かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

「ジパング」18巻を入手す。

2005-03-31 23:03:41 | Weblog
 今日で3月も終わり、同時に平成16年度も終わって、明日からは改めて平成17年度となる区切りの日でもあります。年度、と言う考え方も、ハテナ? と思いだすとなかなか興味深い事ではありますが、幼稚園から今まで過ごしてしっかり肌に染みついている感覚なので、なかなかこれを不思議だとは思いにくいものです。
 さて、今日は本屋さんでたまたま見つけたかわぐちかいじの「ジパング」新刊を購入して着ました。本来の目的は、ひょっとして明日発売の「マリア様がみてる」新刊がフライングで並んでいたりしないかな? と駄目もとでのぞきに行くという事だったのですが、案の定田舎のこちらではそんな「サービス」はなく、黙ってもう十数時間待つよりないことが判明しただけでした。ネット上では既に新刊の感想やネタばれを掲載している掲示板やサイトがありますが、都会ではきっと2、3日早めに売り出しているところもあるのでしょう。さすがにネタばれを読むのは面白くないので、ここ数日は「マリみて」サイトを見に行くのを自粛するという弊害が生じております。早く明日にならないかな?
 ・・・話が脱線しました。
 かわぐちかいじは「沈黙の艦隊」からその作品を読むようになった漫画家です。読むようになったきっかけは実のところあまり覚えていなかったりします。「モーニング」自体、私にとってはわざわざ手に取るタイプの雑誌ではありませんでしたし、今でも見るのはこれと「蒼天航路」だけです。以前は「バカボンド」や「天才柳沢教授の生活」を楽しんでいましたが、ではそれらがきっかけとなって「沈黙の艦隊」も見るようになったかというとそう言うわけではなく、あくまで「沈黙の艦隊」が「モーニング」を読むようになったきっかけでした。誰かに教えてもらったわけでもなく、職場でも最初に「沈黙の艦隊」を読み始めて皆に広めたのは私でしたし。とにかく知らない間にのめり込んで、いつの間にか毎回楽しみにするようになっていました。
 かわぐちかいじのどこが気に入ったのか、つらつら考えてみるに、どの作品もそうですが、人が熱く熱く描かれている所でしょうか? 取り上げる題材は戦争や政治やスポーツなどですが、共通するのはそれが戦いであること。それも限界ぎりぎりの際どい勝負が描かれています。戦う人間は、基本的に優男っぽいクールな天才肌と厳つい顔の熱血漢の組み合わせです。が、どちらもステレオタイプではなく、クールな中にも不屈の闘志が燃えたぎり、熱血漢も熱くなりながらけして猪突猛進せず、冷静沈着な判断と行動を示してくれます。その他、周辺の登場人物も皆真剣そのもので熱く自己主張をして物語に絡んできますので、こちらもその熱に当てられるのでしょう。
 「ジパング」にはもう一つ架空戦記ものという好きな側面があります。架空戦記物は、残念ながらアイデア一発勝負の、背景設定いい加減な粗製濫造品が少なからずありますが、中にはなるほどと思わせるものもあって、そう言う珠玉の一冊を発掘するのが結構楽しかったりします。「ジパング」は、その中でもかなりましな逸品ではないかと思っているのです。ただ、この風呂敷一体どうやって畳むつもりなのか、そもそも畳めるのかがちょっと不安ですけどね。

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日本、蹴球で勝利す

2005-03-30 23:04:04 | Weblog
たまたま8時50分頃テレビを点けてみたらサッカーやっていたので、何となく見てしまいました。
今日はサッカーワールドカップ予選のバーレーン戦だったんですね。正直知りませんでした。
何て事を堂々と書くと非国民と言われそうですが、まあサッカーにはさほど興味ない、と言うより苦手な方ですし、1億2千万も人がいるんですから、一人くらいそんな奴がいてもいいんじゃないでしょうか。
それでもタイミング的には一番面白い所から見たようで、左サイドからの波状攻撃の末、相手のミスでもぎ取った一点を、再三のカウンターをしのぎにしのいで抑え込んでの勝利は、かっこうのような門外漢でもけっこう楽しめました。
ロスタイムにやきもきし、試合終了には思わず握りこぶしを作ったりしましたし。
基本的にテクニックもルールもあまり判らないのですが、ボール捌きは日本選手の方が上手に見えましたし、パスの繋がり具合も日本側が有利に思えました。素人目にもそう見えるのに、あれだけ長時間やって得点は相手の自殺点による一点止まりなのですから、本当にサッカーとは難しい競技だと思います。
私は、そのじりじりした緊張感というか、我慢に我慢を重ねる試合展開が、至極苦手なのです。もう、正直言ってもどかしい。思わずビデオの早送りボタンを押したくなる衝動にかられるのですが、サッカー好きの方たちは、そういういらいらはあまり感じないのでしょうか? 
もう一つ苦手なのは、小うるさいアナウンサーの押しつけがましい変な日本語の実況と、よく判らない解説者の掛け合い。
聞きたくなければボリュームを絞ればいいようなものでしょうが、そうすると観衆の声援も聞こえなくなってつまらなくなります。他のスポーツでもそうですけど、いっそ解説も中継も一切なし。競技場のざわめきと迫力ある映像だけで構成してくれないものか、といつも思うのです。

