かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

花粉症、どうやら本格的に発症したみたいです。

2008-02-29 23:33:19 | Weblog
 今日は朝から目がしょぼしょぼして、くしゃみも何度かやりました。予報では花粉は「少ない」になっていましたが、この上天気、少ない、なんてことは無かったんじゃないかと思います。あるいは今年は1月に風邪をひきましたが、その引き金が花粉症だったのではないか、と疑われるところもありますから、私の身体が過敏になって、極少量の花粉でも反応するようになっているのかもしれません。ただ不思議なのは、昨年はむちゃくちゃな量の花粉が飛んでいたのにほとんど症状が出ず、今年はわずかな量でおかしくなるという点です。身体の調子の問題なのか、多すぎる花粉はかえってアレルギーを発生させにくくなる何かがあるのか、昨年は体質が変わって花粉症も卒業できるのではないか? などと期待していただけに、余計謎は深まります。
 ところで製薬会社のアンケート調査によると、花粉症の症状を一生消すために払ってもいい金額は、平均33万円だったのだそうです。500万円以上という答えもわずかながらあって、誰しも花粉症には大変な思いをしているのだな、と実感させられますが、さて自分はどうかというと、たとえこの後の半生花粉症と縁が切れるとしても、30万円も投じたくはありません。これまでの半生、物心ついたときから春先の鼻炎と付き合い続けてきた私としては、今更それを改善するためにそんな大金出したくは無いのです。それなら多少の不便は甘受して、シーズンの間の使い捨てマスクと症状が悪化したときの薬代くらいでこの後も済ませたいと思います。第一、今の段階で花粉症を完全に治す方法など望むべくも無いですし、もし身体の治療を検討するにしても、私としてはピロリ菌の除菌のほうが優先順位が高いと思っているのです。
 命にかかわるC型肝炎と同列に論じるのは多少問題があるとは思いますけど、花粉症だって、先の見通しも無く山を杉で埋め尽くしたあげく、莫大な借金と荒れた山と花粉症患者を生みだした行政の罪を認め、患者への謝罪と救済処置をとるべきではないか、と思います。せめて花粉症関連の家計支出を控除するくらいのことはできないものなのでしょうか。

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携帯のタイピング練習ソフトって、あってもよさそうなものなのですが。

2008-02-28 21:42:47 | Weblog
 昨日は、一度は携帯からのブログ更新も試しておこうとやってみましたが、かかった時間と苦労からすればちと物足りない文章量になってしまいました。まあ思っていたよりも入力はやりやすかったですし、カーソル移動も無難にこなせましたけど、いくら先読み変換してくれるからといっても所詮は携帯の入力方式であり、携帯のキー配列やサイトビューワーにまだなれていないこともあって、キーボードでブ入力するみたいに思考を自然に文字へ置き換えることなど到底望めません。まあ携帯電話が、私がキーボードのブラインドタッチを習得しようと時間も忘れてひたすら練習に励んでいたころにあったのなら、今頃巷の若人に負けない入力速度を会得していたかもしれませんが。そういえば、PCでよくあるブラインドタッチの練習ソフト、携帯用って無いんでしょうか? あったら楽しそうなのですが。

 そんな苦労を重ねてから床についたせいでも無いのでしょうが、今朝は4時半に目が覚めてしまいました。普段起きる時間からすれば2時間近く早起き状態、もちろん完全な睡眠不足なので、ここは一つ二度寝の至福をたっぷり味わおうと改めて目をつぶったのですが、朝寝坊して時間ぎりぎりまで布団の中でうだうだしているときはあれほど甘美な時間を過ごせるのに、何故か十分時間のあるときに限って、目がさえてまどろむことができません。それでも眠ろうと目を閉じ続けていたのですが、結局あきらめて起きてしまいました。早起きで3文は得したはずなのですが、どうにも損をしたような気がしてなりません。今日一日さほど眠気も無く過ごせたのは不幸中の幸いでしたが、代わりに夕方過ぎから軽い頭痛が始まりました。やっぱり寝不足はよくないと反省し、今日はいつもより早く寝て、不足分を取り戻したいと思います。

 そういえば、冥王星に代わる第9惑星発見の可能性が出てきたそうですね。惑星の軌道計算から、地球くらいの大きさの星があるかもしれない、とわかったそうで、それくらい大きければ、発見されれば恐らく惑星として認知されるのは間違いないところでしょう。宇宙戦艦ヤマトでは冥王星の海が描かれておりましたが、これくらい大きさのある星なら、ひょっとして海があったりするかもしれません。まあ液体窒素ででもできていたりしない限り、カチンコチンの氷の塊でしかないかもしれませんが。

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試しに携帯で日記つけてみました。

2008-02-27 22:55:44 | Weblog
今日は昼過ぎまで、天気予報なんて当たらないなと、思い込んでおりました。今日の予報では、午後雪、となっていたのですが、外は風こそ冷たいもののよく晴れて、到底雪など降るようには見えなかったのです。ところが、少し仕事場にこもっている間に、気がつくと外は大雪になっていました。気温が高かったので積もることはなかったのですが、ズバリ当てた気象台には正直驚きました。
帰りは帰りでいきなりバラバラと音をたてて雹が降ってきますし、1日天気に驚かされどうしでした。
???しかし携帯から打ち込むのってかなり大変ですね。とりあえず今日のところはお試しということで、このへんにしておきましょう。
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15.奇跡 その4

