かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

花粉再来!

2007-03-31 23:46:25 | Weblog
 さっきまでスゴイ風が吹いていました。といっても、窓の外で吹き荒れている風の音を聞いただけで、実際のところはどれくらいすごかったのか、はみていないのですが。暗闇で轟々と猛々しくとどろく音は、それだけで台風もかくや、といわぬばかりな威圧感を持って耳に届きます。それにしても一体今年の天気はどうなっているんでしょうね?
 どうなっているのか、というともう一つ、今年のスギは一体何を考えているんでしょう? というのはもちろん比喩で、スギが人の言うところの思考をしているはずは無いのですが、今年の花粉の出し方をみていますと、思わずそう愚痴の一つも出したくなるのです。というのは、今頃になって目の痒さが強くなり、くしゃみも頻繁に出るようになって来ました。花粉の時期は終わった、と思い込んでいたので、これは少々以外でした。ひょっとして、黄砂の中にアレルギーを惹起する「なにか」が混じっていたんじゃないだろうか、などと根拠も無く疑ったりしていたのですが、スギ花粉飛散状況をチェックして、唖然といたしました。なんと、いったんは終息していたように見えた花粉の飛散が、今週からまた一大ピークをきざみはじめているではありませんか! 今年は量が桁違いなだけでなく、花粉時期の期間もまた、記録的に長くなりそうな気配です。どうやら3月中盤の寒の戻りのせいでいったん花粉を出すのを停止していたようですが、野生種なら、その生存戦略として種子の発芽や花の時期を巧妙にずらして少しでも期間を延ばすよう、傍目からはだらだらと見える動きを示すものですが、スギは人間が選び育ててきたものですから、花の時期がかくもだらだらと長引くとは想像だにしておりませんでした。これがろうそくの炎で言うところの消える直前の最後の輝き、だったらいいのですが、果たしていつまで続くのか、全く予断を許さなくなってきました。そうこうしている間にヒノキ花粉まで飛び始めていますし、いつまでたっても空気中からこれら花粉の消える日が来ることはないのでしょうね。
 となると遺伝子組み換えにより作り出した花粉症対応米の実用化が大いに期待されるのですが、どうやらこのお米、厚生労働省で実用化にブレーキがかけられたそうです。いわく、これは医薬品に該当する、と、新聞に書いてありました。食品と医薬品ではさまざまな点でそのハードルが著しく異なります。効果の点だけでなく、安全性評価の面でも厳密さが要求されますし、その評価に必要な調査数も桁違いになり、お金も時間も莫大な費えが生じます。悪名高い「あるある」はじめさまざまな健康情報番組で「実験」と称して数人を被験者にしてそれらしくやりますけど、実際の研究現場であんな少数の事例で話をしたらハナから相手にすらしてもらえません。薬ではありませんが、あの特定保健食品で、効果や安全性を検証し、商品一つを認可してもらうまでに、ざっと1億円かかります。薬品ならそれよりもはるかにお金がかかるはずです。
 これで早期の実用化は完全に不可能になりました。農林省の林業政策のツケとはいえ、もう少し厚生労働省も考え方をやわらかく出来なかったのでしょうか。たとえば特定保健食品として検討してもらえれば話は早かったと思うのですが。

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歴史を教える・教わるというのはタイヘン難しいことだと思いますが、キホン位は押さえてほしいものです。

2007-03-30 23:18:49 | Weblog
 今朝未明、短い時間でしたが、空恐ろしくなるほどの豪雨が大和の地を洗ったんだそうです。雷鳴こそならなかったものの、稲光が何度も瞬いたとのことで、今朝の職場では「おはよう」の後決まって「今朝の雨はすごかったねー」とか「5時ごろだっけ? 雨音で目が覚めたよ」でした。そんな中、私はただ一人「?」を頭の上にちらつかせつつ話題から取り残されていました。実はそんな雨が降っていたとは全く気づかず、目覚ましに叩き起こされるまで、ひたすらぐっすり眠り込んでいたのです。朝、外を眺めて、ああ、雨が降ったんだな、とは理解しましたが、よもやそんな大雨になっていようとは想定外でした。それでも半信半疑だったもので、気象庁のサイトで30分おきに降水状況を表示する地図を出し、今朝の状況をトレースしてみたところ、確かに皆が言うとおりの大雨が、わが頭上を足早に通り過ぎていく様子が見て取れました。ううむ、このところ少々寝不足気味でしたけど、皆がそれほど言い募る大雨に何故自分は気づかなかったのか。少々不満と不安がよぎらないでもないです。

