かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

青い光で極彩色に輝く亀の甲羅がサイケデリックで素敵です。

2015-09-30 21:49:26 | Weblog
 今日も昨日同様少し蒸し暑さを覚える昼間でしたが、と言って夏の苛烈な暑さはさすがにどこにもありません。ちょっとうっとおしくて、夕方、蚊が元気に飛び回るくらいの暑気という位のものでしょう。早くも秋の様子を伺わせた9月も今日で終わり、明日から10月に入りますが、天気模様は、特に東北では大荒れになるらしく、その余波位はこちらでも感じられるかもしれません。天気図はまるで真冬のそれのように西高東低の気圧配置になる様子でし、ついこの間の連休中は心地よい秋晴れの上天気が続いただけに、早くも冬がやってくるのか? と疑いたくもなる明日以降の天気です。

 さて、南太平洋のソロモン諸島で、アメリカ・ニューヨーク市立大学の海洋生物学者デビッド・グルーバー氏が、爬虫類として初めて蛍光を発して光輝くタイマイを発見した、とのニュースと、その動画を見ました。蛍光というのは、発光と違って、青色光や紫外線などを当てると別の色の光を発する現象のことで、微生物などではそれほど珍しい現象でもありませんが、大型の爬虫類でそのような現象を示すものが見つかったのはこれが初めてなのだそうです。しかもその赤、黄、緑が細かく入り交じる極彩色の光り方と言ったら、中々エキゾチックで見入ってしまうものがあります。ひょっとしたら浦島太郎は竜宮城でこのような光に幻惑されたか、と思いたくなるような、派手で鮮やかな野性的な美しさでした。
 ところで、タイマイが何のために蛍光を発するのかとか、ソロモン群島以外の場所のタイマイも同じように光るのか、とか言うような事はまだ判りませんし、そもそもこの光は、例えば光る能力を持つ海藻やプランクトンなど餌由来のものなのか、はたまた亀自身の固有能力なのかも判りません。研究しようにもタイマイが絶滅危惧種に指定される個体数僅少な生物で、その生態もよく判っておらず、今回の映像も、偶然タイマイの方からカメラの前に現れたという幸運によって得られたものなのだそうです。研究者らは、タイマイよりは数も多いアオウミガメで同じような蛍光現象を示すのかを調べ、研究しようと考えているとのことです。それにしても、これから山々を彩る紅葉にしても、この美しく彩られた熱帯の海を更に鮮麗に華やぎをもたらすタイマイの蛍光にしても、別に人間を喜ばせようとしているはずもないでしょうにどうしてこうもヒトを魅了する力を持っているのか、実に不思議な気が致します。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

火星生物発見! はありませんでしたが、生水発見! はそれはそれで大変重要な話かと。

2015-09-29 19:47:55 | Weblog
 この所寝不足気味な状態が続いていますが、昨日くらいから喉の痛みが鼻と喉の結節点辺りに移動してきましたので、これは不味いと感じているところです。原因は、夜寝る時、寝付きが悪くなかなか意識が落ちないためだと思われます。その分早く寝るとか何か方法を考えればよいのでしょうが、どうも夜中ギリギリまで起きてしまって、多分それが一番良くないのでしょうね。このままいけばヘタすれば風邪で寝込んでしまうかも。そうならないためにも、ここは一つ本気でしっかり寝るようにしないと。

 さて、NASAの発表は、残念ながら火星生物の発見!の一報ではなく、火星の地表に液体状の水が見つかった、という話でした。それはそれで非常に大きなニュースではあるのですが、最初にやたら煽るものですから、ついついより以上の話が出るんじゃないか、と期待してしまうのですね。でもまあ、なにはともあれ現代の火星に水発見、という報はいろいろな意味で重要かつ期待が大きくなるニュースではありました。日本の研究者によると、地上を流れるほどの水があるなら地下にはもっとあるはずだ、とのことのようですし、水の存在はやはり生物の存在に直結する話になってきます。今は見つからなくても、次に火星探査機を送り込む時には、生物の存在を検知できるセンサーを積んで、飛んでいく先はその水場のある所、として、一刻も早く、今度こそ数日後発表の「重大ニュース」として配信して欲しいです。もし火星で、地球と同じ系統になるとしか考えられない生物でも発見された日には、生物は宇宙の何処かからその「種子」が飛んできた、と言うようなことが言えるようになるかもしれません。単に条件が似通えば、似た生物が生まれる、という可能性もあるのかもしれませんが。
 しかし、本当に生物が発見されたとなると、火星探査は難しくなるかもしれませんね。「火星の自然環境を守れ!」なんていうシュプレヒコールを上げる団体さんが出てくるかもしれませんし、確かに無理や無茶をすればせっかく発見された火星の生態系に致命的な障害をもたらすかもしれないですし。知りたいけどそれをやっちゃあおしまいだ、というようなジレンマに囚われる日が本当に来るのか、楽しみに待っていたいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今宵の火星に関する大ニュースの前に超月でも拝もうと思ったら曇り空で見えませんでした(泣)。

