自由が丘 ワイン処 コッコロ 元店主の美味しいもの日記

ワイン大好き、イタリア大好き、
美味しいもののためなら何処へでも♪

ボーヌのワイン祭り"栄光の3日間"③

2020年01月25日 | パリ左岸2019
ほろ酔い気分で広場に戻り、さあ、オテル・デユー(かつての慈善病院)博物館に入るか・・・と入口に向かうと、、、あれ?入れない(;・∀・) 時間切れでございました、あちゃ。

しかし、広場は、我々と同じようなほろ酔い気分の人でいっぱい。TV局も来ている。 それは、一大オークションが行われるから。
毎年第3日曜日に開催され、落札価格は、その年のブルゴーニュワイン全体の取引価格にも影響を与える。
そのオークションの様子は、大きなモニターに写し出される。


うほ~。
このオークション、樽売りです(;・∀・) 世界中からバイヤーが来ているし、個人でも仲介してくれる業者があるらしい。
もちろん我々庶民には無理なことだけど、超セレブなら自分オリジナルの名前の入ったオスピス・ド・ボーヌが作れるらしい'(ボトルにすると約280本) そして、そのオークションの利益は、病院の設備やオテル・デューの維持に使われるそう。

盛り上がっています。

なんか凄いな~。

さあ、そろそろパリに戻らなくちゃ。 ずっと案内をしてくれたSちゃんもこれからお仕事に戻る・・・とのこと(;・∀・)

またTGVに乗ってパリへ

あ~、いろいろあった一日だったけど、結果、やっぱり行って良かった~~!
今度は、ゆっくりしたいな~。

パリに到着したのは夜8時過ぎ・・・どこかレストランを探すエネルギーは残っていない。
そこでひらめいた💡のは、ガレット。
我々の宿のモンパルナスエリアは、ガレット屋さんがたくさんあるのです。 ガレットは、そば粉のクレープ、ブルターニュ地方の名物。 モンパルナス駅は、ブルターニュ地方に向かう列車が出る駅。 なんだか、上野駅的な?

宿から一番近い、ティー・ブレーズというガレット屋さんに入店。
とにかくシンプルなのがいい。

ブルターニュのバターのみの基本クレープ
バターも美味しいから、実はこれが一番美味しかったりして。

半熟卵とハム

これまたテッパン

これに合わせるのは、もちろんシードル♪ りんごのワインです。

これはスープではありませんよ(笑)
グラスでなく、どぶろくのように、茶碗で飲むのがブルターニュ流。

はあ、長い一日で疲れたけど、楽しい一日だった(⌒∇⌒)

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ボーヌのワイン祭り"栄光の3日間"②

2020年01月18日 | パリ左岸2019
ボーヌの駅から旧市街までは、徒歩10分ほど。


広場につくと、お祭り感満載、ワクワクしてくる~。

コンテ圏にあるボーヌ、ワインのお供、チーズやパン、サラミ、パテの缶詰等、試食させていただき、お買い上げ~。
熟成して食べごろのチーズ、美味いっ!の一言。 コンテ圏で作られるチーズ、コンテは、日本人にも食べやすい、ミルキーで美味みコクの強いチーズだ。 フランスでも一番食されているチーズ。 もちろんお買い上げ~~(^_^)v

お、長い列ができているブース発見。 何々・・・

赤ワインソースの中にポーチドエッグ♪ あったまる~~。
見た目は、おしるこ(笑)

お隣のブースで、オスピス・ド・ボーヌを一杯購入し(グラス付き)

幸せ~~。

ぷらぷら祭りの会場を歩く。
お、何だ、これ?

サラミ♪ 試食をいただくと、しっとりしていて、塩気も優しく美味しい~~。 しかも一つ5ユーロ。 コンテを乗せたものや、マールを加えたもの、ハーブが効いたものなど・・一つ購入したけど、あ~、全種類買えばよかった~。

この中に入ると、この町で一番有名な建物、"オスピス・ド・ボーヌ"がある。

中世に施療院として設立された、ゴシック・フォランボワンヨン様式という建築だそうで、鮮やかなモザイク模様の瓦屋根。
ワイン好きの方なら一度は、その写真を見たことがあることでしょう。
中世から20世紀まで、貧しい人々のために治療を施してきた慈善病院だった建物です。 現在は、その機能は移設されています。
足元のタイルも、そのモザイク模様