 さて、来春から使われる高校の日本史教科書で、太平洋戦争末期の沖縄戦の際、沖縄県民が日本軍により強制的に集団自決させられたという記述すべてに検定意見が付き、出版社がそれぞれ内容を書き換えたのだそうです。私はその辺りをどう習ったか、日本史を選択していたというのに実はあまり記憶しておらず、ひょっとして時間切れでそこまで授業が進まなかったのではないか、などと疑いつつ、やっていたとしたら多分集団自決強要説で習ったような気もいたします。何せ当時は今ならオタクと呼ばれるだろう海軍カブレでしたから、旧帝国海軍は紳士的で理性的、対する陸軍は能無し頑固な精神主義者で、そんな暴挙もやりかねない、と信じていたに違いないと思います。今にして思えば、それもまた当時を知らない者の思い込み、というべきもので、海軍は言うほど理性的でもなかったようですし、陸軍も単純というわけでもなかったようですが、ただ、歴史というのは科学などよりもはるかに判りにくく、真実が見えてこないもので、そもそも客観的な事実、なるものが歴史にあるのか? というのも常々疑問に思うところでもあるのです。同じ一つの出来事でも、立場や見方でその評価は全然異なってきますし、その出来事自体が本当にあったことなのか、それとも憶測や捏造の類なのか、あったとしてその起こった事件の規模はどれくらいなのか、などなどが、かなり不分明なまま、なんとなくあったような認識がなされているように感じられるのです。もちろん大きな流れとしては、たとえば大東亜戦争が6、70年前にあって、アメリカやイギリスといった国々と日本が戦争した、という事実は間違いなくあるのですが、更に詳しい中身を見ていくと、まさに「藪の中」としか言いようの無い話が出てきたりして、正しい認識が困難になってきます。歴史というのは人の営みの積み重ねそのものであり、そのヒト自身が、己の主観世界の中でしか物事を見ることが出来ない以上、「藪の中」になるのは当然でもあります。このニュースをもって「歴史を歪曲する」云々という意見もまた多々出るのでしょうけど、歴史なんてのは語るヒトの主観によって必ず歪曲されるもの。その上、当時の人々がおかれていた環境、考え方、リアルタイムに感じていた気持ち、それによって惹起された行動などなどを、今の我々が理解したり、ましてやその是非を判断する、なんてのは不可能でしょう。そんなあやふやなものを教える、というのもどうかと思うのですが、奈良時代と平安時代の区別が付かなかったり、12月8日や9月2日が何の日かわからなかったりするのだけは無いようにしてもらえたら、と思います。

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昔なら横浜から船に乗っていくのは神戸と決まっていたんでしょうが・・・

2007-03-29 23:01:45 | Weblog
 東京に行ったとき、ふと山手線から外を見てましたら、公園のサクラがぼちぼち咲き始めているのが見えて、「やっぱり都会は暖かいのかして桜も早いな」などと思っていたのですが、帰ってきてみたらこちらでも、バイクですっと通り過ぎるだけでもはっきり認められるほど、ほころび始めておりました。通勤途上の国道にかかっている電光掲示板も、ついこの間まで朝の気温と「凍結に注意!」と出ていたのに、いつの間にか「吉野の桜は公共交通機関で」とこれからの混雑を予告し、電車バスを勧める内容に変わっていました。これからもどんどん春めいてきますから、程なくあちこちで満開の桜が妍を競うことでしょう。寒くてちっとも春らしくなかった3月も明日で終わり、いよいよ4月を迎えます・・・がそのまえに、明日はいよいよ待ちに待った「マリア様がみてる」新刊の発売日! ということで、この間から明日決着が付いているはずのお話をおさらいするために、何巻か遡って読み返しておりました。準備万端整えて、明日は本屋さんに直行です。

 さて、横浜で、横浜発ホノルル行きの豪華客船に忍び込んでホノルルまで行ってしまった不法侵入男が、今日、飛行機で日本に強制送還され、逮捕されたそうです。なんでも大さん橋1階の駐車場から防犯用フェンスを乗り越えて国際客船ターミナルに侵入し、乗客に紛れて乗船したのだそうで、不正乗船に気付いた船員がこの男を捕まえ、ホノルルから成田空港へ空路で強制送還されたとのことです。まあそんなあっさり人一人忍び込まれてしかも港を出るまで判らなかった、というのも安全管理上かなり問題だと思いますし、その男の供述が「大きな船に乗って遠くへ行きたかった。ホノルルへ行くとは知らなかった」というらしいのも、大の男がなんて幼稚なことを、と思ったりもしたのですが、それよりも、その侵入男が40歳のフリーターと紹介されていたことが、ある意味一番ショックだったかもしれません。40歳で定職が無いフリーター状態の人というのは、今我が国にどれだけ存在するのでしょう? その人たちが更に10年経って50になり20年経って60になったとしたら、一体どうやって生活を送っていけるのでしょう? 団塊の世代の大量退職でこれから企業の人手不足が顕著になり、新卒は確か売り手市場状態と聞いていたと思いますが、働き盛りの40歳が定職に就けないなんて、本人の資質等別の問題なのかも知れないですけど、それでも何か薄ら寒い悪寒を覚える話です。政府や厚生労働省は、こういった新たな社会的弱者の姿が見えているんでしょうか? 景気回復を手放しで喜んでもいられないですよ、これは。

 
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昭和の巨星がまた一つ、堕ちました・・・(泣)

2007-03-28 20:08:00 | Weblog
 植木等逝く!
 今日は朝から激震が走りました。享年80歳、となればまず大往生と申し上げてよいかと存じますが、本当に心から御冥福をお祈り申し上げたいと存じます。私はカラオケでも植木等の歌を愛唱しているのですが、もうあの存在感たっぷりな演技を観ることが出来ない、というのは、どうしようもないとは言え、まことにもって残念なことです。新聞記事によると、軽妙洒脱な演技とは全く裏腹に、普段の姿は謙虚で気さくでまじめ一徹、だったそうです。芸を磨くために「呑む打つ買う」は必須、みたいなことがまかり通っているかのごとき芸能界で、その人柄は相当貴重だったのではないでしょうか。つまらない不祥事でワイドショーをにぎわしたり、素人だましな拙い芸でしか存在感を出せない二流三流の芸人もどき、捏造やくだらない演出でただうるさいだけの無用番組を垂れ流すしか出来ない無能な制作スタッフ、それらテレビという媒体に胡坐をかく愚か者どもに一流の芸人魂の真髄をとくと味あわせてやるためにも、今まで世話になったテレビ局はじめ各種メディアは、総出で追悼番組を編集し、その膨大な映像メモリアルを流し続けるべきではないでしょうか。これだけの異才はもう二度と現れそうに無い、そんな気分に本気でさせられます。岸田森、天本英世、と、かつてその逝去を惜しんだ私でしたが、今朝はまたも巨大な喪失感を味あわされました。本当に昭和がどんどん遠ざかっていく、さびしい限りです。

