器で墜とすのが難しいらしく、その攻撃を防ぐのはかなり難しいようです。唯一効果がありそうなのが電子戦だそうですが、それでは周辺の電子機器にも影響が大きく、一筋縄でなんとかなるものでもなさそうです。となると、後はドローンのAIに判断を誤らせる重要設備の隠蔽工作とか、侵入を妨害したり阻止したりするネットの展開とか、体当たり等で敵ドローンを迎え撃つのを専門とする小型ドローンとか、これから色々な対抗策が研究され、実戦で使われることになるのでしょう。重要設備にあまり大した防備が無さそうな我が国でも、ミサイル以外にドローンへの対策も必須と思われます。防衛産業や自衛隊だけでなく、大学や高専なども交えて是非日本らしいトンデモ対抗策を研究し、画期的な防衛手段を構築してもらいたいものです。

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