かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

なんと、カラカラに乾いている海苔が原因で食中毒とは、ノロウイルス恐るべし!

2017-02-28 19:43:06 | Weblog
 寒かった2月も今日で終わりの朝、最低気温は−2.4℃、最高気温は11.1℃でした。朝未明の暗い中、夢を見ている最中に目が覚めてしまい、二度寝しようとそのまま寝転がっていたのですが、しっかり重ねがけしていた布団や毛布越しに、妙に寒気を覚えて中々寝付けませんでした。体が震えるほどでもないけれど、暖かさにウツウツと眠気を催すようなこともない若干不快な冷や冷や感。明るくなってきた朝6時には諦めて枕元のストーブに火を入れ、しばらく部屋を温めてから起き出しましたが、よもや今冬最低級の低温になっているとは思いませんでした。まあその寒気でこの程度の体感で済んでいるのですから、先日快晴の空の下でしっかり布団干しをしておいたのが効いている事を実感できました。

 さて、今月17日ころから、東京・立川市の小学校で千人あまりの集団食中毒が発生していたそうですが、その原因食材が、給食の献立の親子丼に使用された「刻み海苔」であることが判明した、とのニュースがありました。東京都では、先週には原因がノロウイルスであることを確認していたそうですが、親子丼に振り掛けていた海苔が原因とは、正直言ってかなり驚きました。あんな乾燥した水分活性もやたら低そうな食材が食中毒の原因になるとは、これまでの常識からすればどうにも考えにくい話だからです。
 ところが、先月の和歌山県御坊市で発生した、ノロウイルスによる給食汚染で原因となった磯和えにも、同じロットの刻み海苔が使われていたとのことで、まだ断定はできないものの、今回の東西のノロウイルス禍は給食を作る人達から感染したものではなく、食材から感染したものである疑いが強くなりました。
 次なる問題は、その刻み海苔の製造業者の工場が汚染されていたのか、あるいは原材料の海苔そのものが既に汚染されていたのか、です。特に困るのは原材料が既に汚染されている場合で、海苔なんて海から採取して乾かしているだけのものですから、海そのものがノロウイルスで汚染されていれば、今後いくらでも類似の問題が生じかねません。既に生牡蠣は、ノロウイルスに当たるかもしれないという覚悟をもって食べないといけない食材になっていますから、他の海産物でも当然危険性は無視できないと言えないこともないのですが、海苔はその香りを大事にする点から加熱殺菌するわけにも行かず、調理でもそのまま食べるのが普通で、わかめとか昆布とか他の海藻と違って熱をかけることはまずありません。つまりこれはもう確率の問題で海苔を食べる時はノロウイルスに遭遇しないよう祈るしか無いという大変な事態になっているかもしれないのです。
 非加熱殺菌というとなんといっても放射線照射がありますが、ノロウイルスに効果があるのか、今簡単に検索した限りでは情報はありませんでした。ただ、遺伝子そのものを傷つける放射線なら、ノロウイルスを不活性化させることができるかも知れず、是非研究して非加熱食材の殺菌・殺ウイルスに有効活用する道を開くべきです。
 残念ながら我が国では食品衛生法により、食品への放射線照射そのものが禁止され、殺菌も熱以外認められていませんが、我が国ほど健康診断のレントゲンとかCTスキャンの類で大規模被爆している国民も世界にはそうはいないだろう中で、いつまでも前時代的な放射線アレルギーでヒステリックになっている場合でもないと思います。使えるものはとっとと有効に使って、美味しい食を安全に楽しめる環境づくりに役立てて行くべきなんですよ。

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ウォール・ストリート・ジャーナルの記事で、現時点での機械翻訳の限界を感じた気がします。

2017-02-27 20:12:31 | Weblog
今朝の最低気温は0.9℃、最高気温は10.6℃でした。今日は北風が思いの外冷たくて、一日中青空で日差しが降り注いでいたのに、ちっとも暖かいと感じられない日でした。まだ2月ですから当然と言えば当然ですが、ちょっと外に出ていただけで目が痒くなりくしゃみが止まらなくなるのには閉口しました。環境省の花子さんなどのデータを見る限り、花粉量はほとんど無いに等しいんですが、私も大概敏感になってしまってますから少量でも、というより少量の方がきつかったりする場合もあります。

