自由が丘 ワイン処 コッコロ 元店主の美味しいもの日記

ワイン大好き、イタリア大好き、
美味しいもののためなら何処へでも♪

トリオンファーレ市場

2012年02月29日 | ローマの休日
1月9日月曜日、今日は最後の日。昼正午には宿を出て3時の飛行機に乗る。
さあ、最後の買出しだ。朝7時半、まだうす暗い街に出て、オッタヴィアーノ駅に向かう。バチカンに向かう道に、昨日も行ったカネストローニの本店がある。ここは、50周年、私と同じ年(汗)、親しみを感じるな~。朝一番で行ったので、店内は客が少なく、スタッフと言ってもおじさんとおばさんだが、も親切に対応してくれる。時間がないので、買いたいものだけ、さっさと買う。 まずは、オレンジの皮にチョコレートをかけたチョコレート菓子を500g これが甘さがほどよくオレンジの皮も分厚くてフルーティなのだ。酒にもあうし。
それから、今度こそコーヒー豆を買おう。4種類あったが、この店の名前がついたカネストローニ・ブレンドみたいなものを500g すんなりお買い物終了。

そして、次は、駅まで引き返し、反対側を歩く。大きな通りを2ブロック→右折して次の信号まであるく。左折してすこし行ったところがトリオンファーレ市場だ。昔は、ほったて小屋が並ぶ露天の市場だったが、今は、綺麗なビルの一階に入っている。約280店舗が入っているそうで、とにかく広い。野菜に肉、魚、チーズ、生パスタ、乾物、卵、ワイン、キッチン雑貨、洋服まで、それぞれの専門店が入っている。ワインは、大きなステンレスタンクに入っていて、ガソリンのように測り売りだ。


ここで、ローマの典型的なパン(でかい)と、最初にはまったビアンカ(白フォカッチャ)を購入。 そして、朝ごはんのピザもポコポコといいながら、購入。ズッキーニがたっぷりのったピザ。あたためてくれて、美味しくいただく。やっぱり美味いっ!


オリーブ屋さん  お姉さんがいたので、「これ下さい」と指さすと、ちょっと待ってと売ってくれない。あれ~?と思っていたら、どうやらこのお姉さんは、隣のブースのお姉さんで、オリーブ屋のお兄さんが戻ってくるまで、親切にもも店番をしていたらしい。


八百屋さん  アーティチョークのギザギザをむいてレモン水に漬けている。仕事が速い。ここでも、アーティチョークを3つ買って、日本に密輸。


お花のように綺麗にカットされたアーティチョーク 奥は、ローマのカリフラワー、ロマネスコ
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カストローニ 食材店

2012年02月28日 | ローマの休日
ヴァチカン近くにあるのが本店だが、今日は、ナツォナーレ通りの支店に行ってみることにした。入り口すぐは、あめやジェリー、チョコレートの量り売りで、壁一面にカラフルにディスプレイされている。入って右はバール。カウンターの台一面がガラスになっていてコーヒー豆がぎっちり、おしゃれだ。でも、どうやってコーヒー豆を買うのか判らない。バリスタが激しく働いているけど、客がいっぱいいて、どうやってどのタイミングで頼めばいいのかわからない。???ばかり、急に田舎者になった気分。 どうやら入り口のキャッシャーのおばちゃんに支払いしてレシートをバリスタに見せるらしい。よく判らなかったので、コーヒーを先に飲んで支払いが後になってしまった。しかしここのキャッシャーのおばちゃんの愛想のないこと。もっと楽しく働こうよ~。
地下に降りると、イタリア各地の食品、オリエンタル、紅茶など、綺麗に並んでいる。ここでは、モスタルダ(辛いジャムのようなもの)を購入。これは、通常チーズと供にいただくようだ。いちじくやフルーツミックスなど、ビン物は重いから買いたくないけど、日本では売ってないし一つかごに入れる。それからロレーナのところで見かけた、バルサミコ・クリーム。これは、バルサミコがクリーミーになっているので、ケチャップのように皿に文字がかけちゃうくらいの粘度がある、使い勝手がいいし美味しい。ぐる~りと棚を端から端まで見ていると、オリエンタルのコーナーにしょうゆや焼き海苔を見つけた。漢字が少し間違っているから、きっと韓国製とかかな~? あやしい。

さて、暗くなってきたし、宿に戻ろう。リパブリカ駅に戻る。駅の自動販売機に2ユーロ入れて、2枚チケットを買いたかったが・・・、チケットが出てこない。イタリアの自動券売機なんて信用してないけど、まさか、自分の番でそれにあたるとは。っち。
珍しく職員がいて、お兄さんに英語で説明。普通はかぎを持っていて機械を開けて詰まった部分を取り出したりするもんだけど、この職員、券売機をたたいているよ~。たたいても出てこないと思うし、動かないと思うけど。。。 あちこちたたいたり、ボタンを押したりしたけどあきらめて、私を中に誘導してくれた。でも、2枚買ったからもう一枚はどうなるのよ? お兄さんは、使い古しのチケットにスタンプを押してくれて、これを使えということだけど、次回使うときに、イタリア語で説明が出来るわけもないし、有人の改札とは限らない。一ユーロ損した、っち。

