自由が丘 ワイン処 コッコロ 元店主の美味しいもの日記

ワイン大好き、イタリア大好き、
美味しいもののためなら何処へでも♪

こんなとこにも、ポルトガル♪

2012年09月11日 | ポルトガル2012
行く前だったら、さほど気に留めなかったことかもしれないが、、、ポルトガルをいつも意識しているせいか、見つけてしまうのです・・・。

先日の自分の誕生日は、月曜日。もともと仕事の後に飲みたい気持ちでいた。そんな時に登場するのが、Aさんだ。 私は、ミニ怪獣?(名づけて、青ゴン)と思っている。寝ない、激しく仕事する、激しく酒飲む、興味の湧くことには、どこへでも行く・・・とにかく凄いパワーなのだ。(本人は、皆、私を誤解している、と言っているが) お客様が全員いなくなり、片付けに取り掛かるころ、「飲みに行く~?」 私のお誕生日に、多忙にもかかわらず来てくださり、私も飲む気満々だったから、片付け途中に、裏のディープ・エリアの一軒に行ってみた。Aさんが、来たことあるというので、怪しいのれんだったが、ひとまず入る。60代後半のおじさんが、一人でやっている。う~む、ここには、間違ってもシャンパンなんてないし・・・、ビールも生ではなく瓶ビールであろう。何を飲めばいいのだろう・・・。ふと目の前の飲み物メニューを見ると、ワインと書いてある。 怪しい~。どんなワインなのか・・・? 
「赤は、ダンというワイン。 白は、ヴィーニョなんとか・・・。憶えられないんだよね~」とマスター。 おお、それは、20年前にワインを勉強したころに、教科書に出ていたポルトガルのワインだよ。それに、ヴィーニョなんとかっていうのは、ポルトガルの微発泡の白ワイン、ヴィーニョ・ヴェルデのことよ~。
「ヴィーニョ・ヴェルデ飲む~!」と即決。
どうやら、お客様に、ポルトガル・ワインを輸入している方がいらっしゃるらしく、その方のオススメのようだ。裏のラベルを見ると、輸入元、目黒区八雲・・・、おお近所、近所。
 暗くてよく見えないね~、すみません。
ポルトガル北部地方で造られる微発泡の白ワイン、銘柄は、サントラ
いや~、こんなところで、ポルトガルに出会えるなんて思わなかった~、面白いっ!

さて、今日は、無印良品の中にあるある、Muji Cafeへ行ってみた。なんとなく検索していたら、パオン・デ・ローが出てきて、どうやら、Muji Cafeのメニューにあるらしい。 パオン・デ・ローは、ポルトガルのお菓子で、日本のカステラの原型。 どんなものかな~? 楽しみに、二子玉川の無印良品に出かけた。1階のエスカレーター下に出ているメニューにも、写真付きで出ている。 おおお、食べるぞ~と3階まで上る。 早速、パオン・デ・ロー(メニューには、パンデローとなっていた)と気になった琉球チャイというのと一緒にオーダー。ソファーのシートを確保し、周りを見渡す。 学生らしき男子が勉強中、サラリーマンがガッツリ書類に向かいあっている、二子玉川らしく外人連れの女性二人組、ちょろちょろしている子供連れの親子・・・、ふ~む、普段、カフェに入らない私からは、新鮮な風景だ。

しかし、何でここで、ポルトガルのお菓子パオン・デ・ローなのか? 誰か教えてくれないかな~? 

ポルトガル、これから来るか~?

で、お味は?
私的には、ちょっと違うかな~? ふっくらというより、生地が結構しっかりしていて、日本のカステラの味がする。しっかりしているのは、たぶんアーモンド・プードルが入っているから? 味と香りは、黒糖とかが入っているのかしら? 仕方ない、玉子と砂糖と小麦粉だけのシンプル・カステラ、また、自分で焼くか・・・。
(琉球チャイは、沖縄の紅茶を使用しているとのこと。沖縄って、紅茶出来るの~?)





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6月4日にリスボン出発→6月6日成田着???

