舷側から真っ白なイカが次々上がってきました。触手を含めると体長6、70センチ位、イカにしては長い触手が見えますが、私自身はホタルイカだと思っています。何匹か絡み合い塊で上がってきたイカを1匹づつ分けて後ろの甲板に放り出します。イカは皆ダランとして動こうとしませんが、私自身はそれが元気に生きていると認識しています。
私の背後の甲板には、1m四方くらいの四角い枠が4つ、真四角に並んでいます。船内の冷蔵庫(冷凍庫?)への入り口で、空母のエレベーターのようにその枠内が下がって収容する構造です。水揚げしたイカは、振り返って左側の手前と奥の2つが収容箇所で、私からは遠い右側はイカ以外の魚が入るのか、表面に体長30センチはあるこげ茶色したヒラメがへばりついていました。イカは次々水揚げされては2つの枠内に置かれ、積み上がっていきます。
いつの間にか、イカがすでに胴体部を細くイカそうめん状にカットされた状態になっていました。場所も船ではなく、どこかの家の室内、もしくは作業場っぽいところで、テーブルの上にカットされた刺し身状のイカが山盛り入ったボールと、直径20センチ位の丸くやや平べったい、白いまんじゅう(モチ? パン? ピザ? 食べ物と認識しているがよくわからない)がいくつも積んであり、私はその平べったい上にイカの刺身を人の笑顔になるように形作って乗せるという作業をしています。テーブルを挟んで向かい側には二人ヒトが居て、私と同じ作業をしていますが、どうもこの二人、子供の頃の娘二人のようです。そんな3人で、遊び心を発揮しつつイカまんじゅう百面相を作り続けていました。