2015-09-28 20:34:51 | Weblog
 何故か昨夜は寝ようと思ったのに中々寝付けず、これは参ったな、と思ううちにいつの間にか寝てしまったのですが、起きるのも6時前に目が覚めてしまって、睡眠時間は多分5時間少々位になっているんじゃないかと思います。お陰で今頃になって眠いのなんの。これで布団に入ってから一瞬で寝てしまえれば良いのですが、どうもそういうわけにも行きそうにないのが最近の面倒なところで、今夜も何時になったら寝られるのか、少しばかり気がかりではあります。せめて半身浴でもして少しでも身体を楽にしませんと。

 さて、今夜半にNASAが火星に関して重大な発表をする、と事前に報道していましたが、さて、いったい何が飛び出すんでしょうね? ついに生物発見! なんて言う話しならなるほど大ニュースですが、確か火星探査機には生物を見分けるためのセンサーは搭載されていなかったような? ひょっとして、節足動物みたいなもんとか映像で動いている奴でも見つけたんでしょうか? と期待ばかり高めていると、なんでもない石ころを見せて、◯◯だから過去に生物が板可能性が高い! なんて落ちだったりしたら、残念極まりない話です。本当に何が出てくるか楽しみですが、発表予定時間は今夜0時過ぎだそうですから、私が知るのは明日朝になってからですね。

 今夜の月はいわゆるスーパームーンで普段の満月より1.2倍位明るく大きなお月様が拝めるのだそうな。それはいい、と外に出てみたら、空は一面曇り空で、月があるらしい当たりがほの明るい他は何も見えませんでした。なんとも理不尽な気がする今宵の天気ですが、まあしょうがないですねこればかりは。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

五輪で大阪にコミケを誘致しても、ニュートラムではとても対応できないでしょうね。

2015-09-27 20:29:25 | Weblog
 今日は朝から地元自治会の催しに役員の義務として参加、日曜日をまるまる1日潰しました。まあ今年ばかりはしょうがないと考えてはいますが、貴重な休日が消化されてしまうのはやはり口惜しいと感じるものがあります。うちの自治会の活発過ぎると感じられる活動方針がいけないのか、私自身あまり地方自治とか地元貢献とか言うのに向いてないのが悪いのか、色々と考えさせられる1年です。

 さて、ネットニュースを読んでいましたら、2020年の東京五輪のあおりで、2019年のコミケ開催が危ぶまれるとか言うのがありました。オリンピックの年の開催が無理に、というのなら判るのですが、何故前年から? と思いつつ記事を読んでみましたら、なるほどと理解されました。
 なんでも、東京五輪の際には、ビッグサイトに国内外の報道陣の取材拠点となる国際放送センターやメーンプレスセンターなるものが設置され、パラリンピックを含めて期間中継続利用されるとのことですが、スタジオ設営などの事前準備のため、前年の7月からビッグサイトを占有できる、という内容のものが、オリンピックに立候補時に、国際オリンピック委員会あて提出されているのだそうです。この通りに開催側がビッグサイトを占拠するとなると、19年7月からオリンピックが終るまで、ビッグサイトは一切他の誰も使えなくなるという事になります。
 つまり、事はコミケだけの話ではなく、毎日のように行われている多くのイベント・展示会などが、全てできなくなるということになります。
 コミケの他には、19年10月には東京モーターショーの予定がありますが、この通りになると、会場を他に求めないと開催できない、ということになります。幕張メッセは有力な代替候補ですが、ここも五輪ではフェンシングなどの会場になるのだそうで、本当に代替開催できるか微妙な話になるのだそう。事にコミケは、過去のいきさつもあるでしょうからそう簡単に幕張開催とはやりにくい事でしょう。となると横浜とか近隣の他の展示場を利用する以外手はないわけですが、それらの施設の大きさに見合った規模にイベント事を縮小するよりありません。
 さて、このままでは、19年の夏冬と20年夏の3回をビッグサイト以外で何とかしなければなりません。コミケ始まって以来のピンチ? に、コミケがどう判断するのか、注目されるところではありますが、インテックス大阪では規模も大分縮小しなければなりませんし、ニュートラムしか交通機関が無く、しかもあの狭苦しい中ふ頭駅では、とてもではないですがあんな数の人間は捌き切れないでしょう。大阪で開催されるなら久しぶりに観に行ってもいいかな? と思わないでもないですが、あの足の不便さを考えるとやっぱり無いな、と思わざるをえません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

