自由が丘 ワイン処 コッコロ 元店主の美味しいもの日記

ワイン大好き、イタリア大好き、
美味しいもののためなら何処へでも♪

ポルトガルのパスティス・デ・ナタ(エッグタルト)再現なるか?

2013年04月30日 | 店主の休日飲み歩き
昨年ポルトガルに一緒に連れていっていただいたワルン・ロティの大和田さんから、代々木にあるポルトガル料理の店クリスチアノが、パンの修行に行っているらしい・・・と以前情報を聞いていた。
先日、加山雄三が街を歩く「ゆうゆう散歩」を見ていたら、代々木八幡駅を降りて、ナタ・デ・クリスチアノに立ち寄っていた。若大将も気に入ったようで、美味しそうに食べていた。おおお、これか、大和田さんが言っていたのは。

せっかく行って閉まっていたりエッグタルトが無くなっていたら、なんとも寂しい。電話で5個予約してから家を出た。ふふふ。目指すは、代々木公園駅。 美味しそうな店があるエリアだが、行く機会がない。田園都市線で表参道まで、乗り換えて千代田線で二駅。家からドアツードアで40分。なんだ近いじゃん。街を歩く人を眺めていると、う~む、自由が丘とは明らかに違う。おしゃれだ。カフェとかビストロとか、台湾料理の店とか、シングルライフを満喫できそうな街。住んでみたいね~。でも、私にはオシャレ過ぎか・・・。
エッグタルトのナタ・デ・クリスチアノは、駅から徒歩5分くらい。彼らのホームページにある地図が解りやすくて方向音痴の私もちゃんと行けた。
そのホームページには、パンの販売もしていると書いてあった。お、ブロアのパン(とうもろこしの粉で作ったパン)も買えるかも~?♪

かわいい外観。 店に入りカウンターで、予約したパスティス・デ・ナタ(エッグタルト)を購入。残念ながら、パンは火曜日はお休みなんだとか。仕方ない、子羊のワイン煮も売られていたので買ってみた。普段はお惣菜もあるらしい。

かわいい外観。 ポルトガルのタイルもかわいい。
 
日によっては、ポルトガルの伝統パン ブロアのパン(とうもろこしの粉のパン)も買えるらしい。

お外のかわいいテーブルで、早速一つ口にほうばる。美味しい♪ お供は、小さなカップに入ったヴィーニョベルデというポルトガルの微発泡の白ワイン。 し・あ・わ・せ♪
 
パスティス・デ・ナタは、リスボンの世界遺産にもなっているジェロニモス修道院で生まれた伝統菓子。 現在も修道院のとなりのパスティス・デ・ベレンというお店で、その味が伝えられています。一日2万個!を売る有名店。クリスチアノの職人さんは、四谷にある「Doce Espiga」というお店から迎えいれられた女性。彼女は、この店ナタ・デ・クリスチアノの為に、ポルトの「tavi」という店で修行してきたそうです。

さて、ここまで来たのだから、噂のポルトガル料理クリスチアノで一杯飲んでから帰ろう。クリスチアノは、6時から、あと一時間あるな~。何して時間つぶそう?
ふと周りを見ると、深い緑。そっか、ここは代々木公園駅ってことは、代々木公園を散歩しよう。今日は、お天気がイマイチだけど、寒くも暑くもなく、雨も降っていない。まあ、私としては、お散歩日和よ。

都立代々木公園 桜は終わっても、お花は綺麗。
 
公園内は、ジョギングする人、犬と散歩する人、サッカーを楽しむ若者、そして、浮浪者もいらっしゃった(汗) でも、平日で天気もどんよりの今日は、静かな公園だ。

噴水のベンチで横になりながら、ラジオを聴いている人。

さあ、いい時間になってきたよ~。クリスチアノに行ってみるか。ドアを開けて、「一人なんですけど・・・」意外なことに、予約で満席だった。「7時半まででしたら、カウンターへどうぞ」と案内してくれ無事入店。 あんまり食べられないけど、どんな店なのかリサーチもかねて、メニューをいろいろ眺めた。