まあ、いろんな経験をすると面白いから良しとしよう。

チケットは、一枚一枚買うことも出来るけど、1日券とか3日券とかあり、バスと共用だから、数日ローマ市内をぶらぶらするときは、こちらのほうが便利。


おしゃれな入り口


リパブリカ(共和国)広場 右は三越も入っている建物。この下にリパブリカ駅がある。


A線とB線、2路線しかないローマ。 単純な料金システムのわりに、ずいぶんデカい機械。日本や韓国の地下鉄券売機とはずいぶん違うぞ~。日本のエンジニアよ、ここはまだまだ日本のテクノロジーを売り込める市場なのでは?



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オステリア・アッラ・フレッツァ・グスト

2012年02月27日 | ローマの休日
Aさん&Mちゃんとは、1月8日の昼でさようなら。ホテルの専任運転手マウロが、無事、空港まで連れていってくれる。きっと、車内で私の買ったミニ・カンノーロを食べてくれたことだろう。
さて、私は、広い部屋からこじんまりしたお部屋に移る。3人で泊まった部屋は赤が基調だったが、今度は黄色が基調。気分も変わる。 お茶を飲みながら、さて、遅めのお昼は何を食べようかな? 宿の近く、オステリア・アッラ・フレッツァ・グストにしよう。ここは、しばらく前に買った「ローマでお昼ごはん」という素敵なタイトルの本で狙いをつけていた。ここは、モダンな店舗、活気がみなぎっている。グループ客が多いらしく、私一人なのは、ちょっと奇異な感じだったが、ま、気にしない。ランチのメニューになっていたので、選択が少なかったけど、ペコリノチーズたっぷり(というより、どっさり)のったフレッシュ・サラダとボロネーゼソースのニョッキを頼んだ。周りを見渡すと、4人くらいのグループが多かった。そして、なんだか知り合いが知り合いを呼び寄せ、どんどんテーブルがつながって楽しそう。おしゃれな店員におしゃれなお客さんたちが集まっている感じで、ローマというよりミラノっぽいな~。



なぜここに来たかったかというのは、ここの入り口には、素晴らしいチーズ部屋があって、専任のチーズプロが管理をしているとのこと。外からもチーズの購入が出来るようになっているそうだ。そして地下にはチーズの試食室があるとか。 しばし、窓に張り付いて見ていた。

古代ローマ皇帝アウグストゥス帝の墓のあるアウグストゥス帝広場からすぐ


どっさりペコリーノ・チーズ


なつかしい味?のするニョッキ。 帰国後、作ってみたよ。



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ポルタ・ポルテーゼの蚤の市

2012年02月25日 | ローマの休日
1月8日日曜日、AさんとMちゃんは、午後の便で私より一日早くローマを発つ。風邪気味の私がまだベッドにいる頃、二人は7時半にはコロッセオ目指してホテルを出ていった。すでに地下鉄も一緒に乗って、乗り方もわかるだろうし、コロッセオの地下鉄出口は、車でローマ街中に移動する時に、ここだよ、と教えた。 チケットはTマークのあるタバッキか新聞スタンドで買えるよ、と伝えたが、観光客の多いローマ街中は、すでに自動販売機や有人の観光客用チケット窓口があって、地下鉄入り口のタバッキでは、すでにチケットは売ってくれなくなっていた。携帯のメールが入り、Aさん「地下鉄の切符が買えない~」 しばらく放っておいたら、「買えました!」と意気揚々のメールが追加で入った。良かった。
ここで、一言、「地下鉄は人が多いから、気をつけてね」と言っておくべきだった。これは、後の祭り。

さて、私は、蚤の市だ。 昔に買ったガイドブックに、宿の近くポポロ広場を越えたところに蚤の市が立つと書いてある。平均240店舗が軒を並べると書いてあり、私は、アンティークの食器を見つけたい。歩いてフラミニオ広場を目指す。朝は、人が少なくて、空気も澄んでいた気持ちいい。


すぐに広場に着いたが・・・・、おや、出ているのは4件くらい・・・????? あれ? 柵が張られた広場は、閑散としている。 あらら、ダメだ~、こりゃ。どうやらここでは、もう開催されていないらしい。 ポルタ・ポルテーゼに移動したのだろう。
ならばと、ポルタ・ポルテーゼを目指す。  地下鉄ピラミデ駅で降りて、テヴェレ川を渡るとすぐにポルタ・ポルテーゼ(ポルテーゼ門)があった。ポルタ・ポルテーゼの蚤の市は、毎週日曜日朝早くから2時くらいまでの間ひらかれる。 フラミリオで時間をロスしたので、11時半に宿に戻るまであまり時間がない。急がなくては。 おお、すでに人が沢山いて、店もごっさり出ている。やっぱり青空市は楽しいな~。アクセサリー、洋服、本、傘やかばん、時計、食料品、ガラクタも並んでいる。自分と友達用に、いくつかアクセサリーを購入。お兄さんは、今日、初めてのお客様だからオマケするよ、と言っていたが、もともと元の値段がイマイチ怪しいし、Grazieと言って、さっさと次へ。次へ行っても次へ行っても、終わらない・・・。なんて長い店の数・・・。とにかく、ここでも人を掻き分け掻き分け進む。はあ、まだかいな~。1キロは歩いたでしょ~。 もう、ダメだ~と思った頃、やっと終わりが見えた。そして戻らなくちゃ! 帰りも人を掻き分け掻き分け進む、時間が気になる、11時半に戻らなくちゃ。

