自由が丘 ワイン処 コッコロ 元店主の美味しいもの日記

ワイン大好き、イタリア大好き、
美味しいもののためなら何処へでも♪

レトロな清澄白河 じゅん散歩風

2016年12月20日 | 日記
麹町に用事があって出かけた帰り、半蔵門線のホームに降りると、中央林間行きがちょうど出たとこだった。あ〜あ、ほーっと路線図を見ていると、あ、清澄白河、ここから遠くない・・・と反対側の電車に衝動的に乗り込んだ。清澄白河には、一度行ってみたい店があったのだ。

それがここ、「チーズのこえ」

北海道産ナチュラルチーズ専門店

「チーズは喋ることができない。コンシェルジュだけがチーズの声を聴くことができる」との思いで、この店名になったようだ。
北海道のチーズ工房が出資して立ち上げたそうで、そのチーズのこえを伝えてくれるのは、コンシェルジュの今野氏。

ショーケースをのぞいてみると、先月訪問したチーズ工房タカラ、はやきたチーズ、昨年訪問した米村牧場のチーズも並んでいる。 きれいに並べられたチーズたち、知らないチーズもたくさん♪ 見ているだけでうれしくなる。 今野氏のおすすめは、ニセコチーズ工房がつくっているモンドール。 お値段は3000円と、、、それなりのお値段(;^ω^) でも、日本のチーズもここまで来たか〜と、感動。
今は、北海道だけでなく、情熱を持ったチーズ工房が全国にたくさん出来ている。 フランスやイタリアのチーズ日本版もあれば、日本らしい酒粕をつかったり、味噌をつかったりと、ユニークなものもある。 これからも、日本のチーズからは目が離せない。

初めて降りた清澄白河駅、じゅん散歩でないけど、ぶらぶら歩く。 東京指定名勝の清澄庭園は、四季を感じることができる回廊式庭園。 松尾芭蕉ゆかりのお寺や、江戸時代の様子を楽しめる東京江戸資料館など、見どころもたくさんあるようだ。

関東大震災の復興で建設された、コンクリート造りの住居付き店舗長屋 「旧東京市営店舗向住宅」 市営っていうのが凄い。昔は東京市だったってことだよね。

今も現役。 50戸近く並んでいるそうで、間口が統一され、3つ並んだ窓ガラスも統一されていたそうだ。 当時とすれば、ハイカラな商店街だったにちがいない。

そして、永代橋とともに国の重要文化財に指定されている吊り橋「清洲橋」

橋からは、スカイツリー。 この橋、見たことあるよね〜・・・。 ドラマのロケとかにもよく使われている。 「ロンバケ」う〜、古い(^▽^;)の撮影もここ。 はい、頭の中で、久保田利伸の唄が流れてきます。

両国国技館も近く、相撲部屋も多い。


さあ、そろそろ帰ろうかな〜と、駅に戻る途中、赤い看板が気になり立ち止まると、中から「どうぞ」
小さなワインショップ 「おすぎ」
先月オープンしたばかりとのこと。 オーナーも若い。

どんなものがあるかな〜・・・と棚を物色していると、お車でなければ、どうぞ。
と、ニュージーランドのソーヴィニオン・ブランをグラスについでくれた。 ふふふ。
どんなのをお探しですか・・・
今度は、ルーミエのモレ・サンドニ 2000年を試飲させてくださった。 試飲というには、立派な量。ラッキー\(^o^)/
何も買わないで出られない・・・小心者の私。 ま、年末年始で飲む機会も多いから一本買うか。 と、結局、リーズナブルなスペインの白を購入。
ここでは、おすすめのワインバー情報もゲットした。

今日そこへ行ってしまったら、帰りは何時になってしまうか怖い。 なのでお楽しみは次回に残し、さっくり食べられそうな、「深川めし」をトライ
渋〜い、深川めしの店「深川釜匠」


じゃ〜ん、あさりてんこ盛り「深川めし」
それから、ご自由にの漬物


深川めしは、二種類あるらしく、もともと漁師町だったこのあたりで誕生したぶっかけ風の汁だくのもの。それから、家庭などで食べられる、あさりの炊き込みご飯。 私が頼んだのは、後者の方。