2012年08月04日 | ポルトガル2012
お買い物、観光、すべて終了、最後にカフェ・・・だけど暑いから、やっぱりビール。 インペリアル♪(生ビール)と元気に注文し、あ~、カラダに染み込んでいく~。
「お疲れ様でした~」とお互いに乾杯。

スーツケースを預けていたホテルに戻り、タクシーに乗り込む。 リスボンの中心から空港までは、わずか7キロ。 空港へは、あっという間に到着。 メーターは、6ユーロ、や・安い! 荷物が+1ユーロだけど、重たいスーツケース2個とバッグ2個だから、大判振る舞い、チップ込みで10ユーロ運転手さんに渡すと、はにかみながら、恐縮です・・・みたいな表情。 この辺も、ポルトガル人への好意を感じるところだ。 

夕方6時半のパリ行きに乗るためには、2時間以上あるから、順調、順調。 チェックイン・カウンターにEチケットを渡すと、「あなたの荷物はチェックインできません。」
え???? 何で? どうやら、1時間半の遅れが出ているので、パリでの乗り継ぎが出来ないとのこと。 あちらのカウンターでルートの変更、又は、翌日のフライトに変更してくれ、とのこと。 え~~~、嫌だよ~~。

別のカウンターで、手続きを始めると、となりの人も日本人客。この人は、22人のツアー客を引き連れている他のツアーの添乗員さんだった。 カウンター内のスタッフが話しあいをはじめ、
「もしかしたら、大きなクループだから、パリで飛行機が待っていてくれるかもしれない、とりあえずパリに飛んで、様子を見るか?」と聞いてきた。そりゃ、少しでも可能性があれば、それで行くよ。 それからは、なんだか気分が落ち込んで、動く気持ちがしない。免税店も見ないまま、夕食をいただく。 これは、エールフランスが負担。

お水、コーヒー、サンドイッチ、デザート(お米のプリン・マフィンかエッグタルト)のセット。
う~む、今日も、朝パン、昼パン、夜パン・・どれも同じハムとチーズ。あ~、ご飯食べたいよう~。



パリのシャルル・ドゴール空港は、大きなハブ空港で、ターミナル内の移動距離が果てしなく長い。ターミナルが違うときは、さらにくたくた。 パリに到着するやいなや、乗り換えゲートに走る。 走る。
でも、やっぱり、飛行機は我々を待ってはくれなかった。 もうすぐ日付が変わる時間、空港内は、だんだん暗くなり、人もまばらになり・・・。 とにかく、今夜のホテルと明日の座席を確保しないといけない。とにかく、いろ~んな人に助けてもらって、なんとか、ホテルと席を確保し、ホテルへ。エコノミー・クラスにふさわしい、エコノミーなホテルが、エールフランスが手配した、今夜の宿だ。
悲しい。 

このホテル(ホテル・イビス)で、唯一嬉しかったことは(笑えるネタは山のようにあるのだが、省略)、ホテルの格に似合わない、充実した美味しい朝食。 笑っちゃうのと同時に、なんだか全てが許された気持ちになる。 なんとも、単純な人種だ。 

空港の免税店は、中国からの観光客が、化粧品をごっそり買っている。 私は、口紅を一本と、コロンを一本。あとは、チーズ♪ コンテ、トム・デ・サヴォア、クロタン、ヴァランセ。や、安い! 全種類買って帰りたい気持ちを抑えて、4種類だけ購入。 合計3000円。

最後にエールフランスの美味しい食事をいただいて、成田に3日かけて(苦笑)帰国。
本当に、お疲れ様でした~。

おまけ:
実は、同じ経験をシチリアから成田に戻るときにも経験していた私。 
もう3度目は、絶対に嫌だ。今回学んだこと、
1、成田行き最終便に乗り継ぐのは避けよう (乗り遅れても、同じ日の次の便があるものを選ぶ)
2、着替え一日分は、手持ちの荷物に。歯ブラシ、一日分の基礎化粧品も、手持ちに。
3、便が遅れた場合は、飛行機を降りたときに、すぐにスタッフにコンタクト。走らない。
以上。


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リスボンをゆっくり散歩♪

2012年08月02日 | ポルトガル2012
お土産の買出しを終了し、ホテルでパッキング&チェックアウト。 そろそろお腹も空いてきた。4時までは、ポルトガル最後のお食事と街の散策をゆっくりしよう。

午後のプランは、
・ケーブルカーに乗る
・カテドラル・ド・パオンでランチ
・アンティーク・アズレージョのお店を覗く
・サンロケ教会を見る
これらは、同じエリア、バイロ・アルト地区にあるので、観光もらくちんだ。
しかし、超方向音痴の私には、Bさんは、心強い旅友だ。地図を説明して、Bさんについていく。

まずは、ケーブルカー
7つの丘の街といわれるリスボン。階段を上っていったら間違いなく筋肉痛
3,5ユーロを支払って車両に乗り込む。ポルトガルの物価としては高いが、観光客からユーロを集めないとね。