まずは、ポルトガルのビール  カウンターは広くて、カラフルなタイルがかわいい。
 

干しダラのコロッケ  ポルトガルでは、バカリャウ(干しダラ)をた~くさん使うのだ。
プレーンなもの、イカスミ味、ルッコラ味と3種類を一つずつ盛ってくれた。

茹で野菜のレモンオイル和え こんなメニューがポルトガルにあるのか不明だけど、野菜が食べたかったからオーダー

ブロアのパンは買えなかったけど、ここでオーダーしてみた。外がカリカリ、中はもっちり。いいじゃん。 ま、あのずっしりのブロアのパンとは違うけど、美味しいよ。
この一切れ、なんと70円だった~。信じられな~い。 
外観もグリーンが手入れされていて、いい雰囲気だ。

メニューもいろいろあるし、甘いものが充実している。 「らくだのよだれ」という衝撃的なネーミングのキャラメルムースもどんなのか気になるね~。今度、皆さん一緒に行きましょうよ♪




 


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イタリア一のカルボナーラ、再現なるか?

2013年04月17日 | 店主の飲み歩き
常連K夫妻、日本橋三越のイタリアフェアに行ってきた~、とリコッタの入ったパイ生地のお菓子をお土産に持って来てくださった。さ~すが、スィーツ部長。
デパートでの催事は、水曜日に始まって月曜日まで、火曜日は入れ替え・・・というサイクルで、火曜日定休の私には、美味しそうだけど行けない催事、と決め込んでいた。ところが、K夫妻が置いていって下さったパンフによると、4月18日まで開催! お、次の火曜日に行けるじゃ~ありませんか? はい、行ってきましたよ~。

イタリアフェアのチラシを熟読?すると、ガンベロロッソでイタリアで一番美味しいカルボナーラと賞された、ローマのロショーリが出展(ビンゴという西麻布にあるイタリアンが再現)しているではないか! これは、食べてこなくては! 

オリーブオイルに、チーズ、ピザにフォカッチャ、ジェラート、ドルチェにコーヒー、結構な店舗が出展し、賑わいを見せている。 平日の昼間だから、じっくり味見ができるが、これが週末や5時過ぎだったら、大変なことになるんだろうな~。火曜日定休日で良かった~。

さあ、ロショーリ、ロショーリ♪
4時半とへんてこりんな時間に会場についたので、イートインのコーナーは空いている。カルボナーラと赤ワインをグラスで注文し、期待をふくらませカルボナーラが来るのを待つ。

来た~!

ローマ、本場の味を再現できるか~?
あれ? くどくない! 本場のは、くどいんだよ~! 
カルボナーラは、グアンチャーレという豚ホホ肉の塩漬けと卵、ペコリーノやパルミジャーノ・チーズ、黒胡椒で作るシンプルなローマの名物パスタ。 う~む、たぶんグアンチャーレでなく普通のパンチェッタを使ったのかな? しつこくなくて食べやすい普通のパンチェッタ。チースが足りない! 期待が大きすぎただけに、普通。(涙)
え~い、自分で作ろう! 生ハムが出展されているブースに行き、グアンチャーレを購入。

ささっと食べて、ブースを廻る。チーズを試食し、コーヒーを飲み、焼きたてのピザを試食し、ご満悦。一月にフィレンツェでトリュフ塩をいくつか買ったのだけど、友人や常連さんたちに差し上げてしまったので、自分の分が無くなった。その後、本で見たレシピに、トリュフとクリームチーズのパニーニがあった。あ~、美味そう、でも、トリュフ塩がもうない・・・。はい、しっかりトリュフの瓶詰め買ってきました~。ふふ、フィレンツェにあるプロカッチのトリュフ・パニーニ(風)を作ろう♪

さあ、デザートは、ジェラート! ちらしには、祐天寺駅近にあるアクオリーナというジェラートやさんも出展とある。おおお、以前、常連のI夫妻がお土産に持ってきてくださって、火曜日のお休みに出かけたら、アクオリーナも火曜日が定休日で、トホホなことがあった。これも外せないぞ~!