2008-02-27 19:29:25 | 麗夢小説『ドリームジェノミクス』
 高原の先導で、榊を除いた三人が地下通路を駆け抜けた。辛うじて機能を残していたエレベーターに飛び乗り、遂に美奈達がいるフロアへと辿り着く。真っ先にアルファとベータの変身した巨体が目に入り、その元気な姿に、思わず麗夢の目頭が熱く潤んだ。だが、その向うに見えるおどろおどろしい夢魔の大群と、中央にそそり立つ漆黒の姿は、麗夢達の心を一気に沸騰させた。
「死夢羅!」
 円光が真っ先に錫杖を鳴らして突っかかり、麗夢も愛用の拳銃を抜いて走り寄ろうとした。が、二人は、右目の端から飛び込んできた光に、思わず足を止めて振り返った。
「あ、あれは?」
 視神経を灼き切らぬばかりに輝いているというのに、ちっともまぶしさを感じない。やがて膨大な柔らかい光がフロア全体まで満ちあふれ、夢魔の一群は気圧されるように後退した。
 はじめ、光から湧き出た姿は、三人三様のいでたちであった。先頭に立つ少女は、紺の袴に白い白筒袖の着物をまとい、その上から、黒のハート型を横にして引き延ばしたような胸当てを当て、手には背丈の一・五倍はありそうな弓を携えていた。その後ろに並ぶ若い男女は、女性が全身を覆うグレーのレオタード姿、青年が豊かな金髪に黒のシルクハットを載せ、死夢羅を彷彿とさせる黒マントとタキシード姿であった。が、見る間にその姿が再び光に包まれた。まず華麗な装飾を施された弓を持って、一人の少女が光から再登場した。その衣装は、まるで光その物をそのまま生地にしたような白を主体に要所要所を紺で締め、透明なミニのフレアスカートを靡かせてている。手にするのは銀に輝く天使の弓である。もう一人はサファイアのような宝石をあしらった豪奢なコバルトブルーをベースにした華麗な装いに、長い棒を持って現れた。おのおのに特徴ある姿はしているが、デザインの基本コンセプトは同じベースであると言えた。肌も露わなビキニスタイルに肩や膝を覆う硬質のプロテクター。妖艶にして力強く気高き戦士の姿。それは、普段麗夢が纏う夢の戦士その物であった。
「あら、結構いいじゃない。動きやすそうだし」
「あ、あたし、ちょっと恥ずかしいです・・・」
「大丈夫よ、可愛らしい上に強そうじゃない」
「そうでしょうか?」
 水着よりも露わになった肌に、美奈は思わず頬を真っ赤に染めてうつむいた。蘭はそんな美奈を励ましながら、二メートル近い槍を軽く振った。
「私の武器は、これね」
 蘭は一旦槍を両手でしっかり握ると、はっと気合いも鋭く槍を振り回した。まるで生き物のようにしなって、穂先が縦横に宙を割く。一通り振り回した蘭は、両手を上げ、くるりと頭上で槍を一回転させて、腰だめにびしっと構え直した。空を切った切っ先が前に突き出されてぴたりと止まる。その凛々しいポーズに、思わず美奈の溜息が漏れた。
「蘭さん、かっこいい・・・」
「そう? 何故か自然に出来ちゃったんだけど、って、今美奈ちゃんなんて言った?」
「だから、かっこいいって・・・」
「じゃなくて、今、私の名前呼んだでしょ?」
 美奈は、あ、と軽く驚いて手を口にやった。
 蘭はうれしそうに頷くと、にっこり笑って美奈に言った。
「それでいいのよ。私達、仲間だもんね。いつまでも他人行儀じゃ一緒に戦えないわ」
「私ノ武器ハ、コレノヨウデス」
 しゅっと風切り音を奏でて、ハンスが手にした得物を軽く振り、まっすぐ自分の顔の前に立てた。フェンシングの剣のような細身の刀身に、コウモリの羽を模した装飾が施されている。
「格好はそのままなのね」
「でざいんハ御先祖様ト同ジデス」
 ハンスは照れくさそうにはにかんだ。
「みんな! 無事だったのね!」
 麗夢は喜びを爆発させて、美奈達の元に駆け寄った。
「麗夢さん! 来てくれたのね!」
 蘭と美奈の目が大きく見開かれ、その顔が喜びにはじけた。
「それにしても、その格好どうしたの?」
 驚く麗夢に、蘭が胸を張って答えた。
「今日から私も、ドリームガーディアンの一員よ」
「美奈ちゃんも?」
「は、はい。高原さんの薬を吸ったら、急に力が湧いてきて・・・」
「自分ノ一番強イト思ウ姿ヲ思イ浮カベタラ、コウナッタンデス」
 ハンスもまだ照れくさそうだ。麗夢もくすっと笑って言った。
「みんな、よく似合っているわよ」
「麗夢さんも早く変身して! みんなであの死神をやっつけよう!」
 蘭の言葉に、美奈とハンスも期待の目で麗夢を見た。高原の言葉が正しいのなら出来るはずだ。麗夢は意を決して頷いた。途端に体の中で、力の源が音を立ててあふれ出てくるのを麗夢は感じた。今までずっと忘れていた、夢の世界に自分がぴたりとフィットする感覚が戻ってきたのだ。麗夢は自然に両手を前に突き出した。手の平に物体の感触を覚え、そのまま軽く握って上下に重ねる。一段とリアルになったその感触を更にぎゅっと握りしめ、麗夢は両手をまっすぐ天に向かって突き上げた。

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インフルエンザ終息に向かい、ストーブももうじきお役ごめんになってくれそうな感じです。