 さて、夢見丸さんから情報の提供を受け、先日話題に取り上げた「プレミアム・フライデー」の話が掲載されたアメリカの新聞、ウォールストリートジャーナルの記事を全文読むことが出来ました。と言ってももちろん英語はからきしなので、一節ごとにコピペしてGoogle翻訳を頼りに読んだわけですが、手間はそれなりにかかりましたが十分楽しむことが出来ました。
 それにしても、一時に比べてGoogle翻訳はかなり翻訳の精度が上がってきていて、英語の論文を読むのが随分楽になってきた、とじっかんしておりましたが、新聞記事はまだちょっと頼りないというか、とんでもない訳を出してくれるので、内容の真面目さをそっちのけにして吹き出すこともままありました。科学論文の英語というのは実は非常に簡単な構文で出来ていて、専門用語の英単語さえ理解していれば、結構素で読み進めることが出来たりします。ゆえにGoogle翻訳も素直にそのまま訳して十分意味をつかむ日本語を構成してくれるわけですが、それに対し、新聞記事は、おおよそは素直でわかりやすい文章である一方で、色々と記者さんの個性というか癖というか、独特の文章の綴方や単語の使い方があるようで、その部分がまだまだ機械翻訳には難しい部分があるようです。
 そう言えば、昔大好きだったハインラインの「夏への扉」を原著で読もうとして、1ページも進めずに断念したこともありました。ハヤカワ文庫の邦訳版は擦り切れるほど読んでいたのですが、ハインラインの英語はもうさっぱり何が書いてあるのか判らないという体たらくで、なるほど、作家の文章というのは教科書の文章とは全然違う、翻訳者というのはスゴイものだなと感心したものでした。
 それはさておき、Google翻訳が3歳からビールを楽しんでいた37歳のナカムラミチヨさん、と翻訳欄に出した時には、さすがにおいおいそれはないだろう? と突っ込まずにはいられませんでした。実際は、「(プレミアムフライデーで)午後3時からビールを楽しんでいた」だと思うのです。
 ここで、人間なら「3歳からビール」、というくだりですぐに「コレはおかしい」と気付けることが、Google翻訳を司るAIにはまだ判断できないでいるというのが、大変興味深かったです。先日たまたまAIホラーの「エクス・マキナ/EX MACHINA」とか見たりしたもので、逆にまだAIもこの程度だと人間として安心できる部分もあったりしたかもしれませんが、個人的には、それを乗り越えた先にあるまさに人そのものなAIというのを観てみたいという欲求が、結構大きかったりもするのです。

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ヤマト2202、是非見逃したくはないけれど、果たして観に行けるんでしょうか?

2017-02-26 20:15:22 | Weblog
 今朝の最低気温は0.3℃。最高気温は13.2℃でした。昨日より全体的に少し気温高めの一日でしたが、花粉が疎ましいのでなるべく外には出ず、空気清浄機稼働中の室内でじっと過ごしていました。なんだか残念な休日の過ごし方ですが、この時期はある程度の自衛は致し方なし、でしょう。
 ところで「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第1章」、3月1日に午後和歌山まで出かける用事があったので、午前中休んで大阪・難波にて鑑賞してから出かけようかと思っていたら、残念ながら上映は午後からしか無いという・・・。これは別途時間を作って観に行く必要が出てきましたが、さて、わずか2週間の上映期間で果たしてその時間を工面できるかどうか。明日仕事に行って予定表とにらめっこしなくてはなりませんね。
 にしても近畿圏の映画館で、大阪で2館、京都で1館の計3館しかやらないというのは残念すぎます。1館もない四国とか地域で1館しかない九州とか東北とか北海道と比べればまだマシとは言え・・・。

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今年は本当に花粉の多い年なのか? と疑問を覚えるほど今のところは少ないです。

2017-02-25 20:44:24 | Weblog
 今朝の最低気温はー1.2℃、最高気温は11.1℃でした。昨夜は23時過ぎには気温が氷点下を割り込み、このまま今朝を迎えればどこまで気温が下がるのだろうと心配してましたが、案外大した事が無くて良かったです。今日は朝から快晴の上天気で、洗濯・布団干し日和な土曜日でした。もっとも、日差しを浴びていると結構ポカポカ暖かいのですが、影に入ると冷んやりするという、確かにまだ2月なんだな、と思わせる一日でもありました。明日も今日と変わらない天気になるそうです。そうなると心配なのはスギ花粉ですが、環境省の花粉観測システム「花子さん」のデータを見ている限りでは、まだこちらではさほど飛散していないようです。2月10日未明に一回少し大きなピークがあっただけで、ほとんど沈黙しています。私の目や鼻のむず痒さからすると確実に相応の規模の花粉が飛び交っているはずなのですが、機器が観測し得ない程の少量で地域限定的な花粉でやられているのかも知れません。
 そう言えば10日頃と言えば私が東京で喉をやられ、風邪を引いて体調を崩し始めた頃の事。改めて「花子さん」でその日辺りの東京方面の花粉飛散状況を見てみたら、結構飛んでいました。雪の舞う寒さでこれなら花粉の心配もあまりいらないだろうと油断していた時もありましたから、これはホテルの乾燥だけが主因ではなく、花粉でやられた分もあったかもしれません。
 それにしても、もう来週には3月になりますが、今からスギ花粉が激増したりするんでしょうか? 今年の西日本は昨年よりも遥かに多いと聞いて身構えていたのですが、こんな感じで2月が終わろうとしていると、本当に今年は多いのか?と疑問を覚えてしまいます。近畿のピークは3月上旬とのことですが、これから急激に増えてくるというのなら、その分の対策はいまからでもおそくはないでしょう。兎にも角にも油断大敵、ですね。

