自由が丘 ワイン処 コッコロ 元店主の美味しいもの日記

ワイン大好き、イタリア大好き、
美味しいもののためなら何処へでも♪

パリで一番のクレープリー 「ブレッツ・カフェ」@マレ

2015年05月31日 | パリ2015
マレ地区をぶらぶら歩いていると、美味しそうなガレット屋さん(そば粉のクレープ屋さん)発見。 お、お昼はここにしよう♪ カフェに入ろうとすると、あっちと案内されたのは、お隣の入口、エピスリー(このお店の食材を売るエリア) 真ん中には、7人相席できる大きなテーブル。 すでに男子二人、女子二人の日本人が座っている。あれ?ここって日本人に有名な店? 良く分からず入ったお店、、、ま、いっか。

メニューを見ても、う〜む、よく分からんな〜((;^ω^)・・・と、あれ?日本人のスタッフがやってきた。ほんと、パリはどこでも日本人が働いているね〜(笑) メニューを日本語で説明してもらい、オススメのホワイトアスパラガス、グリーンアスパラガス、キノコのガレットを一つずつ3枚頼んで、ブルターニュ地方の酒、シードル(リンゴから作るお酒)をカラフェで頼んで、料理を待つ。

陶器のカラフェ、陶器の湯呑茶碗みたいなカップ

なかなか料理が来ないので、棚に並んでいる食材を物色。 店内をぶらぶらしていると、日本人女子お一人様が入ってきた。 7席のテーブル、すでに我々3人が座ったら満席。 彼女の座る場所が無い・・・。 もぞもぞと、「隣のカフェに入ろうとしたら、あっち、あっちって、こちらに案内されたんですけど・・・」 う〜む、私に言われてもね・・・(^▽^;) 「もう少ししたら、席空くんじゃないですかね〜」
「あ、これ何ですか?」 だから・・・聞かれても、私は、フランス語分からないって(◎_◎;) なんだか、一人で不安だったんでしょうね彼女、親のような年齢(たぶんね)の私に、なんかなついているんですけど・・・。(笑)
「海藻入りって書いてありますけど・・・」日本人スタッフがいるから、日本語で説明が書かれたプレートがあった。
ん?あ"、これ、ボルディエのバターじゃんーーー!!! これこれ、私が買いたかったのはっ!!!

エシレのバターは、日本でも売られていて、知っている人は多い。 だけど、コッコロのグルメなお客様情報によると、このボルディエのバターが一番美味しいという。 三ツ星レストランでも使われていて、ブルターニュでブルターニュの塩を使い、フランス唯一の職人が手作り、ヘラで一つ一つ整形されるとか・・・。 売っている場所も限られる。 オペラ座近くのラファエット、セーヌ川沿いのボン・マルシェのデパートで売られているのは、事前チェックしていたけど、偶然見つけた、この店で見つけるとはっ! それもそのはず、ここは、ブルターニュのガレット屋さんだから。
そっそく買って帰りたいっ! でも、旅二日目で冷蔵庫のない我々のホテルでは保存が無理だ・・・。 日曜も空いているようだから、最後の日に、ここまで買いに来るか・・・。

そうこうしている間に、我々のオーダーしたガレットがやってきて、日本人女子二人もお帰りになったので、私になついている(笑)お一人様女子も、座る席ができた。 彼女は、一番シンプルなガレットをバターで食べるというのをオーダーした。それも、私がお目当てにしているボルディエの海藻入りバターで食べるガレット\(^o^)/ これは、ご縁、我々の3種+彼女の1種=4種を4等分して、それぞれが4種類食べるっ、ていう提案をした。へへへ。
お一人様女子も、一人なのにいろいろ食べられて、しかも自分が頼んだのは一番安いもの、「いいんですか〜?」と嬉しそうだ。 よしよし。


さて、アスパラガスも、キノコも美味しかった! でも、彼女の選んだ一番シンプルなガレットが、一番美味しかった! いや〜、このバター美味しい。絶対、買って帰るぞ。

ここではこの日、ブルターニュの伝統菓子をいくつかとブルターニュ産ビオのそば粉を買ってみた。


で、帰国後、店で作ったのが、これ、そば粉のケーキ♪

シンプルだけど、美味しいよ〜ん。(来週半ばくらいまでは、コッコロにあるかな・・・)
このケーキを食べながら、常連のお客様Bさん、「まさか、、、粉ものまで、買って来ていたとは・・・」と、笑われた(^▽^;)
でも、お陰でブルターニュの風を感じたでしょ(⌒∇⌒)