2008-02-26 22:41:37 | Weblog
 今日は一日ぐずついた天気でしたが、夜に入って急に大きく崩れ、ほとんど夏の夕立並みの降り方をした時間帯もありました。そんな中を走ると、もう合羽など着ていてもいなくてもそれほど変わらないのと違う? というくらい、盛大に濡れます。変える直前までほとんど降ってなかったのに、いざ走り出した途端そんな降り方をするなんて、そこはかとなく悪意を覚えかねない運の悪さですが、まあそういう時も年に2,3回くらいはあるもので、ようはそういうときにいかに無事に目的地までたどり着くか、にかかっているのです。やっぱり夜の雨は視界が悪くなって危なくてしょうがないですが、それでもこないだの雪よりは幾分まし、と自分に言い聞かせ、何とか今日も無事自宅へとたどり着きました。

 さて、大流行が懸念されたインフルエンザ、今年はどうやら峠を越したのではないか、という報道がなされておりました。今年は、これまであまり事例の無い型のウィルスのため、免疫の無いヒトが多く、流行必至、と伝えられていたように記憶しており、私としてもなるだけ注意していたのですが、どうやら花粉症くずれの風邪をひいただけで、何とかシーズンを乗り切れそうというので、胸をなでおろしております。ただ、大きな流行を見せずにピークを過ぎた原因は不明だそうで、更に九州などではまだ収束する気配がなかなか見えないらしく、更に次は違う型のウィルスが出てくるかも知れぬから注意すべし、という話もあって、ピークを過ぎたからといってただ安堵してもいられぬような状況らしいです。いずれにしてもまずは早く春になって欲しいと願うばかり。明日はどうやら雪も降るらしいですが、その後は早春と呼んでいい気候になりそうです。今年は灯油買い足すべきかどうか悩みましたが、どうやら最初に買った2缶分だけで何とか乗り切れそうですね。

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「狼と香辛料」って、結構面白いですね。

2008-02-25 22:56:15 | アニメ特撮
 先週の金曜日、東京では花粉飛散量が一定水準に達したということで、本格的な花粉シーズンに入ったという話でした。こちらでも、目がしょぼついたりくしゃみが出たりすることが当たり前になりつつあって、多分相当量の花粉が飛びつつあるのではないか、と感じます。私は、1月からマスクをすることにしているのですが、それでもちょっとした油断のうちにアレルギーを起こし、風邪を併発して2週間以上も苦しむことになってしまいました。恐らくは薬の飲みすぎに起因すると思われる舌の潰瘍とかまで入れたら、ほぼ1ヶ月近く患っていたことになります。幸いようやくにして舌の状態を気にせず食べたりしゃべったりできるようになりましたけど、またこんなことになるかと思うと、花粉症対策にも少しばかり真剣みが出てきます。とりあえずはマスクを片時も離さず、少しでもおかしいな、と感じたら薬を飲んで症状を緩和し、とにかく悪化させることだけは避ける、というだけのことですが、うまくやれば薬にはほとんど頼ることなくシーズンをやり過ごせますし、医者に行く回数も減らすことができるわけで、それなりにやるだけの価値はあるわけです。目の痒いのだけはどうしようもないですけど。

 さて、マリみてを読むようになって以来、うちの本棚にも随分とライトノベルと称する文庫本が増えてきましたが、今年になって、また新たな1タイトルを書棚の一角に溜め込むようになりました。
「狼と香辛料 支倉凍砂著 電撃文庫」のシリーズです。物は試し、と先月23日の広島出張の帰りに立ち寄った書店でなんとなく第1巻を購入して自宅までの間に読みきり、すっかりはまって翌日書店で既刊の残り5冊を買って、更にこの間新刊の7巻目を購入し、とりあえず2回読み返したところです。小説を読み終わってすぐまた読み返す、という行為は久しぶりで、それくらいしっくりと私の琴線に響いたお話となりました。
 経済冒険小説、とでも呼べばいいのでしょうか。とはいえその経済は現在のそれではなく、かなり大昔、多分中世ヨーロッパの頃合だろうと思われるわけですが、読んで最初の一言は、なるほど、こういう切り口があったのか、と感心した独り言でした。
 キリスト教をモチーフにしている「教会」が、南のほうから北へと「異教徒」を駆逐して版図を広げつつある一方で、我が国で言う八百万の神に相当する異教の神々はそれでもまだ絶息するにはいたらず、場所によってはまだ十分な勢力があってせめぎあいを続けているような世界。主人公ロレンスは、将来は自前の店を持つことを夢見つつ、荷馬車を操りながら諸方を巡って行商の旅を続けているお金の大好きな商人だけれども、根は優しい男。一方ヒロインのホロは、麦に宿り、巨大な狼の実体を持ち、年齢は数百歳の異教の神の一人、しかし見かけは獣の耳と尻尾を有する美少女で、老練でしたたかで知恵者で主人公をさんざん振り回すかと思えば、無邪気で甘いもの好きでか弱い一面も見せる。こんな設定もヒロイン像も、ちょっとこれまでになかったんじゃないか、と思います。十分その世界に浸かる事ができるくらいに世界観はしっかりしていますし、主役脇役のキャラやお話の本筋になる事件の数々もなかなかに楽しい、安心して読んでいられる本でした。これまでの刊行スピードからして、恐らくはこの春に次の第8巻が発売されるんじゃないか、と今から楽しみにしています。こんな、「次」を楽しみに待てるシリーズが増えたことに、今年は幸先がいいと感じたりしています。
 アニメの方も楽しみにしています。絵は、アニメのほうが私には好みですし。