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プレ金、ってまた妙な言葉を作ったものですが、消費を増やすには実入りも増やさないと難しいのではないでしょうか

2017-02-24 21:04:05 | Weblog
 今朝の最低気温は0.7℃、最高気温は9℃でした。今日は曇りがちながらも晴れ間もあったのですが、空気は冷たく、外出時にはコート必須な一日でした。まだしも風がほとんど無かったので助かりましたが、これで少しでも風が吹いていたら、今日の外での仕事はあまりな寒さの前にろくにすすめることもできなかったことでしょう。
 そして夜になってからは、更に急激に気温が下がっています。午後9時を回ったところで既に今朝の最低気温を下回りつつありますから、この分ですと明日朝の冷え込みはこの冬一番級のきつさに成るやも知れません。とにかく暖かくして寝ませんと。

 さて、世間ではプレミアム・フライデー(略してプレ金というのだとか)とかいう政府と経済界の肝いり施策が行われたそうで、月末の金曜日である今日、幾つかの企業で仕事を午前で切り上げたり午後3時までとしたりして、従業員を早期に帰宅させる取り組みが始まったそうです。なんでも、月末の金曜日は早退けして遊びや趣味や何やらでどんどん消費活動を促し、経済活性化に仕向けるのだとか。中には余暇活動の原資にと数千円〜1万円程度支給している企業もあるそうです。
 経済産業省によると、昨日時点で120社程度がプレ金導入が確認できたとのこと。全国の法人企業はざっと170万社あるそうですからそのうちの120社など統計的にはゼロにも等しいくらいな微々たる誤差レベルですが、経産省が把握して出来ていない分とかもあるでしょうし、恐らくこんなのを導入できるのはそこそこな大企業でしょうから、この制度の恩恵?を受けた従業員数で言えば、もう少し桁が変わって誤差レベルを脱するやも知れません。でも、いずれにしても日本全国の勤労者のうちの一部にとどまったのは確かなんじゃないでしょうか? それにどうせやるのなら、霞が関のお役人も率先してやればよかったんではないでしょうか? 国会対策で連日遅くまで働いているのでしょうし、どうせ良く言われることは無いお役人なのですから、今更非難の1つ2つ増えたところで大したことでもないでしょう。それより政府が経済界と二人三脚で実施しようとした肝いり政策なのですから、政府自身が自ら範を示すべきだと思うのです。

 でも、こうやって自由になる時間ができても、それだけで消費って増えるものなのでしょうか? そんな疑問があるからかどうかはわかりませんが、一部企業が「お小遣い」を社員に配っているのを見ると、先立つものなしに消費は増えそうにないようにも思います。それならば、たとえ効果は薄くても、昔やっていた「地域振興券」とか「定額給付金」とかの方が消費を喚起できるんじゃないか、と思ったりします。



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そろそろスギ花粉も本番、政府も花粉撲滅にもっと本気で取り組んで欲しいものです。

2017-02-23 20:32:29 | Weblog
 今朝の最低気温は7℃前後、最高気温は13.7℃でした。今日は未明から強い雨が明け方以降も降り続き、夜中の0時が最低気温という記録になっていますが、恐らく今夜0時までにそれを下回る気温が記録される見込みのため、記録するのは控えておきます。それにしても、13.7℃とは、3日前に引き続き、随分と気温も上がってきたものです。
 こうなるとやっぱり心配なのは花粉症ですが、昨日、少し目が痒くなったのを覚えた他は、今のところ大きな問題もなく過ごしています。まあ鼻の症状は風邪か花粉症か判らないような状況でしたから、顕在化するのはこれからでしょう。気温が上がってくると四六時中マスクをするのが苦痛になってきますが、花粉症で鼻の不快症状にとどまらず、頭がぼっとしてきたり食物アレルギーが出やすくなったりしては大変ですから、しばらくは我慢せざるをえません。
 そう言えば今年も花粉症で目をしょぼしょぼさせているサルが報道されていましたが、このサルたちは花粉症とリンクしている食物アレルギーを患ったりはしないものなのでしょうか? 寄生虫やら何やらに常に暴露されているであろうサルが花粉症というのも不思議な話ですが、もしそれで重篤な症状に陥りかねない食物アレルギーまで発症するようになったら、木から落ちるでは済まない悲劇がサルを襲うやもしれませんね。
 一方、劇的に花粉量が減る少花粉スギ苗を推進する林野庁ですが、苗木は平成17年度に9万本だったのが平成25年度には201万本/年となり、少しずつですが増えてきてはいます。しかし、1,600万本近いスギ苗木生産量全体からすればまだ1割強という程度のもので、多花粉杉苗を駆逐するところまでは全然至っておりません。無花粉杉苗への購入助成等でより一層の普及を図る一方で、いい加減そろそろ、従来型の花粉源苗は販売禁止、無理にそれを山に植えた場合は何らかの罰則を適用するなど従来杉抑制策も積極的に打って行って欲しいものです。