丘の上までは、あっという間、左に進むとサン・ロケ教会がある。ちょうどお昼休みで、ドアは閉まっていた。ランチを先にいただこう、

カテドラル・ド・パオンは、カフェを併設した小さなパン屋さん。店内のアズレージョがかわいくて、天井も高い、1900年代の趣のある建物だ。


どのお菓子もパンも美味しそう♪

ランチをいただく。 洗面器ぐらい大きいスープ皿にたっぷりの野菜スープ、ハムとチーズの入った大きなパンのワンカット、白ワイン。 これで、450円♪ なんて素敵♪


オーダーしてお支払いしようとしたら、あっちと指差された。見るとタバコの自販機。???? と、となりを見ると、おじさんが静~かに座っていて、あ、このおじさんがキャッシャーなのね。あまりに存在感がなかったから、わからなかったじゃないの! この国も、お母さんがしっかり働いて、お父さんはぶ~らぶ~ら。 暇な時間は、外でおしゃべり。・・・う~む。

パンやさんへ向かう途中の道には、ジャカランダというブラジル原産の街路樹が、青紫の花を満開にさせている。 

田舎を廻っているときは気づかなかったが、リスボンに来て、他の都会と同じように沢山の車を目にする。よ~く見ると、車の色は、黒、白、グレーがほとんどだ。 シャンパンゴールドとか、メタリック・パープルとか、そんな色はない。こんなところにも、ポルトガル人の意外な一面をみる。

パンやさんの近くには、アンティーク・アズレージョを扱っているソラールというお店がある。ポルトで、アズレージョの美しいアルマス礼拝堂やサン・ベント駅を見逃してしまったので、ここで見ようと決めていた。小さな入り口からは想像できなかったが、奥に、2階に地下に・・・と、予想外に広く、見ごたえのあるアズレージョがた~くさん並んでいた。建物を建て替えるなどで出たタイル。外壁用にもともと焼かれたタイルは頑丈にできているとのこと。端から端まで、ゆっくり見させていただき、ただで出てくる訳にはいかなくなった。(この辺が小心者) ひとつ記念に買ってみた。私のは、19世紀に焼かれたもので、比較的状態が良い。


さて次は、サン・ロケ教会。1584年、苦難の航海の末にリスボンにたどり着いた天正遣欧少年団が1ヶ月ほど過ごしたイエズス会の教会。イタリア・バロック様式で建てられた礼拝堂は、荘厳で美しい。 2年半もの航海の末にたどり着いた少年達も、キラキラした瞳で見つめたに違いない。

帰りは、階段を歩いて降りる。

さくらんぼの季節 街角のさくらんぼ売り  海賊みたいなおじさんだ、ワイルドだねぇ~


さて、後は、空港に向かって、東京へ帰るのみ。ポルトガル旅の長編大作もここで終わる予定だったけど・・・
ハプニングが・・・。

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お土産買出し♪ ワインならナポレオン♪

2012年07月31日 | ポルトガル2012
カステラ・ド・パウロでは、今回の我々の旅のこと、仲間(Aさん)が、智子さんの料理教室に参加する予定なことなど、お話ができました。 智子さんは、大阪系のちゃきちゃきした方でした(笑)

後日談としては、7月中旬、パウロさんと智子さんは日本一時帰国を利用して、旅の主催者ワルン・ロティの大和田さんのところをたずねていったようです。なんだか、ポルトガルはだんだん広がっていくのです。

智子さんのところで購入した、日本スタイルのカステラと、アソーレス諸島のフルーツケーキ
このフルーツケーキが、酒が効いてしっとり、それにうっとり~


地元の人にも、観光客にも人気の缶詰やさん
コンセルヴェイラ・デ・リスボア

きち~んと整頓されていて、缶詰やさんに見えない。
イワシはもちろんのこと、バカリャウ(干しダラ)やあわびの缶詰もあるらしい。残念ながら、言葉がわからないので、指差しで、アジの缶詰を購入。 
キャット・フードのようだけど・・・、これは人間用のアジの缶詰です。


さて、これらのお店に向かう途中に大きな酒屋があった。わたしとしては、絶対見逃せない。
酒を購入してからレシートを見て、店名がわかったのだが、ナポレオンという酒屋さんだった。広い店内は、約3000種類の品揃え。 
まずは、ポルトガルのグラッパはあるか?と聞いてみた。 「お~、オススメのがあるよ」と、上手ではないが英語は通じる。 むっくりした田舎くさいボトルを持ってきて、「試飲するかい?」 もっちろん! 香りは、ブランデーのように華やかだ。 口の中にふくむと、ドライなグラッパだった、美味しい。 これ一本ちょうだい。 レジをして店の外に出ようと思ったときに、「あ、私の生まれ年のポートワインはあるかな?」と、オヤジに聞くと、「ちょっと待って~」と、端からチェックしはじめて、おおお、あったよ! 1961年、すでに50年の月日が経っている。 私と同じ人生、同じ時代をここで過ごしてきた、一本なのだ。

