自由が丘 ワイン処 コッコロ 元店主の美味しいもの日記

ワイン大好き、イタリア大好き、
美味しいもののためなら何処へでも♪

小布施で北斎三昧

2023年06月24日 | 長野2023

今回の長野旅、まずはメインの渋温泉・金具屋の予約をすることから始まった。

せっかく新幹線に乗って出かけるのだから、一泊二日ではもったいないな~と、もう一泊長野市内にも泊まってみよう。ビジネスホテルなんて、たくさんあるだろうから、楽勝で予約できるだろう、と思っていた・・・・、が、3月25日(土)だけがどこも満室。え? どういうこと? いろんなサイトを見てみるけど、やっぱり空室が無い!

結局、長野市内は諦め、唯一、予約のとれた宿が

小布施(@@;)の宿

しかもユースホステル(^0^;) ご一緒したF先輩は、人生初のユースホステル。

ドキドキ、いわゆる2段ベッドとか、談話室があったり? アラカンでユースホステルとは・・・

不安でいっぱいだったけど

行ってみると、我々の部屋はそれぞれシングル個室

なんだか実家の自分の部屋みたいな・・・妙にリラックスできるお部屋でした。

荷物を預け、ぶるぶら。

    

東京より一足遅い春の訪れ。

美容院の入り口に垂れ桜の盆栽、素敵♪

宿からすぐ近くには、北斎館。

北斎が小布施の豪農・豪商高井鴻山の招きで小布施にやってきたのは、なんと北斎83歳の時だったという。その年齢で晩年の集大成を作り上げていった。

二台の祭り屋台

       

迫力ありますね~

 

この除魔絵は、太宰府に行ったときに九州国立博物館で観たな・・・小布施で再会だ。

さあ、そろそろお昼にしましょ。

 

昨日食べ損ねたお蕎麦(^0^) 美味しゅうございました。 お庭の素敵なお蕎麦やさん。

 

小布施の造り酒屋♪も寄ってみる。

お腹も満たされ、さあ、北斎の大作に会いに行きましょう。

小布施に来たなら、これは外せない、岩松院へ。

ここでもタクシーの運転手不足なのか、タクシーまったく見つからず、運動のために歩く。

田舎の道を歩くこと30分

着きました~

ああ、垂れ桜のつぼみが膨らんでる、、桜の時期も良さそうですね。

写真を撮ることはできなかったけど、北斎晩年の傑作「八方睨み鳳凰図」を目に焼き付ける。

21畳の天井画は、圧巻、なんと北斎89歳の魂の傑作。

ここの庭には小さな池があって、有名な一句の碑がありました。

   

春になるとこの庭にヒキガエルが集まるそうで、俳人小林一茶が、一句を詠んだ。

「やせ蛙まけるな一茶これにあり」

さあ、そろそろ宿に戻りましょう。

長野の地元スーパー「ツルヤ」に立ち寄り

 

ツルヤオリジナルのジャムの品揃えが凄い。そして、PBのレトルト食品も豊富。ジュース類も魅力的~♪ ここでタクシーを呼んでもらって宿まで。

宿の女将さんに夕飯のいただけるレストランを教えてもらい向かったのは

栗の小道にあった”Evolve”

中に入るとお客さんいない(^0^;)・・・大丈夫か? と心配になる。

まずはワインをいただこうかしらん。

「グラスワインは何がありますか?」

「赤と白ワインがあります」

え??? だからどんなのがあるかって聞いてるんですけんど(^0^;) 大丈夫なん?

しか~~~し、裏切ってくれましたよ。

コッコリ  これは、フィレンツェで私が家庭料理を習ったときに作ったヤツ♪

揚げシュー生地(もしくはピザ生地)に生ハムとリコッタチーズをのせて食べる。懐かしい~

私が営んでいた店コッコロの名前のヒントになった食べ物です。

栗のフリット

オサレでないのぉ~~!