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菅直人氏敗訴確定。もうさすがに政治生命の残機は尽きたのかも?

2017-02-22 20:10:07 | Weblog
 今朝の最低気温はー2.4℃、最高気温は11.9℃でした。今朝は寒くなるという予報は前もって見ていたのでしっかり毛布や布団を用意して寝たつもりだったのですが、今朝の冷え込みには参りました。明日はまた暖かくなって、次にまたまた寒くなるという猫の目天気のこの頃ですが、風邪の方は、ここに来てようやく実感できるくらいにマシになってきました。まだ少しばかり喉のいがらっぽさと咳ごみやすさはありますが、この様子なら週末からの「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第1章」の鑑賞に大阪まで出かけるのは何とかなりそうです。

 さて、菅直人元首相が福島原発事故の対応を誤ったとメールマガジンで安倍総理が批判し、それが名誉毀損だとして菅氏が訴えていた裁判で、最高裁第3小法廷(大谷剛彦裁判長)は、菅氏の上告を退け、菅氏敗訴が確定しました。
 件のメールマガジンは2011年5月20日配信分で、安倍総理は文中で原子炉への海水注入を止めたのは菅総理であり、更にそのことを捻じ曲げて、菅氏の側近が海水注入を菅総理の英断だとうそをばらまいた、と暴露しました。それが事実と異なると訴えていたのですが、裁判所は一貫して当時菅氏が海水注入を中断させかねない振る舞いがあり、この記事は重要な部分で真実と認められると結論づけ、菅氏の敗訴を決定しました。
 しかしこれは、菅直人議員にとっては結構致命的な判決なのではないでしょうか? 裁判で、「悪いのはお前だ」と名指しされたも同然のことで、それを承服できないと頑張りに頑張って最高裁まで行った末の敗北とあっては、もはや名誉を挽回する機会も失ったといわざるを得ないでしょう。前回の衆院選も、小選挙区では大敗して比例区で辛うじて最後の一人に滑り込むギリギリの選挙になっていましたが、この分だと次の選挙は乗り切れないんじゃないかと感じてしまいます。薬害エイズ事件の時は中々見事な立ち回りを演じておいででしたが、その後のO157かいわれ大根説の勇み足でつまづき、首相となっては、地震や原発事故など未曾有の危機に直面する不運はあるものの、「戦後最悪」との冠を付けられたりして、かつての栄光も地に堕ちた感がありました。もう70歳といいお年ですし、晩節をこれ以上汚すことなく名誉ある撤退を検討すべき時なのかもしれません。



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三重大が、中々素敵なことに「国際忍者研究センター」を設置するそうです。

2017-02-21 19:55:44 | Weblog
 今朝の最低気温は1.3℃、最高気温は6.7℃でした。
今日は朝から奈良市の某大学へ打ち合わせに出かけたのですが、朝家を出たら数十m先にあるはずの山の木が真っ白にけぶって見えなくなるほど、雪が吹雪いていました。アスファルトは全く大丈夫でしたが、枯れた芝生や冷え切った車のボンネットなどは瞬く間に白く染まり、バス停でバスを待つ間に自分自身も結構白くなってしまいました。風が結構あって雪が横殴りに舞い飛んでいると、傘なんてあっても無くても一緒ですね。

 さて、三重県の県庁所在地津市に本学キャンパスを備える三重大学は、「地域創生」への貢献を掲げて県内各地と連携を進めています。その一環として、学外の研究拠点である地域サテライトの整備を進めており、昨年11月に伊賀と東紀州、今年4月に伊勢志摩、来年度には北勢の計4箇所を設置するとのことです。その中の、伊賀市にある伊賀サテライトに、「国際忍者研究センター(仮称)」を設置することにしたとの報道がありました。伊賀サテライトは、奈良県と県境になる三重県中西部の伊賀市と名張市の、「固有文化と地域資源の活用で地域再生に寄与する」のが目標です。そこで、伊賀忍者の郷、伊賀にふさわしく、忍者の歴史文化の研究等で、地域の人材育成や課題解決にあたるとのことでした。とりあえず、国際忍者研究センターには専門の研究員を1人配置し、国際的にも注目されている忍者についての学術拠点にする計画だそうです。
 「国際的に注目されている忍者」って、本来の忍者の実態とはかけ離れた捉えられ方をしているんじゃないか、と思わないでもないですが、せっかくある「地域資源」ですから、それを研究してみようという態度は中々に素敵です。むしろ何故今まで無かったのか不思議なくらいですが、是非単なる歴史文化研究だけにとどまらず、忍者の現代的意義を追求する姿勢を持って欲しいものです。ついでに伊勢志摩には是非伊勢神宮を研究する施設とか作って欲しいですね。