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ちょっと鹿児島に行って来ました。

2005-03-29 22:09:05 | Weblog
昨日、今日と仕事で鹿児島に行って参りました。余裕があればフェリーとか青春18切符とかでのんびり行くのですが、時間もないので飛行機にしました。かっこうはあまり飛行機に乗ったことはなく、これまで辛うじて両手の指で数えるくらいの搭乗回数しかありません。この往復でようやく両手の指を使って搭乗回数を数えられるようになったのですが、さて、次はいつ乗ることになるか。別に飛行機は嫌いじゃないんですけどね。特に上昇するときのGでシートに押し付けられるとことか、見る見るうちに高度が上がっていって地上が小さくなっていく様子とか、二次元でちまちま移動していては味わえない爽快さは結構楽しいです。ただ、今回は低気圧の影響か気流が悪くて、揺れたりがくん、と小さく墜ちたりが嫌でした。かっこうはジェットコースターが大嫌いなのですが、あれはちょっとしたコースター気分でしたね。と思っていたら、東京沖でもっとひどいのが起こってけが人が出てましたけど、あんなのは死んでもご免です。

それにしても、鹿児島まで行くとさすがに飛行機の速さが実感できます。船なら一晩、新幹線でも6時間はかかるところを、ものの60分ほどで行ってしまうのですから。これが東京ですと、空港まで出かける手間を考えると新幹線とあまり変わらなくなってしまうので、距離的にはさほど変わらないのに飛行機の優位がぐっと薄れてしまうのです。
あと、値段も飛行機は高い。東京までだと新幹線よりちょっと高いくらいなのでしょうが、空港への運賃や手間を加算すると明らかに飛行機の方が分が悪い。
ただ飛行機の値段は、例えば10日前までに予定が決まっていれば、片道分の正規料金で往復しておまけにホテルまで付いてくるフリーツアーがあるようです。今回は行くのもぎりぎりで決まってしまったので使えなかったんですが、今後、どこか行くときには、一度は検討してみたいと思います。
まあこれで飛行機の速さの素晴らしさを身を以て体験したのですが、今後、これよりも速いと実感できる移動方法は、転送でもジョウントでもワープでもポゾンジャンプでもどこでもドアでもいいんですけど、その手の瞬間移動以外に無いんじゃないでしょうか。私が死ぬまでにそう言う未知の技術が現れたらうれしいんですが、さすがに無理かも知れませんね。
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春の定番行事・・・サボテンの植え替え

2005-03-27 20:47:12 | Weblog
 今日は我が家のサボテンの植え替えの日です。できれば3月半ばまでにはやっておきたいのですが、寒の戻りのある可能性がある間は、恐ろしくて植え替えることができません。昔々、春一番に騙されて(と言うより寒の戻りを知らなくて)、3月早々に植え替え、その後やって来た寒波でほとんどのサボテンを枯らしてしまうという苦い経験を持つかっこうとしては、羮に懲りて膾をふくような真似になっているとしても、そんなに早く植え替え作業に取りかかることができないのです。これで立派な温室でもあればもう少し早めに植え替え、見事な花を長く観賞できるんでしょうけど、残念ながら小さなフレーム一つでは、保温効果など無いのも同じ。ほとんど外で作っているのと変わらないのです。
 サボテンと申しましても実に色々あって、栽培容易なものからしっかりした管理態勢が整っていないとなかなか作るのが難しいものまで千差万別、お値段も栽培が難しいものや珍しいもの程高くなっています。と言うわけで、うちにあるのは比較的放置しておいてもそこそこ元気に育つものばかり。ものぐさで栽培の下手な私にピッタリなものばかりです。それでも年に1度は植え替えをして、土を新しくしてやらないと、健やかな生長は望めません。私にとっては、花粉症と並んで、サボテンを植え替えることで、春の訪れを実感するのです。
 昔は植える土も色々材料を吟味して、山に取りに行ったり専門業者さんから購入して自調合していたのですが、今はもっぱら園芸店で売っている「サボテンの土」でお手軽に済ませています。ゼオライト入りで根腐れしにくいとか売り文句が書いてありますが、主たる素材は、砂や赤玉土やバーミキュライトに、ピートなどの有機資材が配合されている土です。昔のように何百鉢も作っていた頃ならともかく、今ならせいぜい5リットルもあれば大体間に合うので、少々割高でもお手軽さを重視しています。まあうちのは土を選ぶような難しい奴は無いので、ようは水はけよく、水持ちよく、肥料が」適度に含まれていれば、それで充分なのです。
 これで5月から6月にかけて、美しい花が楽しめるはずです。ここ2年ほど、異常気象のせいか今ひとつ花が付きにくかったのですが、今年はまずまず行けるのではないか、と期待しています。