信州豚のロースト

 

信州牛のラグーソース

ゴルゴンゾーラのニョッキ♪

持ってきてもらったワインも、長野高山村のワインだった。

これもバランスが良くて凄く良かったです。

信州たかやまワイナリー

Nacho の白と赤

長野の方言で「なちょ」は、どう? どうしてる?と相手を思いやる気遣いの言葉なんだそう。

そして、小布施といえば、栗

栗と言えば~、モンブラン♪

目の前で、生モンブラン作成中

  

おおおおお、美しく輝くモンブラン「朱雀」

テンション上がりまくり~~

朝から充実した小布施の一日となりました。

長野のホテルがいっぱいだったために小布施の地に来ることになったけど、偶然だったけど、結果、素敵な旅となりました。

長野駅付近のビジネスホテルがいっぱいだったのは、ジェネレーションズのコンサートが長野で開催されるためだったそうです。ジェネレーションズ万歳、推し活、恐るべし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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渋温泉 金具屋③

2023年06月17日 | 温泉

翌朝食後に源泉ツアーがあるという。金具屋が所有する4つの源泉を廻るツアーなのだ。

なにやら楽しそう♪ 小雨が降っていたけど、意気揚々集合場所のロビーへ。

あれ? 昨日の建物ツアーには30人くらい集まっていたのに・・・、今朝は、我々と親娘の2組のみ。

みんな関心無いのかな?

さてさて、ツアーの案内人は、8代目当主。 我々より少し若いくらいかな。

まずは、昨日一番最初に入浴したステンドグラスの浪漫風呂の源泉へ

   

風呂のすぐ後ろです。 洞窟のよう、ドキドキ

次は、朝一番に入った鎌倉風呂の源泉

 

渋温泉、源泉は90度以上で湯量も多い。なので湯ノ花が高圧で配管の壁に圧縮してつまる。

それを味見?してみると、少し塩っぱくて少し苦い。

これが渋温泉の名前の由来のようで、海の無い長野、昔昔は、貴重な塩の代用品とされたそうだ。

途中、にゃ~、にゃ~と、にゃんこもツアーに参加? みんなで振り向くと、逃げちゃったけど。

そして、金具屋が所有する3つめ、4つめの源泉は、車に乗って移動。 川の向こう側にあります。

 

出たての源泉をバケツに入れてくれて、手を入れてみる。熱いのでほんとに一瞬サッと。

手が気持ちすべすべに。フレッシュな温泉のパワーは凄い。

そして、温泉愛に満ち満ちている8代目、熱く温泉を語ります。

今度は、間欠泉を体験!

  

凄い勢いで温泉が噴き出ます。おおお、圧巻!

これは、別府地獄めぐりの龍巻地獄だ~。 でも、こちらの方が噴出量が多く、5分もすると、また勢いよく立ち上る(別府は15分間隔くらいだったと思う)

ここの源泉が川を渡って、我々の部屋にある部屋風呂に運ばれるそうで、、、、100%源泉の温泉が部屋でも楽しめる・・・。なんとも贅沢。

しかし、4つも源泉を持っていると、大変なのはメンテナンスだ。 1月に1回はパイプの湯ノ花を掃除しないと詰まってしまう。しょっちゅう掃除しているらしい(@@;) 

こんな感じで湯ノ花が堅くパイプに付着する。

いや~~~、素晴らしい源泉ツアーだった。 ありがとうございました!!

参加しなかった他の方々、なんてもったいないことを(^^ゞ

これに参加したら、また温泉に浸かりたくなった。

んが、んが、8時半にスタートしたはずなのに、部屋に戻ったら9時45分(@@;)

たっぷり1時間以上の源泉ツアー、これを毎日開催している8代目、凄いです。温泉愛のたまものですね。

10時チェックアウトに、まだ荷造りしてな~い。おお、部屋風呂を楽しむ時間なんてな~い(T-T)

後ろ髪引かれながら、汗だくでチェックアウト完了し、10時発の送迎バスに乗り込む。は~。

また、来なくちゃ(^0^)

 

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渋温泉 金具屋②

2023年06月17日 | 温泉

金具屋のごはんは、大広間で♪

 

信州牛のコースもあったけど、こちらはスタンダードな郷土料理

大人の我々にはちょうどいい。

朝も麦とろごはんで、さっぱりいただける。

 

さてさて、風呂の話(^O^)v

一泊で8つあるうちのいくつ制覇できるか・・・(^^ゞ

①ステンドグラスの浪漫風呂は、写真撮れず

②露天風呂

 

猿も出るらしい・・・

③ひょうたん型の鎌倉風呂

 