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「ドリームジェノミクス」もあと5回です。

2008-02-24 21:57:35 | Weblog
 連載小説「ドリームジェノミクス」、今日ラストまでの直しを終えました。後は投稿前にもう一度軽くチェックして、アップしていくだけです。それと休みの日は、気づき次第直ちにアップするようにしました。何もブログの更新を毎日夜にしているからといって、すでに準備済みのものまで夜まで待たなくてもよかろう、と思ったのです。
 もしご覧になっていただいている方で、今日のブログを見て「おや? ないな?」と思われた方は、カテゴリの「ドリームジェノミクス」を選んでいただくか、少しスクロールしてこの記事の下のひとつ前の記事に移動してください。そこにちゃんとアップしてありますので。
 さて、お話のほうは、ようやく麗夢ちゃんの能力喪失の謎が解き明かされました。まあかなりご都合主義的に中身をはしょった感のある文章になっておりますが、大筋としては間違っていないはずですので、より詳しい内容を知りたい方は、ぐぐるなどしてネットを検索していただければ、初心者向けの解説をはじめ、色々な文献が出てまいりますので、それを参照いただければ、と思います。
 次回はようやく副題の「奇跡」に当たる部分が登場します。ここを描くためにこの物語を書き始めた、といっても過言でないクライマックスのシーンは、3日後の水曜日に、忘れないようにアップしたいと思います。

 
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15.奇跡 その3

2008-02-24 10:04:38 | 麗夢小説『ドリームジェノミクス』
「ひ、ひどい・・・」
 くらくらする頭を押さえながら、麗夢は思わず呟いた。夢を奪うどころか、ほとんどの人間を逃れようもない悪夢に苛みながら、ウィルスによる病で死滅させる。そんな、まさに悪魔の所行としか思えない未来が、もうほんのそこまでやって来ているというのである。
『私は、自分が間違っているとは認めない。人類から夢を消すのが、夢魔を滅ぼすもっとも良い手段だと今も考えているからだ。だが、このままでは私は、それを証明するどころか、全く逆に、夢魔達に未曾有の繁栄をもたらす手助けをすることになる。だから君達にお願いする。あの子たちを助けて、死夢羅の企みを阻止してくれ』
「しかし、麗夢さんがこの状態では・・・」
 鬼童の一言が、麗夢の沸騰した怒りに水を差した。確かにそうだ。今、自分があの場に駆け付けたところで、結局足手まといにしかならない。力を失った自分には、あの夢魔達に立ち向かう手段が無い・・・。意気消沈した麗夢に、高原は言った。
『大丈夫だ。そろそろ効力が切れる。君に仕掛けたのは、遺伝子組み替えではない』
 高原の言葉にもっとも早く反応したのは鬼童海丸だった。鬼童はずっと考えていたのだ。効果が比較的ゆっくりで、持続的に麗夢のDGgeneを抑えられる手段。それが遺伝子組み替えでないのだとしたら、方法は一つだけだ。
「そうか! RNAi(アール・エヌ・エー・アイ)!」
『そうだ。私が綾小路君に施したのは、ドリームガーディアン遺伝子をベースにした、RNAiだ』
 鬼童は手短にRNAiを説明した。
 遺伝子の発現は、メッセンジャーRNAがDNAの遺伝子コードを読み取り、その情報をリボゾームに運んで、そこで機能を発揮するタンパク質を合成することで現れる。これに対し、21~23塩基対程度の小さな二本鎖RNAが、このメッセンジャーRNAを切断し、機能を失わせる現象が発見された。この現象をRNA interference(RNA干渉)と呼んだのが、遺伝子研究の爆発的な進化を生み出した、RNAiの始まりである。発見は1997年アメリカ・カーネギー研究所。当初の対象は線虫やショウジョウバエだったが、2001年には、ドイツ・マックスプランク研究所において人間の細胞でも確認され、今や遺伝子研究のツールとして必須のアイテムとなった。二本鎖RNAを、標的のメッセンジャーRNAに合わせて設計すれば、事実上あらゆる遺伝子を自在に機能喪失させることができる。このように遺伝子の機能を失わせることを、俗に遺伝子を「黙らせる」と呼び、そうして遺伝子を「黙らせた」時に生体に何が起こるのかを観察して、その遺伝子が生体内でどういう役目を担っているかを特定するのである。このような技術は過去にもいくつか存在したが、それらに比べてRNAiは、極めて簡便に、遙かに強力に、そして持続的に遺伝子を「黙らせる」事が出来る。高原は、その手法を使って麗夢のDGgeneを文字通り「黙らせ」、ドリームガーディアンとしての力を奪ったのである。
「じゃあ、私直るの?」
 鬼童の説明に麗夢の憂いがにわかに晴れた。期待の目で見つめられ、鬼童も笑顔で頷き返した。
「ええ、RNAi現象は、大体数日から長くても数週間で影響が無くなります。高原先生がもう効果が切れるというなら、確かにその可能性は大です!」
「では参ろう! いくらアルファとベータでも、あの状況では危ない」
 鬼童の一言に、円光、麗夢も同時に頷いた。
 すると榊が、携帯電話を取り出しながら3人に言った。
「鳩のことは私に任せてくれないか。ちょっと考えがあるんだ。構わず先に行ってくれ」
「榊警部に? 一体どうやって・・・」
「説明は後で、とにかく急いで!」
 麗夢は頷くと、半透明に消えかかった高原に言った。
「近道があるんでしょう? 教えて!」
 麗夢の言葉に、高原は厳かに頷いた。
『きたまえ、案内しよう』
 3人は、高原に連れられ、携帯電話に怒鳴る榊を横目に、研究室を出ていった。
「・・・ああ、私だ。榊だ。今すぐ茨城県警に連絡して、怪盗241号対策チームを大至急先端科学技術工業団地に寄こしてくれ! え? じゃない! 叩き起こしてでも出動させるんだ! 責任は私がとる! ええ? 違う! ドリームジェノミクス社じゃない。その隣のナノモレキュラーサイエンティフィックだ。ナ・ノ・モ・レ・キュ・ラー・サイエン・ティフィッ・ク! そうだ、『新兵器』も忘れずにな! 頼んだぞ!・・・」
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眠気も吹っ飛ぶ雷騒ぎ? でした。