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キラにはもはや誰も逆らえません

2005-03-26 21:45:25 | Weblog
なかなか楽しい回でしたね。今日のガンダムシードデスティニー。
色々ありましたが、結局キラ操るフリーダムがもう何とも形容しようもなく無敵だった、というのを確かめたお話、という感じでしたが。いくらほぼ無限のエネルギーで動くとはいえ、ちょっと強すぎやしませんか? 相手も新型になって飛躍的に性能アップしているでしょうに、前作に輪をかけて性能と腕の差が広がっているように見えて、ほぼ同レベルだったはずのアスランが完全に霞んで見えてしまいました。キラの人格も、もはや人らしさから一歩踏み出してしまったかのような聖人振りに見えますし、あんなになったら、話の中で浮いてしまうような気がしてなりません。
それとハイネ・ヴェステンフルス、なんて名前を覚える間もなく、懐かしい科白一つ残して早くも退場してしまいました。いつかは死ぬものと思っていましたが、こんなにあっけなく逝ってしまうとは正直思ってませんでした。ニコルのようにアスランに火をつけるための種火と言うには少々扱いが雑だったようです。本当に、同じ死ぬにしてももう少し話に深く係わるような死に方で逝って欲しかったですね。それとも、戦場ではどんな強い奴でも死ぬときはあっさり死ぬ、と言う事を見せつけたかったのか。活躍の場が少なすぎて、本当に強かったかどうかも判らないままでしたから、本当にこの人お話に必要だったのか? と思ってしまいます。

 さて、お話で気になったのは、地球連合軍のキルレシオの異常な高さ(あれ?低さって言わないといけないのかな? 要するに連合軍が弱っちすぎると言うことなんですが)。高々一隻の戦艦沈めるために、いくら物量作戦とはいえ、あんなに損失だしててはたして大丈夫なんでしょうか? ほとんど旅順要塞に挑む乃木将軍率いる日本軍、と言った様子で、ばたばたモビルスーツを落とされておりましたが。対する戦果は、ミネルバ中破(位?)とグフ一機。どう考えたって割に合わないですよ。お話的にバランスを欠いているように見えてしょうがないです。ネオも、それまでの損失も考えたらとっくに更迭、予備役編入でしょう。他国の元首クラスに恫喝をかけるところなんぞ、とても一介の前線指揮官とは思えませんが、一時的に前線からはずされるくらいのお話があってもよいように思います。スタッフの頭の中には、連合側に、他に人材はいないんですかね。
もう一つ、先週から疑問だったんですが、今日、確認して改めて驚きました。オーブの空母が艦隊戦の真ん中で指揮を執っている! それも、艦載砲で撃ち合いしているその修羅場に。
あの空母、実はガミラスの戦闘空母みたいに飛行甲板がくるりと回って大砲をずらりと並べた戦艦に早変わり、何て構造している、とはとても見えませんでしたが、空母って何時から被弾の危険を省みず、最前線に乗り出して戦う艦種になったんでしょう?
謎です(笑)。