 さて、いったんは終息した、と思っていたスギ花粉、ここにきてまた一転増加の傾向を示しているみたいです。といっても異常増加は我が奈良県だけのようですが。おかげで今日は花がむずむずして目がしょぼしょぼしてなりませんでした。涙腺が緩みやすいこんな日に訃報を聞くなんて、因果な巡りあわせだと改めて思いました。



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「竜宮城」は「ショッカー本部」でした(逆かも?)。

2007-03-27 23:17:14 | ドリームハンター麗夢
 無事東京から帰ってきました。で、一番にやったことは荷物の整理をして東京から持ち帰った「ブツ」をアンゼンな場所に厳重保管することです。その次に、「コミックコミュニケーション」の参加申し込みを済ませました。明日が締め切りで、参加申込金については東京で時間を見繕って銀行に駆け込んで無事済ませていたのですが、申込書の方はサークルカットも作ってなかった状態でしたので、結構あわてました。おかげで何とか無事オンラインで申し込みを完了し、後は結果待ち、という状態になっています。何とか通って欲しいですね。何せDVD-BOX2発売直後のイベントですから、盛り上がること必定ですよ。是非参加して、「ドリームハンター麗夢」ここに在り! というところを多くの方々に見せつけねばなりません!

 次にメールのチェックと返事などを片付け、ようやく日常に復帰いたしました。外出中はどうしてもメインに使っているメールアドレスはチェック難しいので、たまりにたまってしまうのです。でもその99%がスパムメールですから、それを整理するのは本当に忍耐を必要とします。スパムメールを出している人はそれでいくばくかの金を稼げるのでしょうし使えるから使っているんでしょう。人様に迷惑をかけない、というのは最低限のしつけだと思うのですが、どうやらネットでは中国人並みに拝金主義が跋扈するようになっているみたいです。

 さて、せっかくですので昨夜の話を少しだけ触れておきましょう。お金を落とすという悲劇をあっさり吹き飛ばしたうれしい事とは、一連の麗夢DVD-BOXを推進している仕掛け人M氏のアジトに招待され、色々とお話をしてきたということです。都内某所の一見何の変哲も無いマンションの一室が、麗夢をはじめさまざまな企画が生み出される魔女の大鍋がすえられた魔窟と化していようとは、東京市民1000万人の中でもほんの一握り、いえ、一つまみくらいしか知らないでしょう。そんな秘密基地に招かれ、『大首領』や『幹部』と膝突き合わせてお話に興じることになるとは、ほんの数年前には想像だにしなかった事態です。それがいまや、「麗夢」というアソシエーション・ツールを介して自分もそんな秘密結社の末席にご招待いただけることになるのですから、世の中本当に判らないものです。
 そこで見せられた秘教の経典ならぬ数々のお宝グッズ、そして聖徳太子の「未来記」を垣間見るような先々の託宣ならぬ将来構想などをお聞きしていますと、ここがショッカー本部にも竜宮城にも思えてきます。ただ、秘密結社はその秘儀は絶対他言無用、禁を破ると命を持って償わねばならないのが古今東西を問わない決まりですので(詳しくは澁澤龍彦「秘密結社の手帖」等をご参照のこと〔笑〕)、私も今は口をつぐんで来るべき「起つ日」を待つことにいたします。いえ、待つばかりでなく、積極的にその日を近づけるように努力しないといけませんし、当然微力の及ぶ限りそうするつもりですが、「世界征服」にも勝るとも劣らない魅惑的な未来絵図で、今私の頭の中は飽和しているのです。
・・・でもこれでは、何が何やらさっぱりですね。そこで一つだけ。拝見した「経典」の一つは、さる御大の鉛筆描原画原稿、でした。もう迫力満点の鬼気迫る筆致と満点なかわいらしさが同居した、眼福程度の言葉では言い尽くせない、まさにこの世の至宝でございました。