オリーブオイルのジェラートをはじめに決めて、それに合うジェラートをもう一種類盛ってくださいと頼んだら、リコッタチーズとフランボワーズのジェラートを選んでくれた。
2種類カップに盛ってから、さらに上からオリーブオイルをたら~り。
 

あ~、朝から一日、全部を試食したい!と、本気で思った食いしん坊な私でした。
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甲州牛を@韮崎の和こう

2013年04月14日 | 日本の食べ歩き
大人の鉄道旅を特集したOFFという雑誌をついつい手に取ったことから、この甲州旅ははじまったのだ。そこに載っていた桃源郷の写真。ピンクに染まる大地。 そしてワルン・ロティでウイスキーのセミナーに参加したのも、ちょうどその頃。 小淵沢の白州蒸留所には以前から行って見たいと思っていた。小淵沢には、「Shirato」という和食カフェを経営している先輩がいるので、いつも仲間とお邪魔しては、一日食べておしゃべりして、せいぜい近所のガラス工房に歩いていく・・・程度で、何も他のイベントなしで先輩のところに直行直帰。 今回は、白州に行く&甲州牛を食べる・・・の目的の為、先輩のところは断念させていただいた。

今年は、桜をはじめ春の花々が例年より早く咲いてくれたおかげもあり、甲州路は、桃、桜、菜の花、等々・・・・しっかり楽しませていただいた。
桃源郷は、中央高速釈迦堂インターあたりの両方サイドに一面に広がっている。インターに車を止め、桃の花を楽しむ。


 


そして目指すは、甲州牛の和こう。 和こうは、Kさんが毎年行っているそうで、期待大。
お得なランチ・セットをそれぞれに注文。ヒレも楽しみたいと追加注文。
近くで栽培された有機栽培の野菜、デザート・コーヒーもセットに入っている。

韮崎インター近くの和こう
 

ステーキといっても網で焼くスタイル。ロース肉を網にのせると、油がじわっと出てきて、落ちた油が燃え出す。 タイミングを見計らって、すかさず引き上げ、塩と胡椒でシンプルにいただく。う~む、肉~!
 
ヒレステーキは追加して4人でシェア

デザートも意外にしっかりあって、お腹一杯だよ~。


この後は、白州蒸留所に行って、路の駅に寄って、尾白の湯という日帰り温泉に寄って、ミニピクニックして、・・と盛りだくさんの一日。 ピクニックを用意してくださったN先生・・・ドライバー、カメラマン、酒の準備・・・と至れり尽くせり、多謝! ピンクのスパークリングとグラスを用意、おまけにチーズのナイフセットまで持って来てくださったのに・・・チーズを冷蔵庫から移すのを忘れたそうで・・・残念がっていましたが、充分、楽しませていただきましたよ~。


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春うららの甲州路 五感で楽しむ白州蒸留所

2013年04月12日 | 日本の食べ歩き
4月9日、爽やかな晴天。朝8時に横浜集合。 久し振りにサラリーマン・ウーマンの通勤時間帯に横浜、めまぐるしく人が行きかって、くらくら。
時間通りに全員集合して、N先生の愛車で甲州路を目指す。

途中、桃の花咲く釈迦堂インターで途中下車、韮崎で甲州牛のランチを頂き、サントリー白州蒸留所の見学ツアーは、2時の予約。 新年度が始まったばかりの平日、きっと我々4人しか見学者はいないだろうと思いきや・・20人くらいいた。元気な主婦&シニア層だ。
緑まばゆい森の中の蒸留所、鳥の声が聞こえ、東京ではもう散ってしまった桜も、ここでは今満開♪
 

森の空気を楽しみながら、見学ツアーが始まるのを待つ。ガイドのお姉さんについて、いよいよ蒸留所へ。中に入ると、もわっとした感じと、麦か発酵する匂い(ビールの匂い)が立ち込めている。おおお、お酒に生まれ変わる二条大麦ちゃんたち、頑張っているわ~。
二条大麦は、発芽・乾燥させられ、麦芽となる。
   ↓
麦芽は、細かく砕かれ、温かい水とともに、仕込槽へ
   ↓
麦芽のデンプン質は、糖分に変り、ゆっくり時間をかけてろ過し、澄んだ麦汁に
   ↓
麦汁を発酵槽に移し、酵母を加える。
最初の数日は、もの凄い勢いで発酵している。ぼこぼこ泡を回流させて、しばらくすると発酵は静かになる。
   ↓
いよいよ蒸留
ずんぐりした特長ある釜。いろんな形がある。
単式の蒸留釜で2回蒸留が行われて、ニューポットと呼ばれる生まれたてのウイスキーの出来上がり。
   ↓
ニューポットは、木樽に入れられ、静かに熟成の眠りにつく。
樽の種類によって、それぞれ特徴が異なる。小淵沢は、冷涼な土地なので、熟成が進みやすい小さな樽が使われることが多いそうだ。日本産のミズナラを使った樽は、白檀のような香りが特徴で、高い評価を得ているようだ。


さあ、熟成庫へは、バスに乗って移動
バスを降りるときガイドお姉さまから、アルコールの匂いが弱い方は、ご注意くださいとのこと。? 