 
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ついにインフルエンザに罹ったかと思いましたが、勘違いだったようです。

2017-02-20 20:03:44 | Weblog
 今朝の最低気温は1.8℃、最高気温は17.6℃でした。朝のうちは穏やかな青空だったのに急激に天候が悪化、昼過ぎには雨が降り出し、風も強くなってきました。いわゆる「春一番」だそうですが、日差しもないのにこんなに気温が上がるとは少し気持ち悪い生ぬるさでした。明日はまた寒の戻りでまた冬に逆戻り。あまりの寒暖の激しさに身体が保たないかも、という気になってきます。
 
 そんなせいなのか、昨夜未明、暑くてたまらず目が覚めました。先週来の風邪はまだ治りきっていませんし、昨夜風呂に入っている時から背筋に妙な悪寒を感じてもいましたので、これは発熱しているのではなかろうか、と思ったのですが、起き出して体温計を取ってくるのも面倒くさく、熱があるならよけい体を休めないと、と言い訳しつつ、重ねていた掛け布団や毛布を一枚ずつ上から剥ぎ取り、腕を布団から出してラジエーター代わりにして、寒くなったらまた布団に入れる、というのをしばらく繰り返していました。途中、一度だけ二度寝に入る時間もありましたが、朝起き出すまではあまり寝る事ができず、ひたすら横になったまま暑さと寒さの調節に勤しんでました。4時過ぎに、流石に体調の問題ならあまり悠長に構えてもいられないと体温計を取って来ることにしましたが、寝間着のまま起き出してもあまり寒さを感じません。これはいよいよ熱がでているな、朝になったら医者に行ってインフルエンザかどうかの検査だけはしておかないと、と思いながら体温計を脇の下に突っ込んでみると、表示された温度は36.7℃、確かに普段の平熱からすると少し高めではありますが、熱を出したといえるほどの高温でもありません。これはひょっとしたら単に気温が高いだけかも? と不思議に思いつつもまた布団に戻ったのですが、思朝になってネットでアメダスのデータを見たら、朝の最低気温は冒頭に書いたとおりそれなりに冬らしく下がっています。体温も朝7時に計るともう全くの平熱で普段と変わりないですし、まるで夢でも見ていたか狐に化かされたか、一体夜のあれは何だったんだろう? とただただ不思議に思うばかりでした。
 ひょっとしたら確かに夜唐突に目が覚めたときには少し高めの熱を出していたのかもしれませんが、長続きせず朝には下がっていた、ということだったのかも知れません。こんなことならその時億劫がらずに体温計を取りに行くんだった、と思う反面、もしそれで38℃とか出ていたら、たとえその後朝には平熱に戻っていたとしても大事を取って仕事を休んでいたかも知れず、そうせずに済んだというのはそれなりに意味はあったとも思え、なんとも釈然としないまま平日の日常を過ごしました。懸念された仕事中の体調悪化とかもなくほぼ元気に一日過ごせましたし、まあ恙無く済んだのならそれで良いか、と今は思っている次第です。
 まあまた夜に熱が出たりするかもしれないので、損時は今度こそ測ろうと体温計を枕元において今夜は寝ますが、多分何となくですがもう今夜は起きないような気がします。

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人を乗せて空を舞う「ドローンタクシー」が実用化される?

2017-02-19 20:23:33 | Weblog
 今朝の最低気温は0.3℃、最高気温は10.9℃でした。朝から抜けるような青空の広がる気持ち良い冬晴れの1日で、気温こそ若干低めではありましたが、日向に出るとポカポカと思わず眠気を催すようなぬくもりがありました。せっかくなので寝具を一式干しましたが、今夜はふかふかの布団で寝ることができます。