店内は、かなりシブイ

しばらくすると、ガテン系のお兄さん3人組が入店。 常連らしい。 「どんぶり三つ〜」
兄さんたちは、ぶっかけ風の方を頼んだ模様。

いや〜、なかなか清澄白河、面白い。

東京江戸資料館も、ただの文献などが並ぶだけで面白くないんだろうとスキップしてしまったが、調べるとどうやら長屋が再現されていたりして、なかなか面白いらしいのだ。岩崎弥太郎も手をかけた清澄庭園・公園もゆっくり見てみたいし、また来よう。 桜の季節は隅田川のほとりも綺麗そうだしね。
そうそう、有名なブルーボトルコーヒーをはじめ、コーヒーの街としてコーヒーをテーマに廻っても面白いかも。











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日帰り温泉 百観音温泉@埼玉久喜

2016年12月12日 | 温泉
二十歳の甥っ子は、ちょっと変わっている。 若者同士わいわいするより、一人でマイペースに過ごすのが好きなようだ。 彼の彼女からは、「おじいちゃんみたい」(^▽^;)と言われているらしい。 平成生まれのくせに昭和な甥っ子・・・ある日、私が母と兄家族が住む実家に帰っていたとき、「あ〜、肩いて〜。 温泉行ってくる」と、さっと車で出かけていった。彼曰く、一発で治るんだとか。。。(◎_◎;)

ホントかよ〜?とずっと気になっていた。 兄夫妻も気に入っている日帰り温泉らしく、回数券とかを使っている。 今度、連れて行って〜とお願いし、とうとう実現。 実家からは、有料道路を使えば車で20分強。

電車でも、JR宇都宮線 東鷲宮(ひがしわしのみや)駅から徒歩すぐ! 便利な日帰り温泉だ。

渋〜い温泉。 隣にはお寺。

都心によくある地下深〜く圧搾した温泉でなく、自然に湧いた温泉ということ。 噴出量も豊富で、57度、源泉かけ流しの湯はうれしい。
ナトリウム塩化物強塩温泉は、独特のお湯。 最初は一つだった湯舟も、ここ数年で数も増えたとのこと(by 兄嫁) 内湯はジャグジー、サウナもある。 露天は、寝湯、炭酸湯、一番噴出口に近い濃い?お湯、広いお風呂と広々4か所もある。 凄っ。

強塩ということで、かなりしょっぱいお湯。 寝湯に転がって月を眺めていたり、炭酸湯を楽しんだり、ぐるぐるしている間に1時間くらい入っていた。最後に、一番最初からある湯舟に浸かって〆ることにする。 色は茶系、すべすべの美肌系、そしてオイリーな匂い。 新潟にもあるみたいだけど、、昔、このあたり原油でも出たのかしら・・・?

そして、あれ?って感じたのは、湯舟を出て体をふくとき。 すぐに水分が消えて、あんまりバスタオルが濡れない??? 不思議なお湯。 その後、ほかほかも凄〜く長く続いた。 もしかして、甥っ子が言っていた「一発で、肩こり治る」のも、大げさではないのかもね。
私の膝は、一発では、無理だったけど・・・(;^ω^)


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身延山で修行?

2016年12月07日 | 旅行
奈良田からバスに乗り、降り立ったのは身延山の門前町。

何か面白いものないかな〜?と物色するも、日蓮宗の町?、、仏具やばっかり(^▽^;) とぼとぼ身延山久遠寺へ向かう。

立派な三門


紅葉もきれいで、すがすがしい。


三門をぐぐり、歩きづらい石畳をゆるやかに登っていくと、、、、え?