敵失に付けこまないトヨタ社長は日本の経営者の鑑か「宋襄の仁」か。

2015-09-26 22:03:52 | Weblog
 今日は毎月恒例のカラオケ例会の日、いつもは比較的近所のカラオケ店を会場にするのですが、少し新規開拓しようということで、離れた北の方の町で初めて入るチェーン店に行きました。会場までの交通費や移動時間など多少出費はありましたが、店の施設や利用料金は満足できるもので、これからはいつものお店とこちらの北部会場と、適宜使い分けてやっていけそうです。

 さて、全米全欧でのディーゼルエンジン排ガス不正問題で大ピンチなフォルクスワーゲンに対し、トヨタの社長が、「苦境につけ込む火事場泥棒のようなことは断じてやってはならぬ」と役員会で部下達に厳命したのだそうです。日産の社長が、「うちは不正していない」と即座に表明したのとは大分違いますが、これが吉と出るか凶と出るか。もちろんヒトとしては素晴らしい発言だと思いますし、自分達だけでなく、顧客も周りも幸せにする近江商人的な商売のあり方は、日本式経営として一見の価値が有るようにも感じます。なにより、カッコ良いですしね。まあ利益を追求するのが目的の法人としては、あまりかっこ良すぎるのも考えもので、せっかくの敵失に、更にたたみ込んで差を広げ利益を拡大していくというのは、ビジネスとしては間違っていないと思いますし、投資家に対する責任としては、この発言はいただけない、と感じるヒトも居るかもしれません。
 まあその判断が今後どのような波紋を広げ、トヨタの行く末に影響するのか判りませんが、このあともしトヨタの業績が悪化したり日産が伸びてきたりしたら、トヨタ社長は甘い、と避難される日が来るかもしれません。せっかく凛とした姿を披露されたのですから、それを裏切らないよう、「苦境につけ込む火事場泥棒」ではない王道のトヨタ商法というものを見せて欲しいと期待し、またそうあるように切に願います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

野党ご一同には、20年前の非自民連立や自社さ連立の教訓を思い出していただきたいものです。

2015-09-25 23:08:04 | Weblog
 昨日に続いて雨の一日、まあ昼には大体上がりましたが、いつまでもしつこく今にも降りそうな雲が分厚く空を覆っていたので、あまり雨あがり、という感じがしない一日でした。明日からは再びお日様が現れてくれるようですが、連休中のような秋晴れは望めなさそうな天気予報です。来週は中盤から第分気温も下がってきそうですし、月も改まって、そろそろ秋本番を迎えそうです。

 さて、報道によると、民主党の岡田代表と共産党の志位委員長が国会内で会談、志位委員長が選挙での野党協力と安保廃止を目指す暫定連立政権樹立のための協議に入ることを要請したのに対し、岡田代表は、先日の前向き発言を忘れたかのように、選挙協力には消極的、連立構想にも実現性に疑問を呈し、共産党とは一線を画す構えを見せました。ただ、今後も話し合いは継続するのだそうです。
 民主党にもまだ一片の理性があったか、と少しばかり安堵いたしましたが、そもそも野合と言ってこれほどひどい話もそうないと思える内容だっただけに、ようやくにして、当たり前を言えば当たり前の結論に至ったのかな、とも思いました。
 昔といっても20年ほど前、日本新党を軸に共産党を除く野党が連立して自民党を過半数割れに追い込み、政権を樹立したにもかかわらず程なく崩壊し、その隙を突いて自民党と社会党と新党さきがけが信じがたい連立政権を立ち上げ、阪神淡路大震災などで世相が揺れる中、自らの挟持を捨て去った社会党が自滅するように消滅、その一部が今の民主党の母体になった、という歴史を踏まえますと、もしこの民主ー共産連立が成立したりしたら、歴史を繰り返して今度こそ民主党の息の根が止まってたんじゃないか、と想像されます。まあ今の野党が寄り集まっても、国民の信用を失い低迷一途な民主党に看板党首に逃げられて名前だけになった維新の党、その他もろもろの小集団の寄り合いでは、日本新党の時ほどの清新さもなにかやってくれそうな期待を抱かせる魅力も感じられず、そんな団体と共産党が合わさっても、残念ながらうまくいくことは無かったでしょう。そもそも20年前だって連立に参加せず野党を貫いた共産党が、何故に今になって無理矢理な野合を企むのか、実に理解に苦しむところです。それだけ安保に危機感を抱いているということなのでしょうが、それならそれで自力で反発するのが共産党の存在意義というものでしょうに。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

VWに続いてBMWでもNOx疑惑が・・・。ドイツは大丈夫なんでしょうか?

