自由が丘 ワイン処 コッコロ 元店主の美味しいもの日記

ワイン大好き、イタリア大好き、
美味しいもののためなら何処へでも♪

牛生肉@ダ・ダニーロ

2014年02月16日 | 2014ローマ
モシモシB&Bのマキさんが書いているブログに、美味しそうな記事が書いてあった。宿を経営するマキさんとご主人のジャンカさん、結婚記念日に一緒に外食したときのお話。生肉の記事が印象に残り、ローマに行ったら食べたい!と思っていたのだ。 

1月7日火曜日、今日のディナーが今回最後のお食事になる。マキさんと宿で知り合ったOさん、私の3人で、宿からわりと近い(徒歩なら20分くらい)ローマ料理トラットリア ダ・ダニーロへ向かう。 すでに暗かったので、どの辺にこの店があるのかわからなかったけど、通りの名前から調べると、ヴィットリオ・エマヌエーレ駅かマンゾーニ駅が近いようだ。

店に入ると、写真や色紙が壁いっぱいに張ってあって、なかなか雰囲気がある。2004年にオープンということだが、すでに地元の人気レストラン。 すると、29歳のOさん、「あ、この店、TVで見たことあります〜」(こんな感じのおっとりトーク) へ〜。
あとから調べたら、このお店、私も見た「世界行ってみたら、ホントはこんなトコだった」という2年くらい前にやっていた番組。 局のディレクターが自ら海外に出てホームステイして、どんなトコなのかレポートする、という番組。 そのスペシャル企画で、イタリアを二人のディレクターがレポした。 題して、「イタリアで一番のスパゲティを探せ」 パンツェッタ・ジローラモや落合シェフのオススメの店とか、ガンベロ・ロッソ(イタリア版、ミシュランガイド)の称する店とか・・・に行って食べてみる。 で、このダ・ダニーロは、ローマで街なかのローマっ子にインタビューして、圧倒的に、この店の名前が出て、ここのアマトリチャーナを食べていた。結局、その番組内で二人の判断した一番は、ロショーリのカルボナーラだったが。
いやはや、そうか・・・。この番組、面白かったのにな〜。

そう、ローマの地元人に愛される店なのだ。 その日も、家族が大きなテーブルを囲んで、お誕生会してた。なぜ、誕生会だったか分かったかというと・・・イタリア版「Happy Birthday to you♪・・・・・」を歌っていたから〜。日本では、日本語版はないよね〜。

今日は3人、いろいろ食べられる〜♪ ワインもボトルで行けるぞ〜♪


せっかくだから、ローマのあるラッツォ州のワイン♪ オーナーは、ワインマニアらしく、地下には300種を超えるワイン貯蔵サロンがあるらしい。 あ〜ん、素敵〜。 


じゃ〜ん、カルボナーラ。 ガンベロロッソでも10位にランクイン。 入り口に近い席だったし厨房が後ろ向きで見えなかったのが残念だけど、カルボナーラ、最後は、パルミジャーノをくりぬいた大きな器で仕上げるようです。 演出も完璧〜。


チーズの入ったラビオリにお肉のソースがかかったもの。


じゃ〜ん♪ 牛肉のタルタル♪ 韓国で食べて以来の生肉〜♪
シンプルな味付け、塩・こしょう、オリーブオイルっていう感じ。ポテトフライと一緒に食べます。


コントルニ(メインの付け合わせ)は、チコーリア(日本でいうエンダイブ)のソテー、ローマの冬野菜プンタレッレ。 どちらもほろ苦い、大人の野菜


メインは、カルチョーフィと牛肉のソテー 

と、魚の日に、肉三昧の我々肉食女子でした〜(笑)
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フェリーチェの謎? 「ターヴォラ・ソシアーレ」って?

2014年02月14日 | 2014ローマ
フェリーチェで食事をしたときに、不思議に思ったことが二つあった。

一つは、メニュー
表紙を開けると、最初にたぶん毎日いつでも食べられる定番メニュー、そして、そのあとは、曜日ごとのメニュー。
フェリーチェの創業は、1936年、労働者を対象に、安くて美味い家庭料理を提供するオステリアとしてスタート。 もともとは、メニューのないのが基本だったそうな。 なぜならば、ローマの家庭料理には、法則?みたいなものがあって、火曜日と金曜日は、魚。 木曜日は、ニョッキ・・・という、決まりがあるそうで。 なるほど、そういえば、ローマ料理の店で、何曜日は、何何が出る、とか聞いたことあるな〜。 

二つ目は、私の座ったテーブルの横、厨房に一番近いテーブル、一人で入って来るお客様が、何の迷いもなく、そのテーブルに座っていく。なんだかみんな知り合いのようだ。 それぞれ、小綺麗な恰好をしたシニョーリ、シニョーラ、店の人とも仲がよさそう。 常連さんの集まりなのかな・・・? と、思っていた。
そしたら、それって、「ターヴォラ・ソシアーレ」と呼ばれる、永久予約席、なんだそうです。なんと40年も毎日通い続ける仲間のための席なんだって〜。 そして、フェリーチェさんを囲んでランチをする(10年くらい前に80歳を超える高齢だったから、今もご健在なのかは不明) 凄い! あっぱれ! 

