選挙から2日も経つと、それなりに静かになるものですね。バラエティ番組まで画面の一部を開票速報に割いていた当日のお祭り騒ぎがウソのようです。現政権の今後の舵取りが難しくなる、とか、首相が野党に歩み寄る姿勢を示す、などというような話も出ていますけど、今回大勝した民主党の目標は政権の奪取、その為に衆院を解散させることが当面の目的のはずですから、難しくなるのは当然でしょうし、歩み寄る姿勢を見せたところでまともに取り合ってくれるとは限りません。ここはそれこそこれまで色々何かと配慮が言って突き詰められなかった増税などの溜まりに溜まっている数多の宿題について、思い切った策を打ち出し、徹底的に議論を吹っかけて行けばいいんじゃないでしょうか。歩み寄る、などと甘い守りに入るんじゃなくて、むしろ突き放して、最終的にまとまらなくてもよい、というくらいの気概でやっていただければ、国会も少しは面白くなるんじゃないかと思います。
そういえば、今回候補がトップ当選するなど大変な底力を発揮してみせた連合は、随分及び腰になっているというか、勢いに乗って攻めるよりも、既に守りに入っているようなコメントを出しているみたいですね。『民主党の得点というより自民党の失点』とのたまう連合会長の言葉は確かにその通り、と思ったりするのですが、「野党が解散、解散というだけでは、国民の信頼を失いかねない。政治に対する国民の期待がどこにあるかを考えてもらいたい」とか、首相の退陣論について「直接的にどうこう言えない」とか、勢いに水を差そうと懸命になっている様子がうかがえるように感じます。社会保険庁問題やそれ以前からも連合の主体である公務員労組自治労への風当たりが強まっている中、自分のところの組織力が想像していたよりも大きな影響を与えたものだから、今度は逆に自分達が自民党に続いて世論のいけにえにされかねないと警戒しているのでしょうか。民主党が本当に政権奪取を考えるなら、ここは是非支持母体の言葉を謙虚に受け止め、政権交代を主目的にした諸活動ではなく、国家、国民のことを第一に考えた政策を打ち出し、積極的に論議を盛り上げて、その成果を持って堂々政権をとっていただきたいと思います。でないと、今回の成果もまた、過去の勝利同様雲散霧消して元の木阿弥になってしまうんじゃないかと思います。
ちなみに私は今回、選挙区は自民候補に、比例区は維新政党新風に入れてみました。どっちも落選して一票は無駄になってしまいましたが、これも選挙というものですね。それにしても新風はもう少し伸びるかと期待したのですが、「日本でも極右政党国会に進出!」というマスコミ受けしそうな見出しが新聞を飾るようなことになったら面白い、もとい民主大勝よりもずっと大きな衝撃を我が国に与えそうだ、と、主張への共感半分、楽しみ半分で入れてみたのですが、今回は残念でした。まあ主義主張の異なる他の小政党でも票数はさほど変わりませんでしたし、結局知名度が低いと何を言っても選挙では相手にされない、ということなのでしょうね。それはそれで、なんだかな、とも思うのですが、ネットでの選挙活動解禁、とでもならないと、難しいのかもしれませんね。
そういえば、今回候補がトップ当選するなど大変な底力を発揮してみせた連合は、随分及び腰になっているというか、勢いに乗って攻めるよりも、既に守りに入っているようなコメントを出しているみたいですね。『民主党の得点というより自民党の失点』とのたまう連合会長の言葉は確かにその通り、と思ったりするのですが、「野党が解散、解散というだけでは、国民の信頼を失いかねない。政治に対する国民の期待がどこにあるかを考えてもらいたい」とか、首相の退陣論について「直接的にどうこう言えない」とか、勢いに水を差そうと懸命になっている様子がうかがえるように感じます。社会保険庁問題やそれ以前からも連合の主体である公務員労組自治労への風当たりが強まっている中、自分のところの組織力が想像していたよりも大きな影響を与えたものだから、今度は逆に自分達が自民党に続いて世論のいけにえにされかねないと警戒しているのでしょうか。民主党が本当に政権奪取を考えるなら、ここは是非支持母体の言葉を謙虚に受け止め、政権交代を主目的にした諸活動ではなく、国家、国民のことを第一に考えた政策を打ち出し、積極的に論議を盛り上げて、その成果を持って堂々政権をとっていただきたいと思います。でないと、今回の成果もまた、過去の勝利同様雲散霧消して元の木阿弥になってしまうんじゃないかと思います。
ちなみに私は今回、選挙区は自民候補に、比例区は維新政党新風に入れてみました。どっちも落選して一票は無駄になってしまいましたが、これも選挙というものですね。それにしても新風はもう少し伸びるかと期待したのですが、「日本でも極右政党国会に進出!」というマスコミ受けしそうな見出しが新聞を飾るようなことになったら面白い、もとい民主大勝よりもずっと大きな衝撃を我が国に与えそうだ、と、主張への共感半分、楽しみ半分で入れてみたのですが、今回は残念でした。まあ主義主張の異なる他の小政党でも票数はさほど変わりませんでしたし、結局知名度が低いと何を言っても選挙では相手にされない、ということなのでしょうね。それはそれで、なんだかな、とも思うのですが、ネットでの選挙活動解禁、とでもならないと、難しいのかもしれませんね。