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月並みですけど、やはり人生は山あれば谷あり、ですよ

2007-03-26 23:59:12 | 夢、易占
 今日はお仕事本番。およそ100人ほどの聴衆を前に、パワーポイントを使ってざっと30分ばかり話をするのですが、こういう仕事は燃えるものです。聴衆の反応を見ながら、言いたいことを散々まくし立てる。きっとヒトラーや東条英機などといった人々もそういう高揚感を味わっていたのではないか、と思ったりするのですが、その一方で「巧言令色少なし仁」という孔子の言葉もちらりと脳裏によぎったりして、ああ、自分はなんて詐欺的な大風呂敷を広げているんだろう、と偽悪的に自分を嘲笑する自分も同時にいたりもして、結構忙しく頭が動いているのをふと意識したりします。あ、「少なし」の漢字が違いますね。確か「鮮し」だったでしょうか?なんとなくそんな形の字だ、と思うのですが。まあそれはともかく、話す中身は自分がこれまで時間をかけてやってきた仕事の中身ですから、よほどのことがない限りそれで失敗して落ち込むということはありません。ただ、今日はある意味最悪なコンデションで臨んでおりましたので、無事終わったのをよし、としたかったりもします。いったい何が悪いかというと、実は「仕事」をする会場に向かう途中で、小銭入れを落としたのです。中身は500円玉を7枚と100円玉を10枚、というそれなりの金額でした。朝、例によって易で卦を立てており、艱難に見舞われるもじっと我慢して耐えていればいいこともある、というような意味の卦を得たのですが、私はこれをてっきり今日の「仕事」での問題だろう、と勘違いしていたのです。なんといっても妙に慣れてしまったせいか、悪い癖が出てぜんぜん練習してませんでしたし、適当にやってもまあ時間通りに終われるだろう、と高をくくっていたのでした。そんな自分の適当さをこれも妙に自覚していたせいもあって、それでそんな卦が朝に出たものですから、てっきり自分の悪癖をいさめる卦が出たのだ、と思い込んでしまったのでした。でも好事魔多しとはまさにこのことで、その事実に気づいた私は、がっくしきてしまったのでした。それにしても、あれだけの重量物を落としてどうして気づかなかったのでしょう? 落としたのに気づくまで何度かその小銭入れを使っているので、いつどのあたりで落としたか、ということがおおよそですが判ります。そのときの自分をひとしきりののしった私でしたが、念のため探しにいった先にはまあ当然でしょうがその姿はなく、泣く泣くあきらめて会場に向かったのでした。
 で、仕事のほうは珍しく一通り練習した甲斐もあってまったく問題なし。聴衆の絶賛の拍手を前に、笑顔を振りまいたのでしたとさ。

 では、いいことはありましたのでしょうか? 実はあったのです。高々4,5千円くらいの喪失を補って余りある「いいこと」が。おかげで今目がさえて実はもうそろそろ午前1時になろうかというころあいなのですが、目がさえて眠れないでおります。そのお話については、また日を改めていたしましょう。もちろん、「麗夢」関連ですよ。明日は早いので、無理やりでも寝ることにしますけど、そのまま一晩明かしてしまいそうなくらいです。

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仕事のついで、なのですが、重要度ははるかに勝ることがあります。

2007-03-25 23:59:48 | ドリームハンター麗夢
 今気づいたのですが、3月17日の日記が消えていますね。確認してみたら18日に2投稿している事になっていました。いつも夜中ぎりぎりになって結局日をまたがってしまったときは、投稿した後日時を修正してその日のうちにしたことにしていたのですが、この日だけ忘れてしまったようです。後でまた修正しようと思いますが、今日は出先でちょっと手をかけている余裕がないので、後日改めて、ということになりそうです。
 さて、今日はとある用事で遠く関東にまで出かけてきております。一応仕事なのですが、最も重要な用事は今夜行った御大を交えたオフ会で、仕事はつけたし、なのかも知れません(笑)。初めてお会いする方も交えていろいろお話をして大いに盛り上がりました。これで、この年度末わざわざ出張仕事を受けた甲斐があったというものです。後はさくっと仕事して帰るのみ。出先では何かと落ち着かないし情報も途切れがちになりますので、できるだけ早く帰るつもりでいます。
 そうそう、もうひとつ大事な仕事を忘れておりました。6月10日のコミックコミュニケーションの申し込みをしないといけないのですが、参加費の銀行振り込みを明日中に片付けないとなりません。普段の仕事ですとなかなか山から下りて銀行まで出かけるのは難しいのですが、今はよりどりみどりで銀行が選べる大都会ですので、ちょっとした合間に銀行まで出かけることができます。後は帰宅してからオンラインで申込をするばかり。もともとコミケよりも楽な申し込み用紙記入ですが、オンラインで更に楽になっているのがありがたいです。
 あとはサークルカットだけ。仕事の合間を縫って原案を練り、帰宅早々送るといたしましょう。それさえすめば、後は当選を待ちつつ新しいコンテンツ作りですね。その原案も考えておかないと。何かと忙しいはるになりそうですよ、これは。

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科学的知見と政治的判断が異なるのは理解できないことも無いのですが・・・。

2007-03-24 23:13:41 | Weblog
 今日は左腕の痛みの件で、3週間ぶりに整形外科に行きました。1週間前に湿布が切れてしばらく体操だけ続けていたのですが、どうも今ひとつ具合がはっきりせず、時折、何気ない動作で強烈な痛みが走り、夜寝ているときにも痛みがあったりしましたので、かえって悪化しているのではないか、と不安になり、医者に行ってみた次第です。で、結果はというと、予想に反して症状が改善しているとの事。はじめてこの件で診て貰いに行ったときは、腕が通常の半分程度しか上がらず、あげようと思ったらあがるのですが、痛みが強くなってきて自力で万歳するのも苦労する、という状態でした。が、今日みると、痛みは多少ありますが、随分楽にあがっていると医者が言うのです。自覚症状として痛みばかり気にしていた私としては、一月前にどれだけ自分の腕が動いていたか、ということをとんと失念していたのでした。それでも半信半疑な私に、医者はカルテのデータを示して、はっきり改善の状況を説明してくれました。こうなっては納得するしかありません。新たに2つの動きを体操に追加してもらいましたし、この調子ならもう少しで痛みも無くなる、と太鼓判も押してくれたので、その言葉を信じてもうしばらく腕の体操を続けてみようと思います。