(◎_◎;) 280段の石階段
苔むしちゃってるし〜。

む、む、無理〜〜。 これ以上、す、す、進めない( ;∀;)

健脚チームのリーダーKせんせは、楽勝だろうけど、膝の痛い私には死ねっって感じ(・。・;
選択としては、
1、階段を死に物狂いで上る
2、ちょっと無理して、迂回する男坂を上る
3、時間をかけて、遠回りして女坂を上る

う〜む、選択2で、お願いします。と、Kせんせと男坂を進む。 それでも、膝が痛い・・・途中、脂汗をかきながら、引き返すことも出来ない・・・もしかして、とんでもないとこ来ちゃった?
昔の人は、偉かった。 すべて歩いたんだもんね。

上り切ったところで、もう、限界〜(^▽^;)

しかし、、、こ、この階段は、凄い。

身延山久遠寺 本堂

日蓮大聖人が、1282年に入滅されるまでの最後の9年間を過ごした地。
そして療養のため故郷へ向かう途中、東京池上で入滅。
いや〜、我々がバスでここまで来るだけで、大変なのに・・・それはそれは長い故郷への道だったんだろうな・・・😢



ここからロープウェイに乗って、奥之院を目指す。

往復1400円。 高っ、と思ったけど、高低差763m、これは関東一なんだって。
そして、このレトロに見えるロープウェイは、JR九州新幹線つばめや、豪華列車ななつ星をデザインした水戸岡鋭治さんの作品だそうだ。
本来なら、この先に富士山が見える。 本日は、曇りなり。

奥之院


日蓮大聖人が700年前に手植えされたとされる杉の木

4本あって、長寿のパワースポット

さ、帰り、選択3で、お願いしま〜す。
女坂

想像したより、男らしい女坂(・。・;だった。

ここが、階段、男坂、女坂の分かれ道だったことを、下った後気づく


はあ、私には、充分修行でした〜(;^ω^)









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奈良田温泉 宿の周りをお散歩

2016年12月05日 | 温泉
11月21日、朝風呂でスタート♪ なんて幸せなんでしょう。

つるつるのお湯は最高〜なんだけど・・・
日によって匂いや湯の色が変わるという、このお湯・・・昨日と同じく、うっとなるくらいの硫黄臭・・・(;^ω^) 今日も、命がけ?の内湯タイムだ。
そして、この硫黄の匂いを身にまとい、東京に帰る我々(;^ω^)・・・ま、いっか。

朝ごはん

納豆にのり、卵、山菜・・・健康的じゃの〜。
きびごはん、黄色いプチプチが入っている。 お腹はそこそこいっぱいだけど・・・えごまのふりかけが食べたいがために・・・お代わり。
太るわけよね・・・(^▽^;)

身延方面へのバスの時間までは、あと一時間・・・お散歩に出かける。

朝の澄んだ空気、鮮やかな紅葉 日本に生まれて良かった〜。

宿の周りは、なんにもないのだけど、唯一のカフェ・・・
「鍵屋」、ユネスコエコパークステーションも兼ねている。


中を覗いていると・・・開店1時間も前なのに・・・「コーヒーだけなら、どうぞ」、中に入れてくれた。 親切〜。

築200年の古民家を移築したそうだ。 天井も見事。

テーブル&イスの席もあって、膝の痛い私には、うれしい。 食器は、地元の方の作品、ケーキも地元の食材を使ったりしている。

こ洒落ている

はあ、まったり

と、ゆっくりしていたら、お、バスの時間だ〜。と、急いで戻る。
また、ここから1時間半の旅(;^ω^)

奈良田、凄い秘境だった。 でも、こんな山奥に1300年もの歴史があった。 奈良田から数キロ下ったところには、西山温泉郷というのがあって、そこには、なんとギネス認定、世界最古の温泉宿が現存しているという。 もちろん、建物は建て替えされているけど、川のほとりに建ち、きっと部屋からの眺めは、紅葉が迫ってくる絶景だろう。 ネットでチェックしてみると、それなりの高級宿。

西山温泉 慶雲館 (バスの中から撮影)

そういえば、先週の千葉、舟勝のカウンターでご一緒したご夫婦が言っていたのは、ここだな。 食事は、イマイチって言っていたけど・・・(;^ω^)