このブレッツというお店、帰国してから調べたら、パリのグルメ本で、6年連続、一番の評価を得ているお店。 日本にも表参道や神楽坂などに姉妹店があるようだ。 なかなか鼻の利く、熟女3人であった。

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ピカソのいろんな時代を楽しむ ピカソ美術館@マレ

2015年05月26日 | パリ2015
パリに行くと決めて、Aさんが旅の打ち合わせ?に店に来ていたある日、たまたま私の大先輩Uさんも、友人たちを連れてカウンターで食事をしていた。
Uさんは、学生時代フランス語を専攻されていたとのこともあり、フランスを数多く旅した経験がある。 私が厨房でバタバタしている間、AさんとUさんとフランスのお話をしていてもらい、最後に、私がUさんに耳打ちした(笑)
「Uさん、ご一緒にいかがですか〜? パリ行き航空券、今なら10万円ですよ〜♪」
「いいな、いいな、わかったわ」とお帰りになって、1週間後、
社交辞令かと思っていたら、、、「チケットと宿、取りました。よろしくね」とさっくりメールが来た。 はあ、なんて、フットワークの軽い、60代後半(^▽^;)

ということで、5月7日朝、パン屋で待ち合わせヽ(^o^)丿
ブーランジュリーで買ったパンをサンマルタン運河で食べ、流行の発信地マレ(東京で言えば、代官山的場所?」へ。そこには、気になる古着屋があった。 住所を頼りに、店を探す。 住所は通りを隔てて、左右、奇数偶数となっていて、セーヌ川に向かって番地が減っていく?、とは、この先輩の旅知識。
目指す番地に到着したが・・・店は、すでに別の店になっていた。 トホホ・・・と、目的地を失ったまま、マレのブティック街をウインドーショッピング。 ランチにはまだ早い時間だし・・・と、この辺りに、ピカソ美術館があり、観たい!というUさん&Aさんの2対1で、私もご一緒することに。

静かなマレ地区の一角にピカソ美術館はあった。

ルーブルやオルセーのような大きな美術館と違い、並んでいるとはいえ、20分くらいおしゃべりしている間に、中に入れた。

「塩の館」といわれる17世紀の優雅な館は、1985年美術館として開館した。
建物の中の彫刻や階段の造りなど、その華やかな時代の面影が残り、ゆったりした気持ちでピカソの絵を鑑賞できる。


2014年6月までリニューアルのため閉館していたこの美術館は、きれいで照明設備とかも新しい。 でも、たぶん以前と同じように、一部の絵を除き、ほとんどの作品は、鼻息のかかるくらい近くで観られる。 これ、どうなってるんだ〜?と絵の表面などを、覗き込むと、学芸員の人から、「マダ〜ム」とノンノンってな感じで注意される(;^ω^)

所蔵されている200点あまりの絵画や、彫刻、役3000のデッサン、88の陶器は、ピカソの死後、相続税の引き換えに、フランス国家に寄贈されたのだそうだ。こうして、彼の貴重な作品が、海外に流出することなく、ピカソの住んだパリに存在し続けることができた。 さすが、芸術の都、パリだね〜。

彼の作品は、初期から晩年まで、20の部屋に分かれて、順を追って観てまわることができる。 へ〜、こんな絵を描いていた時代もあるんだ〜、とか、あ〜、この色使い、この青が、綺麗だ〜、とか、「青の時代」、「バラ色の時代」と、色合いは明るくなり、キュビズム、そして晩年は、「古典時代」と、古典的な手法に立ち返ったり・・・、ピカソの多彩な才能を、いろんな角度から感じることができる、素晴らしい美術館だった。


と、こんなホッコリするオブジェも(⌒∇⌒)

牛ちゃん

こちらは、羊ちゃん


そういえば、急きょ参戦となったUさんとは、20年くらい前に、南仏のピカソ美術館にも行ったな〜。南仏の海辺に立つ小さなピカソ美術館も美しかったな〜。そこでは、うにの絵とか、南仏らしいおおらかな作品が多かった。こうして、ヨーロッパの楽しさを教えてくれたのは、先輩のUさんだった。いろんな意味で、私の恩人だな。





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パリで最も注目されるパン屋さん ブーランジュリー・デュ・パン・デ・ジデ