 さて、今朝の新聞によると、タレント夫妻がアメリカの女性に代理出産してもらった双子の男の子について、生まれた子供との母子関係は認められない、という最高裁判決が出たと報道されていました。すっかり有用分が分解されて土に返ったかのごとき民法を杓子定規に解釈した結果の馬鹿げた判決だと私は思います。遺伝的なつながりが親子関係にならないとするなら、一体何を親子関係と呼ぶというのでしょう? 母は懐胎・出産した女性と解さざるを得ない、などという、今の技術レベルを全く無視した上、子供を望みつつもいろいろな事情で出産の困難な女性達への冷たい仕打ちであり、この少子化が進む我が国の将来さえ危うくしかねない判決を出す法律家に、本当に存在意義があるのか、と私は深刻に考えざるを得ません。もっとも、立法による速やかな対応を強く望むという姿勢を示したことは、評価できると思います。この上はくだらない政争に明け暮れる政治家や既得権益に汲々とする官僚達の尻をたたき、しかるべく合理的かつ人情にも合致する民法を構築するために働いてもらわねばなりません。タミフルで右往左往している様子を見ておりますと、かなり心もとない気もするのですが、あれだって科学的な知見もないまま、ただ雰囲気で子供への投与をやめるという愚行を、兵力の逐次投入という一番やってはいけないやり方でやっておりました。異常行動とタミフルの因果関係を早急に明らかにするとともに、一体どれくらいのリスクが現状ありうるのか、そのリスクはインフルエンザの蔓延と比較して許容できるかどうか、ちゃんとそれらを考慮したうえで決めたというなら、そのリスク評価を公表して納得のいくよう説明に努力するのがリスクコミュニケーションというものでしょう。どうもそのあたりがいい加減というか、場当たり的な対応に見えてしまうのが、我が国の典型的なリスク管理のように思えて仕方がありません。政治家の判断というならそれはそれで判るのですが、官僚が判断し、決める、というのもおかしな気がします。参謀が司令官をないがしろにして突っ走る「独断専行」を旨とした旧軍の悪弊を今も引きずっているのではないか、と疑ってしまいます。

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麗夢にまつわる謎が一つ。

2007-03-23 23:13:04 | ドリームハンター麗夢
 今日は暖かいだけじゃなくて、何かモウモウと全体に霞がかった妙な天気でした。時期が時期なら、「スギ花粉の大量飛散?!」とか「黄砂?」とでも思うところなのですが、スギ花粉はもう終わりましたし、ヒノキ花粉はまだ早いうえ、そもそも我が県はヒノキ事態少ないですし、それに今年はヒノキの花が少ないので、到底霞がかるほど花粉が飛ぶわけがありません。では黄砂かと思うのですが、今のところ、黄砂が観測された、という公式発表もありません。一体あれはなんだったのか、正体不明の不思議な霞でした。

 ところで、今度の麗夢DVD-BOXには、我々から提案したCDドラマの収録が実現したわけですが、収録がドラマ部分だけになったことにはちょっと残念な感を否めない方々も多いことでしょう。音楽部分はまた機会を改めてコンプリートできるよう提案して参りたいと思いますし、関係各位も前向きに検討して下さっているのは間違いないので、先々楽しみにしていいと思います。そんな中、麗夢のLPレコードで収録されていながら、CDでは未収録の曲がある、という話を聞きました。残念ながら私はLP版を所有しておりませんし、CDには未収録、という話は正直初耳でもあります。過去の麗夢作品の完全再現をもくろむ上で、この未知のあまり知られていないものがあるかもしれない、というのは由々しき問題です。どなたでも結構ですので、もしこれについてご存知の方がいらっしゃったら教えてもらえないでしょうか? よろしくお願いします。

 さて、今日は久々に地元の温泉に行きました。いわゆるスーパー銭湯なんですが、一応分間60リットルほどの25℃くらいのなんたら単純泉なる温泉の湧き出ている銭湯です。広くて綺麗でのんびり出来るいいお風呂だと思うのですが、今日は館内が一部メンテナンス中で、ぶくぶく泡の出るお風呂は休止していたのが残念でした。そのせいというわけでもないのですが、ちょっとお湯に漬かりすぎてのぼせ気味です。明日は朝から自治会の周辺清掃がありますので、少し不足ですが今日はこれまで。早々に寝ますのであしからず、ご了承ください。

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麗夢DVD-BOX2にまつわるあれこれ その2

2007-03-22 23:08:11 | ドリームハンター麗夢
 そろそろマスクはいらないかも、と思いつつ、なんとなくマスクして無いと不安というか、いまだに外出時にはしっかり顔半分覆って歩き回っています。それでも、つい先日まではどんな短時間でも絶対にマスクなしで外に出ることはしませんでしたが、今はごく短時間ならマスクなしで外に出たりするようになりました。冬は喉を守り風邪をひかないようにするため付け通しでしたし、花粉の季節はもちろん付けっぱなし、実は寝る時もマスクをしていて、これはほぼ一年中、わずかに夏の間だけつけないときがあるのですが、これも出張等で空調の効いたホテルに泊まるときはやっぱり付けて寝たりもします。そんなわけで、いまや我が家には使い捨てマスクがティッシュペーパー並みに常備されているのです。