中へ入ると、たしかに目にくるようなウイスキー香だ。鼻や喉に来る。ポケットからすかさずマスクを出したけど、まったく効果なし。す、凄い! でも、人間とは、さらに凄いもので、見学しているうちに慣れてきた。

樽は、詰められて年の判が押されている。一番古いのは、白州蒸留所ができた1973年のもの。40年ものだ。
どの樽も同じ味のものは無く、ブレンダーの手によって、ブレンドされ瓶詰めされる。一つの樽からのみ詰められたものは、カスクと呼ばれて、高価だ。

いよいよ試飲タイ~ム♪  運転をしてくださっているN先生、ごめんなさ~い! 
試飲会場に入ると、お、もう飲んでる人がいる! オヤジ~、めちゃ、早い! 我々は、少し遅れて試飲開始。 一番スタンダードなものをソーダ割りで、次は、12年ものをソーダ割りと水割りで。私は水割りの代わりにストレートでいただいた。
いや~、ウイスキー好きにはたまらない時間だろうな~。一応三杯までとなってるけど、きっと分からない。それから、有料試飲も100円で出来る。次ぎにいけるとしたら、この有料試飲で、珍しいものにチャレンジしたいな~。

いやはや、いやはや、見て、聞いて、飲んで、匂いを嗅いで、体温で感じて・・・と、本当に五感で楽しめる工場見学となった。
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ウイスキーのお勉強?@ワルン・ロティ

2013年04月05日 | 店主の休日飲み歩き
ただただ、飲み歩いているばかりでない私です。お酒には、ワインやビール・日本酒のような醸造酒とウイスキーや焼酎のような蒸留酒があります。 ワインはどこまででも飲めるのに?なぜか、ウイスキーは酔っ払ってしまうのです。それも、少量で! アルコール度数が高いのもあるでしょうが、なぜか体が過剰に反応してしまうようです。
だから、普段は、めったに飲まないウイスキーですが、酒好きとしては、知っておきたいのです。

ワルン・ロティは、洗足にある住宅街のパン屋さん(金・土・日のみ営業)ですが、店主はちょっとした有名人。国産のこゆきという小麦の天然酵母パンを焼いています。彼女は、パンだけでなく、ワイン、チーズと知識が豊富で、毎年秋から春にかけて毎月、ワインとパンの夕べというセミナーを開催しています。ご縁あって、このセミナー、開催が火曜日なので、行くっきゃないでしょ~!と通い始めて4年くらい経つと思います。
先月は、ウイスキーがテーマでした。

講師は、現役弁護士でありながら、ウイスキーに魅せられ、スコッチ文化研究所主任研究員、NPO日本スコットランド教会監事というタイトルもおもちの紳士。

ウイスキーの用語って、どうも本を読んでも頭に入ってこなかったのですが、飲みながら(笑)だと入ってくるんですね~。ピートとは? カスクとは?
 
今回は、5種類のウイスキーを飲み比べて、色、香り、味、バランス・・・と、テイスティングしました。 小さなプラスチックのカップに、少~しずつなのに・・・やっぱり、いい気持ちになってきた・・・。いつもは全く変わらない顔色も、ほんのりピンク色。あら?私って、お酒弱いのね~?と、勘違いしてしまいます。
ピートという炭化した土を蒸留するときに使用すると、ヨードチンキみたいな独特の香りがつき、熟成するのにシェリー樽を使ったり、バーボン樽を使ったりの差や、産地の特徴、などなど、ウイスキーも奥深い。


なんだか、蒸留釜の写真を見ていたら、本物を見たくなってきた。
・・・で、来週は、小淵沢にあるサントリーの白州蒸留所に行くことに決めた!
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