 さて、中東のお金持ち国ドバイで、この夏、ドローンタクシーなるものが街中を飛び回るようになる、とのニュースを読みました。ドバイは積極的に自動運転車などの導入を進める政策を取っていますが、これもその一環として、ヒト一人が乗れるドローンを導入し、空飛ぶ無人タクシーとして運用しようという計画を立てているとのことです。
 使われる機体は、中国の「EHang(イーハン)」という会社のもの。100kgまでの人を載せ、時速96kmで飛行、30kmを移動できるという性能を持つらしいです。
 写真を観ると、人が一人収まる丸っこい乗車カプセルの下から4本、黒い桁が伸びており、その先に、上下一つづつのテイルローターが配置されています。いわゆるドローンの大型拡大版で、まるでこち亀に出てくるような非現実感というかおもちゃおもちゃした感じがします。
 もし本当に安全確実な移動手段として空中タクシーができるのなら中々に楽しそうで良いのですが、メーカーが中国というのは流石に不安を覚えます。ドローンメーカーがしのぎを削る国であることは知っていますが、あの道路をまたぐ渋滞知らずのバスも結局詐欺だったそうですし、いくらドバイが国として取り組もうとしているとしても、実際に運用されるようになるまでは信じがたい話でしかありません。
 日本なら、しつこいくらいに安全性評価が問われた上、法律の分厚い壁に妨げられて到底実現など不可能な計画ですが、こうして本当に先例が出てくるようなら、特区つくって何処かで試してみてはどうかと思います。

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起死回生の逆転の一手が首相のスキャンダルでは、党勢回復には繋がらないでしょう。

2017-02-18 21:27:53 | Weblog
 今朝の最低気温は3.2℃、最高気温は10.4℃でした。ほとんど日が差さない曇りがちの天気でしたが、昼間は10℃を超えました。明日は移動性高気圧に広く覆われそうですし、空気は冷たくても、しっかり日差しのある布団や洗濯物を干すのに良い日になるのではと期待しています。もちろんその一方でスギ花粉が厄介ですが。

 さて、大阪府豊中市の国有地が、周辺地価のおよそ1割の価格で学校法人「森友学園」という所に小学校用地として売却されており、安倍首相の奥さん昭恵氏がその小学校の名誉校長になっていたことから、この土地売買に首相が関与していたのではないか、という疑惑を国会で民進党が提議、首相を追求したとのこと、これが本当なら内閣を揺るがす大スキャンダルになるな、とちょっと驚いて色々ネットニュースをみておりましたら、この話は民進党の大阪府第9区総支部長森村ヒロム氏が問題視してツイッターで取り上げ、その後、当該地から出土した大量のゴミの廃棄費用等で地価が値引きされたもので、不当廉売でもなんでもなかった、早とちりでしたと謝罪するツイートを改めて出していた、と言うのを知りました。
 https://twitter.com/hiromu_morimura/status/829973839496896512

 ならば何故、民進党はこの問題をわざわざ国会で取り上げ、首相に質問したのでしょう? 蓮舫代表もしっかり問い正して、と定例記者会見で言っていたそうですが、森村氏の話は党内で誰も共有していないのでしょうか? 森村氏はまだ若干25歳のイチ候補に過ぎず、その意見が党中央に届くのは難しいのかもしれませんが、その経験不足な若手ですら気づけた早とちりを、調査能力では遥かに若手の支部長を凌ぐはずの党中央にいる国会議員が気づけなかった、というのは、少々問題が大きい気が致します。
 なんでも、時事通信の2月の世論調査で、政党支持率が自民党前月比2.5ポイント増の26.1%。民進党は0.1ポイント減の4.3%。公明党2.8%、共産党2.4%、日本維新の会0.9%、とのことで、主要野党を全部足しても自民党の半分にも達しないという惨憺たる有様だったことが明らかになりましたが、その第一党たる民進党は党勢回復どころか一向に浮上する気配もありません。
 もし、党首以下首相のスキャンダルで一挙逆転を夢見ているのだとしたら、あまりに危うい姿勢だと思わずにはいられません。もちろんスキャンダルが事実だったとしたら今の内閣には大打撃には違いないでしょうけれど、だからといって民進党に支持が集まるとは到底思えません。そもそも、民主党の政権奪取とその後の混乱のおかげで、国民はもはや『政局』には興味を失い意義深い政策論争とは程遠い揚げ足取りや反対ありきの対案なき反対に、飽き飽きしているのではないでしょうか。そのことを理解して建設的な意見のぶつけ合いができるようにならないと、民進党は公明党や共産党に追い抜かれてしまう日が本当に来てしまうかもしれません。

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京都の健康食品研究開発に大打撃? 暴力団絡みの府立医大病院と学長の不正疑惑。

2017-02-17 22:30:23 | Weblog
 今朝の最低気温は3.9℃、最高気温は11.4℃でした。朝から崩れ気味の空模様は昼過ぎから本格的な雨となり、一時は水しぶきで辺りにもやが掛かるほど激しく降る雨になりました。昼間のうちに駆け抜けた移動性低気圧から伸びる前線の影響でしたが、東日本では相当荒れたようで、関東地方では、風速20mに達する「春一番」が観測されたのだそうです。ここからしばらく、冬と春がせめぎ合って天気も目まぐるしく変わるようですが、体調を鑑みると、なるべくお手柔らかにと願うばかりです。その風邪の方は、鼻の症状がかなり改善し、あと一歩、と実感できるようになりました。代わりに咳が強くなってきて、ちょっと呼吸がつらいです。まあこれも体の免疫機構が頑張ってくれているからだと信じ、この土日はゆっくり休んで体調回復を期したいところです。

