自由が丘 ワイン処 コッコロ 元店主の美味しいもの日記

ワイン大好き、イタリア大好き、
美味しいもののためなら何処へでも♪

嬉しかったこと コッコロの鍋、心の振動

2011年09月28日 | 日記
今回のソウルのメインイベント、宮廷料理の前に、昨日&今日と、嬉しかったことが続いたから、ちょっとソウルは休憩。

★コッコロの鍋
営業が終わり、コッコロの近くの居酒屋で一杯飲む。 ここのお店の店長は、気仙沼の出身で、家族は被災し仮設住宅暮らしだ。家族のところに行くと同時に、ボランティアで炊き出しをしているのだそうだ。今でも、炊き出しが行われていることに、なんともやるせない気持ちになる。かと言って、何もできない自分・・・。
「鍋が無いんですよ~、イモ煮の時に使う家庭用の大きな鍋で作っているんですが、寸胴鍋が欲しい・・・」と、店長。
おおお、コッコロに使わない大きな寸胴鍋が二つあるよ~!
翌日、早速、コッコロの鍋を嫁に?出す。 コッコロの鍋が、被災地で活躍できることに、なんとも嬉しい気持ちになる。


★心の振動
友人がとってくれた辻井伸行のピアノコンサートチケット。2009年、ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで日本人として始めて優勝した盲目のピアニストだ。クラッシックには全く無縁の自分だが、時の人の奏でる音、かもしだす空気を感じたくて、楽しみにオペラシティに出かけた。 座席も演者に手の触れそうなオーケストラの真横のバルコニーの席だ。オーケストラの奏でるハーモニーがまっすぐに耳に入ってくる。 一糸乱れぬバイオリンの演奏でモーツアルトのプログラムが始まる。さすが、プロ。 まるで編集を重ねた完璧なCDが流れ出したようなスムーズさ。おおお。
その後、主役の若き天才ピアニスト・辻井伸行氏が登場。力強さと、ピュアさ、会場のすべての人が、彼の世界と一体になる。 私にとっても初めての出来事。 静かな興奮が心を揺さぶり、予想外に、目からポロり・・・。彼は、生まれた時から、盲目という宿命を背負って生きて来た。でも、それは、ハンディキャップでなく、才能となり、最大の武器となった。そして多くの人の心を揺り動かす。
プログラムが終了し、隣に座っていた友人、「辻井くんって、お笑い芸人のハナコに似てるよね~」・・・、う、私も思ったけどさ・・・。

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オモニのパッピンス

2011年09月26日 | ソウル食べ歩き
通仁市場を端まで歩いて(もともと小さい市場だけど)、そのまま裏の路地を歩いて駅に向かう。その日は、午前中から激しく暑く、そろそろ冷たいものを口にしたい感じだった。裏路地は、ほとんどお店がなく静かだ。と、そこに小さなカフェ発見。カフェと言っても、テーブルが二つしかない小さな店。中を覗くとカウンターの中におばちゃん。客は、子供二人と母親一組。ま、ここに入って見よう。 4人テーブルに無理やり5人座り、パッピンスを2つ注文。 それぞれにエスプレッソやアメリカーノ、ハーブティーなどを注文。パッピンスとは、韓国風氷あずきのことだ。果物やもちをトッピングして、ボリューミー。パフェ風氷あずきといったところだろうか。



冷たい甘味は、夏に欠かせない一品だ。 ゆっくり足を休めて、さあ、店を出る前にトイレを借りよう。Yちゃんが、地球の歩き方を見ながら、「トイレはどこですか?」と、韓国語でチャレンジ。 隣のテーブルの親子のお母さんが、鍵を持って外にあるトイレを案内してくれた。 そのあたりから、かたことの英語と韓国語で、オモニ(カウンターの中のお母さん)と会話を始める、韓国スターやアーティストの話をして、Yちゃんがカラを踊り始めたころには、隣の親子の母親、カウンターのオモニと、我々と、なんだか楽しい気持ちになってきた。地元の方々と親しくコミュニケーションをとることが出来たのは、凄く嬉しかった。ありがとう、オモニ(母ちゃん)達。
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通仁市場でトッポギ