2008-02-23 23:48:19 | Weblog
 このところ眠気がひどくて、今日も昼食の後、読書しているうちについに耐え切れなくなり、布団にもぐりこんでしまいました。3時間くらいぐっすり眠り込んでしまいましたが、いまだに眠気が残っています。春眠暁を覚えず、などと申すにはちと早すぎる気もするのですが、寒さを凌ぐのにも、布団の中、というのは格好の場所です。昨日までとは打って変わって冬に逆戻りした今日は、ぬくぬくの寝床からはなかなか出ることができませんでした。
 ところで今日10時半ごろ、落雷があったそうです。お決まりの轟音も聞こえませんでしたからこの近所ではないのでしょうけれど、外出していた家人によると、郵便局のATMが雷による停電で動かなくなり、復旧の見込みもない、ということなので、落ちたことは間違いないのでしょう。そういえば同時刻ごろ、一瞬だけ部屋の蛍光灯が暗くなりました。電球でも切れかかっているのか? と見上げてみましたが、それ以後はどうもありません。不審に思いつつも動かしていたPCを操作しようとしたら、2つ積んでいるハードディスクのうちの一つが認識されなくなっていました。あわてて再起動したら無事デスクトップに現れてほっと胸をなでおろしましたが、今日から明日にかけて天気も荒れるそうですから、少し気をつけねばならないかもしれません。まあ最悪飛ぶようなことがあっても、「ドリームジェノミクス」は最終章までブログとしてアップ済みで、順次公開していく準備が整っておりますし、主要なコンテンツはウィンドウズとマック双方にデータを置いてありますので、再起不能にはならずにすみそうです。とまあそういいつつもハードディスクが雷で突然死するなんて、不運以外の何者でもありませんから、精神衛生上なるべくなら避けたい事態でもあります。

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ついに陵墓に研究者の立ち入りが認められました。

2008-02-22 23:16:23 | Weblog
 国道のいつもの電光掲示板に表示された今朝の気温は0℃。でも、そんなに寒くはありません。まあ0℃なら1月末の時点でも耐えられないことはなかったですが、それでも足とか手は結構冷えてきて、早く職場に着かないものか、と気もそぞろになるくらいには寒さを覚えました。それが同じ気温でもまるで感じ方が違います。空気が変わった、とでも言えばしっくり来る気がいたしますが、おそらくこの数日のうちに、冬から春に季節がバトンタッチされたんじゃないでしょうか。もちろん、週間天気予報を見ても、これからだってまだ寒い日はあるわけですが、それでも同じ気温の数字が並んでいたとしても、2、3週間前の、いつ抜けるともしれぬ凍りついたトンネルを延々とくぐり続けているようなそれとは確実に異なるはずです。昼間はこの所の陽気そのままに暖かでしたし。というわけで、今日仕事で出歩いていた明日香村はキトラ古墳近辺の畑で見かけた菜の花を撮影してみました。間抜けなことに自分の足までフレームに入れてしまいましたが、携帯のカメラがマクロ撮影も結構こなせる事が実地に確認できて楽しかったです。と、その撮影の最中に、この足元のすぐ近くから、カエルが一匹這い出してきました。親指にしがみつけそうな位小さなやつでしたが、おそらく冬眠から覚めて間もないのでしょう。おぼつかない足取りで私の足から少し離れ、陽だまりで熱を蓄えるようにじっとしておりました。昨年より1ヶ月遅いカエルの初見ですが、それでもまだ少しばかり早すぎる目覚めのような気がしないでもないです。

 さて、ついに、という言葉がぴったりな快挙が、我が大和の国でありました。奈良市山陵町にある神功皇后陵こと五社神(ごさし)古墳に宮内庁が立ち入り調査を認め、本日、日本考古学界をはじめとする関係の学会16を代表する研究者達が墳丘に入り、最下段部分を一周して調査したのです。これまで宮内庁は、陵墓の静安と尊厳を守る」と嘯いて立ち入り調査をかたくなに拒んできましたが、ようやくその頑迷な態度に変化の兆しが現れてきたということなのでしょうか。
 私が常々疑問なのは、陵墓の尊厳、すなわちそこに祀られるいにしえの天皇陛下の御柱の尊厳を守る、とのたまいながら、実は少なからぬ数の陵墓が、伝えられる天皇陛下と違う方が眠っている可能性が高い、という考古学上の常識があるにもかかわらず、それを一向に正そうとしない宮内庁の頑迷な態度です。おのが存在を間違えられたまま祀られては、とても尊厳を守っているとは言えないのではないのでしょうか。それらを正しく調べなおすには、結局研究者の調査によるしかないでしょうし、現在の進んだ考古学をはじめとする各学会の研究者の力は、おそらく無数の知見を陵墓から引き出し、それらの成果がより正確に陵墓の主の比定を可能にすることでしょう。ひと時静安を破る不敬を犯したとしても、そうして正しい御柱の御名において改めて祀り直すことがかなえば、まさに尊厳を守ることとなりましょうし、かつて我が国を統べ給いた大王の方々なのですから、そのくらいの失礼は苦笑いで許容くださるくらいの度量はお持ちになっておられるでしょう。
 宮内庁は誤った皆において崇め奉る不敬と愚行を直ちに正すためにも、これからいっそうの門戸開放を決断すべきです。是非これをきっかけに、宮内庁が管理する896箇所の陵墓とその参考地について、学会の調査が認められるようになって欲しいと切に願います。