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4月から仕事が変わります。

2005-03-25 19:35:08 | Weblog
いや、正確には働く場所が変わるだけで、仕事内容はそのまま変わらない(はず)です。
地位がちょっとだけ上がるのですが、その分お給料も上がるかというと、このご時世それは難しそう(泣)。
一方仕事だけは地位に従って忙しくなり、通勤時間も大幅に増えるので、自由になる時間が減ってしまうのも難儀なところです。
それに、新しいところで自分の居場所を作って、居心地よく過ごせるように環境構築するのも大変ですし。ただ、色々書きましたが環境だけは抜群にいいので、全体として評価すると、よかった、と思っています。
ところでそうなるとやっかいなのがお引っ越しの算段。私は基本的にものを捨てるのが苦手で、場所があるとその面積分ものを広げて埋め尽くさないといられない難儀な性分なので、自分用のスペースには荷物が重畳たる山脈を築いているのです。もちろんそれだけでは飽きたらず、空いたスペースを見つけてはそこを占領して植民地化してしまうと言う。ガン細胞もかくやとイワンばかりにあちこち転移したそれら荷物の山々を、わずか数日のうちにきれいさっぱり片付け、次に来る人のために準備を整えるのが一苦労なのです。ひたすら段ボールを用意して、とにかくぶち込んで運ぶしかないですね。そうしてまた捨てられずに次の異動で泣きをみるのが判っているのですが。
ともあれ、4月からは気持ちも新たに再出発です。頑張って参りましょう!

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現在2周半!

2005-03-24 21:45:30 | マリア様がみてる
最近、ずっと左手小指が痛いです。第2関節の上外側を中心に、キーボードを叩いていると、動かすのが嫌になるくらいかなり痛みます。最近仕事でも書類作りが続いたせいか、確かに指を酷使しているのは事実。でも、コミケの作品作りではそれこそ半端じゃなく指に負担をかけているので、これくらいで手が動かなくなるのはちょっと信じがたいです。と言って鍛えられるものでもなし、少しでも負担を抑えて、痛みが引くのを待つよりなさそうです。
まあそれはともかく、「マリア様がみてる」通読2週目を終わりました。実質は2周半して新刊登場まできっちり3周すますつもりなのですが、その合間を縫って、友人に勧められたものを中心に、ネット上で「マリみて」の同人コンテンツをあさっております。大半はギャグですが、中には本物と見間違うばかりな出来映えのものもあったりして、リンクを渉猟したり、ググったりして面白いものを探索中です。そのうち自分もそう言う方々の末席に連なるかも知れないので、いかに先人の轍から外れて、独自路線を見いだすかが注目ポイントとなっております。
ただ、最近顕著になってきたのが、同人作品に影響を受けてきていること。それだけ出来のいい同人作品に巡り会えるのは実に幸せなことではありますが、登場人物がやたら「壊れて」いたりするのばかり見ていますと、原作を読んだとき、ちょっとしたことで、原作で設定されている以上に、深読みしてしまう事があります。また、本編にはないエピソードが頭に残ってしまい、本編を読みながら、「あれ、あのエピソードはどの本だったかな?」などと戸惑うことも出てきたり。

まあ、楽しければいいんですけどね。あと1週間、新刊が待ち遠しいです。
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失敗知識データベースとはなんぞや?

2005-03-23 21:07:33 | Weblog
独立行政法人科学技術振興機構、通称JSTと言う組織が、「失敗知識データベース」と言うものをwebで公開しました。(http://shippai.jst.go.jp/fkd/Search)
時間帯のせいなのか回線のせいなのか、コンテンツのせいなのか判りませんが、やたら重いサイトです。でも、中身は結構面白そうです。
例えば失敗百選と言うコーナーがあって、今のところ40件ほどですが、H2ロケット打ち上げ失敗から第4艦隊事件や水雷艇友鶴転覆まで、古今東西色々な失敗がリストアップされています。
できればそこからリンクでそれぞれの詳細なデータが見られたら便利なのですが、残念ながらサイトを立ち上げたばかりなせいか、そんな配慮は無く、必要なデータは表紙に戻って検索し直す必要がありました。試しに第4艦隊事件を検索してみましたら、PDFファイルで10ページにものぼる詳細なデータがあって、ちょっと驚かされました。駆逐艦吹雪の損傷箇所の図なんかもあって、科学に興味が余りなくても、歴史やドラマに興味があれば充分楽しめる内容で、読み応えは充分です。物事の進歩は過去の失敗を踏み台にしてこそ得られるもの。それは科学技術だけでなく、人間の活動全てに言える基本原理ではないかと思います。第四艦隊事件だって、科学技術としてみれば、船体強度の計算や設計方法、悪天候下の自然の力の凄まじさになりますし、社会学的には面子や慣例に囚われて柔軟に対処できない硬直した組織やリーダーのあり方、といった見方もできます。一つ一つ、失敗の無いような原因は千差万別ですが、そこに現れた問題点は、日々の生活に現れる「失敗」と根元的には同じと言えるかも知れません。その過去の先人が経験した失敗の英知を、ネット上で無料で見ることができるのですから、有り難いことです。まだまだアクセス速度やリンクの張り方など、使い勝手の点で問題多いサイトではありますが、これからも健やかに成長して欲しいサイトです。
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腰回りで糖尿病危険度が判定できる?