2011年09月24日 | ソウル食べ歩き
土俗村でお腹いっぱいになって、その近くに通仁市場があるのを忘れていた。駅に向かっている途中、フっと思い出した。 そうだ、市場に行きたいんだった。すると、土俗村に一人現地集合をしたCちゃんが、「あ、来る途中、行き過ぎてしまったところに市場みたいなのがあった~」それそれ、それよ。また来た道を引き返し、土俗村の路地も通り過ぎ、5分くらい歩くと、あった、あった。日曜だったせいもあって、半分くらいの店がしまっていたかもしれないのが、ちょっと残念だが、入り口から乾物が並んでいて、気持ちが盛り上がる。左右きょろきょろしながら、ゴマを煎る香ばしい香りに足が止まる。 おばちゃんが、食べてみろとゴマをスプーンですくい私の掌に。 あったかくて、う、うまいっ。韓国産の煎りゴマとえごまのゴマ油をお買い上げ~。

その間、他の皆さん、トッポギの店につかまっていた。赤いのが辛いもの、白っぽいのは、しょうゆ味。美味しい~。日本で食べたものと、全然違う~。感激。 あんなにお腹いっぱいに参鶏湯を食べたあとの私たちって・・・。


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土俗村で参鶏湯

2011年09月21日 | ソウル食べ歩き
景福宮から程近いところに、とっても有名なお店、土俗村はある。 信号待ちをしていたら、親切なおじさんが、土俗村はあっちと教えてくれた。いつもは結構並んでいるとのことだったけど、すんなり入れてしまった。中庭をはさんで、伝統家屋がいくつも集合している。以前来たことのあるAさん曰く、そこに元気な鶏がいたのだそうだ・・・。今は、いなくて嬉しい。
参鶏湯(サムゲタン)とは、鶏のお腹にもち米、高麗人参、木の実などを入れて、じっくり煮込んだスープのこと。 夏バテした体に元気を与えてくれる、コラーゲンたっぷりの女子に嬉しいスープ。普通のもの二つと身や骨の黒い鳥骨鶏(うこっけい)のスープを一つ、まるまる焼いたローストチキンを一つオーダー。
 味付けは、あっさりして、横に常備してある塩で調整して食べる。キムチと一緒に食べても美味しいし、鶏ばかりだが、飽きない。 5人でペロリとたいらげた。
お腹をさすりながら、部屋を出ると、長蛇の列、、、お、いい時間に入ったな~。
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景福宮 王様の食卓

2011年09月20日 | ソウル食べ歩き
食べてばかりじゃないんです。ちゃんと韓国を知るため観光もします!
二日目、ホテルの無料サービスを利用し、景福宮まで向かう。 前日までに予約をすれば、朝9時と10時に主要観光地まで送ってくれるサービスなのだ。なんとも便利。
世界遺産に登録されている昌徳宮のおごそかさと異なり、各国語の無料観光ガイドや、王宮主門将交代式のデモンストレーション、建屋の中にも靴を脱いで入れるなど、観光客にとっては、楽しい観光スポットだ。そして、歴史を知るだけでなく、とても気のいい場所なのだ。背後に山、手前に水と、風水的に最高のパワースポット。



光化門から入り、交泰殿に向かう左右対称の建物の中心の道、いわゆる王道というわけだが、当時は、王様のみ許された道。 他の者が通ったら、尻たたきの刑に処されたとのこと。今の我々は、尻たたきされることなく、平気で真ん中を、「暑いよ~」と、左うちわでダラダラ歩く。すみません、王様。

1446年ハングル文字を公布した世宗が勉強部屋?に使っていた建物とか、オンドルの話とか、日本語の上手なガイドさんの話にぐいぐい引き込まれていく。王様がプライベート空間として使っていた建物には、王様の食卓も再現されており、なんとも、夜に宮廷料理を予約している我々にぴったり。 王様は、一日5回食事をしていたらしく、さぞ、チャングムたちも忙しかったのだろうな・・・。
コメント (1)
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