2015-09-24 22:02:58 | Weblog
 今日は朝まだ暗い内に一度目が覚め、そのまま二度寝して、結局6時半セットの目覚まし時計で起きることになりました。一度目の目覚めも2度めの目覚めも、かなりドラマチックな夢を観ていたのですが、残念ながらここ久しく夢を観た記憶が無かったために記録の用意もなく、覚醒してしばらくするうちにすっかり内容は忘れてしまいました。記憶が残っていればこのブログの2回分くらいは余裕で埋まるくらいの内容があったはずなのですが。残念なことです。
 それにしても、この所既に書いたように夢らしい夢を見ないでいたのですが、どうして急にまた観ることになったのでしょう? 最近半身浴していると10分もすると意識が落ちてしまうことが多いのですが、そういった体調などの影響もあるんでしょうか? まあしばらく様子を見て、夢をしっかり見られるようならまた意識して記録するようにしてみようと思います。

 さて、秋とはいえ紅葉にはまだ早いですが、北海道では山はそろそろ見頃になっているのだそうです。一方、同じく北海道でスズメバチに刺されてアナフィラキシーショックで死亡したヒトが2人出たというニュースもありました。秋に凶暴化するスズメバチ、なんとも厄介な奴らですが、こちらでもそろそろ注意しないと危ない季節になりつつあるようです。
 
 ところで、昨日のブログに書いたフォルクスワーゲンのディーゼルエンジン排ガス不正、アメリカだけでなくヨーロッパ圏内でも同じようにやらかしていたそうですね。更に今度はBMWの車でも、欧州基準値の11倍に達する窒素酸化物(NOx)量を検出、というニュースが出ていました。一時、日本での常識をくつがえし、クリーンディーゼルの名前でヨーロッパやアメリカではディーゼルエンジン車が席巻し、トヨタが推進するハイブリッド車は殆ど普及していないというようなことを聞いており、次の車を買う時にはディーゼルも視野に入れても良いか、などと考えていたのですが、どうやらそれは幻想だったみたいです。BMWは、フォルクスワーゲンのような意図的な不正はやらかしていない、と強く否定していましたが、果たして本当のところはどうなのか、一度疑惑を持たれてしまうと中々解消するのは難しい話になることでしょう。今後この話がどう決着するのか興味はありますが、自家用のディーゼルエンジンの未来は閉ざされたのかもしれないと思うと、いわゆる歴史の分岐点の一つに立っているのかもしれない気が致しますね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フォルクスワーゲンのような大会社でも無理を通そうとして不正行為に手を付けてしまうんですね。

2015-09-23 21:24:06 | Weblog
 連休最終日の今日は、朝から布団を干しました。明日からは雨、という予報ですから、タイミングはぴったりだったと思います。今はもう、真夏のように布団が熱を持って夜寝苦しくてたまらない、というような事にもなりませんし、春のように花粉に気を使う事もあまりありません。げにも良き季節となりましたものです。
 さて、かの世界的企業フォルクスワーゲンが、当局が性能をテストするときだけ実際に走行するときよりも排ガスが大幅に抑えられるようにエンジン管理ソフトウェアをプログラムし、ディーゼルエンジンの排ガス規制をごまかしていた問題がアメリカで発覚、
問題の車は全世界で1100万台にものぼるかもしれないのだそうです。既にアメリカでは対象の48万台についてリコールを命令、制裁金は最大で180億ドル、2兆一千億円にもなる可能性があり、フォルクスワーゲンでは、2014年の年間の純利益の6割に相当する65億ユーロ(8700億円)の引当金を計上し、技術的な措置で問題を解決するとして、世界規模のリコールを行う事を示唆しているとのことでした。我が国ではディーゼル車が少ないためあまり大きな問題にはなりそうにないですが、訴訟大国アメリカや環境にうるさいEUでの問題発覚は、ついこの間、僅差でトヨタをおさえ、2015年度上半期世界一の自動車何倍台数を記録した天下のフォルクスワーゲンが、下手をすると倒産するかもしれない一大事になりそうです。色々と消費者も厳しくうるさくなってきている今日において、フォルクスワーゲンのような一流企業がこのような不正行為をやらかすとはちょっと信じがたいですが、この間世界一になった、という話と合わせて考えてみますと、トヨタを追い越せ! とばかりに経営陣が無理難題を開発や生産・販売部門といった現場に押し付けでもしたのではないか、という感じがしてきます。もしそれが事実なら、自動車メーカーの経営陣として、現場を判らないなど恥としか言いようが無いと思いますが、会長さんは組織ぐるみの不正ではなく、一部のほんの数人の不心得者のしわざだ、というような声明を出しているみたいです。うーん、このトカゲの尻尾感は、やっぱり現場に責任を押し付けようという感じでしょうか? まあ他国の企業のことなどどうでもよいといえばその通りなのですが、翻って我が国の諸産業はいかがなものか、他山の石にでもして、この際改めて襟を正してみてはどうかと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本物?の猫がドラえもんを演じる実写版が中国で製作中?