安くはないが、買えない値段でなかったので、自分の還暦の時にでも開けるか・・・と購入。

レジでは、お姉さんが、Tax Refundの書類を書いてくれた。 なかなか手際よい。そして、オヤジも、「日本にもフェデックスで送れるよ、100ユーロで、一週間もすれば届くよ」と、もっと買えば?とすすめてくる。 次回があったら、その手を使わせてもらおう。


旅の工程で購入したお酒、左から、
ナポレオンで購入 サオン・ドミンゴスというポルトガルのグラッパ
オビドスで買ったジンジーニャというさくらんぼのリキュール
ドウロ渓谷のキンタ・ド・エフューミアで買った、10年もののホワイト・ポート
ナポレオンで購入の、1961年のトゥーニー・ポート


グラッパは、まだ少しコッコロにあります。 気になる方、お試しあれ。

ポルトガルの魅力的なものは、とにかく重い。
酒に、缶詰に、はちみつ、・・・パンですら重いのだ・・・



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カステラ・ド・パウロ ~ 日本から里帰りしたカステラ

2012年07月29日 | ポルトガル2012
6月4日旅の最終日、早朝3時半にモーニングコールが鳴ったが、これは皆さんご一行様が起きる時間。別便で帰るコッコロチームは、これを無視して寝てていいのだ。 あ~、今日は、時間に追われず、ゆっくり寝ていられる、嬉しい! ゆっくり8時頃起きて、ゆっくり朝ごはん食べて、今日午後4時までの計画を立てる。今回の旅は、全工程ホテルが違ったが(汗)、どこもバスタブがあって、朝食もアメリカンスタリル、果物やパン、チーズ、野菜と、充実していた。 大人の旅だわ~。いつもは、一人旅で、朝食は、ブリオッシュとカプチーノくらいだったから、私としては、豪華旅。

さて、コッコロチームは、
Aさんは、あと2泊して、美術館をまわる。
Sさんは、この後、スペインに飛び、ヨーロッパを3ヶ月旅する。
私とBさんは、今日の夕方6時半の飛行機で、パリ経由東京へ向かう。

AさんとSさんには、昨夜、お別れして、今日は、Bさんと一緒だ。

さあ、まずは、カステラ・ド・パウロへ向かう。ここは、パウロさんと日本人の智子さんご夫婦が営む店。 もともとポルトガルの菓子職人として活躍していたパウロさん、長崎で、日本のカステラに出会ってしまった。カステラは、ポルトガルのパオン・デ・ローというお菓子が原型だ。このお菓子が、日本に来て、進化して、あのしっとりした長崎カステラになった。
日本のカステラに魅了されたパウロさんは、なんと日本で3ヶ月の修行をし、自分の国に、このカステラを里帰りさせてしまった。最初は、まわりの人々の反対やいやがらせにもあったようだが、お店を開店させて10数年の今では、現地のおしゃれな方々が、さりげなく日常使いする、人気の店となっている。
ポルトガルに関係する本を読むと、必ず出てくる、この店の智子さん(パウロさんの奥様)、お会いしてみたかったのだ。

お店につきテーブルにつく、日本語を話す店員さんが、日本語のメニューを持ってきてくれた。
日本スタリルのカステラとポルトガルのパオン・デ・ローがセットになったメニューをオーダ^-。これには、日本茶がついていた。

カステラのセット            ガラオン(イタリアでいう、ラテ・マキアート)


日本に帰ってから、再現してみた。
原料は、驚くほどの数の卵黄、砂糖、ほんの少量の小麦粉、だけ!
原料をまぜまぜ、まぜまぜ、カスタードクリーム状まで、泡だて器で混ぜる。
15分くらい焼くと、半生に。 20分焼くと、完全に火が通り、それはそれでふんわり。

最初は、ほとんど火の通った状態。2回目は、半生に焼いてみた。両方とも、大成功!
でも、切り分けるには、半生は、厳しい~。

大成功のパオン・デ・ローbyコッコロ店主  切ってアイスとマルメラーダを添えた
マルメラーダは、ポルトガルで最もポピュラーなかりんのジャム
 





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