8月18日(金)
8月はお盆があったり、子供達は夏休みだから、どこへ行ってもホテルは高いし人が多い。
なので静かにしていたのだけど、月1旅の目標?もあるし、どこかに行きたくてむずむず。そこで思いついたのは日帰り旅。 二子玉川から高速バスが出ているから御殿場アウトレット? 河口湖?う~ん、お買い物の趣味は無いし、河口湖においしいものは望めないし・・・。
で、ちょうどよい距離だったのが軽井沢♪ 新幹線でも行けるけど、二子玉川から乗れば乗り換え無で行けちゃう気軽さは、魅力大♪ 軽井沢までは二子玉川からだと約4時間、渋谷からだと3時間。
しかも運賃は新幹線の半分(^^)v 早く予約をすればさらにお安いらしい。
いろいろ考えて渋谷から乗ることにした。平日だけど意外や意外、ほほ満席、予約は必須のようだ。私は予約無の飛び込み💦 一人だったし運よく席確保で無事出発♪
途中、高速のパーキングでトイレ休憩、定刻通り軽井沢に到着しました。まずは観光案内で地図をもらい、駅から徒歩で行ける軽井沢安東美術館へ♪ 徒歩10分くらいかな、8月の軽井沢、東京と変らず暑いけど💦、緑の下の日陰が気持ちいいし、空気も違う、やっぱり軽井沢いいね、
藤田嗣治(1886~1968)の展示だけの新しい個人美術館。 安東夫妻が長年にわたり収集したコレクションを展示している。
入館するとすぐ右手にイベントなどが行われる部屋があって、ここはコーヒーの無料サービスがある。
観覧料は2300円(当日券)とちょっと高めだけど、最初にここに入ってまずコーヒーをいただきながらひと休み(笑) そして帰る前に、再度コーヒーをいただいて余韻を楽しみつつまったりする。そう考えると納得いくお値段なのかと。
撮影可なのだが、一点だけを撮影するのはNG、3点以上を同時に写せばOKなんだとか、で、遠めの藤田嗣治の自画像。 丸眼鏡でちょび髭、おちゃらけた感じもあり。
戦前、戦後とフランス、日本で過ごした藤田嗣治、結果的には成功した画家だけれど、こんな特攻隊を描いた絵もあって、それはそれは想像もできない苦悩もあったことでしょうね。
藤田嗣治と言えば、「乳白色の下地」の裸婦
きめ細かい女性の肌
猫ちゃんも藤田の絵には欠かせない。
安東夫妻が自宅に招いたように絵を楽しみ過ごしてほしい、とのコンセプトで、ソファがあったり、あたたかみのある美術館です。
女の子の絵
照明や壁の色など、こだわりを感じます。
2015年フランスへ行ったときに訪れたランス近くにある藤田嗣治が手かけた小さな礼拝堂、その下絵が展示されていた。 晩年の藤田がシャンパンGMマム社のルネ・ラルーの依頼でフレスコ画を描いた、小さな礼拝堂、素敵でした。あ~、またフランス行きたいな~。いつ行けるのやら。
さて、アートのはじご、次は一駅電車に乗って中軽井沢へ。
かわいいローカル線
中軽井沢からは、バスに乗り継ぎ
軽井沢千住博美術館へ
千住博の作品は、直島へ行ったときに拝見した。
ハーブの香りのするアプローチを進み、入場チケットはスマホで決済的な、今どきな感じの近代美術館。 時代についていくのは大変です(;^_^A
軽井沢発のパン屋さん浅野屋のカフェや売店もあり。
美術館は、写真NGだったかと思うけど、中心にアクリルのサークルがあってその中心に植物の中庭、明るくてとてもユニークな展示室もアートな感じでした。
そして、千住博の代表作、ウォーターフォール。日本人で初めてヴェネチア・ビエンナーレで名誉賞を受賞。
「サ・フォール・ルーム」には、縦3.4mx横13.6mの巨大なすがすがしい滝の絵が描かれていて、それがプロジェクションマッピングにより、滝が流れ出し、そのしぶきが感じられる、なんとも涼しげな作品、季節が変わっていき、幻想的な画像に圧倒されます。観ている人それぞれが、過去の記憶、経験、いろんなイマジネーションを巡らせる素敵な作品でした。これぞテクノロジーもプラスされた現代アート、新し世界なのだな~と。やはりアートは、想像力を掻き立て、心を豊かにしてくれるものなのだと、今回の軽井沢アート旅は感じさせてくれました。いいリフレッシュとなった、一人プチ旅でした。
帰りは、美術館から徒歩5分くらいにあるツルヤという長野のローカルスーパーに立ち寄り、お買い物♪
別荘族?や現地民でごったがえしてました。ツルヤオリジナルの食品や飲料が豊富で面白いのです。長野の乾燥りんご、いいワインのアテとなり、もっと買ってくればよかったな~。
また来よう♪