2005-03-22 22:47:37 | Weblog
 昨日、あまりよい天気だったので思い切ってベランダで布団を干しました。もちろん干し終わって取り入れるときは叩いたり振り回したりして、持ち込んでからも念入りに掃除機をかけて、わずかの花粉も逃すまじ、と執念深くやったのですが、そのおかげか、驚いたことにいまだに花粉症の症状が出て参りません。ちょっと目が痒くなったり、くしゃみが出ることもありますが、例年薬無しでは到底耐えられない状態からすれば、「花粉症治った?」と勘違いしかねないほど、軽い症状でしかありません。杉花粉の季節は後少しですけど、この分だと本当に花粉症無しで、今年は過ごせそうです。
 ただ、少し布団を干しすぎました。万年床同然だったのでしっかり干そうと、裏表を入れ替えたりしながら半日日に当てていたら、もうすっかり暖まってしまって、寝ているとこれがぬくいと言うより寧ろ暑い。といって掛け布団をのけるとこれがまた寒い。寒い、暑い、などと唸っているうちに、朝になってしまいました。連日「マリみて」読んで睡眠時間が少な目なのに、今日はそれに加えて更に寝不足が進み、仕事がどうも手につかない有様でした。
 さて、アメリカで、生活習慣と密接な関係がある2型糖尿病について、ウエストの太さで発症の危険度が推定できるという発表があったそうです。何でも、危険度最小は胴回り76センチから86センチで、それ以上大きい人は2倍、100センチを越える人は12倍も糖尿病患者が多かったそうです。身長と体重から肥満度を測るBMI指数よりも相関が高かったそうで、どうやら肥満の中でも、腰回りの脂肪が2型糖尿病の発症に大きく関与しているとのこと。脂肪細胞が出すTNFーαという物質がインスリンの働きを抑えたりするらしいので、腰回りの脂肪細胞は量の問題か、膵臓により近いからか、何らかの理由で糖尿病により影響しやすいのかも知れません。
 では日本人にこのアメリカの研究が当てはまるかというと、残念ながら判りません。アメリカ人2万人を調査したそうですけど、人種のるつぼであるかの国のこと、調査対象にどれくらいモンゴロイドが含まれていたかまでは、新聞は教えてくれません。モンゴロイドは白人や黒人に比べ、遺伝的に糖尿病に弱いそうですので、ひょっとしたらもっと細身でないといけないかも知れませんし、そもそも応用できないかも知れません。言いっぱなしのテレビと違って、新聞にはせめてデータの東洋系だけ切り出して独自に計算し直すとか位までして欲しいのですが、文系の人達にそこまで要求するのは難しいのでしょうね。でも、それをもとに日本でももっと分かりやすく日頃から簡単に利用できる指標を研究すべきだ、位は言えるんじゃないかと思います。日本には有り難いことに定期健康診断とか人間ドックとか使えるツールが色々ありますけど、日常的に素人でも一目瞭然な指標というのは、あればそれにこしたことはないのです。日本人はどうも専門家に弱いというか、専門家も「素人判断は迷惑だ」とばかりに素人に簡単に説明するのを苦手としております。でも、社会全体として意識を高めるには、圧倒的多数の素人に正しい知識を持ってもらわねばならないわけですし、専門用語など理解できない素人にいかにしてその知識を伝達するかは、重要な問題のはずです。ましてや我が国は文系社会。中枢の大事なところには科学音痴がのさばっているのですから、その人達に敬遠されたりしないよう、優しく確実に正しい知識を伝える技術を磨いていく必要があるでしょう。大分前に肥満が航空機の燃料消費量を押し上げているという報道がアメリカでありましたけど、あの手この手でとにかく意識づけしようと言うかの国の創意工夫は、我が国の専門家や官僚達も見習うべきだと思います。
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食糧自給率はおかしい?