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15.奇跡 その2

2008-02-21 21:40:11 | 麗夢小説『ドリームジェノミクス』
 高原が消えてなおしばらく、円光は身を削る思いで結界の維持に腐心していた。高原本人を前にしたときよりは楽になったが、それでも全身全霊を尽くし、最大限に法力を発動させ続けていないと、たちまちその圧力の前に屈してしまいそうだ。正直、あとどれくらいこの状態で耐えられるのか、円光自身も心許ない。いかにあらゆる魔を滅砕するほどに鍛え上げた法力といえども、こうして際限なく発揮し続けていればいずれ限界に達するのは自明の理であった。何か変化が欲しい。この安定してしまった不利な状態を揺るがす変化を。それがどのようなものであったとしても、変化の瞬間には必ず隙が生じる。その隙を掴むことが出来れば・・・。円光は結界を維持しながら、ひたすらその時を耐えて待った。
 どれほどの時が経っただろうか。円光が待ち望んだ変化が、もっとも望みうる形で現れた。高原の結界が消えたのである。円光はその事を悟ると、油断無く八方に気を巡らした上で、自らの結界を解いた。同時に全身から脂汗を吹き上げて、円光の肉体が床にへたり込んだ。
「だ、大丈夫? 円光さん」
 麗夢が慌てて円光に声をかける。円光は大きく肩で息をつきながらも、笑顔を浮かべて麗夢を見返した。
「拙僧は大事無い。それよりも麗夢殿、大変なことになっているぞ」
「何? まさか美奈ちゃん達に何か 」
「美奈殿達はまだ無事だ。だが、死神が来ている。急がぬと、危ない」
「死夢羅が!」
 麗夢、榊、鬼童も、円光の言葉に飛び上がらぬばかりに驚いた。高原と死夢羅はやはり繋がっていたのか? あの二人を前にしたら、美奈や夢見小僧、それにハンスも、まさに風前の灯火以外の何物でもない!
「は、早くいかないと!」
「しかし、どう急いでも十分はかかるぞ」
 隣の建物、窓外に並び立つナノモレキュラーサイエンティフィックは、手を伸ばせば届きそうに感じるくらいに、直線距離にするとごくわずかにしか離れていない。だが、工業団地内の区画が異なるため、両社を移動するには、一旦ドリームジェノミクス社を出て団地内道路を走り、ナノモレキュラーサイエンティフィックの敷地に至るルートしかないのだ。この四階から大急ぎで一階に降り、車に乗り込んで飛ばしても、現場に到着するのは榊の言うとおりたっぷり十分はかかるだろう。
「いけない! あの男の気が急に小さくなって、死神の瘴気が急激に大きくなっている!」
「だからこそぐずぐずしてられないわ!」
 とにかく駆けだそうとした麗夢は、前触れもなく頭に鳴り響いた声に思わず足を止めた。立ち上がった円光、それに麗夢の後を追おうとした榊、鬼童も、同じく足を止めた。
「高原先生・・・」
 鬼童が呟くと、四人の目の前に、さっき飛び出していったばかりの高原の姿が、おぼろに浮かび上がってきた。榊は思わず目をこすったが、直ぐにその高原の姿が目をつぶっても見えることに気づいた。
『鬼童君、どうやらお別れだ。君とはもう少し話がしたかったが、是非もない』
「どうしたんです先生、貴方らしくもない。それよりそっちは今どうなっているんです?」
『今はあの猫と犬が踏ん張っている。間もなくあの子達も立ち上がるだろう。それで、しばらくは支えられるはずだ』
 高原の幻像が薄れ、代わりにひどくぼやけた映像が浮かび上がった。音は聞こえない。ただ、オレンジとグレーの巨大な獣の後ろ姿と、その向こうに蟠る得体の知れない何かが見えるばかりである。だが、一同はその何かの中に、見間違えることのないシルエットを見て戦慄を新たにした。漆黒のシルクハットとマント、右手に握るのは柄の長い巨大な鎌。間違いなく死神、死夢羅の姿である。
『見えにくくて悪いが、もう私の肉体は限界に近い。耳は聞こえなくなっているしな。程なく視神経系も閉ざされるだろう・・・』
 時折、突然映像がとぎれ、何も見えなくなる。再び映った後も、像は不安定に揺れ、焦点がぼける。高原の目を通して見るその修羅場は、霞がかったまさに夢の世界にも見えた。
『死ぬ前に一言だけお願いがある。どうかあの子達を助け、死夢羅の野望を挫いて欲しい・・・』
「貴方と死夢羅は、同じ穴の狢でしょう?!」
 麗夢の叫びに映像が消え、高原の姿が再び映った。弱々しく苦笑を浮かべるその姿は、さっきまでの傲然とした気配がほとんど感じられない。死を目前にした透明な理性が、高原その物を浄化してしまったようであった。
 高原は言った。
『確かに・・・。結果からすれば私は死夢羅と共謀したに等しい。私は見事に奴の手に乗り、人類滅亡に、今まさに手を貸そうとしている・・・』
 高原が言い終わった途端、膨大な映像と言葉が、四人の頭に直接流れ込んできた。死夢羅がスポンサーとして高原に研究資金を提供したこと。そして、その研究を踏み台に企む究極のハルマゲドン。一万羽の鳩が運ぶ死のウィルスが世界に散らばったとき、人は、もう滅亡の運命から逃れる術を失うだろう。その全貌が、あますところなく四人の脳髄へ強制的に送り込まれた。
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自衛隊がたるんでいる、だけでは物事解決しないと思います。