ローマの下町に愛され続ける、ローマ最後のトラットリアと呼ばれる伝説のトラットリア・・・・
何だか有名なお店なのは知っていたが、ここまでとは・・・(汗) 
次回も、是非、今度は、一人じゃなくて大勢で行って、いろいろ食べた〜い。




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老舗高級食材店 ヴォルペッティ & 人気トラットリア フェリーチェ

2014年02月11日 | 2014ローマ
お買い物の続き
ヴォルペッティは、初めてローマを訪れた12年前から、毎回必ず立ち寄るお店だ。なぜならば、間違いない食材が買えるから。
前回の記事にも書いたテスタッチョ市場のあるテスタッチョ地区にある。生ハムやチーズも少量必要な分だけ買えるし、お惣菜やパンも売っている。時間によっては、近所のマダムでいっぱいだ。

今回のお目当ては、サラミ。
珍しくお客様は、私だけ。 毎回登場する白髪で白いコックコートを着た紳士が、何か探しているの〜? こっちへおいで〜。 ふらふらそちらに行くと、サラミを切り出した。 ほれ、と試食を薦められ、まずは、塩気のやさしいものからスタート。 次は、もう少し味わいが深くて塩気の中くらいのもの。そして、その次・・・と、順番を考えながら、サラミをスライスしてくれる。 「チンギアーレ(猪)は、ある?」これだよ〜、と、またスライス。 おお、美味し!  トリフの入ったのもあるよ〜。 試食だけね〜。 
どれも美味しいのよ〜。 これを日本で買っても美味しくない。 なぜだかわからないけど、イタリアで買って、日本に自分で持って帰るものが美味しいのよね〜。(本来は、検疫上輸入禁止されているから、持ち込んではいけないもの。) でも、ほんの自分の楽しみだけ、自分の責任で持ち帰るのは、許してね〜。
ここでは、バキュームって言えば、サラミやチーズを真空パックしてくれます。
チーズは、試食しないの〜? そりゃ〜、この紳士がすすめてくれるものは、美味いに決まっているんだけど、すでに買いだしたものが多すぎて、持ち帰れないよ〜。ちょっと悲しそうな顔をされちゃったけど、また、今度ね。
このヴォルペッティ、お店の建物を裏手にまわると、セルフサービスのお店もやっている(ヴォルペッティ・ピュー)気軽だし、老舗食材店の経営とあって、地元の人でいっぱいです。 (昨年のブログで紹介しています。)
 
イタリア全土の美味しいものが集まった店内

さて、ランチ♪
ローマのパスタ、「カチョ・エ・ペーペ」を食べに、フェリーチェへ向かう。ここからは、比較的すぐ。
開店10分前、外には、品のよさそうな紳士とマダム。 さすが、人気トラットリア、開店前から人が待っている。 入店すると、続々人が入ってきて、店員さんたちも忙しそう。 電話も次から次へとかかってくる、予約の電話だ。

グラスのワインを頼んだら、呑ん兵衛には、うれしい、たっぷり〜盛り♪ ボトルの3分の1は、入ったな。


カチョ・エ・ペーペ  ペコリーノ・ロマーノと黒こしょうのシンプルなパスタ。 麺は、トンナレッリという手打ちの縮れパスタ
テーブルにお皿が運ばれると、店員のお兄さんが、フォークで混ぜるパフォーマンス。 

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ローマの市場事情? 

2014年02月09日 | 2014ローマ
1月7日火曜日、明日早朝にローマを発つから、今日は生鮮食品の買い出し日。
7,8年前、行ったときにリニューアル中で入れなかった、テルミニ駅から一番近い市場、お隣のヴィットリオ・エマヌエーレ駅からはすぐ。
市場は、朝7時からいからやっているから、朝一番に、ここヴィットリオ市場に向かう。 宿からは、徒歩10分くらい。 朝だけど、なんとな〜く怪しいエリア(汗) 相変わらず、人に聞きながら、到着。(隣にラジソン・ホテルというアメリカ系のホテルがあって、そのドア・ボーイに聞いたから、分かりやすかった) 中に入ると、7,8年前にリニューアルしたとは思えないほど、綺麗になってないじゃないの〜? どこをリニューアルしたのかいな。 マキさんによるとガラス張りの天井? ここは、中国人、韓国人街が近いせいか、白菜とかねぎ、かぶなど、日本でおなじみ野菜が多い。 鍋できるよ〜。 
お魚屋さん、肉屋さん、八百屋さん、なんとも観光客には、ハードル高くて、果物やさんで、オレンジだけ買って帰ってきてしまった。 中の赤いタロッコオレンジを4袋に入れてくれて、1ユーロを渡したらおつりがきたので、あ、1ユーロ分にして、とお願いしたかったのだが、「1ユーロでいいよ、釣りはいらない」、と私が言っているのと思ったらしく、「いいのよ〜、ちょっとなんだから〜」みたいに、シャイに遠慮して、おつりをまた渡された。