 さて、京都府立医科大附属病院での暴力団幹部の病状を故意に偽り、犯罪による収監を阻害したとされる事件、その真相など門外漢の私には判るはずもありませんが、その矛先は医大の吉川敏一学長にまで及び、その暴力団の者と学外で会食していた、と言うようなスキャンダルまで飛び出しますと、あまり無関心を決め込むことも出来かねる話になってまいります。なんとなれば、吉川学長は、現在巨大な市場を気づきつつある「機能性食品」研究の第一人者であり、その筋では知らぬ人とてないやり手の研究者だからです。個人的には、もう随分と前、吉川学長がまだ現役の教授だった頃に京都で開催されたとあるシンポジウムで挨拶し、名刺交換をした位の極薄の関係しかありませんが、講演では立て板に水で歯切れよくまくし立てる威勢の良さや、京都の産学官関係者が大きくまとまって研究開発に取り組むその中心に座り、全体を引っ張っていく強烈な親分肌のリーダーシップぶりが実に羨ましく、あのような研究者になりたいものだ、と感嘆したものでした。テレビ出演や著書などでも、実にわかりやすく話をして文章を著し啓蒙に勤しむ姿は、研究一筋過ぎてろくにヒトとコミュニケーションを取れない研究者像からはかけ離れた一種の理想像を見せてくれていました。
 今回の事件がどういう結果になるにせよ、吉川学長のダメージは避けられないでしょうし、学長が牽引してきた京都の食の研究は一頓挫するのも免れないでしょう。業界からすれば実にもったいないヒトを失うことになりそうですが、他山の石として我が身を修めるようにすべきなのでしょうね。もっとも我が影響力は吉川学長の足元にも及びませんから、そんな心配はする必要はないとは思いますが。

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産地偽装の真偽はいずれ晴れるとして、そもそもブランド信仰自体何とかならんものなのでしょうか?

2017-02-16 19:52:27 | Weblog
 今朝の最低気温は−2.1℃、最高気温は14.9℃でした。久しぶりに明け方一番冷え込む一般的な朝を迎え、また一日中よく晴れて気温は春並みに上がりました。その分花粉も飛んでいたのかして、なるべく外には出ないようにしていたのに、目が痒くなっています。鼻は相変わらず詰まり気味ですが、今日帰宅してから鼻うがいを久しぶりにやって鼻腔内を洗浄することで、かなりスッキリしました。喉のいがらっぽさも大分ましになってきましたし、先週来の風邪も、ようやく回復を実感できるようになって来ました。花粉症用点鼻薬による眠気も今日はかなり軽く、昼間眠いということはありませんでしたし、あの副作用も全体的な体調次第で結構左右されるのかもしれません。

 さて、今週はじめ、京都の卸業者と農協が、国産ブランド米に中国産を混ぜている、と告発する週刊ダイヤモンドによる記事がありましたが、今日、それが事実無根であり著しく信用を傷つけられたとして、卸業者と農協が発行元のダイヤモンド社を京都地裁に訴えました。ダイヤモンド社は、独自調査により中国産を混ぜているのは確実、と産地偽装をスクープしていましたが、もしこれが農協の側の言い分のほうが正しいとすると、朝日新聞社によるサンゴ自傷事件以来の大捏造飛ばし記事、ということになるやもしれません。まあ現段階では真相はヤブの中でどっちもそれなりに嘘らしく、また本当らしく感じられるのですが、さて、裁判所に事の白黒を判じるだけの知識と能力があるのかどうか。
 例えばダイヤモンド社の主張通り、検査機関に委託した際に提出したお米がやはり中国産混入米だったとしても、それが本当に京都の農協や卸会社が扱ったものから抜き出したことを証明してもらわないと、最悪ダイヤモンド社内で適当に用意したダミーだったりする可能性もありますし、仮に農協側が黒だったとしても、それを証明するためには、単に扱っている米から中国米が出ただけでは、元々購入した新潟なりのお米に既に混ぜてあったかもしれませんし、農協の方に、中国産の仕入れルートとか、いつ仕入れたか、どれだけの量を購入したかなどの裏付けがある情報がないと、やっぱり名誉毀損くらいには問われるんじゃないかと思われます。記事自体を読んでいないのでなんとも言えませんが、若干ダイヤモンド社の方が飛ばしすぎたかもしれないな? というのが一連の様子から感じる個人的な感想です。
 まあ裁判で白黒つくならそれに越したこともないでしょうから、結果がどう出るか期待して待ちましょう。
 