2015-09-22 23:06:11 | Weblog
 今日は朝6時過ぎには目を覚まして早朝から一仕事し、週2回の一般ごみ収集の日だったのでその準備をして午後2時頃やってくる収集車に引き渡し、近所のスーパーに日常品の買物に出かけ、包丁を研いで、夕食の準備をする、と1日中それなりに活動しました。こういう長期休暇は何かと時間の利用がルーズになって体調も崩しがちになりますが、5連休をあと1日残すところでそれなりにリズムを回復しつつあるというのは悪く無い感じです。明日もとりあえずそれなりに朝から動いて、明後日の出勤に差し支えないよう、日常的なリズムを取り戻す一日にしたいものです。

 さて、中国でドラえもんを実写で映像化する計画が動き出しているそうです。上映は、中国の大手サイト『タオバオ』で予定されているそうで、タイトルは『拝託啦小叮当』という、どう読んだらいいのか正直全然判りません。なんでも『タオバオ』はドラえもんをイメージキャラクターとして起用しているんだそうで、その縁で今回の取り組みになったのではないか? という推測がなされているそうですが、権利関係などちゃんと正規に整えられているのか、という点については、確認が取れてないみたいです。
 ただ、それだけの話ならまた中華式海賊版か? で終わって興味も失せるのですが、この実写版の最大の特徴は、たぬきと間違えられるネコ型ロボットであるはずのドラえもんを、本物の(もしくは本物そっくりのCGの)猫が演じる、という点にあります。幾らなんでもそんなのでドラえもんの世界が描けるのか? と不思議に思いましたが、番宣ポスターとか見てみましたら意外に良さそうで、向こうの権利関係が相当怪しいのもいっぱい流れている動画サイト「优酷(http://www.youku.com)には、どういう意図があるのかホラー風味の40秒ほどの予告動画もアップされており、タイムマシンの出入口であるのび太の学習机の引き出しから猫が姿を見せて、第一声「ニャア」と鳴いています。
 これをドラえもんと読んでいいのかどうかはともかくとして、一度は観てみたいと思わせる内容でした。更に怪しげなのがポスターに出ている主要登場人物で、工事現場の積み上げた土管を背景に、のび太、静、ジャイアン、スネオと猫のドラえもんが居るのは良いとして、その左に何故かウルトラマンとしか見えない造形のキャラクターが立っていることでした。権利関係も気になりますが、一体このキャラは何の役でここに居るのか、激しく気になるところです。この際海賊版だったとしても構わないので是非日本語翻訳で観せて欲しいと思わせる、不思議な魅力を覚える映像になりそうです。いつかきちんと観られたらいいなぁ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

共産党もなりふり構っていられないのでしょうか? わざわざ濁りを求めずともよかろうにと思うのですが。

2015-09-21 21:43:25 | Weblog
 長い長い五連休も中日を迎えましたが、あと2日休みがあると思うと、ちょっと疲れてきました。何か予定を立てて出かけるなりすれば良かったのか? と思わないでもないですが、混みあうところには行きたくないですし。この3日はひたすら寝正月状態で過ごしましたから、明日はちょっと仕事っぽいことでもして時間を無駄に使う贅沢を改めてみようかと思います。

 さて、共産党の志位委員長が、安倍内閣を倒し、先ごろ成立した安保法案を葬り去ることを目的とした、「国民連合政府」なる野党の大同団結構想をぶち上げ、次の参院選で他党と共闘し候補者擁立について調整をする、というようなことをおっしゃってましたが、報道によると、この話に民主党が随分色気を出しているのだそうです。共産党はともかく、民主党の方は相変わらず主義主張より議席というのが透けて見えるお話に聞こえるのですが、政策云々そっちのけで、とにかく自民党を引きずり下ろして政権を獲ることだけを目指して頑張った挙句、国勢に壊滅的打撃を与えて現在の低迷のきっかけとなった大敗を喫した経験を活かさず、共産党との野合に注目するというのは、政党としてはもうどうしようもない末期症状なんじゃないかというふうに感じられます。そもそも過去自分たちも集団的自衛権については肯定的に語っていたことを棚に上げ、転向した理由も語らならいばかりか、国会で暴力沙汰を恥ずかしげもなく披露しているのだけでも随分と株を下げた行為でしょうに、ここで更に致命傷を貰いたいのか? とその見識が疑わしくなってきます。共産党の方は、主張はどうあれひたすらブレない姿なのでそれはそれで良いと言う部分もあるでしょうが、民主党は本当にもう少し主義主張を整理して、ちゃんと責任をもって国民にものが言えるようにならないといけないのではないでしょうか? まあそれはしばらく調整に時間が掛かるにしても、せめて少なくとも今国会での女性議員に対する暴力沙汰くらいはきちんと謝罪すべきじゃないでしょうか? いくら憲法で国会での議員の地位が強く保護され、暴力沙汰と言えども刑法で処罰されないといって、ネットでかくも動画が拡散して誰でもその状況が判るようになっているのに下らない言い逃れをするのを見せられると、そんな基本的なことすら判らなくなっているのか、とあわれにすら思えてきます。共産党も、そんな自分たちの純粋さを濁らせるような分子をわざわざ抱え込むこともないでしょうに、今後仲間に取り込もうと考えているのなら、せめて素直に謝るべきは謝っては? と提言されてはいかがでしょうか? それでこそ共産党だと思うのですが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ついに中国で受精卵の遺伝子に手を加えた子供が生まれるかも?

