自由が丘 ワイン処 コッコロ 元店主の美味しいもの日記

ワイン大好き、イタリア大好き、
美味しいもののためなら何処へでも♪

今日は、ワイン畑を歩く

2012年01月31日 | ローマの休日
ローマ3日目、朝食の後、今日は、ワイン畑に行くことになっている。お天気もまずまずで、楽しみだ。ニホンバシB&Bからは、車で約30分。 ロレーナの娘エレーナも今日は一緒。 彼女は14歳、笑顔がかわいい。住宅街を抜けて高速道路に入ると、もう牧場やら畑やらで緑がたくさんだ。この辺が日本と違うところ。日本では、どこまでも住宅の集まりが続く。小さな羊ちゃんたちが、いっぱいいる。彼らは、ローマ名物のアバッキオ(乳飲み牛や羊)のステーキになってしまうのか・・・、そんなことを考えていると、ワイン畑の入り口に到着。このワイン畑は、アッピア街道沿いに位置している。ガタガタの道、石を並べた古代の舗装道路だ。 ここを二千年もの間、多くのローマ人が通ったことだろう。

ロレーナは、ホテルのソムリエールをしていただけあって、ワイン畑の説明が細かくて勉強になる。ここカステッリ・ロマーニは、この地域一帯の総称。 皆さんおなじみの白ワイン、フラスカーティもこの地域だ。
ロレーナ&エレーナの後について畑を歩き出す。 今は、ぶどうの時期でないから木自体は、裸だが、畑は緑一色。








これは、オリーブの木。 仲良し親子のロレーナとエレーナ、絵になるね~

カステッリ・ロマーニは、かつての火山の火口と斜面一帯に広がっている。肥沃な土地は、ミネラル分の多い良いワインを造ってくれる。「ここは、この地域のマリーノと言う白ワイン。ぶどうは、マルヴァシアと何とか(忘れてしまった)、こちら側は、カステッリ・ロマーニという赤ワインの畑。ぶどうは、サンジョベーゼとモンテプルチアーノ・・・」と、すらすらと説明を続ける。この白ワインは、Naの不足を補うため空豆を植えているのよ。その空豆の根からぶどうは、Naを吸収していいワインになる。この化学記号って何だっけ? 三人で目を見合わせる。ナトリウムだ! はあ、スッキリ。ワインを提供する店をやっているものとしては、とても興味深く、楽しい畑見学となった。さ~すが、ソムリエール。

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いよいよロレーナの料理教室

2012年01月30日 | ローマの休日
さあ、そろそろエウル地区にあるニホンバシB&Bに戻らなくちゃ。テルミニ駅にたむろしているどうみても異邦人の黒いお肌の人々。団体さんでいると怖いんだけど・・・。早足で地下鉄に乗り込む。また20分ほど地下鉄に乗り、エウル・フェルミ駅からは、705のバスの乗り場を探す。よく分からないし暗くなってきた。こうなったら聞きまくる。バスの案内のお兄さんがいたので聞くと、バスまで連れていってくれた。よし、これに乗れば終点だ。どのシートも汚くて、座るのにちゅうちょするも、立ってるわけにいかない。ましなところを探し座る。前の座席には中学生くらいの男女4人グループが楽しそうにじゃれあっている。ジャージ姿で、どこも子供は無邪気でかわいい。同じ年頃の子供を持つAさんは、家で留守番をしているY君を思い出したらしい。行きは20分とかからなかったのに、帰りは、暗いし、いろんなところをぐるぐる廻って不安になってきた。これでは、確実に5時半の約束に間に合わない。ロレーナが心配するといけないので、途中携帯から電話をかける。おお、やっぱり携帯は便利ね~。しかし、帰りは帰宅のラッシュアワー?にもぶつかり40分くらいかかってしまった。は~。