まずはお腹を満たすか・・・と、中の見学は後回しに・・・。

カエルちゃん料理の店も出てます。

星付きのレストランも出店してます。


シャブリ一杯付きのエスカルゴをお買い上げ♪


そしてスープ

栗のスープ、これが美味しかった~~。

生ガキ~♪


このお祭りの間、普段は解放されない蔵に行けたり、普段は試飲ができないヴィンテージものや稀少なワインも試飲できたりするとのことで、1軒行ってみましょう。

資料は、ツアーに参加できていれば入手できたのだろうけど・・・なにせ、乗り遅れ、自力で来ているので資料無し。
高級ワインであるブルゴーニュ、なかなか飲む機会もないし、どこへ行けばいいのか・・・
そこで、下戸だけど働いているオーベルジュのシェフにオススメを聞いてきたというSちゃんについていくことに。

訪問したのは、ボーヌの大手ネゴシアン、パトリアッシュ

二日間にわたってスペシャルな試飲セットが用意されている。
40ユーロの試飲(◎_◎;) 約5000円

勇気いります。

そこへ一組の日本人が出てきた。
「試飲、40ユーロもするから、やめといたわ~」

そうなんですが・・・
でもせっかくSちゃんのシェフのオススメだし、中をのぞいてみよう。
ついでにトイレも借りちゃうか(⌒∇⌒)

おお立派だね~。

ゴージャスだ~。

と、個室に誰かが忘れていった試飲のパンフ。
どれどれ・・・と試飲のワインリストを見ると・・・
おやおや、年代物やら普段は手の出ない銘柄がずらり・・10種類。

これなら、40ユーロはむしろ安い!

下戸のSちゃんには、見学のみのコース(17ユーロで、入場料としては、これはちょっと高い)
Tさんと私でテイスティングをシェアすることにした。

まずは、香りを勉強するコーナー


最初の白ワイン

サントネ

一杯ずつ試飲をしながら、セラーの中を進みます。


宝物探しの洞窟探検のようで、ワクワクが止まらない。

シャサーニュ・モンラッシェ、ムルソー、ピュリニー・モンラッシェと高級白ワインを堪能した後は、

赤ワインへ♪
ボーヌ・プルミエクリュ、フィサン・プルミエクリュ、ジュブレイ・シャンベルタン、シャルム・シャンベルタン・グランクリュ
と続く。

うほうほ、顔がゆるみ続ける(笑)

ぐるぐるとゆっくり暗いセラーを進む。


ところどころに試飲コーナーが設置されていて、一杯ずつ試飲を楽しむ。


オスピス・ド・ボーヌ プルミエクリュ 2000年のヴィンテージ
美味い~~~。
美味しいものには人が集まる。 優雅なワインになればなるほど、ゆっくり味わうようになるから、人が妙にたまっている(笑)

そして最後は、マグナムのボーヌ プルミエクリュ 1980年物。ヽ(^。^)ノ

うひょうひょ~。 楽すぃ~~~。

全10種類、この貴重な体験ができるなら、40ユーロはリーズナブルだったと思う。
飲めないSちゃんも楽しんでいたようだ。 オーベルジュで働くSちゃんも、きっとワイン好きのお客様達とも楽しい体験話をシェアできることだろう。

ところどころで通訳をしてくれたSちゃん、ありがとうね。
























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ボーヌのワイン祭り"栄光の3日間" ①

2020年01月11日 | パリ左岸2019
11月16日(木)モーの街に遠足して、早めに帰宅。 なぜならば、翌日17日(日)、現地発ツアーに参加するため、朝7時半にギャラリーラファイエットの集合場所に到着していなければいけないから。

モーで仕入れた、セップ茸、本来なら網焼きとかグリルとかフリットとかしたいけど、なにせ調味料や調理道具が最低限しかない。
フライパンひとつでできる料理でないといけない=ソテー(;^ω^) あまっていた生ハムとかパエリアに入っている鶏肉とかも入れちゃって、なんちゃってソテー作成。 ま、なんとなく料理になったからいっか(笑)