2005-03-21 22:00:29 | Weblog
農林水産省が、「もし食料輸入が完全にストップしたら?」という設定で、食卓の献立例を公開しました。現在、我が国の食糧自給率はカロリーベースで約40%。米、野菜はともかく、大豆や肉などの大量輸入が、今の食卓を支えているのです。
それが無くなるとどうなるか。
おかずは芋中心で、みそ汁は2日に一杯、肉は9日に一食になるそうです。夕食の献立は、ご飯一杯、焼き芋1本、焼き魚一切れだとか。極端な例をだして食料自給率向上を訴えたと言うことなのでしょうが、仮定の要素が漫画的で、到底こんな「豪華」な食事はあり得ないのではないか? とかっこうは考えます。
第一に、食料だけ輸入ストップなどということ自体がまず考えにくい設定です。現代の農業はかつての食糧難の時代より、はるかに石油に依存しています。どういう事情で食料輸入が激減するか不明ですが、その時石油は今と変わりなく輸入できるのか? できなければ、食卓からは米も芋も消えて無くなるでしょう。農薬や化学肥料の生産にも、石油が大きな役割を持っていますから、それらも無しでは、辛うじて維持できる農業生産が更に大幅に減収することを避けられません。
更に今は地方の生産地と中央の消費地が明確に分かれています。その間をつなぐ流通経路も大打撃を受け、都会では餓死者が続出するような事態になると思われます。
家畜の飼料はどうでしょうか? これも今は、大量に輸入された遺伝子組み替え入り大豆やトウモロコシでまかなわれています。ほぼ同じ流通経路で運ばれてくるこれら飼料が、食料輸入途絶時に無事届くとは到底思えません。従って、食料輸入が途絶えれば、肉も完全に姿を消すでしょう。
単になわばり意識が強く、他省庁の事に口出ししないだけなのか、それとも全く考えたこともないのかが判らないのですが、農水省に限らず、日本のお役所は、自分のテリトリー以外の事を加味して考えることが苦手なようです。でも、石油の輸入は農水省の管轄ではないから考える必要はない、と言うことはけしてないと思います。そもそも輸入途絶などと言う異常事態を想定するなら、そんな異常事態が発生したとき、農業という産業がこの国で成り立つのかどうかを総合的に捉えなければ意味がないでしょう。もしその原因が戦争なら、当然他の物資の輸入にも影響するでしょうし、異常気象で世界の食料生産に影響が出たとするなら、日本の気候だけ順調に農業できる気候でした、というのはあまりに虫が良すぎます。取りあえず農業農水省が食料の安全供給を目標としているのなら、食料輸入だけ途絶えるというような夢の想定を検討するよりも、どういう事態が起きてそうなるのか、その時日本の農業はどうなるのかを、現実的な視点に立って色々検討しておくべきでしょう。それをまとめて省庁横断的に、国を挙げたプロジェクトとして政策提言して欲しいです。
が、日本の官僚にそこまで期待するのは無理なのかも知れません。それは政治の領分ですから、政治家が色々なデータを集めて総合的に判断し、それぞれ関係する専門家に検討させるのが本来のあるべき姿でしょう。そもそも食糧自給が何故必要なのかを議論しない我が国の有り様を、根本的に改めねばならないと私は思います。
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また地震ですね。

2005-03-20 23:46:04 | Weblog
福岡地震、報道を見ていますと、かなり珍しい場所で起きた地震だそうです。
記録に見る限り、およそ300年前にマグニチュード7クラスの地震があっただけで、注目もされていなかった様子。そう言えば、ちょっと前に新聞に出ていた大地震の発生確率を記した日本地図でも、九州は地味に描かれていたような気がします。それでも、九州には阿蘇山や桜島のような、我が国を代表する活火山が鎮座ましましておりますし、これがきっかけで九州の火山活動が活発になったりしたら嫌ですね。何せ来週は九州方面に行かなければならない気配なので。
それにしてもここ最近は地震空白地帯と言われているような、日本国内では珍しく地盤が安定していそうな所で大きな地震が発生しているようです。わが大和の国も、王城の地だからと言って安心できないかも知れません。余所と比べれば少ないものの、動けば最大2mはずれると言われる立派な活断層も確認されています。古文献上は、5、6世紀にあったと記録されている他は地震らしい地震が見あたらない我が大和の国ですが、もしそれ以来本当に無いのだとすれば、もう最後の地震から1500年くらいたっているわけで、いい加減地震のエネルギーがたまりにたまっているかも知れません。考えてみると結構空恐ろしいことで、もし起こったときどうするかを考えておく必要があると、真剣に思いました。せめて電池とライター、マッチくらいは常備して、保存の利く水と食料もある程度備蓄しないと駄目ですね。後はまじめに地域の防災訓練などに参加して、避難場所なども確かめておかないと。これからの数十年、今回の地震のように油断していると「ドン!」と来る場合もあり、また恐らく確実に起こるに違いない東南海地震や東海地震何てのもあるわけですし。
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久々の海戦ですが・・・