2015-09-20 21:23:07 | Weblog
 昨日、うっかりして更新を忘れておりました。夜は毎週恒例の自治会役員会があり、出席していたのですが、いつもより少しばかり遅くなり、帰宅するまでは更新を意識していたのですが、その後資料を整理して風呂に入って、としているうちにそのことをすっかり失念して寝てしまいました。それも、さあ今日の更新を、とブログを開き、最新投稿の日付が一昨日になっているのを見て、「あれ? 昨日のは?」と思い返し、しばらく考えて、そう言えば書いた記憶が無い・・・、と気づくまで忘れていたのですから、これはどうしようもありません。めったにないポカですが、残念無念です。

 さて、安保国会での所業で、民主党は相変わらず恥の上塗りをしているような気がしますが、執行部はいい加減マスコミの前に立つ人を選ばないと、取り返しの付かないことになるんじゃないか、と憂慮致します。政治にはどちらかというと疎いうちの子達も「大人として恥ずかしくないのか?」と今国会での暴挙愚行に首を傾げておりましたが、これがひょっとしたらごく一般的な国民の感想なんじゃないか、と思いました。数十年前なら許容されたかもしれないパフォーマンスも、今は到底許されないモノであることを、政治家の皆さんは理解されるべきなのでしょうね。野党のみならず、与党だって首相自ら国会でヤジを飛ばしているんですから褒められたものではありませんが。
 
 それはそうと、中国が生命の神秘のタブーを破る、ヒト受精卵の「ゲノム編集」を行ったというニュースを見ました。中国広東省にある中山大学の黄軍就副教授らの研究チームの「成果」だそうです。ニュースでこの「暴挙」に挙げられた問題点は2つあり、一つは遺伝的特質を人為的に操作し「設計」された「デザイナーベビー」の誕生につながること、もうひとつは、ゲノム編集した受精卵から生まれた子供の遺伝子が永遠に受け継がれるため、現時点でわかっていない副作用などが将来世代に及ぶリスクがある、ということでした。が、2つ目はまあわかるとして、一つ目の「デザイナーベビー」誕生が問題になる理由が、どうも私にはよく判りません。欧米社会においては信仰の問題がありますからそれをタブーと考えるのはまだ理解できるのですが、別にキリスト教でもイスラム教でもユダヤ教でもない我が国において、本当に「デザイナーベビー」に対する禁忌なんてあるんでしょうか? 生命工学研究者が皆敬虔な◯◯教信者だ、というのなら、それはしょうがないな、と思いますが、まさかそんなこともないでしょう。遺伝子組み換え食品にあるような、判らないものに対する漠然とした恐れや、100%の完全なリスクフリーを求める神経質な不安感と共通する禁忌観とすれば理解もできますが、少なくとも受精卵の遺伝子組み換えを手がけるほどの研究者が、科学に強いとは言えない一般消費者並みの感覚であろうとは信じられません。どちらかというと、欧米諸国との政治的な関係の中でとりあえずタブーにしているだけなんじゃないでしょうか?
 まあ中国の「デザイナーベビー」が本当に誕生し、成長して、遺伝子病フリーとか、体力アップとか、知力向上、なんていうような目に見えた成果が現れれば、また改めて議論も出てくることでしょう。それまで、表では何を唱えようと、しばらくはこの「暴挙」の行く末を、楽しみに観察していればよいのではないでしょうか?