 さて、麗夢DVD-BOX2については、ついに詳細が仕掛け人M氏のブログに紹介されました。
 まず目に付くのが今回のポスター。今度のポスターはBOX1にもまして気合の入った内容だと思います。死神博士や夢の魔女が実に凛々しいですし、麗夢ちゃんの頭上で大きく翼を広げた太古の悪夢有翼竜の骸骨がまた、戦慄モノのかっこよさです。面白い物語に必須の魅力的な敵役・悪役、その存在感が見事に描き出されているんじゃないでしょうか。是非原寸で見たいので、近々上京する折にでも探してみたいと思います。
 それとM氏の書き込みがまたスゴイ。簡潔にして過不足ない紹介記事と、そのままデータベースとして活用できそうな製作陣に関する豊富な情報。麗夢に対する、そしてアニメに対する氏の愛情の迸りが、余すところ無く発揮されております。
 これについては、氏からどしどしコピペ等して話を広めて欲しい、というお話をうかがっておりますので、私としても是非協力して参りたいと思います。これをご覧いただいた方々も、是非リンクを辿って氏のブログ「☆天海麗☆オフィス・ファンタム Blog☆」へ飛んで、その栄養満点情報特盛な内容を堪能し、その中身を更に大勢の方々に伝道すべく、あらゆる機会を捉えて宣伝にあい努めていただくようお願いいたします。BOX1が過去の麗夢作品をコンプリートできるかどうか、すなわち『過去』がかかっておりましたが、BOX2にはこれからの『未来』がかかっています。是非我々ファンの微力を掛け合わせ、可能な限り大きなうねりにして、自らの手で『未来』を掴み取ることが出来るよう、力を尽くして行きたいと思います。

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麗夢DVD-BOX2にまつわるあれこれ

2007-03-21 19:26:56 | ドリームハンター麗夢
 今日は朝から地元のなんとか言う会の主催による飛鳥探検ツアーなるハイキングに家人とともに参加、地元ガイドさんに連れられた百数十名の一人として、近鉄飛鳥駅から石舞台古墳まで、数多ある歴史的遺産を見学しながら半日歩き通しました。それら遺物を見て改めて、自分はなんと「スゴイ」ところに住んでいるのだろうか! という素朴な感動を覚えました。本当に今は田畑広がる単なる片田舎に過ぎないこのあたりが、かつては日本という一つの国の政治・経済の中心であり、まさに歴史舞台のど真ん中に位置指定たという、現在の風景からは到底想像できない偉大なる過去をその土の下に隠している、という事実。現日本の原型が、ここに凝縮していると言い切れるだけの密度と深さを有するすばらしい遺産です。それにごく簡単に、じかに触れることが出来ることの幸福な贅沢さは、まさにこの土地に住まうものの特権と言えるでしょう。本県はどうも自分達の「資産」の価値を正確に理解していないキライがありますけど、こうして地元の住民が少しずつでもそのことを理解してくれば、いずれそのあたりも変わってくるのではないか、と期待させられる半日でした。この地を舞台にした麗夢同人は現在連載している通りですが、ねたを改めて一からこの舞台で書いてみたい、と意欲を新たにいたしました。

 とこのねただけで今日の日記を書き上げようと思っていたのですが、夕方になってもっと重要なことができました。既に一部量販店で告知されているとおり、麗夢DVD-BOX2が5月23日に発売されますが、その件も含めて、仕掛け人のM氏と電話で1時間近く会談したのです。
 さて、今回のDVD、定価は17,640円、と本編DVD2枚の内容としては少々割高に感じられる向きもあるかとは思います。M氏もしきりにそれを気にかけておいででしたが、3枚目としてDISC3『特典ディスク(過去発売作品・ドラマCDのドラマ部分のみを編集収録、映像特典:お蘭探偵、未公開プロモーションビデオ)』がつく上、ブックレットとして大塚あきら氏が過去発表された麗夢の漫画が192ページの単行本として収録されます。さらにボックスならびに各DVDのジャケットも1に続いて全て描き下ろし、しかもそれぞれ押しも押されぬ大巨匠達がこぞって超多忙な本業にもかかわらず進んで仕事を請けたというすばらしいできばえとのことで、いやがうえにも期待が高まるというものです。
 価格については、かなりがんばって交渉されたとの事ですが、たとえば大塚あきら氏の漫画はDVD-BOXに添付する分だけの生産になりますので、印刷製本がどうしても高くついてしまったとか、色々クリアしなくてはならない課題もあった中でこの値段に落ち着いたのは、私としては本当に努力の賜物だろう、と思います。
 それに加え、ソフマップでは既に「逢坂浩司氏描き下ろし複製色紙(ロットナンバー入り)」が予約特典として発表されていますが、他にも幾つかのお店で幾つか異なる予約特典がつくとの事です。割引率の高いところもあることですし、今後発表されるお店情報をこまめにチェックし、欲しい特典を選ぶか、価格で決めるか、と、選択肢が「1」のとき以上に広がっているのがありがたいです。
 全体に「1」のときの経験と反省を踏まえた動きだとの事ですので、今後の展開もまた楽しみです。
 他にも、この場では明かせない驚天動地の話とか将来展望とか業界の話とか、さまざまな内容をうかがいました。いずれそれらの話も氏のブログに紹介されていくとの事ですので、こちらも要チェックです!
 それから情報をもう一つ。ギョクモンエンターテイメントが出している雑誌「ヒロイン危機一髪」がリニューアルされ、「ヒロインステーション」になりました。その栄えある創刊号に4ページ、毛利和昭氏のインタビューが掲載され、麗夢について語られるそうです。ギョクモンエンターテイメントは、今まで以上に麗夢に力を入れていく会社になるとの事なので、こちらも要チェックですね。


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自転車だって立派に車の一種で危ない事には変わりないのでしょう。

