自由が丘 ワイン処 コッコロ 元店主の美味しいもの日記

ワイン大好き、イタリア大好き、
美味しいもののためなら何処へでも♪

桜京都 最後の晩餐は、遊亀

2015年04月29日 | 桜京都2015
8時半の新幹線に乗って帰らなくてはいけないから、さくっと行けるところ・・・。 グルメ隊長が予約をしてくれたのは、祇園にある遊亀。 隊長は仕事なので、現地集合。 どんな店なんだ〜?


滋賀の酒蔵、金亀がアンテナショップとして営業している居酒屋・・・いや、大衆食堂?

5時半ちょっと前にお店に入ると・・・

おおお、オッサンばっかり〜! まだ、5時半だというのに・・・すでに赤いタコのようなツルりとしたゲーハーのおじさん、数名。

若かったら、ドキドキしちゃうかもしれないけど、半世紀も生きていると、こんな場所が好物になってくるのだ・・・(笑)

時間とともに案内されたのは、2階席。 大衆食堂にふさわしい?、ボロい階段を上り、海の家みたいに広い座敷に座る。 一日歩いていたから、座敷に正座はできない(;^ω^) 行儀悪く、壁にもたれて足を延ばす。 でも、ここでは、誰にも怒られなさそう(笑)

さあ、ビールで乾杯して(このビールは、たぶん発泡酒・・・大衆食堂だもんね) しまった、ジョッキじゃなくて小さいグラスにすれば良かった・・・(◎_◎;)


白エビのかきあげ♪ おいち。


甘めのポテトサラダに今日のトマト(ミニトマト、数粒食べちゃった〜)
竹の子焼き、酒蔵の酒粕漬けのさわら、コーンのかき揚げ(これも半分食べてから、あ、写真(・・;)
しめサバ、粕汁、野菜の粕漬け、レンコン焼き、万願寺唐辛子(これも、ずいぶん食べてからの写真)

オヤジの店らしく、つまみは、どれも小さめポーション、一人でもいろんなものが食べられる。

日本酒は、常温でお願いしてみた。

自慢の金亀は、数字で表記されている。 80、70、60、50・・・これは、コメの削り具合だ。 米を50%削った吟醸から。 2合近くは入っている徳利は、900円(安っ!) だんだん削り具合が浅くなる60 → 70と飲んでみる。 だんだん複雑な雑味が出てきて、ツー好み?の癖のある味わいになっていく。 酸味は旨みでもあるんだけど、酸味が得意でない私には、すっきり50が良かったかな・・・。 Bさんと遅れてやってきたグルメ隊長は、70の癖のあるものが好み。 男らしいね〜、いや、ツーだね〜。

さあ、最後も面白いお店で、大満足〜〜♪

7時半、我々は京都駅に向かい、グルメ隊長は、友達と2次会イタリアンとのことで、お別れ。 さすが、飲み歩きに余念がない。

今回の食旅、京都らしいものを食べたのか? 京都らしいものって、何だ? 京懐石? 湯豆腐? ゆば?
いや、京都の人目線での、京都らしい旅だったと思う。 いや〜、楽しかった〜。 隊長、今回も、お世話になりました〜!


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町家のシェアハウス → 北野をどり

2015年04月25日 | 桜京都2015
お客様のご友人が京都上七軒でシェアハウスをしているというので、見学がてら上七軒に来たら、、、カステラ・ド・パウロ発見。 東京から手土産をもってくるのを失念していたから、ちょうど良かった、カステラ買って、外に出ると、お店の方が、「これ宜しかったら・・・」と、開店祝のお花を分けてくださった。 おお、これまた、訪問先へのプレゼントにぴったり〜(笑) あまりに良くできているので、へらへら笑いながら、目的地へ向かう。

初めて来る上七軒、

時代劇のセットの中に入り込んだようだ。

と、舞妓さんが、ととっと、ここに入っていった。

上七軒芸奴協会

相変わらずの方向音痴なので、ここでシェアハウスのオーナーを待つ。 ここから数軒先、ガラガラっと戸を引いて、シェアハウスの中へ。
昔芸奴たちがここを出入りしていたそうで、小さな部屋がたくさんあるのだそうだ。 この町家を買い取った時、家具や調度品など、全部置いていかれたそうで、昔のままの飾りがいろいろあって、面白そう。 オーナーは、50代半ばの素敵な女性。