2015年05月25日 | パリ2015
パリに出発前、いつものように洗足のパン屋さんワルン・ロティのブログを覗いていると・・・、パリのパン屋の話が書かれていた。 ワルン・ロティの常連さん(フランス人)が、「はい、お土産」って、パリから持って帰ったパンをくださったそう。 そのフランス人の話によると、自分の実家近く(パリ10区)に、そのパン屋さんはあり、今、最もパリで注目されている店なんだとか。

おおお、なんてタイムリーな情報だ。 これは、行ってみなくては。 早速、店のホームページを見つけて、営業時間、定休日をチェックする。日曜・月曜、祝日が休み。
今回の旅は、とにかく4泊(;^ω^)、時間との勝負、計画を入念に立てないと行きそびれる。自由に使える日にち、5月7日(木)、8日(金)この日は、勝戦記念日とかで祝日、9日(土)この日は、一日パリから離れる、10日は、日曜日・・・ ということで、7日朝一番に出かけることとした。

パリの地下鉄も15年ぶり(^▽^;)、まごまごしながらも、目的地の駅に到着。 目指すブーランジュリーにたどり着いた。


このブーランジュリー、脱サラをし子供のころからの夢を叶え、2002年にオープン。 比較的新しいお店だけど、100年前の製法で作るパンもあり、有機栽培のパン粉、こだわりのバター、厳選された素材を使い、一つ一つ丁寧に作っている。 半端ないこだわりと情熱の持ち主が、この店のオーナー。開店して数年、2008年には、ミシュランガイドのようなグルメガイドで、1番に選ばれるまでに。
早速、小麦のいい香りのする店内に♪

う〜む、フランス語、わからん〜(◎_◎;) どれにしよう。。。
その100年前の製法で作るしっかり焼きこんだパンを少し、グルグル渦巻のエスカルゴを2種

素敵なマダムが、いくらいくらよん、おフランス語で言われても、、、いくらなんだか分からない、「How much?」って聞いたら、「ほにゃららユーロです」と、流ちょうな日本語でお返事が・・・???え???
マダムの横の日本人女子。。。どひゃ〜、どこにでも、日本人って働いているのね〜〜〜。
あ〜、なんだ、それなら、オススメとか日本語で聞けば良かった、、、と、今ブログを書きながら、思ったりして。

店の外にベンチとテーブルがあるので、ここで食べられるけど、サンマルタン運河で食べよう。と、運河まで数分。

天気も良くて、いい朝食だ。 ラムレーズンの入ったエスカルゴ、美味し〜い♪

そういえば、バゲットは買わなかったけど、昨日送迎の車の中で、ベルサイユおじさんが、言っていたな〜。バゲットは、どこの店で買っても同じ値段なんだって。たしか1ユーロ。そう法律で決まっているんだそう、、フランスらしいね。 イタリアもコーヒーは、どこでも同じ値段と決められている。 それぞれの国のこだわりの一品が分かるお話。

(ちなみに、バゲット・トラディションとか名前が変われば、その店で値段を決められる、イタリアも、カウンターで立ち飲みなら全国どの店でも同じ値段だが、椅子に座れば、席料が加算できる、と、お店の事情も考慮さえている)


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15年ぶりのパリ、4泊6日の弾丸旅

2015年05月19日 | パリ2015
GW, お天気にも恵まれ、みなさん東へ西へ。 終わったあとも、お金を使っちゃったし、仕事もたまっちゃったから、外食は控えめ・・・という風潮。 店的には、何もいいことないさ〜(笑)

なら、私も休んじゃうよ〜。と、GW最後の日、5月6日から、パリへひとっ飛びしてまいりました。
燃料サーチャージが2月以降安くなり、またテロの影響もあり、航空運賃は、とっても魅力的♪ いつ行くの、今でしょ! (古っ(^▽^;)

5月6日、成田の出発ロビー、人がいない・・・。 こ〜なに空いている成田、初めて。 セキュリティチェックも、出国も、す〜いすい。
ゲートの椅子もずいぶん空いている。 CAさんが、「プレミアム・エコノミー、いかがですか〜?」と、搭乗を待っている客に案内している。 まるで、「駅弁、いかがですか〜?」と弁当を販売する、新幹線の車内販売のお姉さんのようだ(笑)