ポルテーゼ門からスタート


ここが最後。途中、カメラを出すのは、スリなど危険だから、写真はこの2枚だけ。


テヴェレ川、この橋から次の橋まで、延々1,5キロくらいは、店が続いていたと思う。


来た道を戻る。と、おや? かわいいお菓子屋さん。ちらりと覗く。去年はなかったから、新しいお店だ。シチリアのお菓子専門店。おお、シチリアで食べたな~、リコッタチーズを使ったカンノーロ、カッサータ。カンノーロを3つ買って、ホテルに戻る。

小さいカッサータやカンノーロがいっぱい並んでいる。かわいい。


何とかというアニメのキャラクターらしい。帰国後、店で写真を見せたら、アメリカ帰国子女のTさんは、すぐにわかった。

走るように宿に戻ると、二人が窓から手を振っていた。私が鍵をもっていたから気になっていたけど、お掃除に入っているお姉さんにあけてもらって部屋に入れたのだ。良かった~。
遅れてごめんね。メールしたんだけど。。。
すると、Aさん、泣きそうな顔で、携帯をすられた・・・。えええ? 地下鉄で私にメールした後、ポケットに入れていて、すられたようだ・・・。あ~、気をつけてね、と付け加えうのを忘れたことが悔やまれる。私の携帯から日本に電話して、携帯の回線を止めてもらう。Aさんは、せっかくのコロッセオも上の空だったらしい。最後の日、疲れや緊張がゆるんでいるところに、事件は起きるのだ。
日本に帰り、スマホに替えました~と、明るくメールが入っていたときは、さすがAさん、後ろを振り向かない。
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幻のクッチーナ

2012年02月23日 | ローマの休日
週末のローマ、人、人、人で、人を掻き分け掻き分け、宿に到着。 Mちゃん&Aさんも帰ってきた。バチカン→サンタンジェロ城→宿とずっと歩いていたようだ。午前の分も合わせると、きっと2万歩は軽く歩いているに違いない。おまけにサンタンジェロ城は、階段を上まで上がってきたそうだ。私とさほど年齢の違わないAさんは、かなり頑張ったようだ。

彼女たちが帰ってくる前に、クッチーナというキッチン用品を扱っているお店が宿の近くにあるのを知っていたので、行こうと思ったが、場所がイマイチ怪しい。私が持参した地球の歩き方には出ていない。家に置いてきたガイドブックに出ていた。シマった。 
へとへとになってベッドに横になっていたAさんも、行きたいとマークをしていたようだ。う~む、疲れているけど行くか。ガイドブックで場所と時間を確認する。閉店7時半。今、何時? 7時15分。あ~、厳しい。 でも、とにかく行ってみるかっと立ち上がった瞬間。 トイレに行く、とAさん。 あ~、もうダメだ。 仕方ない、今日はあきらめよう。
でも、今日は、ではなく今回はあきらめようになった。というのも、日曜休み。そしておまけに月曜の午前中も休み。(私は月曜の正午に宿を出て空港に向かわないといけない)
しょうがない、ひとまずは、夕飯を食べに行くまえに、お茶でも飲んで、ひと休みするか。とMちゃんが、お湯を沸かしてくれる。「あ、クッチーナって、ロゴが入っている・・・」と、ティファールの敷物として丸い鍋敷を発見した。かわいい。 ますますクッチーナへの無念が・・。

さあ、気を取り直して、ご飯だ。 すでにへとへと、遠くには行きたくない。宿から、2分くらいのオテッロ・アッラ・コンコンディアというトラットリアに決めた。店は、なかなか賑わっている。今日は、パスタを食べよう。ローマのパスタ、カルボナーラとアマトリチャーナ、それからボロネーゼ(これはボローニャのパスタだけど、ロレーナのところでは絶対出ないメニュー) 野菜のグリルもいいな~、そして最後にもう一度アーティチョークを食べよう。


素朴だけど、野菜の味が濃いから美味しい。


素朴で地味すぎるメニューだから、リストランテでは決して出ない。アーティチョークを茹でただけのもの。でも、そのシンプルなのがいいのよ。


パスタは、繊細な麺の湯で時間にこだわる日本人の勝ち!
カルボナーラはしょっぱく、粉っぽかった(ゆでるお湯がにごっていたに違いない)

最後にコーヒーをいただきたかったけど、おしゃべりに夢中になっている店員。全く我々のことは見ていない。あ~ん、もう、いいや。宿に帰って、早く風呂に入ろう。

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