2005-03-19 23:20:21 | アニメ特撮
 ガンダムSEEDデスティニーは久々に戦争です。それに先立ち、ジブリールさんがアメリカ大統領を叱咤してました。準備不足で開戦し、緒戦で虎の子の宇宙戦力を失っては、アメリカと言えども態勢の立て直しも容易ではない、という事情がとってつけたようでもとにかく説明してもらえて、その点はよかったです。もっと速くして欲しかったですが。
 特殊部隊のお嬢ちゃん達、どうやら記憶をいじられているようですが、人の記憶って、あんなに都合よく部分的に消去したりできるんものなのでしょうか? コンピューターのメモリと違って、そう関単にはできないと思うのですが。それに死ぬのが怖い、というような強い情動は消去できないみたいですし、あれはどうもご都合主義的な訳の分からない設定っぽいです。
 ところで、今度の戦いはオーブ艦隊が主役で、御苦労にも喜望峰周りで黒海目指していました。空母1、護衛艦6の規模はともかくとして、どうしてMSと戦闘艦が同時に目標へ攻撃かけているんでしょう? それも艦砲で。
MSだけで波状空襲かけるよりも艦が肉薄接近して同時に砲撃かけた方が効果がある、というような
新しい戦術理論が生み出されていたりするんでしょうか? もしそうならオーブ護衛艦の艦砲は、大変優秀な性能を持った必殺兵器に違いありません。相手は一個艦隊を薙ぎ払うことのできる陽電子砲搭載艦なのに、いくら砲身長が長いからといって、実体弾で攻撃できる距離まで接近するんですから、余程その力には自信があったのでしょう。それなのに、相手が陽電子砲を撃つとなったらあわてて回避を命じるなんて・・・。もともと宇宙戦闘に使う、つまりそれだけ高速の相手を遠距離から捕まえることができる性能を持った兵器ですよ。どう考えても数十ノットしか出ないだろう洋上艦が、通常砲弾で撃ち合いしてる近距離で、陽電子砲を避けられるわけ無いじゃないですか。それとも陽電子のビームは、大気圏では砲弾と同じ位の速度でしか飛ばないんでしょうか?
オーブ自慢の機体のはずのアストレイもムラサメもインパルスとセイバーになんなく蹴散らされてましたし、派手なドンパチの割にはなんだかな、と思ってしまいました。
 そこに颯爽とフリーダムが割り込んできました。いくらオーブ艦隊と戦闘中だからって、その後ろにネオ率いる連合軍空母がいることは承知のはずで、当然タリア艦長も別働隊の攻撃には気をつけていたはず。それで奇襲を決めるんですから、キラも大したものです。フリーダム接近に何故気づかなかったのかがどうしても疑問なのですが、ニュートロンジャマーキャンセラーが搭載されていると、無限に近い攻撃力と同時に、とんでもないステルス性能も発揮できるのでしょうか。
それよりも何よりも、これ、収拾付くんでしょうね?(笑)
・・・色々と突っ込みどころ満載の今回でした。