2007-03-20 23:18:03 | Weblog
 どうやらスギ花粉はほぼ完全に終息した模様です。スギ花粉飛散情報によると、奈良県のデータは19日に捕捉数0、それ以前も、16,17日が若干多い目でしたけど、他は10以下の少なさでした。ちなみに他のところを幾つか見ても、京都が若干多い目な他は軒並み少ない数字で、全国的に見ても今年もようやくスギ花粉の季節が終わったと言ってよさそうです。ただ、なぜかこの間からくしゃみがちょっと出たり、すこしだけ目が痒かったりします。マスクは相変わらずしっかり装着しているのですが、このむずがゆさは確かに花粉症のそれに良く似ております。スギ花粉は終わり、ヒノキは少ないうえに今年は花数が著しく少なく、奈良県ではヒノキ花粉の心配は無いというので、この軽い症状が花粉だとしたら一体なんなのか、不思議です。まあとにもかくにも今年も無事スギ花粉についてはほぼ完璧にクリアしたわけですが、これから牧草とかイネ科雑草とかの花粉が飛び交う季節になります。私のようなアレルギー持ちには、まだまだ油断は出来ないわけです。

 さて、歩道を猛スピードで走るなどの無謀走行する自転車に対し、警察庁が取り締まりを強化するよう全国の警察に通達を出したのだそうです。すでに自転車の悪質運転取り締まりに関しては、去年の4月に、罰金刑など刑事処分の対象になる交通切符俗に言う赤切符を積極的に適用するよう指示しておりましたが、更にそれを促す通達ということになるのでしょうか。私は幸か不幸か歩いているときに無謀運転する自転車というものを見たことが無く、せいぜいおばさん自転車がふらふらしているのをバイクで抜く時に、たまーに恐ろしい目に遭うことがある、という程度なのですが、報道等を見ている限り、確かに相当危ない状況になっているようです。たとえば自転車に小型エンジンを搭載して、もはや自転車とはいえないような改造車が出回っていたり、というようなことも目にします。違法駐輪なども含めて、自転車はかなり厄介な都会の必要悪、になってきているのかもしれません。とはいえ、自動車の取締りでさえ完全検挙など絶対不可能な状況で、自転車まで果たして今の警察に扱いきれるのか、かなり疑問に思えます。この際駐車違反と同じく、自転車に対しても民間の下請けに出してみる必要があるのではないのでしょうか。軽い犯罪行為ほど、漏れなく遅滞無く処罰する、という姿勢でいかないと、今の自動車の違反と同じく、罪の意識など全く希薄になって、単に運が悪かった、としか思わなくなるかもしれません。

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貧乏くじを引いた運の悪いやつだ、と思われるだけで終わってしまうんじゃないでしょうか?

2007-03-19 23:13:04 | Weblog
 今年は梅が早く咲いて早く散るか、と思っておりましたら、咲くのは早かったものの、その後なかなか散りません。特に北向きの陰になるようなところでは、周囲に比べて咲くのも遅かったですし、いつまでも咲いたままで、今を盛りと咲き誇っていたりするところもあります。暖かくきて花が咲いた後に寒くなって、一時花の動きがにぶってしまったような気配です。「花の命は短くて・・・」などと申しますが、こと今年の梅に限って言えば、意外に長生きして、桃源郷の桃の花よろしくいつまでも時間が止まったかのように満開を維持しております。

 さて、大阪府で起こった組織的な裏金問題は、一所長を懲戒免職+詐欺容疑で告訴、さらに他34人を処分し、他にも不明なところは府警の捜査にゆだねる、ということになったそうです。長年続いてきた悪しき慣習、どこかでピシッとその悪習を断って、公務員たるべき高い倫理観を醸成し、職務に精励する環境作りにまい進してもらいたいところですが、後10日ほどで定年退職を迎えるはずだった所長はこれで退職金も棒に振り、更に告訴されてと踏んだりけったりな老後になってしまうことになります。まあ責任者としてその責を問われるのは当然のところではありますが、「裏金作りを知らなかった者は無い。過去もっと悪質で派手にやっていた人も多い。個人犯罪ではない」という所長の弁には、わずかながら同情するところもあります。この弁の通り、長年の慣習として連綿と続けられてきたのは間違いないでしょうし、その不当利益を得ながら、退職金までしっかり受け取って円満退職した人だって多数に上ることでしょう。そういった人達には責任を問わず、現職だから、というだけで一人処罰されるというのは、やったことの是非以上に、貧乏くじを引いた、という思いがあるのも当然でしょう。処罰されるなら過去そういうことを続けてきた人々全てが処罰されるべきでしょうし、また、それを看過してきた歴代の知事以下府の幹部達も同罪として告訴の対象としてしかるべきです。もともとはきわめて硬直化した単年度予算主義の扱いにくさから、少しでも仕事上お金を使いやすくするためにはじめたのだろうと思われる裏金作り、その本質的な問題点を改めることなく、過去の過失を見過ごして、現時点の当事者だけを裁く、というのは、世論を沈静化させるためのいけにえとしか見えないと私には思います。いずれにしても、ことは一大阪府の問題ではなく、国も含めた全国の公務員に対する問題であろうと思われます。裏金作りの是非だけでなく、単年度予算主義による無駄なお金の使い方、責任の所在があいまいな意思決定システム、かたくなな年功序列で決められた人事、など、公務員の世界にはびこる非効率な組織体制を見直す契機となってもらわねば、いくらいけにえを司法の神にささげようとも、その根を断ち切ることは難しいでしょう。