現在5室を貸し出していて、満室。 女性限定で、知り合いの知り合いとか、信頼のおける住人のみに住んでもらっているとのこと。 オーナーの詳しい経歴は知らないけど、ミヤンマーに知り合いがいるそうで、ミヤンマー人とか、芸術系の学生とか、若い女性ばかりのようだ。 親元を離れても、一人じゃないし、部屋は広くなくても、共有スペースが広くて、経済的。 私も若かったら、住んでみたかった。

玄関入ると、大きなテーブルがあって、全員でパーティとかもできる。 入って右には、座敷が3つあって、ここで、客人とお茶したり、勉強したり、芸術系の娘は、個展を開いたり、、、

各部屋ロフトがついていて、ベッドスペース
クローゼットもある。



共有洗面台、お風呂、キッチン、テーブル
キッチンに入ると、エスニックな美味しそうな匂いが・・・(;^ω^) ミヤンマー人の住人がちょうど料理をした後だった。


ここは、中庭を囲む渡り廊下? バーベキュースペース

楽しそうでいいな〜、若いっていいな〜♪

さて、のんびりしてしまって、どこかへ観光に行くのも面倒になってきた。
オーナーに何か上七軒で見といたほうがいいところありますか? って聞いたら、「北野をどり」を見てきはったら?
昨日の食事の際、遅れてきて先にお帰りになった(笑)S女史も、オススメだったし、よじゃ、見ていくか。


歌舞練場

北野をどりは、いつもやっているわけでなく、桜の季節に開催されるようだ。ちょうど、今年は4月7日まで、最終日だ。 時間も1時半の公演に間に合う。
北野をどりとは、何ぞや? もわからないまま、チケットを買い、まわりのおばちゃまおじさまの真似をして、中へ進む。

まず、お抹茶とお菓子がふるまわれる。

芸奴さんが、お茶をたててくれるのだ。 ほう、まか不思議な光景。
お茶とお菓子を頂くと、お隣のおばちゃま、お菓子の下の紙で、お皿を包みだした。
???
「これって、持って帰っていいんですか?」
洗う手間を省くため?に、持って帰らせるのね〜、これまた面白いシステム。 私も紙につつんで、バッグの中へ。


なんだか、タイムマシンで時代をワープしてしまったような・・・予想外の展開。


会場は、ほほ満席。 おばちゃまや若い女性もいたし、私の両隣は、80代くらいのじいちゃんと60代くらいの紳士。 なんかこの北野をどりについて聞いてみたかったけど、、、あまりに無知すぎて、何をどう聞いたらいいのかもわからず、まわりをきょろきょろみる。

演技は、カメラ撮影禁止なので、パンフレットから、

最初は、若い舞妓ちゃんから、はれ〜、あれ〜、ほれ〜、みたいな高い声で、チンチンなる道具で調子を取る。

そして、だんだん熟練した姉さんたちに移っていく。


いや〜、日本の文化って、知らないことだらけだな〜。こんな経験もたまにはいいね。

上七軒、、、私にとっては、なんとも予想外の出来事の連続で、不思議の国だった。











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見えない糸に引き寄せられて・・・ カステラ・ド・パウロ@京都上七軒

2015年04月23日 | 桜京都2015
平野神社の次の目的地は、上七軒。 お客様のお友達が町家を買いとって、シェアハウスをやっているという。 面白そうだから、見学させて頂こう。
上七軒ってどんなとこ? 町家が並び、芸奴の三味線の音が聞こえてくるようなところらしい。
平野神社から歩いて、北野天満宮を通り、今出川通に出る。


菅原道真をまつり、学問の神様として信仰を集める総本社。
今は、受験シーズンでもないので、静か〜。

裏から入ってしまったので、正面の鳥居から出ると今出川通。 ここでBさんと別行動・・・と思って歩いていると、外に花が並び、なんだかざわざわ。 どうやら、新しいお店がオープンしたようだ。 何の店? ふらふら近づいて、看板を見ると。。。

「カステラ・ド・パウロ」
!!!!!!!! うひょ〜! リスボンでお邪魔したカステラ屋さん。 ご主人がポルトガル人、奥様が日本人智子さん。 リスボンのお店を閉めて、日本でお店を開くというのは聞いたことがあった。 でも、ここで〜! 偶然見つけた〜!
しかも、4月7日開店、その当日、そして開店してわずか一時間後(;^ω^)