さて、早速、料理教室開始。
昼間チーズ工場の帰りに立ち寄ったスーパーで買出しした野菜が並んでいる。
・フィノッキオ(フェンネルの根) セロリの根っ子部分がもっと大きくなったようなもの。
 スーっとする香り 日本では見ないので、どうやって調理するのか知りたかったのだ。
→ これは、オレンン、オリーブを合わせて、サラダに。
・ロマネスコ (やどかりのような形をしたトーチ型のカリフラワー)最近、スーパーでも見かける。これは、Mちゃんのリクエスト
→ ポロネギと合わせて、グラタンに


・昼間のチーズ工場で買ったリコッタ・チーズ
→ リコッタのポルペッテイーニ?(団子のソテー)


→ チョコチップ入りのリコッタのケーキ


途中、手打ちパスタも教わる。ソースは、シンプルにトマトソース それに昼間我々が食べ残したモッツァレラを小さくして上に乗せる。ソレント風となる。


あれ? メインはどれ? 肉は? 魚は? これは、翌日のランチで理由が明らかになった。

そしてお待ちかね~、ディナータイム♪

ロレーナがワインは飲むか?と聞くので、{Si~~!」あったり前田のクラッカーよ♪(昭和な言葉)
ローマ近郊で作られるマリーノという白ワインをあけてくれた。

ここに乗ってるオリーブが美味しかった~。友達の自家製マリネのようだ。

パスタ トマトソースが少し足らないんだけど。。。

グラタンとリコッタ団子

 甘さが程よくて美味しい~♪

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モザイクが美しいサンタ・プラッセーテ教会

2012年01月28日 | ローマの休日
バスが動き出し約20分で地下鉄エウル・フェルミ駅に到着。バスを降りるとすぐに改札だ。乗り物に乗る前は、必ず行き先を誰かに聞いて確認。テルミニに行く方向で完璧。ここは地下鉄といっても地上に出ている、新しい駅だ。 観光客らしき利用客は無く、地元の人のみ。電車が入ってくると、ボロい落書きだらけの車体。日本ではありえない。次の駅名、出口が右か左か、一応アナウンスしてくれる。約20分でテルミニ駅に到着した。Mちゃんがトイレに行きたいとのことだったので、案内を探す。イタリアではマクドナルドのトイレが便利だ。気兼ねなく無料で入れるし、だいたいは綺麗だ。Aさんが、あ、マクドナルドのマークと指差すので見てみると、Mマーク。でも、これはマックのマークでなくて、地下鉄MetoroのMだよ~ん。
と、男女の日本と同じようなトイレマークがすぐ近くにあった。ここはテルミニ駅、鉄道駅と地下鉄A線B線を結ぶターミナル駅。美しい有料トイレがありました。改札のようなところに1ユーロを入れると入り口のドアが空いて、中に入れるシステム。ま、1ユーロでも美しく管理されたトイレがやっぱり快適だ。

さて、ガイドブックで狙いをつけていたサンタ・プラッセーデ教会を目指す。駅からは10分とかからなさそうだ。その前に目印となる大きなサンタ・マリア・マジョーレ大聖堂も見ておこう。キリスト教にうとい自分は、ここがこんなに立派な大聖堂とは思わなかったので、予習が足りなかった。後で調べると、ヴァチカンに所属する由緒正しき聖堂の一つ。バロック最大の巨匠ベルニーニの墓もあった(汗) なので写真もとってなかった・・・。
教会はどこでも入場料は無い。太っ腹。どこかの国の神社仏閣とは違う。写真撮影が禁止されているところもあるが、特に表示の無い時もフラッシュをたくのはマナー違反。

さて、ここのすぐ近くにある目的地に向かう。ここは小さな教会だが、ローマを代表するモザイクは必見なのだ。おお、予想どおりモザイク画が美しい。絵画と違い、ガラスで埋め込んでいくモザイクは色の劣化が少なく、いつまでも美しい。金はガラスの中に張ってあるからはがれることもない。