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生きているうちに「母校」が消えるかもしれないです。

2007-03-18 23:10:09 | Weblog
 なんだか最近寒い寒いを連発しているような気がしますが、今日も家の中は寒かったです。ストーブはまだまだ片付けられそうにありません。今、スギ花粉も峠をこえて終息に向かっているみたいに見えますけど、単に寒くなって花粉の出が悪くなっただけで、また暖かくなってきたらぐっと飛散量が増えたりしないか、と疑念と不安を抱いております。サボテンの植え替えも以前この週末くらいをめどに考えておりましたけど、到底これではムリで、来週以降に延期せざるを得ないでしょう。もう三月も半ばを過ぎたというのに、2月よりも寒く感じるなんて理不尽もいいところですが、明日の朝もぐっと冷え込みそうな気配ですし、まことに困ったものです。

 さて、地方国立大学が存続の危機に立たされているそうです。経済財政諮問会議の民間議員が地方国立大学の運営交付金に対して「競争原理の導入」を提言し、配分ルールについて「大学の努力と成果に応じたもの」にすることを求めたのに対し、それをもとに試算した文部科学省の予測では、半分以上の国立大学で交付金が半減し、存続することすら不可能になる、という結果がでたとのこと。文部科学省の試算ですので、多分にその結果には色々なベクトルに基づく「調整」が行なわれているものと推察されますが、それでも確かに地方大学の大半で経営が圧迫されるのは確かなのでしょう。私も四国のいわゆる地方国立大学の出で、今も機会があるたび1、2年に一度は恩師を訪ねて研究室に挨拶に出向いたりしておりますが、今でも地方の国立大学はなかなかに厳しい状態にあり、古い学舎も半分だけ改装されて後半分は予算が無くてそのままになっていたり、私も使っていた骨董品の実験器具が老体に鞭打って現役だったり、というのを見ております。そこに更に交付金減少の追い討ちがかかれば、やっていけなくなって閉めざるを得ないところも出てくるのは確かなのでしょう。でも、その一方で今後子供が減る中で、いくら大学全入時代だからといっても、かつてと同じ規模で大学の数を揃える必然性があるかというとそれも疑問ではあります。特に人口減少著しい地方において、高いコストをかけて大学を維持する必要があるのかどうかは、もっとシビアに議論をしていかねばならないだろうとも思います。それは単に大学だけの問題ではなく、地方自治体の問題として、高齢化や人口減少が進む地方に住むことのコストをどこまで負担し続けるのか、という話も考えないといけないでしょう。私としては母校が消えるのは心苦しい限りですが、何らかの形で、たとえば議論されている道州といった単位で統廃合されるのは避けられないのではないか、とも思います。文部科学省も単に自分達の権限維持とかのためではなく、我が国の将来を見越した大学教育や研究体制のありかたを検討して、議論を深めていってもらいたいと思います。

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たまには外食にお寿司でも、と評判の回転寿司屋さんに足を運んでみました。

2007-03-18 00:30:06 | Weblog
 ロシアで旅客機が胴体着陸に失敗し、死傷者が出ているそうです。車輪が出なかったためにやむを得ず、というあたりがこの間の高知空港での出来事を髣髴させるのですが、搭乗員の錬度や機体の強度、気象条件や空港の設備などなど多分条件は色々と違うのでしょうけど、高知の事例だって死者が出ていても不思議ではなく、少なくとも死傷者なしで無事降りられたのは単なる僥倖に過ぎなかった、と言いえるのかもしれません。事故の確率は低いとは言え、こんな話を聞いてしまうと移動手段としてちょっと航空機は遠慮したい、と思ってしまいます。燃費や速度、経済性も重要なのでしょうが、やっぱり安全確実な移動手段の提供こそが交通機関に求められる最大のサービスだと思いますし、それがないがしろになる例が、JR西日本の事故や高速バスの事故、そしてこの飛行機事故などどうも交通機関全般にわたって頻繁に目にするようになっているのが気になります。せめて最も利用する鉄道くらいは、不安を惹起させられない程度に安全性を確保しておいてもらいたいものです。

 さて、今日は久々に家人と連れ立って回転寿司屋さんで外食いたしました。回転寿司というと登場当時は安くて速いけど味は値段相応、という感じの外食産業でしたが、最近は随分様変わりして、味の点でもかなりがんばっているように感じられます。もっとも私は魚よりも赤貝やつぶ貝、イカやタコといったその他の海の生き物、の方が好きなので、魚がどれくらい品質向上しているかについてはもう一つ自信を持って美味しくなった、とはいいにくいのですが、店の雰囲気や寿司以外の豊富なメニューなども含めて、ずっと食事そのものを楽しめるようになっていると感じます。ただ、どうしても回転寿司というのは次々と流れてくる皿を取っていくせいか、どうも食事をせかされるような気がいたしまして、結局短時間で満腹になり、それ以上食が進まなくなったところでせわしなく会計を済ませて席を立つ、という落ち着きの無さが玉に瑕です。せっかくの寿司ですのでもう少し落ち着ける雰囲気を作り出せたなら、もっと楽しめる空間になるだろうに、といつも残念に思うのです。まあせわしなくなるのはこちらの性格に起因する点も大いにあろうとは思いますのであまりお店にばかり注文をつけるのもはばかられるのですが、ファミレスや喫茶店などでは結構長居してだべり続けたりすることもままあることを思えば、回転寿司というのはそういうことが出来にくい雰囲気がやはりあるのではないでしょうか。お店としては食事の遅い客より早い客の方が回転率が上がって望ましいのでしょうが、もし内装や座席の設計などでそんな落ち着ける雰囲気を演出することが出来るのなら、是非そういう方向を重視した回転すし店というものに入ってみたいと思いました。


 
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