2008-02-21 21:39:03 | Weblog
 新しいおもちゃ、デジカメ携帯にかまけて、「ドリームジェノミクス」の更新をすっかり忘れておりました。曜日の感覚がこのところ少しあやふやで、ごみの日も間違えて出し損ねるし、何かと問題の多い1週間だったように感じます。唯一ましになったのは、ようやく風邪が治りつつあるところくらい。そのかわりにこの3日ほど舌の右側面に潰瘍ができて、これが食べたり飲んだりしたときにやたらしみてもう痛いのなんの。しゃべるのも不自由になって、こわばった口ではどうも自然に発声ができません。ついてない時期というのは確かにあるもので、それが多分今の状況なのでしょう。しばらくは忍耐あるのみ、ですね。

 さて、自衛隊のイージス艦が漁船と衝突してしまった事件、首相官邸のメルマガを見ても要領を得ないというか、薄っぺらな言葉の羅列があるばかりで、もともと特に何かを期待しているわけではありませんが、その内容の無さには失望がより深くなります。「漁船の親子が何よりも無事であってほしいと願い・・・」「一刻も早い救助
のために引き続き全力を」「(自衛隊の)緊張感が欠けていたとのそしりは免れません」「二度とこうした事故が起きないような体制をつくりあげねば・・・」と、おっしゃることはいちいちごもっともなのですが、あまりに心に響かない。マスコミにも自衛隊のたるみを糾弾する中身のものを見ましたけど、最前線で任務についている方々の実態は今どうなっているのか、我が国の最高司令官殿は認識されているのでしょうか?
 今、医療現場が人員不足で崩壊寸前にありますが、それは医療だけの問題ではなく、たとえば農業でも担い手の大半がお年寄りになってまさに崩壊まで秒読みが始まっていますし、システムエンジニアの世界でも、団塊の世代の引退とともに、いまだ多量に残っている昔のコンピューターシステムが維持できなくなる危険が指摘されています。自衛隊も確か万年定員不足だと聞いたことがありますが、我が国のいわゆる技術系社会が、押しなべて人手不足になっており、これまで我が国を支えてきた人たちの最後の世代が、かろうじて崩壊を食い止めている、というのが現状ではないのでしょうか。そういった現場のゆとりの無さが思わぬ問題を引き起こし、そのリカバリーにも失敗して事態を深刻なレベルに落とし込むものではないのでしょうか。
 同じメルマガで、さる地方の貧弱な道路事情を取り上げ、こういう道を改善・維持していくためにもガソリン税が必要、という論旨の内容がありましたが、我が国のあらゆる分野で生じている空洞化と崩落への危機を本当に認識しているのなら、ほかに国民へ言うべきことがあるのではないか、と私には思えます。

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ようやく本来の目的である写真が撮影できるようになりました。

2008-02-20 23:21:24 | Weblog
 今日は昨日に輪をかけて暖かい一日でした。昨日はまだ朝の国道の電光掲示板は、マイナス2℃を表示してましたけど、今朝は、今年初めて、低温注意を呼びかける気温表示が消えるくらい朝から暖かく、朝あわてて普段とあまり変わらない格好でバイクで走り出して、信号に止まるたび暑くて弱りました。アメダスのデータをチェックしてみると、一応朝のうちは氷点下で気温が推移していますが、お日様が出るなりいきなり気温が上がったみたいで、うちの職場の近所のデータでは最高気温は10℃まで後一歩、というところまで暖かくなりました。こういう日を迎えると、いよいよ春が近い、という気分になって参ります。現実はまだまだ寒暖繰り返してやきもきさせられる日がしばらくは続くのでしょうが、気がつけば2月も20日を迎え、1週間と少しで3月にも手が届きます。季節が確実に動き出していることを実感いたしました。

 さて、今日は携帯にマイクロSDカードを入れました。1GBのやつで、これで写真も気兼ねなく撮ることができるようになりました。それにしてもこのカード、やたらと小さい! ほとんどつめほどの大きさしかないではないですか。これで1GB・・・。私が最初に買ったメモリは、CDケースくらいの大きさのボードにぎっしりメモリチップが乗って、それ一枚で4MBでした。RAMディスクにしてワープロ辞書を乗っけ、変換が早くなった、と喜んでいたのを今でも覚えていますけど(いちいちフロッピーディスク〈もちろん5インチ)から辞書を読み出してメモリにコピーするのが時間がかかってしょうがなかったですが)、それだって20年前の出来事です。PC関連の技術の進歩にはいつも驚かされますけど、この小さな小さな小片には、もう言葉もありません。
 で、気を取り直して撮った写真がこれ。自宅の自転車置き場にバイクをしまってから、おもむろに見上げた空にかかった満月を撮影してみました。右側のは電信柱ですが、そのすぐ左の黒い塔は、この辺りの団地の給水塔です。やや薄い雲が広がりつつあって、月自体は少しぼやけ始めていました。これを、ナイトビジョンモードというので撮ったのです。これは、光量不足を補うために、4ピクセルのセンサーで1ピクセル分を構成するという、500万ピクセルの力技で暗くても写るように工夫したものだそうで、その効果を試してみたかったのでやってみました。
 まあやはり画像は荒れ気味でちと妙なノイズも載っているような気もしますが、思っていたよりもはるかに綺麗に写っているように感じます。後ろの給水塔など、少し古いデジカメでしたら多分完全に闇に溶けていたでしょうけど、ちゃんと判別できるように映っています。夜空、という特殊な被写体ではありましたが、まあこれくらい写ってくれれば個人的には十分楽しめそうです。
 明日は昼間にどれくらい写るのか試してみたいですね。
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新しいおもちゃというのは、いくつになっても楽しいものです。

