今日の最高気温は27.3℃。ついこの間まで30℃超えが当たり前だったのが、このところ大きく変化しています。ただ天気の方は曇後雨の生憎な空模様で、気温の割には蒸し暑さを覚える、まるで梅雨のようなうっとおしさがありました。台風もまた近づいてきていますし、晴れ間が観られるようになるのは来週以降に持ち越されるようです。多分その頃には空気はすっかり入れ替わり、本格的な秋を迎えることでしょう。暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったものだとつくづく感心します。そうなると今度はサボテンの植え替えを検討しなければなりませんが、ちょうど秋休みにもなりますし、温室の改造も含めて、じっくり園芸に取り組む秋になりそうです。
さて、トヨタ自動車がスポーツカー「86」を大幅マイナーチェンジ(この言葉もどうなの? と少々問い詰めたくなる変な感じがする言葉ですが)するのに合わせ、新型に新しい技術が搭載されることになりました。車体にアルミテープを貼ることで空力コントロールを改善し、操縦安定性の向上を実現する、という驚異のテクノロジーです。
トヨタの説明する理屈によると、プラスに帯電した空気中を走行することで車はプラスに帯電しやすくなり、車体周りの空気の流れが剥がれやすくなって乱れ、その結果として、十分なエアロダイナミクス効果が発揮されなくなるとのことです。これに対し、車体にアルミテープを貼ると、そのアルミが車体にたまったプラスの電荷を放電し、空気の流れが整って、タイヤ接地圧の向上やロール制御、そうだ応答性などが改善するとのことです。
今回の新86の車体には、計3か所にアルミテープが貼られており、アルミテープの有無で誰にでも実感出来るほど顕著な効果が得られるとのこと。その効果は、スポーツタイプのようにもともと優れた空力設計で作られた車よりも、箱形の車体の方がより明らかな効果が出るそうです。
・・・うーん、天下のトヨタのいうことですから何か根拠がありそうな気がするのですが、どうしても眉唾以上の言葉が出てきません。そもそも空気は絶縁体ですし、アルミで放電できて車体のベースであるスチールで放電できない理由もよく判りません。それに、それだけ空力特性が変化するなら当然燃費などにも影響が出てきそうなものですが、そんな誰が観ても理解できる客観的なデータは出てきてないようです。空気の影響で帯電したボディの影響で空気の流れが剥離するというのなら、より高速で空気との摩擦を起こし、かつ空気の流れの剥離が即失速につながる飛行機でこそ実用化されるべき技術であろうと思いますし、空気の流れの乱れで困るのは新幹線やリニアモーターカーなどの高速鉄道もそうでしょうから、効果があるなら是非検討すべきだと思うのですが、寡聞にしてそのような話は今のところ見つけることができないでいます。少なくともトヨタは、車を一台突っ込める空力検査用の風洞でも使って、実際にアルミテープの有無で車体周りの空気の流れの剥がれ方や乱れ方が変化するのかを検証したうえで、話をして欲しいと思いますし、実地テストするなら、2重盲検法に則り、アルミテープの有無を被験者がわからないようにした常態でテストすべきでしょう。
技術として本物なら素晴らしい成果になるだけに、単に86を売りたいためだけに使うのは実にもったいない話です。
さて、トヨタ自動車がスポーツカー「86」を大幅マイナーチェンジ(この言葉もどうなの? と少々問い詰めたくなる変な感じがする言葉ですが)するのに合わせ、新型に新しい技術が搭載されることになりました。車体にアルミテープを貼ることで空力コントロールを改善し、操縦安定性の向上を実現する、という驚異のテクノロジーです。
トヨタの説明する理屈によると、プラスに帯電した空気中を走行することで車はプラスに帯電しやすくなり、車体周りの空気の流れが剥がれやすくなって乱れ、その結果として、十分なエアロダイナミクス効果が発揮されなくなるとのことです。これに対し、車体にアルミテープを貼ると、そのアルミが車体にたまったプラスの電荷を放電し、空気の流れが整って、タイヤ接地圧の向上やロール制御、そうだ応答性などが改善するとのことです。
今回の新86の車体には、計3か所にアルミテープが貼られており、アルミテープの有無で誰にでも実感出来るほど顕著な効果が得られるとのこと。その効果は、スポーツタイプのようにもともと優れた空力設計で作られた車よりも、箱形の車体の方がより明らかな効果が出るそうです。
・・・うーん、天下のトヨタのいうことですから何か根拠がありそうな気がするのですが、どうしても眉唾以上の言葉が出てきません。そもそも空気は絶縁体ですし、アルミで放電できて車体のベースであるスチールで放電できない理由もよく判りません。それに、それだけ空力特性が変化するなら当然燃費などにも影響が出てきそうなものですが、そんな誰が観ても理解できる客観的なデータは出てきてないようです。空気の影響で帯電したボディの影響で空気の流れが剥離するというのなら、より高速で空気との摩擦を起こし、かつ空気の流れの剥離が即失速につながる飛行機でこそ実用化されるべき技術であろうと思いますし、空気の流れの乱れで困るのは新幹線やリニアモーターカーなどの高速鉄道もそうでしょうから、効果があるなら是非検討すべきだと思うのですが、寡聞にしてそのような話は今のところ見つけることができないでいます。少なくともトヨタは、車を一台突っ込める空力検査用の風洞でも使って、実際にアルミテープの有無で車体周りの空気の流れの剥がれ方や乱れ方が変化するのかを検証したうえで、話をして欲しいと思いますし、実地テストするなら、2重盲検法に則り、アルミテープの有無を被験者がわからないようにした常態でテストすべきでしょう。
技術として本物なら素晴らしい成果になるだけに、単に86を売りたいためだけに使うのは実にもったいない話です。