入り口から入った正面 

「天井の園」と称賛されたサン・ゼノーネ礼拝堂の天井モザイク

上手く撮れなくて残念。
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ローマの街中へ

2012年01月27日 | ローマの休日
モッツァレラですっかり満腹満足の我々、夕方の料理教室まで数時間ある。ロレーナにどこか見るところはあるか?と聞くと、チェントロ(中心)に行ってみたら?
なら行ってみるか。ピザ屋やバールのあるところから地下鉄の駅までのバスが出ている。ローマでは、地下鉄と市バス、路面電車が共通のチケットだ。90分以内なら何度でも乗れるシステム。3人x往復分で、6枚のチケットを新聞販売のスタンドで買う。一枚1ユーロ(約100円)は、安い。チケットは、Tマークの看板の出ているタバッキというタバコやトトカルチョ、お菓子などを売っている場所やバールでも買える。さてここはバスの終点・始発場所だから方向を間違えることがないので都合が良い。向かいにすでにバスが止まっている。おお、急ごう。一応、「駅に行くか?」とバスの運転手に確認してから乗車。バスや列車に乗る時は、この共通チケットに印字を打たないといけない。打たないで見つかると罰金。バスの中にある印字機械に入れようとすると、「待て、あと10分」と言っているようだ。??? 前に座っているオバちゃんも、待て。??? どうやら出発まであと10分だから、出発してから印字しろ(90分の時間制だからだろう) 親切だ。 そう、イタリア人は、親切であり、おせっかいな愛すべき人種。

バスの出発を待ちながら、外を眺めていると、バス停のある公園には、おもしろい形の街路樹が植えてある。松のように見えるけど・・・。後でロレーナに聞くと、やはり松とのこと。 形が日本と違うのは、枝を切ってしまうから。 日本だったら、この枝っぷりが・・・と、自慢しあうところなのに・・・。ところ変わればだ。

のんびりとした住宅街のバス停
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モッツァレラ工場見学 

2012年01月26日 | ローマの休日
パン屋さんで工場の見学までさせてもらい上機嫌の我々は、その足でパールに寄ってみた。イタリア人にとっては、重要な場所。一日に何度も立ち寄る人も少なくないはずだ。バリスタとお客さん、名前で呼び合っている。カウンターでちゃっと一杯、滞在時間は、5分もなさそうだ。バールにはテーブル席もあるが、座ると席代が取られる。カウンターで飲むコーヒーは全国どこでも同じ料金に決められていると聞いたことがある。テーブル席代は、各店に任されている。
私は、カフェを一つ(=エスプレッソ)、Aさんは、テ(紅茶)を頼む。もちろんコーヒー文化のイタリアでは、ティーバッグ。 Mちゃんは、カフェラテが飲みたかったようだが、通じない。イタリアではカフェラテは、カフェ・マキアートかミルクがたっぷりならラテ・マキアートと注文するらしい。あきらめてカブチーノを頼んでいた。堀内孝雄に似ているバリスタは、見知らぬ我々に親切だった。明日も来ることにしよう。

さて、宿に戻り、ロレーナの車で出発。 チーズ工場というより、豆腐屋さんといった感じの小さなチーズ工場。裏で数人の職人さんがチーズを作っている。 表側では、出来立てのモッツァレラ、リコッタ、硬いハード系のチーズも売っている。こういった小さな販売所を持っている工場は、カゼフィーチョといい、朝から近所の人が買いに来る。まさに日本の豆腐やさん。


モッツァレラのモッツァとは、引きちぎるの意味。熱々の大きな塊を職人さんが引っ張って引きちぎっている。

リコッタを固めたチーズと熟成した硬いペコリーノ・ロマーノ(羊乳)を買って帰る。
このリコッタは、日本では見たことがない。シチリアの名物パスタ、ノルマ風パスタを作るのに必須。なすのトマトソース・スパゲティにこれを摩りおろしてからめて食べるのだ。う~む、今度作ろう。
宿に戻り、ここでロレーナが購入した、1キロの巨大モッツァレラが今日の我々のランチだ。
 水牛のミルクで作った巨大モッツァレラ。 幸せ~~~♪



 
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