ワインやチーズはスーパーで買った物。 ヒラヒラになっているテッド・ド・モアンヌもすぐ食べられるようになっているし、安いっ。

ギャラリーラファイエットへの行き方もしっかり調べて、早めにベッドに入る。

さあ、朝もしっかりいただいて、出発~~♪

一番近い駅パスツールから6番線に乗って、ラ・モット・ピケ・グルネルという駅で8番線に乗り換える。 そのままオペラまで出て、裏手のギャラリーラファイエットへ向かう予定・・・

だった💀

ラ・モット・ピケ・グルネル駅で乗り換え、ここのホームだね!と確認し、電車に乗り換えた。
が・・・その駅、同じホーム違う路線が乗り入れてた(◎_◎;)
あれ? なんか変だ・・・(;・∀・) Oh,my GOD! 違う線じゃん(ガーン)

こんな時は、焦らずもとに戻ろう。 またさっきのラ・モット・グルネル駅に戻り、8番線に乗る。
あ~、集合時間ギリギリだな・・・、いや、もしかしたら、間に合わない。 神様~、お願い、バスを待たせておいて~。
時計とにらめっこしながら、コンコルド駅・・・あれ? 通過しちゃった。 コンコルドは、コンコルド広場があり、複数の路線が乗り入れているので、主要な乗換駅。 なんか嫌な予感がしてきたよ・・・
あれ? マドレーヌ駅もすーーーっと通過。 マドレーヌも広場があり乗り換え主要駅(;・∀・)
どうなってんの???
まさか・・・・オペラ座のあるオペラを通過することはないよね・・・・・・
す~~~💣 ビンゴ、、、あ~通過しちゃった(;´Д`)

これで遅刻確定!

あとは、バスが待っていてくれることを祈る。

結局、大汗かいて集合場所に到着したのは、7時40分。 日本でも集合場所に間に合わないなんて、、、したことないのに・・・
と、1台のバスが、、目の前に・・・。 神様はを我々を見捨てていなかった~~。
走って点呼をとっているお兄さんに自分の名前を告げる。
「これって、ボーヌ行きですよね?」
「え?? ベルサイユ行きですよ」
「ボーヌ行きは、10分前にもう出ました」

💀💀💀

やっちまった感に、頭は真っ白。

この旅のメインイベントに参加し損ねた・・・・・・・

でもTさんは、冷静だった。 電車の時間を調べている。
こうなったら、TGVで自力でボーヌへ向かう。

こんな時に、責めることもなく、文句を言うことなく、冷静なTさん、ありがたかったし、素晴らしい人だな~と思った。

乗れそうなTGVまで時間がたくさんあるので、また地下鉄を乗り継いでリヨン駅へ向かう。
地下鉄をバスティーユで乗り換えリヨン駅に向かう予定だった・・・予定では・・・

が、またもやバスティーユ駅を通過し川を渡り見知らぬ駅へ・・・。

どうなってんのよ~~~(◎_◎;)

後でわかったのだけど、パリで起こっている黄色いベストのデモ、、、この週末に大々的に開催?したらしく、広場のある主要駅を閉鎖しちゃったようだ。 なので、行く先行く先、乗り換えができない。
😢😢😢

グーグル先生に現在地を教えてもらい、リヨン駅の位置をみると・・・あれ、川の向こう、橋を渡れば行けそうだ。
我々が到着した駅は、オーステルリッツというという駅。

ん?ピアノの音色が・・・。駅構内にピアノがあり、弾いてる人がいる。
ほう、そんなのもパリだね~。

セーヌ川、橋をわたります。


なんとかリヨン駅にたどり着き、チケットもゲットして、

リヨン駅、美しいです。

初めてのTGV♪ イタリアやポルトガルでは日本の新幹線のような高速列車に乗ったことはあるけど、初めてのTGV.
ディジョンで乗り換え、ボーヌへ向かう。
車内には、かわいい乗客が・・・(⌒∇⌒)


パリからディジョンまでは、1時間半、そこからボーヌまでは30分。

のどかだ。

時間にゆとりがあったら、ディジョンからボーヌまでは、バスで行ったほうが、ブルゴーニュらしく、ワイン畑を眺めながらの旅を楽しめるようだ。
・・・が、我々に余裕はない・・・(;・∀・)