という訳で、私のお隣も誰もいなかったし、今回一緒に行くことになったAさんも、真ん中の4人席を独り占め、フルフラット状態(^▽^;) これぞ、エコノミーの得点?
機体は新しく、気持ちいい。 もしや・・と確認すると、あ、ボーイング787だ\(^o^)/ 初めての787、イエ〜ィ♪ この機体、今までのものより軽く燃料費がエコなわけだけど、今回は、乗っている人の体重や荷物の重さも軽いから、揺れる、揺れる〜(^▽^;) なかなかスリリングな12時間だった。

パリへは、予定より50分近く早く到着し、おまけに、荷物もあっという間に出てきて、、、おや、Air City Serviceという送迎の会社に電話をしなくちゃ、、、と、電話をしていたら、送迎の人がちゃんと早く待っていてくれた。おおお、しかも、日本人ドライバー♪
ドライバーさん、とても気さくな方で、ホテルに到着するまで、ずっとお話してた。 30数年前、音楽を勉強しに渡仏、以来ずっとフランス、現在は、ベルサイユに住んでいる。 そんな話を聞いていると、「後ろ見えますか・・・?」我々が、後ろを振り向くと、
大きな虹!

おお、なんて、素敵な旅のスタート。 パリが我々を歓迎してくれているようだ。
ホテルに到着するとき、パラッと雨が落ちてきた。 「これあげるから、、」と、傘までいただき、感謝。
たぶん次に逢うことのない、このドライバーさんのことを、我々は、ベルサイユのおじさん(笑)と名付けた。
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大人の遠足・千葉② 斎藤葡萄園

2015年05月15日 | 日本のワイナリー
Ushimaruで、お腹いっぱい大満足、最後に、何で「ウシマル」なんですか? って聞いみた。 すると、オーナーの実家が酪農家だそう。あ〜、だから、しぼりたてのミルクを使った、最後のデザート、アイスとヨーグルトが美味しいわけだ!!
で、ついでに?私の前に座っていたワイルドな女史が(^▽^;)、このコースって、おいくらなんですか?
通常と同じ、5千円ですよ。
延々と続く、海の幸、山の幸、ジビエ・・・、このコストパフォーマンスは、他にはないでしょ! 予約も取れないわけだ(;^ω^)

さてさて、七福神バスに再び乗り込んで、斎藤葡萄園を目指す。
斎藤葡萄園、

まるで、祖父ちゃんちに来たみたいな・・・普通の農家(;'∀')

早速畑を見せていただく。
ここは、無農薬、虫や雑草を食べるのは、がちょう。 我々26人の団体に、がちょうちゃんたちは、興奮状態。 ガー、ガー、泣きわめく。 ごめんね、驚かせちゃって。 肥料も有機肥料を自分たちで作っている。
足元に注意しないと、がちょうのウ〇コを踏んでしまう。

母屋の前に、ほったて小屋、もとい、作業場。 ステンレスのタンクなんてなくて、木の桶、ここでブドウをつぶして、、、、


暗い階段を下っていくと、ワインの貯蔵庫。

えええ、これでワインが作れるの〜〜〜〜?

我々の見学中、終始にこにこのおじいちゃん、そして、やる気のあるお孫ちゃん、この二人で頑張っているようだ。 ばあちゃんは、「竹の子、もっていくかい?」と、近所の方が掘ってきた竹の子を我々に分けてくださった。 実家に帰ったときのような、のほほんとした時間。

お爺さん、おばあちゃん、お孫さんに、手を振り、七福神バスは、帰路へ。
途中、このツアーの手配をしてくださった、千葉の酒屋さん「いまでや」に寄りお買い物。 全国の日本のワインがそろっていて、以前、京都で飲んだ、たこ焼きのためのシャンパン、たこシャンも置いてあった。 斎藤葡萄園のワインも、こちらで購入できる。
ヤマソーヴィニヨンとロゼをゲット。

タイムリーなことに、ツアーの翌日、久しぶりに北海道帰りのN君が店にやってきた。「北海道で、面白いワイン仕込んできましたから、一緒に飲みましょうよ♪」
おお、私も、昨日、千葉のワイン、仕入れたよ。 と、なんとなく集まった人たちで、急きょワイン会と、なりました。

北海道、山梨、千葉と、どれも個性がちゃんとしていて、面白いし美味しい。 日本のワイン造り、情熱と誠意の詰まった、ぶどうのしずく。 これから、どんどん面白くなってきそうだ。





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