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アニメ第1巻を観てみました。

2005-03-18 23:43:37 | マリア様がみてる
現在2週目の「マリア様がみてる」読書マラソン、東京お出かけ中も常に携帯して読んだ甲斐があったか、ただ今「いとしき歳月」上下巻を読み終えたところです。
もっとも、東京へは3冊しか持っていかなかったので、行き帰りの新幹線やゆりかもめや地下鉄の車内で、その3冊だけ余分に3周ほどしてしまいましたが。
だからといって仕事に「マリみて」ばかり10冊も抱えて行くわけにも行かず。
重量やかさばることもさることながら、もし旅先で事故にでも遭って、その時所持品を調べられてこの本ばかりぞろぞろと出てきたら、などと考えると、さすがに持ち歩くのは躊躇いたします。
その代わり、と言うわけではありませんが、わずかな空き時間を利用して、とある中古ショップでアニメ版「マリア様がみてる」DVD第1巻を入手いたしました。何といっても一つ千円あまりという価格が魅力的だったためで、友人がアニメも、と勧めておられたのを思い出し、ものは試し、と一つ持って帰ることにしたのです。
一応帰宅後すぐに再生できるかどうかチェックを兼ねて観たのですが、全部見たわけではなく、ようやく今日、通しで再生してみました。
その感想は、まず一言、正直少し物足りない、と言うところでしょうか。
いくらアニメの情報量が文章を圧倒するとはいえ、やはり限られた時間で小説数十ページ分を描写するのは無理がある、と感じたのです。
どうしてもダイジェスト版のように見えてしまうのですね。
それでも、想像するしかなかった人物の声や動いている姿、それにマリア像や建物が具体的に目にできたのは収穫でした。「マリア様の心」もどんな旋律の歌か、確認できましたし。これで、小説を読むにもかなりイメージをはっきり思い浮かべつつ、よりその世界に没頭できそうです。
それに、同時収録されている「マリア様にはないしょ」というデフォルメちびキャラアニメが可愛いこと!
これは、是非続きが観たくなって参りました。
テレビ東京系で放送していたそうですけど、春休みにちなんで再放送してくれたりしないでしょうか? あるいは地方ローカル局の奈良テレビで放映するとか。レンタルという手もありますが、さすがにちょっと抵抗がありますし、何より一度見るときっと何度か時間をおいて見返したくなるに決まっています。そのたび借りるのはどうも気が引けますし、といってDVD買うには懐が厳しい。多分まずはレンタルするのでしょうけど、夏くらいには全巻DVDで買い揃えていたりするかも知れませんね。

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フォトイメージングエキスポから帰宅しました(違うって(笑))。

2005-03-17 23:32:09 | Weblog
新幹線は確かに速いとはいうものの、夕方遅くに東京を出れば家に付くのはぎりぎり今日中と言う、今更ながら我が家は田舎だなと思う次第。
取りあえずビッグサイトでの仕事を終えて帰って参りました。
今回は、仕事の合間にたまたま西館でやっていたフォトイメージングエキスポなる催しも見学できて、ちょっと得した気分でした。あちこちでプロ写真家がミニ口座開いているし、ミニスカートのコンパニオンがうじゃうじゃいるし、新しいカメラにはさわり放題ですし、仕事よりもこっちの方に入り浸っていたかったです。
昔々、まだかっこうが生徒と呼ばれていた頃、私は写真部に所属し、日々某カトリック系私立お嬢様学校写真部の一年生エース同様、日々写真撮影と現像に明け暮れておりました。
旅行に行くときはカメラバックにフィルムを何十本も入れて、とにかく四六時中ファインダーを覗き、シャッターを切り、それを持ち帰っては昼休みも惜しんで暗室作業に没頭する、と言う毎日です。
その当時、このイベントは、毎年春にカメラショーと写真用品ショーに分かれて開催されており、当然のようにどちらも欠かさず参加しておりました。その当時もそれなりにショーアップはされておりましたが、現代ははるかに大がかりな仕掛けや派手な演出で目一杯飾り立てられており、展示されている機材もほぼ全てがデジタルカメラとその関連機器ばかりになって、本当に隔世の感もひとしおでした。
それでも暗室用品やフィルム、印画紙と言ったものは全く無いのかと思いきや、ありました。ずっとはじっこに。
それも、懐かしいかつて愛用していた引伸機がでーんと中央に展示されているではありませんか。
復刻版らしいですが、ああいうのをみると思わずもう一度どこかに暗室構えて写真現像を楽しんでみようかな、何て気がしてきたりします。
折しもそのブースにいたベレー帽かぶったおじいちゃんが、「やっぱり写真はモノクロじゃなきゃ・・・」
と宣っていたのに、思わず頷いたりして、本当に楽しかったです。
楽しかったと言えば、いつも止まっているのしかみたことがない西と東を繋ぐ通路の動く歩道がちゃんと動いていたことと、あの秘密基地もどきに繋がっている長大なエスカレーターに初めて乗ったこと。これでも万単位で人が来ているはずなのに、何となくビッグサイト全体が閑散と見えてしまったこと。
・・・慣れというのは恐ろしいですね。

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ちょっと東京へ

2005-03-16 20:02:09 | Weblog
仕事で今日は東京にいます。完全に仕事オンリーで自由行動時間がほとんどないので誰にも
お知らせしてませんが。
なんとか時間調整して20日のオフに押し掛けようかと思っていたのですが、
中々ままならないものです。
目的地は、東京ビッグサイト。毎年必ず行ってるなじみの場所なのに、仕事で行くとかなり
雰囲気が違っておもしろかったです。
明日も有明。終わり次第直ちに新幹線に飛び乗って西へ帰るハードスケジュール。
詳細はまた帰ってから記録致します。

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