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中華タブレット、液晶を割ってしまいました。

2015-09-18 21:04:04 | Weblog
 昨年の夏に買った中華タブレット、何故かタッチの反応が鈍いな、と思ってましたら、液晶が割れていました(泣)。よく見ると妙な線が3本ほど、左下の隅から右端まで走っているな、と思っていたのですが、表面の保護フィルムの傷だと思い込んでいたのが実はどうやらいつの間にか割ってしまっていたようでした。そういえば、少し前に小さくパキッとか言うような音がしたような気もしましたが、それが液晶を割った時の音だとしても、踏んだわけでもなし、体重をかけたわけでもなし、どうにも覚えのない破損でした。幸か不幸か、ヒビというか割れというか、その損壊そのものは液晶の映りには何ら影響がなかったのですが、代わりにタッチセンサーが逝かれてしまい、ヒビの入った下1/3程が完全に死んでいました。ただ、映りには何の問題もなく、タブレットを上下逆さまにすると画像もくるりと回転するので、下方をタッチしなければならない時は一手間かけて上下反転させ、生きている上部のタッチで何とか動かす、というやりかたで何とかしのいでいます。当たり外れを楽しむくらいでないとついていけないと聞く中華タブレットではありましたが、購入した奴は中々の出来でこれまでそれなりに楽しみ、また便利に使わせてもらいました。今、タブなし生活をするのは、やってできないこともないでしょうがちょっと考えにくいこともあり、何とか改善を図りたいところです。
 そこで色々ググってみましたら、場合によっては安く修理できる可能性もありそうな記事を見つけましたが、一年を経過してそろそろバッテリーのヘタリも気になってくる頃合いでもあります。それでも愛着がある分修理できるなら修理して、いっそバッテリーもどこかで入手して換装し、とにかく使い倒そうというのもありなのですが、いっそこのまま、不便ながらもだましだまし使い続けるか、あるいはどうせなら新しいのを購入する、というのも悩ましい選択肢です。修理にせよ新規購入にせよお金のかかる話なので、色々と悩みどころではあります。
 それにしても、破損を防ぐためにかなり頑丈っぽいカバーを購入したというのに、裸でかばんに放り込んだりポケットに突っ込んだりしてかなり荒っぽく使っていた時にはなんともなかった液晶が、大事に扱いだしたら破損するとはなんとも理不尽な感じがします。安い中華タブレットだからよかったものの、これが効果なキャリアスマホやブランド物だったりした日には夜も寝られなくなるほど後悔したことでしょうね。そういう意味でも、中々精神的なゆとりを与えてくれる、優秀な機材でした。


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一体どこの誰が国会で議員の肉弾戦なんてものを見たがると思うのか、と問い詰めてやりたくなりました。

2015-09-17 20:14:44 | Weblog
 今朝、通勤途上なにげに田んぼ端をみてましたら、緑色の雑草の合間合間に赤い色がチラチラ見えたのでなにかと思いましたら、彼岸花の花でした。それも、咲き始めの一輪二輪といった数ではなく、よく見るとあちこちに群生して花開いているのが見て取れました。感覚からすると少し早すぎる気もするのですが、長年親しんだ山の方と去年から通いだしている町中とでは、少しばかり季節の移り変わりの速度が違うのかもしれません。まあ何はともあれ彼岸花の花が見え出したら、いよいよ夏もお別れですね。先日は昼間にまだ蝉の声が聞こえてきましたが、それももう終わることでしょう。

 さて、乱闘国会、一体いつの時代のことかと目を覆わんばかりな惨状でした。口では平和を連呼しつつ、自らは暴力を持って言論を封鎖しようとするとんでもない輩が巣食っているとは情けない限りです。一体誰が、国会で議員の肉弾戦を観戦したいなどと思うのでしょう? いい大人がいい年をして恥じ入りもせずにあんな馬鹿げたことをカメラの前でできるのか、不思議でしょうがありません、と考えていたのですが、ひょっとしたら、敢えてカメラの前でやって見せておきたかったのかもしれませんね。相手は我々日本国民ではなく、ひょっとして大陸の方だったりして。負けはしましたが出来る限りの努力はしました、と自己アピールのパフォーマンスをしたんじゃないかと思うと、なんとなく理解できるような気がしてきました。成立を阻止できなかった以上、せめてもの努力と献身ぶりくらいは見せておかないと不味いとでも思っているのではないか、と邪推してしまいます。
 女性議員は女性議員で、徒党を組んで人を邪魔するばかりか、手をかけようとしたら「セクハラ」連呼で観ているものを呆れさせ、女性の衛視が出てきて排除されたら、今度は「こんな時に女性を利用するな!」って、意味わかりません。自分たちが散々「女性」を利用しておいて、どの口でそんなことを言うのかと思うと。もう唖然とするばかりです。本当の本当に、これで国民の支持が得られると思っておいでなのでしょうか? それとも、邪推したように必要なのは日本国民の支持ではないのでしょうか? 自民一極ではいずれ不味い時も来るだろうと思うから、民主党には臥薪嘗胆して地力を付けてくれるようにわずかながら期待というか願いというか、とにかくこのままじゃダメだ、と目覚めてくれないものかと思っておりましたが、どうやら残念ながら国民の前にこんな醜態を晒しているようでは、民主党はこれで終わったのかもしれません。自民党に本当に対抗できる本物の政治勢力がこれから新たに生まれてくることを期待するしか無さそうですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国会はいつになったら新世紀を迎えてくれるんでしょうか?