いらっしゃいました智子さん


パウロさん

店内は、元酒蔵だった作りを残しつつ、おしゃれな感じ。 ロフトもあって、ここでイートインできる。


ポルトガルのカステラも、ドウロ地方、ミーニョ地方、一般的なカステラ、と数種類ある。そしてパウロさんが長崎で習得した日本のカステラ。
アソーレス諸島のフルーツケーキもある〜〜〜❤❤❤ このフルーツケーキがしっとりして、他にはない食感なのだ。 リスボンに行かなければ、もう出会えないと思っていたものが、京都で買える〜♪


店内で、ポルトガル式のコーヒー(エスプレッソ)、エッグタルト、タラのコロッケを頂く。

3年前にリスボンのお店にお邪魔した我々、一度しかお会いしてないのに・・・、、そこでカステラ作りを習ったA女史のことを覚えていらっしゃった。
「あ〜、美術館の方ですね・・・」 す、凄い! 何が凄いって、智子さんの記憶力?っていうか・・・・、強い印象を与えるディープインパクトなA女史の凄さ(^▽^;)

開店当日ということもあり、恐ろしくオペレーションは悪かったけど、運命的な出会いに、興奮状態のB女史と私。

店内は、接客システムの出来ていないままの状態で、ふわふわしている智子さんと、恐ろしくマイペースな女子店員二人。 特に仕事をしている風でもない、客でもない人、数人。 この店をプロデュースした会社の方々なのか・・・?? そして、TVのカメラマン。 ドキュメンタリー番組を収録しているそうだ。 TV朝日って言っていたかな? いつ放映さえるのか・・・私も映っているかも・・・(◎_◎;)j

智子さんが忙しそうなので、お話しなかったけど、共通の知り合いがもう一人いるのだ。 某大学教授S氏(コッコロのお客様)、リスボンに客員教授といして駐在していたころ、このご夫婦と親しくしていたそうだ。 彼らのリスボンのお店は、S氏が尽力し開店にこぎつけた。
世の中は狭い、そして、人と人は、見えない何かによってつながっている。
そう感じざるを得ない・・・今日この頃だ(;^ω^)





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イタリア的?京の朝 「ケーキとあっくん」 & 桜の名所 平野神社

2015年04月20日 | 桜京都2015
4月7日、ホテルモントレをチェックアウトし、荷物を預け、さあ、今日も元気に遊びましょ♪
まず向かったのは、三条商店街。 以前、常連のK夫妻が、三条商店街の喫茶店で、素敵なモーニングを楽しんだ、ということを思い出したからだ。


まだ、朝早いので、ほとんどのお店は開いていない。 以前もここに来たが、こだわりのチョコレート屋さん(カカオ豆の輸入からはじめ、焙煎、製造、販売と行っているお店)や、漬物屋さん、昼は魚屋、夕方5時からは、居酒屋になる店など、個性的かつ庶民的な商店街。

堀川通りからほどなくして、喫茶店発見! K夫妻が言っていた店がここなのかは不明だが、入ってみよう。
外観、入ってすぐは煩雑な感じがするのだが、カウンターに座ってみると、ロマンスグレーの昔のイケメンのマスター、これまた昔美人のマダム(今もお綺麗です(笑)
店内には、すでに5,6人の先客。 常連さんらしく、ゆうゆうと新聞を広げて、モーニングを楽しんでいる。 我々が座ったあとも、数人、入ってきたが、「おはよう」と、いかにも常連。

ここのコーヒー、ダッチコーヒーだった。 水で、じっくり時間をかけて抽出する、口当たりがまろやかで、私は好きなタイプ〜。
モーニングセットは、メニューの値段にプラス150円。

トースト、ポテトサラダ、ゆでたまご、コーヒーゼリーがついている。 トーストも美味しいし、大満足。

「どこから来はったん?」
東京です。 京都に桜見に来ました〜、と答えると、ささっと、京都の桜の写真集を数冊持ってきてくださった。 これから平野神社に行こうと思ってます、と伝えると、たまたまカウンターにいらしたお客様が、「今朝、平野神社、テレビで中継しとったな〜。 桜、綺麗やった」
おお、桜、期待大!

しかし。。。ここにいるお客様って、我々以外、全員アラ還のおじさま。 まるで、毎朝、同じバールに集まるイタリアのおじさまたちのようだ。
いや〜、京都に、イタリアを見た。


外観の写真をとシャッターを切ったら、自転車で関西のおばちゃんが、フレームに入ってきた(゜Д゜;) もう一度取り直したけど、こっちの写真の方が面白いので、こちらをあえて(笑)
どピングのジャケットといい、自転車で商店街走り抜けるところといい、面白い。

ここの店名、「ケーキとあっくん」、これはどこから来たのか? あのロマンスグレーのマスターがあっくん?なのか?
どうでもいいことが、気になる。 いつかまた行く機会があったら、聞いてみよう。

さて、平野神社までは、タクシー。
到着するやいなや、この景色!