 それにしても、米にしろお茶にしろ、元々は業者が、安価でそれなりの味の2級品から高くて美味しい特級品まで、その時その時入手可能な各地の産品を適宜ブレンドして作るのが当たり前で、その絶妙な目利きと手際こそが卸業者の存在意義だったのに、いつの間にか産地ブランドの方が表に出てきて、それに便乗した偽装も生まれるという、なんとも不思議な事になってしまいました。そもそも多くの一般消費者は、日常それほど質の高いものを求めてはいなかったはずなのに、いつの間にかいいものをより安く、という自由競争に走るようになってしまいました。でもそんな自由競争を成り立たせるには、消費者の側にも、ちゃんと本質を見極める目利きの力が必要なはずだと思うのですが、今はブランドの看板でしか価値が判断できないのが残念ながら現状でしょう。そもそも普通はそんなグルメの能力など余分で不要だったと思うのですが、これも生活が向上したということなのでしょうか。どうも余計な事をして無駄遣いしているだけのような気がしてなりません。

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2017-02-15 19:59:06 | Weblog
 今日の最低気温は−1.1℃(0:06)、最高気温は10.8℃まで上がりました。日が変わってすぐに最低を記録した後、夜明けに向けて2℃程気温が上がってきました。その後はよく晴れたこともあって久々に気温が10℃を超えてきました。ただ、今朝未明、体感ではとてつもなく寒く感じ、これは放射冷却で今冬一番の寒さになったに違いない、と夢見心地の寝具の中で思っていたのですが、案外高めだったのには驚きました。治らない風邪が体調に悪さを仕掛けているんでしょうか?
 その風邪は、鼻炎が長引いているのと、喉がいがらっぽく、咳や痰が出始めました。なんとか治癒に向けて身体の免疫機構が頑張っているのでしょうが、まだもうしばらくはうっとおしい感じが抜けきらないようです。
 後厄介なのが昼間の眠気です。花粉のこともありますので、鼻炎の対応に抗アレルギー点鼻薬を寝る前に差しているのですが、その副作用なのか、一日中やたらと眠くて困ります。ただ、ひょっとしたら喉とか鼻とか気になって、夜自分で思っているほどちゃんと寝られていないだけかもしれません。それこそ抗アレルギー薬のせいで強制的に熟睡しているはずなのですが・・・。

 さて、ここで私信ですが、2、3日中に関東方面の同志の方々へ連絡を入れるかもしれません。まあ普通にメールでしょうが、せっかくツイッター初めたわけですし、繋がってるヒトにはDMでも使ってみようかと。



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今更「鎖国」はなかったと言われても、にわかには納得し難いです。

2017-02-14 20:19:04 | Weblog
 今日の最低気温は−2.1℃(1:41)、最高気温は8.6℃でした。昨日と同じく、未明に最低を記録した後明け方にかけて徐々に気温が上がっていくというパターンでした。日本海側から流れ込んでくる雲が結構多く、朝の冷え込みが緩和されていたようです。昼間はまたアメダスには記録されない雨がパラパラっときて、帰宅の頃には地面がしっとり濡れていました。明日は久しぶりにすっきり晴れて気持ちのよい冬晴れの一日が予報されています。その分花粉も心配になってきますが、寒くてはっきりしないよりはマシかもしれません。

 さて、文部科学省が今日公表した学習指導要領の改定案、小中学校の社会科で「鎖国」が無くなり、「幕府の対外政策」に、「聖徳太子」は「厩戸王」に改められるのだそうです。鎖国については、長崎の出島の他、薩摩藩や対馬、松前でも外交と貿易が行われており、完全に国を閉ざしていたわけではないので改めるとしています。
 まあ聖徳太子は判らないでもありませんが、鎖国はやっぱり鎖国なのでは? という気がします。うちのご先祖様は薩摩藩公認で海外との密貿易に携わっていた商人ですが、薩摩藩が公認していたからと言って当時の我が国の代表政府といえる幕府や朝廷が、それを認めていたわけではないでしょう。鎖国で国が閉ざされていたがゆえに密貿易をやったわけで、そうでなければ朱印状か何かもらって堂々とまっとうな商いをしていたんじゃないかと思います。
 津島や松前の状況はよく知りませんが、少なくとも幕府が諸外国との往来を公認していたのでない限り、実態として鎖国していた、で良いと思うのですが、かえってそれら諸藩の海外との交易や交流の実態や国内での捉えられ方が判りにくくなるんじゃないでしょうか。
 長崎の出島だけでも公認していたのだから鎖国ではない、といわれた方がまだしも納得がいきます。

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