かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

民進党はつくづく候補者選びを間違えたと感じさせる、小池ー宇都宮会談の様子でした。

2016-09-12 22:06:50 | Weblog
 本日の最高気温は30.8℃。ただ、朝からどんよりと曇り空で居つ雨が降り出すか判らないという空模様の中、気温以上に蒸し暑さを覚える1日でした。結局、雨は降らずに終わりましたが、明日以降もいつ雨が降るか判らない、うっとおしい天気が続くようです。そんな中、今日は奈良市の某大学の先生と打ち合わせ&親睦会で、一杯引っ掛けてきました。ようやく酔いが冷めてきましたが、なかなかに楽しいひと時でした。これで今日が金曜日なら、何の心配もなく布団に潜り込めるのですが、明日火曜日に差し支えないようにしようと思うと、色々と気を使わねばなりません。何はともあれ、早く休んで体調の回復を期することですね。

 さて、都知事選挙で革新系有力候補として取り沙汰されながら、その椅子を老ジャーナリストに奪われ、戦わずして革新系の大惨敗を見るよりなかった悲劇の候補者宇都宮健児氏が、小池百合子都知事と8月30日に面談していたそうです。目的は、「希望のまち東京を作る会」代表として、10項目に渡る知事への要望を連ねた「要請書」を手渡すことで、その席で会談が行われたとのことでした。
宇都宮氏はこれまでも要望書を新都知事に提出していたそうですが、歴代の知事は担当の課長に任せて宇都宮氏との直接面談を拒んでいたそうで、今回の小池知事の対応を「画期的」と評価されたそうです。小池知事からも宇都宮氏に対して都に絡む疑念を明らかにしていくために協力して欲しいと依頼され、是々非々で対応する、という大人な返事で、一定の信頼関係を結ばれたように感じました。そもそもの要望書の内容も、今懸案になっている築地市場の豊洲移転の件などを含め、横田基地へのオスプレイ配備反対など少々理解できないものも無いではありませんでしたが、おおよその線で都政に役立つ内容ではないかと思われます。
 政治家たるもの、選挙が終われば必要に応じてこのように協力できるところは協力し合える関係を構築するというのも大事ではないか、と感じられる会談でした。何より宇都宮氏に教条的・狂信的な姿勢が観られず、しっかり対話を試みられていた点は、その主張に対する賛否はともかくとして、大変好感を抱きました。
 民進党は、つくづく候補者選定を誤ったな、と思わずにはいられない、紳士的かつ建設的なヒトであったと思います。
 どうやら東京都は巨大な予算と機構に紛れて厄介な寄生虫に蝕まれているようですが、この二人が本当に協力しあう事ができるのなら、案外早く寄生虫の駆除と常態への回復がなされるのではないか、と希望を感じさせる今回の会談でした。


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