いや〜、素晴らしい♪

ここは、京都有数の桜の名所。なんと60種類、400本もの桜が植えられているのだそうだ。 3月の中旬から順々に桜が咲き、一か月ほど楽しめる。
東京なら、ソメイヨシノがいっぺんに咲いて、あっと言う間に桜のシーズンが終わってしまう。 こんなに桜の種類があったとは知らなかったし、あらためて京都の奥深さを通関する。




ここは、ソメイヨシノ、すでにピンクのじゅうたん。 両サイドに出店が出て、ここで花見ができるのね。楽しそう〜♪

桜を楽しみにここへやってくる多くの人々・・・、、、
これを狙ってか、選挙カーが拡声器で連呼(;'∀') お願いしますよ〜、静かに桜を愛でさせてください。 そんな情緒の無い人には、誰も入れてくれませんよ〜。





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京都グルメ 3軒はしご 続き ③日本ワインの店 たすく

2015年04月17日 | 桜京都2015
ルシュルシュルを出て、遅れて参戦したS女史は、一足先にお帰り。 この辺の自由さが好き(⌒∇⌒)
グルメ隊長とまたもやタクシーに乗り込み、3軒目の店、「たすく」に向かう。 一泊二日の旅人は、忙しい。
この店は、私から行きたい! とグルメ隊長にプランに加えてもらうようお願いしていた店。 いつもお世話になっている洗足にあるパン屋さんワルンロティの大和田さんが、上洛度にいつも寄っている店とのことで、私もお邪魔したいと思っていたから。

しかしながら、さすがなのはグルメ隊長、自分も知らなかった店なのに、すでに下見済み(^▽^;)

タクシーを降りて入っていったのは、四富会館という雑居ビル? もしくは、小路? 夜だったから全体像が見えてない。

なんだ、ここは! まるで新橋の駅前ビル2号館! っていう場所を知っている自分も何だが(゜Д゜;)
真ん中の通路を挟んで、左右にカウンターだけの店が何軒か並んでおり、トイレは共同。
ここは、2階もあるらしい・・・。 飲み屋、いや、呑兵衛の集まる京都の3大ディープゾーンの一つなんだって〜(^▽^;)

たすくは、4枚くらいある戸を一枚ガラガラと引くと、すぐ丸椅子 → カウンター → 店主
とにかく狭い。
たぶん到着したのは、10時〜11時の間?、我々を送り届けたところで、グルメ隊長は、仕事に戻っていった。忙しいのに、ありがとね〜。
店には、先に常連らしき男性二人がいらっしゃったが、初めての我々ともすぐにお話が始まる。 なんだか、ゆるゆるの脱力な感じがハマる店。 でも、この新橋的な雰囲気は、苦手な方もいるかもしれない。私は、好き。
店主は、アラフォー?かな? 色白でお綺麗な方だけど、ひょうひょうとして、親しみやすい。 酔っぱらっていたから、何を話したのかあまり覚えていないけど、楽しかった〜(笑)

日本のワインをグラスで出してくれる店、食べ物もちゃんと用意している。


先客でいらしたお客様たちがお帰りになる。 彼らの後ろの戸を引いて、出ていく。 狭いながら上手くできている(笑)

その後、深い時間になったころ、ガラガラ・・・、3名でまた常連さんがやってきた。 店主が、我々がグルメ隊長と一緒だった話を、その常連さんにする。
あ、この方々、以前、グルメ隊長に連れていってもらったフレンチの方々だ〜。 店を終えて、飲みに来たのね〜。
「あ〜、私、お店にお邪魔したことあります〜! 金曜日がお休みのお店ですよね〜」 そう、この「レジョン」というフレンチ、4年ぐらい前にお邪魔した。 金曜日がお休みという変わったお店だったから、覚えていた。いや、リーズナブルで美味しかったから、覚えていた。 「今は、金曜がお休みではないんですよ」
普通にお話していたつもりだったけど、実際は、かなりの酔っ払いだった私。 同じことを何度も話していたそうだ(;^ω^) そうよ、あの私だけ一杯余計に飲んだ、日本酒のせいだ〜。

・・・しかし・・・グルメ隊長、恐るべし。 美味しいもののあるところ、グルメ隊長あり。


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