この3つのお風呂、全部源泉が違います(^0^;) 凄いな~

こちらの湯は、やさしい肌触りな感じ。雰囲気もいいです。

                   

入り口や脱衣所も面白い

④湯船がまさに舟の湯 富士山がバック

 

ここは新しいようだ。

こちらは我々の部屋から一番近い小さめの風呂  家庭の風呂みたいね。

残念ながらこちらは時間切れで入れず

あと3つも、入浴叶わず。

という訳で、4つの風呂をクリア\(^o^)/

頑張ったぜ(^-^*)

 

 

 

 

 

 

 

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渋温泉 金具屋①

2023年06月11日 | 温泉

渋温泉の中、ひときわ存在感を醸し出す金具屋、さてさて、どんな宿なのでしょう。わくわくします。

1936年に完成した木造4階建、今も現役の斉月楼、大広間は、国の登録有形文化財。 24部屋の客室に対して、8つもの浴室。4つの源泉を所有している。

真ん中が斉月楼、右が新館?我々のお部屋もこっち。

毎日満室のようでチェックイン時はバタバタしていた。しかも全国旅行支援も続いているから手間がかかる。私たちを担当してくれた仲居さんは、まだ20代であろう若い女性、かわいい。

まだ新人らしく、メモ帳を見ながら館内の説明をしてくれる(^0^;) 通されたお部屋は、思ったより広い。しかも、風呂無しだと思っていたら、風呂のついたちょっとアップグレードされたお部屋だった、ラッキー♪

 

広い入り口を入ると椅子とテーブルがあって、その奥にいろりみたいなのがある。(これはインテリア?)

早速、お手洗いで用事をすませたF先輩が戻ってきて、「トイレに壺があって・・・」というから、「え?」 まさか、お便器が壺??? もしくは、まさか水は、そこから流すとか??? 

ドキドキしてトイレを覗いたら、

 

トイレにまで、床の間のように、壺が飾られている(^0^)

ペルシャ絨毯?が滑る(^^ゞ 右手には、レトロな浴槽があって、蛇口が温泉で変色して黒い。

さてさて、まずはひとっ風呂入りましょう♪

写真が撮れなかったのだけど、ステンドグラスが昭和レトロ感満載で、昔はローマ風呂と呼ばれていた通り、ローマ風?の浪漫風呂へ。 あ~、テルマエロマエに出てきそう(^0^) (ご興味ある方は、宿の公式ページの美しい写真を見てみてね)

少し濁った、鉄分を含んだお湯。 ステンドグラスの外、裏側に源泉があって、再直で源泉掛け流し。 はあ、いい湯だね♪

さてさて、この宿の素敵ポイントの一つ、この歴史ある建物を、宿に泊まったお客様に伝えたい、という宿の方々の強い思いとサービス精神。毎日食事前に開催されるハウスツアーならぬ宿ツアー「金具屋文化財ツアー」 それは参加させていただきます♪

文化財の一つである大広間に集合

説明してくれるのは、この宿の9代目、若くてしっかりしています。

もしかしたら、私たちの部屋を担当してくれた若い女性は、9代目の奥様、未来の若女将???だったかも?聞いてみれば良かったな~。(^0^)

 

めちゃくちゃ広い、んが、柱がない。この屋根を支える特別な建築方法を説明してくれた。

天井は、お寺や城の天井と同じ。この広間は、木造4階建ての斉月楼の上にあるように感じるけど、斜面の上に直接建っている。

 

富士山をイメージした踊り場の窓、そして月を照明器具で。

水車で使用されていたパーツなんかも飾りで使われている。

遊び心が満載。

4階建て、現在も客室として現役で使用されている斉月楼の部屋は人気なので予約至難。

一部屋一部屋、違う。中は見ら(^0^)(^0^)

          

各部屋は一軒一軒の家のようなイメージで、軒下があり、この廊下は、外の道を歩いているようになっていて、軒下から上を見上げると空をイメージ(電気をつけると青い夜空)

目黒の雅叙園のような煌びやかな感じではないけれど、宮大工の技術と遊び、凄いです。

面白い! 

外は、ライトアップされて、さらに宿の風格を感じさせます。

 

は~、ため息でます。

 

 

 

 

 

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