かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

車掌が職務放棄して自殺?した原因を、近鉄はしっかり調査すべきではないでしょうか?

2016-09-22 20:04:01 | Weblog
 本日の最高気温は28.5℃。昼間にちょろっと日差しがあっただけで、時折雨が降る曇り空な割に気温が上がりました。もし朝から雲がない青空だったら30℃を超えていたかも。垂れる稲穂が風に揺れる田んぼの端で彼岸花が満開になり、季節の移り変わりはしっかり感じられるのですが、秋雨前線が片付いて本格的に秋の空気が入ってきてくれないと、いつまでも酷暑の夏のイメージがこびり付いているようで今一つ愉快になれません。

 さて、私もたまに利用する近鉄奈良線の、奈良と大阪の中間辺りにある東花園駅で、昨日の午前11時頃26歳の男性の車掌が突然制服と制帽を脱いで電車から線路に降り、高架から飛び降りて、5m下の地面に落ち、死亡したという事故がありました。東花園から大阪側に4駅の河内小阪駅で70代の女性が通過中の神戸三ノ宮行き快速急行に飛び込んで死亡するという事故があり、東花園から大阪難波まで一時運転が見合わせられるという事態に激昂した乗客数名が車掌に詰め寄るというクレーマー行為に及んだのが原因なのかも? とのことです。これに対し近鉄は、「駅係員が鉄道事業者として不適切な行動を引き起こしたことは誠に遺憾。心よりおわびする」とのコメントを出しましたが、近鉄によると、対応していた乗客の性別や人数などは不明とのことでした。
 うーん、どうも腑に落ちないことが多い事故ですね。
 この突発的に自殺された車掌さんが、既に何らかの原因で心が弱っていていつ自殺しても不思議でない状態だったのか、クレーマー達の行動が身体生命の危険を感じるほどのもので、パニックになって逃げようとして誤って落ちてしまったのか、とか、もう一つ状況が判りませんし、東花園駅の駅員はその時何をしていたのか、近鉄が、この事故の問題があたかも車掌にあるかのように取り計らって謝罪声明を出したことにも疑問を感じます。
 まあいずれにしても、事故で電車が止まるというのは、遭遇すると確かに腹が立つものです。いつ動き出すのか状況はさっぱりわからないということもままありますし、事故現場にいない他の駅員や車掌などにしても、「俺が知りたいよ」という状況に置かれていても不思議ではありません。第一電車を動かす権限は車掌や駅員にはありませんから、そこで怒鳴ろうが詰め寄ろうがしょうがないはずなのですが、世の中にはそんな当たり前なことも理解できないのか、理解はしているけど我慢できないのか、やたら激昂するヒトは確かに居ますね。近鉄は、できれば車掌に迫ったというクレーマー達を見つけ出して業務妨害なり殺人未遂なりで告訴すべきだと思いますが、午前11時の東花園駅なんてそんなにヒトも乗客もいなさそうですし、真相は闇の中なのかもしれません。
 一部の私鉄会社では車内防犯カメラの設置を推進しているところもあるみたいですし、こんな事故が起こるようでは、早晩他の会社も追随してクレーマー対策や痴漢防止に役立てるべきなのでしょうね。


コメント
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