2008-02-19 23:10:40 | Weblog
 今日も新しい携帯電話のマニュアルにかじりついています。
 それにしても、今の携帯電話というのはほんとに多機能なのですね、などというと、いつの時代のヒトか、と白い目で見られそうですが、ツーカーのプリペイド携帯を入手してから6年半。その間、2005年2月1日に不覚にも広島でトイレに一番目の携帯電話を落としてダメにして、その1週間後、友人から古いのを譲り受けたのに乗り換えて、と結局この間に2台しか携帯を所持しておりません。初代は電話とメール以外何もできないやつでしたし、2代目も少しだけ音が豊かになりましたが、カメラもないし結局webにも接続できませんでしたし、利用方法は初代とほとんど変わらない状態でした。知人によれば、携帯を使うことで溜まるポイントを利用して、毎年のように新機種に交換しているのだそうですが、少なくとも私にとっては、携帯とは電話とメールができればそれで十分だったので、バッテリーがヘタってきたのと、長文のメールを送受信できないのと、時折カードの新規登録を忘れて残高不足になって使えなくなるのが不満なだけで、そもそも機種交換の動機が無かったのです。水中に落とす、という悲劇が無ければ、いまだに初代を使い続けていたかもしれません。それがいきなり最新、ではありませんが、それなりに新しいのに乗り換えたわけですから、多機能だけど、かなり使い易くなっているその中身に、驚きを新たにしている、というわけです。
 なかでも、メール時の文字の変換効率の高さは目を瞠るものがあります。先読み機能とでも言うのでしょうか、一文字入れただけで候補の変換漢字や熟語がずらりと並び、2文字入れると大抵ヒットしてくる応答性のよさにはちょっと感動してしまいました。更に、固有名詞を単語登録できるのがうれしいです。これだけでも余分な入力の手間が省けますから大助かりです。
 まあこれくらいのこと、世の携帯利用者にとってはもう常識なのでしょうけれど、その程度のことでもいちいち大喜びできる、というのは、実は大変幸せ者なのではないか、と思う次第です。それだけでも頑固にツーカーのプリケーを使い続けた意味があったのかも? などと、少々倒錯した満足を覚えつつ、分厚いマニュアルを紐解いています。


 
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携帯電話、ついに変えることにしました。

2008-02-18 22:05:15 | Weblog
 今日、とうとう携帯を乗り換えました。
 まあここまで結構色々と迷いつつも、携帯の課金形式の変化やツーカーからauへの乗り換えキャンペーンによるサービスの上積みなどを期待して、プリケーのサービス終了ぎりぎりまで情報を集めつつひたすら待ちでいたのですが、キャッシュバックにポイントプレゼントが新たにサービスに加わった上、それら乗り換えキャンペーン自体を3月2日で終了する、というアナウンスに、このあたりが潮時か、と考えたわけです。
 その間、ソフトバンクも検討してみたのですが、YahooBBでなんだかな、というような経験をしていたために今ひとつ信頼することができず、NTTは更に食指をそそられなかったので、結局当初からの想定どおり、auに決まってしまいました。
 この決断には、無料交換機種にCASIOのEXILIM W53CAが新たに追加されたのも大きく寄与しています。以前から、携帯の中途半端なカメラ機能に不満を覚えていたのですが、1/2.8インチサイズの515万画素CMOSセンサー+広角28ミリF2.8レンズ(35ミリフィルム換算)という、デジカメに携帯機能が付随した、と考えてもよいくらい、少なくともカメラの能力に相当の期待が持てる内容が気に入りました。それにもともと私はCASIOのデジカメからデジタルな写真の世界に入ったので、同じ会社の後継機種という位置づけは、使いこなす上でハードルが低いように思えたのです。同じくソフトバンクには光学3倍ズーム搭載のデジカメ携帯がありますが、ソニーということで比較検討機種からは外しました。なんとなく私には、ソニーはカメラの会社じゃない気がするのです。たとえコニカミノルタのカメラ部門を買い取っていても、ソニー製カメラ、というのはどうも違和感がぬぐえない、古へのカメラ小僧の頑迷な感覚というところなのでしょう。それに、どれだけ技術が進歩しているからといっても、携帯のカメラに3倍光学ズームレンズだなんて、いくら各種収差や暗さはデジタル処理するからといっても、少々無理させすぎなんじゃないか、という風にも感じました。まあ使ってみないとその辺りはなんともいえませんが、500万画素もあれば単焦点レンズでもデジタルズームで相当何とかなりそうですし、28ミリ、という広画角には、ズームには無い独特の魅力があふれています。できればもう一声、24ミリ、で出して欲しかったですが、さすがにこのサイズでそこまで要求するのは酷かもしれませんし、第一、誰しも使えるものではなくなるかもしれませんね。
 というわけで、今のところ、とりあえず変わってしまったメールアドレスを主だった人にお伝えしするためメールを発信したり、ツーカー携帯から移動してもらったアドレス帳を編集しなおしたりと、日常的に使うための準備にいそしんでいます。あとは写真記録用のマイクロSDカードを買ってこなくてはなりませんし、しばらくは、カメラをはじめとする各種機能を使えるようにマニュアルを読まねばなりません。本当に気軽な「携帯」カメラとして使えるようになるまでには、いま少し時間が必要なようですが、いずれはこのブログにもそうやって撮影した写真を出せるようにしたいですね。



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