  
市場は、男性が行く場所らしく、おっさんばっかり。 貝類のお店。

市場の隣には、ローマ遺跡の水道橋。 

宿に戻って、オレンジを一個食べて、さあ、仕切り直し。 テスタッチョ地区へ行く。 前日もイータリーに行くのに来た、地下鉄ピラミデ駅を降り、歩きなれた道を進む。テスタッチョ市場は、ローマで一番古い市場。 以前は肉の市場があったらしく、内臓料理の有名なレストランが多い。市場のあったあたり、なんだか白い板で覆われている。嫌な予感・・・。 しょうがない、、近くの人に聞く。 何を言っているのかよくわからなかったが、Nuovo?の単語が聞き取れた。あ、新しく移転したわけね。 何人かに聞きながら、到着。
おおおおおお、なんじゃ〜、以前のほったて小屋の集団みたいな市場は、アウトレット・モールだか海外のショッピング・モール(あ、ここも海外だ。アメリカやオーストラリアのという意味)みたい。 ふえ〜。 2012年7月に移転営業が始まり、宿泊施設も併設されているというから、びっくり〜。
  
でも、中のお店は、以前のお店の方々が入っているようです。 ここでは、ペコリーノチーズ、塩漬けケーパー、オリーブを購入。そして、八百屋で元気なカルチョーフィ(アーティチョーク)を4つ購入(帰国後、4組限定、カルチョーフィ・ローマ風をお客様にご提供)。 靴や洋服も売っているブースがあるけど、魅力的なものはなさそう。
いやはや、どこもきれいになるのはいいけど・・・・ね。なんだか、面白味は無くなってしまったかも。

ローマのもう一つの市場、ヴァチカンに行くときに使うオッタヴィアーノ駅に近い、トリオンフォーレ市場。ここもほったて小屋形式?だったのが、今は、立派なビルに入っている。ここがローマで一番大きい市場ではないかな。 今回は、時間がなくて断念。

市場は、やっぱり露天的な市場が楽しいかな〜。 今回は、雷・ゲリラ降雨で行けなかった、産直&オーガニック市場、次回の課題となる。


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コロッセオがある限り・・・

2014年02月06日 | 2014ローマ
この写真を見たら、ここがどこであるか、ほとんどの人が言い当てることができるだろう。それほどの存在感。 中に入ってみたのは、10年前、一月のコロッセオは、とても寒かった。 お腹が冷えて、トイレに行きたくなった。しかし、古代の建物、トイレ事情が悪い。 一か所しかないトイレ、急を要しているのに、長蛇の列(涙) やっと自分の番がやってきて入ったトイレは、鍵が壊れている・・・・。 しかたない、ドアを手で押さえながら、何とか用をすます。 ズボンを持ち上げるために両手がドアから離れた瞬間、ドアを開けられてしまった。 Shit! その思い出が、私のコロッセオの思い出になってしまった、トホホ。
今回は、外から拝んで一日をスタート。

遺跡だらけのローマ、いつもどこかが修繕中。 コロッセオも今回は、幕がかかっている。 
世界中から観光客が来て、お金を落としてもまだまだ資金が足らない。数年前からホテルには、ツーリスト税がかかり、B&Bも一泊2ユーロ加算されるようになった。 以前は、出入り自由だったドォーモなどの教会は、入場料を取るようになった(地元民の小さな教会はいままでどおり、入場料を取られることはない) 消費税は、23%(基本の食料品にはかからない)、現地で生活するマキさんのお話によると、所得税は、50%だそうだ。 ううう、4月から上がる日本の消費税も仕方ないかと思ってしまう。

さてさて、コロッセオの修繕には、膨大なお金が必要だ。 そんな中、なんと、中国が買う、という話が出たとか出ないとか・・・(汗) いくらなんでも、そんなことをしてしまってはいけないよ。 で、イタリアの会社(Tod's)らが、お金を出すことになり、コロッセオが中国のものとなることは避けられたとか・・・。ホントかよ〜??? ローマ市民の憂鬱は、ローマ市が、ほんの少しでもその可能性を考えたこと、情けない・・・と。

12世紀の言葉に、「コロッセオがある限り、ローマも存在するだろう。コロッセオが崩れるとき、ローマも終わりとなろう。が、ローマが終わるときは、世界の終わりだ」 世界が終わらないため、イタリア人よ、頑張ってくれ〜。 
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