今日でひたすら暑かった7月も終わり、明日からは8月ということになるわけですが、ひところは夜もひたすら暑苦しかったのが、このごろ妙に夜間は涼しく、ヘタをすると風邪でも引きかねないほど、明け方の気温が下がっているように感じます。昼間は幾ら暑くても夜さえ涼しければ案外に何とかなるもので、ひょっとして暑さの峠が越えたのか? とあらぬ期待を抱いてしまうのですが、幾らなんでもそれはまだ気が早いかもしれません。あるいは暑さにとうとう順応した、という見方も出来ますが、いずれにせよただただ消耗するばかりだった7月が終わった、というのは、少しばかり気が晴れるように感じます。そんなさなか、本日は職場で暑気払い、という名の飲み会があり、たった今帰宅したところです。少々御酒を過ごし、もう眠くて眠くてたまらないのですが、明日もう一日仕事があるので、ここはなるだけ早く寝て、明日に備えねばなりません。
それはそれとして、今日は不思議なニュースを見ました。NHKの化学実験番組、「ためしてガッテン」で流された内容だそうですが、水よりもお湯のほうが早く氷になる、という話なのです。これに対し、人魂で有名な(などと書くと失礼かもしれませんが)大槻義彦・早稲田大名誉教授は、「馬鹿馬鹿しい」と一蹴したそうですが、一方で条件次第ではありうるかも、と述べる学者もいるなど、結構侃々諤々な論争になっているのだそうです。
私は基本的に「そんな馬鹿な」と思う方なのですが、今は酔っているせいか、ひょっとしてありうるのかも? などと思う気持ちも少し沸いてきたりもして、ではそんなことがありうる条件とは何なのか、とアルコール漬けの頭で考えたりしています。でも、基本的には水なら1cc当たり1℃の温度変化で1カロリーのエネルギーがやり取りされるわけですし、氷になるときは確か1キロ当たり80kcalの潜熱がやり取りされると記憶しているのですが、そのエネルギーの変遷はお湯だろうが水だろうが変わらないはずで、それからすると、温度の低い水の方が常識的に凍りやすいはずなのです。「ためしてガッテン」がどんな実験をしたか知りませんし、そもそもあの番組の実験なんて、悪名高い「あるある大辞典」とそう違わないレベルの、実験以前のパフォーマンスに過ぎない、と思う私としては実験内容それ自体に疑問があるのですが、はっきりさせるなら十分に洗浄した器具を最低でも5組用意し、蒸留とフィルター、それに紫外線処理して不純物を極力減らした超純水でも使って、出来れば実験直前に一度煮沸してガス抜きなども行ったうえで器具に密封し、所定の温度に調整してから、全て同一条件で冷凍装置にセットする、位のことを2回以上繰り返して、まず水そのものの性質としてそういうことがありうるのかを調べた上で、水に色々な物を溶かしてみたりして条件を変えて同じように実験を繰り返し、果たしてそのような現象が生じるのか、その再現性はあるか、を明らかにしたのち、もしありえたとしたらどのような理屈が考えられるか、に知恵を絞るのが筋な様な気がします。ありうる、と考える研究者の方々で追試されてはいかがでしょう。それではっきり白黒の付く問題のように思います。
それはそれとして、今日は不思議なニュースを見ました。NHKの化学実験番組、「ためしてガッテン」で流された内容だそうですが、水よりもお湯のほうが早く氷になる、という話なのです。これに対し、人魂で有名な(などと書くと失礼かもしれませんが)大槻義彦・早稲田大名誉教授は、「馬鹿馬鹿しい」と一蹴したそうですが、一方で条件次第ではありうるかも、と述べる学者もいるなど、結構侃々諤々な論争になっているのだそうです。
私は基本的に「そんな馬鹿な」と思う方なのですが、今は酔っているせいか、ひょっとしてありうるのかも? などと思う気持ちも少し沸いてきたりもして、ではそんなことがありうる条件とは何なのか、とアルコール漬けの頭で考えたりしています。でも、基本的には水なら1cc当たり1℃の温度変化で1カロリーのエネルギーがやり取りされるわけですし、氷になるときは確か1キロ当たり80kcalの潜熱がやり取りされると記憶しているのですが、そのエネルギーの変遷はお湯だろうが水だろうが変わらないはずで、それからすると、温度の低い水の方が常識的に凍りやすいはずなのです。「ためしてガッテン」がどんな実験をしたか知りませんし、そもそもあの番組の実験なんて、悪名高い「あるある大辞典」とそう違わないレベルの、実験以前のパフォーマンスに過ぎない、と思う私としては実験内容それ自体に疑問があるのですが、はっきりさせるなら十分に洗浄した器具を最低でも5組用意し、蒸留とフィルター、それに紫外線処理して不純物を極力減らした超純水でも使って、出来れば実験直前に一度煮沸してガス抜きなども行ったうえで器具に密封し、所定の温度に調整してから、全て同一条件で冷凍装置にセットする、位のことを2回以上繰り返して、まず水そのものの性質としてそういうことがありうるのかを調べた上で、水に色々な物を溶かしてみたりして条件を変えて同じように実験を繰り返し、果たしてそのような現象が生じるのか、その再現性はあるか、を明らかにしたのち、もしありえたとしたらどのような理屈が考えられるか、に知恵を絞るのが筋な様な気がします。ありうる、と考える研究者の方々で追試されてはいかがでしょう。それではっきり白黒の付く問題のように思います。