ボーヌ駅で、Tさんのお友達?に合流。
娘ほど年の離れたSちゃんは、ディジョンから少し離れた町のオーベルジュでパティシエをしているとのこと。化粧っけのないピュアなSちゃん、でも、自分をちゃんと持っていて、日本人一人異国の地で頑張っているのだ。


は~、とにかくここへたどり着くまで・・・長かった~。


















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ブリー・ド・モーの町へ遠足

2020年01月02日 | パリ左岸2019
私のメールアドレスにある、brieは、チーズの名前から来ています。
その故郷モーへ、パリから遠足に出かけました。

11月16日(土)
昨日サンジェルマン・デ・プレのジェラール・ミュロで買ったお惣菜、キッシュとアーティチョークのサラダ、ご近所のおしゃれパン屋さんのショソン・オ・ポムで朝食♪ アパルトマン最高ヽ(^。^)ノ

モーの町は、パリ東駅から電車で約30分。 シャンパーニュ地方のトロワやランスへ行く途中にある。 特に観光名所があるわけでないので、観光客向きの町ではないかもしれない。 でもチーズ好きの私にすれば、チーズの王様、ブリー・ド・モーの生まれる町、是非とも行きたい場所。

モンパルナス駅から東駅へ地下鉄で向かう。
東駅、綺麗です。


ヨーロッパの駅で最近導入されつづある改札。 昔は無かったから、だれでも入ってこれて、荷物とか不安だった。
その端っこのホームに、モー行きの列車がとまっておりました。


中はファンシー


主要駅では、改札が導入されているのだけど・・・・
途中止まるローカル駅には、そんなのない。・・・だから、いわゆるジブシー親子も乗ってきてしまう。
・・・途中、ジプシーの子供が「シルブプレ」・・・ごめんね、と心でつぶやきながら無視。
子供がこんな物乞いをしなくてすむ世の中になってくれ。

モーの駅


そこから徒歩圏で、毎週土曜日に開催されるモーの朝市に行く。

紅葉の名残が美しい。

橋の上にテントが見える。 あのあたりだな。


私のテンションの上がる⤴場所、マルシェ♪♪♪

橋の上では、洋服や調理器具など、出店が出ていて、橋を渡ると、屋根のある市場に到着する。

新鮮な野菜たち♪

ヨーロッパでは、市場への買い出しは男の仕事らしく、おっさん、おじいちゃんがいっぱい。

週に一度の市場、いろんなものが売られている。

はい、寝具ですよ(;^ω^)

しばし、野菜たちの美しさににまにま。

フェンネルの根っこのところ、イタリアで言うフィノッキオを一つと

贅沢にセップ茸、あんず茸

購入♪

さあ、お目当てのブリーチーズ

うほうほ、テンション上がりまくり~~~。

その中でも、人気のありそうなチーズ屋さんへ。 親切なお兄さんが試食をさせてくれて、

右のブリー・ド・モー(モーの町のブリー) 白カビタイプで、食べやすく、日本でもおなじみのチーズ。
だけど、現地でたべると違うんだな~。 クリーミーで濃厚

そして、現地でなければ手に入らない
左の茶色っぽいブリー「ブリー・ノワール」(黒いブリー)
水分を抜いて熟成させているので、薄くスライスしていただきます。
いぶりがっこを食べているような、日本酒と合うチーズ♪

うほうほ。

そして、市場での定番は、パエリアらしい。
巨大パエリア鍋に、海老やハム、鶏肉、ムール貝、いっぱい具材が入っている。

買い物を済ませてから、買うか・・・と思っていたら・・・

あっちゃ~、もう残りが・・・

12時前には、店じまいが始まって、すでに残りをタッパに小分けが始まっている。
ぎりぎりその一番少なそうなタッパ一つお買い上げ。 よかったよ、買えて。

肉も買ってみたいよ~

ブータンノワール(血の入ったソーセージ(◎_◎;) これが美味いんだけどね・・・。

きれいな洋服やおしゃれなアクセサリーを買うわけではないけど、は~、楽しかった。

せっかくモーの町に来たので、モーの町散策。

モーのカテドラル


意外に立派です。

パリの街中と違い、のんびりできる郊外、緊張の鎧を脱いで、旅を楽しめます。
帰りの電車、のどかな風景を楽しみながらパリへ戻ります。


は~、いい一日だった(⌒∇⌒)















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