2015-09-16 22:16:15 | Weblog
 今日はもっとしっかり雨が降ってくるかと思いましたが、案外降らず、降ってもほとんど傘がいらない程度の小降りで終始しました。どうやら本番は明日のようですが、金曜日まで降ったら土曜日から連休中は晴れそうなので、中々良い天気周りといえるのではないでしょうか。

 さて、そんな天気を反映しているのか、国会では見苦しい様が続けられているようですが、野党の醜態はまるで国会だけ十年か二十年くらい時間が止まっているんじゃないか? と思わざるをえないほど情けないものでした。国会は議論で闘う場であって、実力行使で戦うところでは無いでしょう。ヤジなども含めると与党もけして褒められたものではない部分もありますが、空疎なシュプレヒコールや暴力をふるう暇があったなら、熱くもけして暴走しない、論理的で説得力のある議論をもって対するだけの力をつけるべきでしょう。課題の安保法案が甲論乙駁を惹起するのはその内容やこれからの日本のあり方への影響を考えると当然のことで、そのためにこそ政治家として国民の付託を受けた議員の皆さんは、全智全霊で己の信とするところを「言葉でもって」表すべき義務があると思います。いみじくも与党議員ものたまったそうですが、「声を聞けというなら国民の目が届く委員会の場で議論すればいいのに」、と、まさにこれです。求めている事は。私くらいのものがそう考えるくらいですから、多分結構大勢の方が同じような冷めた目で野党の戦闘行動を観ているんじゃないでしょうか? かつて社会党が凋落し、今民主党が低迷するのは何故なのか、本気で考え、国民にその答えを提示できないと、本当に民主党は跡形もなく歴史の徒花で終わってしまうんじゃないかと心配になります。

 せっかくトヨタが「空をとぶ車」の特許をアメリカで出願! なんて言うワクワクするような話題があるというのに、肝心の日本の中枢がこの体たらくではどうしようもありません。無知蒙昧なレッテル貼りの決めつけや頭空っぽなスローガン連呼はもういりません。そんな国民を馬鹿にしたような真似はできるだけ早くやめて、ちゃんと政治家として仕事をして下さいとお願いしたいです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

去年御嶽山今年鬼怒川。事業仕分けの功罪を民主党はいつ真摯に総括できるんでしょうか?

2015-09-15 20:52:05 | Weblog
 今日も良い天気でしたが、午後から曇りがちとなり、夕方にはすっかり雨降り直前、という空になっていました。明日からは週末まで雨模様、その後また晴れになる秋らしい天気の移り変わりになりますが、それにしても今年は残暑らしい残暑を覚えるまもなく秋になってしまった感があります。紅葉とかはまだこれからの天気次第ですが、今年の色づきはどうなりますことやら。

 さて、昨年の9月も、御嶽山の突然の噴火災害が、火山の監視体制に関わる予算を民主党が事業仕分けで削ったせいで被害が拡大した、というような話がありましたが、今年はそれが鬼怒川堤防決壊で、やっぱり事業仕分けで河川整備事業の予算が削られたのが遠因になった、というような話になってきています。民主党側は、削ったのはいわゆるスーパー堤防の分だ、と必死に抗弁されている模様ですが、それも、民放の番組で河川整備関連事業も削られた、と暴露され、説得力を欠く抗弁になってしまいました。100年に一度の災害に備えるために莫大なお金を使うことに意味があるのか? という民主党側の主張は、経済的には考えさせられるものがなきにしもあらずでしたが、実際にこうして未曾有の災害を前にすると、その言葉が実に浅はかで薄っぺらいものにすぎなかった事に気付かされます。結局、人間のささやかな営みからしたら自然の猛威はトンデモなく半端ない威力を持っているわけで、それをなんとか凌ぎながら生きていくためには、営々と無駄とも思えるような努力を重ねて対策を取っていくより無いということを思い知らされます。国家百年の計などといいますが、政治家はやっぱり大局に立って、長い目で物事を見なければいけない人達なのでしょう。それが、成果を上げるのに汲々となって一見無駄に思える部分を拙速に切りまくった結果が御嶽山の被害であり、鬼怒川の被害であったわけです。民主党は、安保法案でも10年ほど前の賛成意見をかなぐり捨てて、ただただ自民憎しと反対しまくっていますが、そう言えばあの事業仕分けも自民憎しで自民党が認めていたものを、必要性など二の次でとにかく切りまくっていたような印象が残っています。その結果が今牙を向いていることを民主党はまず反省すべきなのではないかと思います。意見が変わることは悪いことではないですし、珍しいことではないはずです。国会で意味のないやじを飛ばしている暇があったら、真摯に過去の言動や行動を反省し、今これからどうするのか、どうしようと考えているのかを建設的・具体的に説得力ある言辞で持って国民に示すべきでしょうね。それでこそ党勢復活して与党の対抗馬として認められる近道ではなかろうか、と私などは思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする