自由が丘 ワイン処 コッコロ 元店主の美味しいもの日記

ワイン大好き、イタリア大好き、
美味しいもののためなら何処へでも♪

新緑の伊香保 岸権旅館

2014年05月02日 | 日本の食べ歩き
今年のゴールデンウイーク、火曜日が二日も入っている。 会社勤めの友人と遊べる貴重な休日、出かけるしかないでしょ〜。 高崎に引っ越したAさんの定宿、岸権旅館で同じ年のメンバーと温泉旅。

が、いつも夜中まで仕事の私は、会社勤めの方々とは6時間くらいの時差がある。みんなと一緒に朝から元気に出かけられない。 ほかの方々は、Aさんの勤務する渋川のハラミュージアム&グリーン牧場で観光を満喫。私は、別行動で伊香保に直行。

渋川からバスに乗り、伊香保温泉手前の見晴下というバス停で下車。ここには、竹久夢二記念館があり、その隣には、「食の駅」なる地元の野菜や特産物を売る道の駅みたいなのがある。 宿にチェックインする前の小一時間、竹久夢二記念館をさっくり観るか、「食の駅」で買い物するか・・・、やはり食を選んでしまった(笑)


ここでまずしたこと、入り口入ってすぐにある、水沢うどんの大澤屋が運営するカレーうどん専門店「遊楽庵」でカレーうどん♪をいただく。銀座のデリーと水沢うどん大澤屋とのコラボ。

水沢うどんは、「日本三大うどん」の一つ。 あとの二つは、誰でも知っている「讃岐うどん」と「稲庭うどん」・・・何故に、三つのうちの一つになっているのかは不明だけれど、たぶん歴史があるのかな? 千3百年もの歴史のある水沢寺(水沢観音)に参拝する人に振舞ったことが起源とされているし、水沢うどん店の多く点在する地域(渋川駅から車で10分くらい)には、400年近い歴史のある老舗もある。

さてさて、早速オーダー。 キーマカレーや和風カレーなど、いろいろ悩んで、「辛そうで辛くないカレー」っていうのを頼んでみた。

トッピングとして、アボカドの天ぷらものせてもらう。 
りんごや蜂蜜で辛さをマイルドにしているらしい。
なるほど辛くない。 コシのある水沢うどんも、カレーの汁の中でしっかり主張している。
う〜む、面白いけど、水沢うどんでなくていいんじゃね〜? 

お腹が満たされたら、野菜や地酒、群馬の特産品がならぶ店内を物色。

お客様へのお土産や店で使う野菜などを買って、翌日バタバタしないように、宅急便で送る。
すっきりしたところで、宿に電話して迎えに来てもらう。
この岸権旅館、450年も続く老舗旅館! 凄い。
設備や建物の構造は古いけど、風格があり、食事や風呂も良い。スタッフも洗練されているっている感じよりも、温かみがあって肩肘はらずにくつろげる。


結局宿には一番に到着し、他の5人を待つ。待っている間、部屋にあった岸権旅館が掲載されている本を眺めていた。その中に、伊香保は、我が国の温泉地都市計画一号との記事があった。気になって調べたら、その温泉地都市計画は、戦国時代末期にさかのぼる。 下から360段の階段を上ると伊香保神社、その近くに伊香保温泉の湯元がある。 その湯を効率的に配湯するために、階段の左右に宿を配置したとのこと。 伊香保って、ただの温泉地ではなかったのね〜。 

しばらくすると、観光を満喫した他の5人も宿に到着。部屋に入ってきた途端、かしましい。っつ〜か、うるさい(笑) 女6人も集まると凄いね〜。さあ、食事の前にひとっ風呂。
岸権旅館には、本館に一番ベーシックな内湯。新館に男女別々の露天付き展望風呂。 そして、本館のよこの道を隔てて川沿いに、春には新緑、秋には紅葉が楽しめる雰囲気抜群の風呂。館内に合計10ある風呂は、すべて源泉かけ流し! その響き、旅ごころをそそるね〜。

浴衣で温泉街を散歩♪ 
宿の入り口には、足湯があって、昨年公開のテルマエロマエにも使われたとか。


かしましい我々のお食事は、個室のお食事処。 群馬の地酒を楽しみながら美味しくいただく。


風呂〜♪
 
熟女のサービスショット付き(汗)

翌朝は、階段を上りきって、100年の歴史がある勝月堂で湯ノ花まんじゅうをお買い上げ。

9時からの営業だったのだけど、知らずに8時半に店に行ってしまった我々・・・う〜む、しばしブラインドの下がった店内をのぞき込む。するとご親切に店を開けて下さった。 あ〜感謝。
Aさんの情報によると、ここが一番おいしい、その言葉に従いここで購入したのだが、、、これまた調べてみると、凄いお店。
日本全国温泉地で必ず見かける温泉まんじゅう、実はここが、発案者!とのこと。 添加物は一切使わず、個々の包装もされていない。消費期限は、製造日とその翌日。 ふんわりの皮、上品なアン、ピカイチの美味しさ〜。 

伊香保、あなどるなかれ、奥深いのだ〜。

 

 

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