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七不思議の湯 奈良田温泉・白根館

2016年12月01日 | 温泉
いや〜、11月、よく遊びました〜(;^ω^) 最後は、Kせんせと山梨の秘境、奈良田温泉へ。
9月、店を閉めてリハビリ的に行ったのが、山梨裂石温泉・雲峰荘。 そこに宿泊していた知らないおばちゃんに、奈良田温泉を薦められた。 温泉好きのKせんせも、温泉仲間?の噂で知っており興味があるという。 なら、行こうよ、とその場で日程決定。 こういうことには、すぐに動く我々(;^ω^)

11月20日(日)
しかし・・・長かった、奈良田温泉への道・・・

まずは、新宿から身延行きのバスに乗る。 9時45分に出発して13時15分着 → 身延からまたバスを乗り換えて13時35分に出て、奈良田温泉着15時15分 うう、バスだけで5時間半(◎_◎;) その前に、新宿まで自宅から1時間を合わせると、6時間以上の道のり・・・( ;∀;)
身延駅
新宿から甲府まであずさに乗り、身延線に乗り換えてもいいが、乗り継ぎの便や料金を考えると直行のバスが便利。

身延からかわいいバスに乗り換え。 早川渓谷を登っていくカワセミの早川町営バス♪

以前、和歌山の秘境・龍神温泉へのバスもこんなだったが、こっちの方が乗り心地は良かった〜。

道のりは長いが、赤、黄色と色づいた景色を眺めながらだと、全く飽きない。


やっと到着

日本秘湯を守る会の宿 白根館

窓からの景色は、ダム・ヴュー?

さあ、さあ、温泉通の間でも、これは凄い!と評判の湯は、どんなだ?

男女入れ替え制で、露天x2、内湯x2
アプローチも素晴らしい(^^♪ 期待が膨らむ膨らむ♪


内風呂の戸を開けると・・・う、う、く、臭いっ! 硫黄の匂い〜、+アンモニア臭・・・

ここのお湯は、含硫黄ーナトリウムー塩化物泉 (低拡張アルカリ高温泉)
1300年の歴史を持つ、七不思議の湯と呼ばれている。 効能も様々だし、湯の色も、透明、グリーン、白濁・・天候温度により日によって違うのだとか。我々が行った日は、少し緑かかった透明の色だった。 硫黄の匂いも日により強弱があるようだが、、、夜も朝も、強烈・・・(;^ω^)

でもでも、、、確かに凄い湯だ。 入った瞬間から、ツルツル\(^o^)/ 密度が濃いというか、とろっと重いお湯。しかし・・内湯は、硫黄で倒れそう・・・生命の危機さえ感じる(笑)

さ、体があったまったら、露天へ♪

紅葉の山々を眺めながら、なんと贅沢なことか・・・
今年は、紅葉も2週間くらい遅れていたようで、全く期待していなかった紅葉、ラッキーだった。


ここ、秘境の地に来るのは大変だけど、、、ここを守る宿の苦労は、並々ならぬものがあるんだろうな・・・

そして、夕食♪♪

丸めたポテトサラダにあかね鱒のスモークをのせてあったり、
生湯葉を重ねたものや、手作りこんにゃく・・・と、一つ一つ凝っている。
牡丹鍋は、宿の男衆が狩猟(;^ω^)してきたほんまもんのイノシシ🐽

絶品だった揚げ蕎麦がき 奈良田の郷土料理なんだって。 美味しい〜♪


ヒメマスは、塩焼きでなくて、スモーク♪

これまた、ぶっくら〜。

シイタケのフライも肉厚で、肉系が入っているかと思ってしまうほど味が濃い。 そして、この激ウマのごぼうチップス♪


具だくさんの味噌汁にごはん ごはんには、えごまのふりかけ♪ このえごまふりかけ、ハマリます! 宿主が時間のある時に作っているんだって。


いや〜、噂通りの凄いお湯に、秘境の地とは思えない、繊細かつレベルの高い食事、満喫だわ〜♪
薦めて下さった、あのおばちゃん、手配をスムーズにしてくれたKせんせに感謝。


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